ルツェルン・3つの塔と教会を巡る旅　①フランシスコ教会～イエズス教会

2012/07/20 - 2012/07/20

ルツェルンは、かつて宗教改革の嵐が吹き荒れたころは、反宗教改革派（カトリック）の中心となった都市。
そんなわけで、カトリックを信仰する人とプロテスタントを信仰する人が半々づつ住むスイスですが、ここルツェルンでは町の中心に立つ教会はすべてカトリック教会です。

今日訪れた3つの教会はもちろんカトリックですが、それぞれ違う雰囲気を持っていてなかなか興味深いものがありました。

では今日の順路。

まずは「スイスで最も美しいゴシック教会」といわれるフランシスコ教会から始まり、それに隣接する「華やかなバロック様式の教会」イエズス教会を訪ね、ロイス川沿いに西に進んでシュプロイヤー橋を対岸に渡り、かつてルツェルンを敵から守っていたムーゼック城壁に向かい急坂を上がっていきます。
ここで「三つの塔」メンリ塔・監視塔・時計塔を見て回った後、城壁に沿うように東に進み、最後に「オルガンの鳴り響くルネッサンス様式の教会」ホーフ教会へ。

いや～今日はよく歩いたわ　(；＾Д＾)

エリア ルツェルン(スイス)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

ルツェルンに来るのは実に・・・ん〜年ぶり。
以前訪れたのはオフシーズン真っ盛りの寒〜い２月だったかな。
でもあの時のほうが天気は良かったなぁ。

街角のモダンアート

楽器屋さんの前のディスプレイをパチリ☆

このあたりはまだ旧市街ではないのですが、なかなかキレイな町並みです。

では第一の教会「フランシスコ教会」へ。

庭の噴水にはマリア像が。

白い壁にシックな色合いの内装のせいか、内省的な気持ちになります。

写真よりも実際はもっと薄暗くて、この後回ったどこの教会よりも静かで落ち着いた空間でした。
ここは何か考え事をしたいときにお勧めです。

う〜ん立派！

白い壁にキリストの受難の様子が描かれた絵が何枚もかけられています。

そして天井画。

でもここで一番印象的なのは壁に描かれたフレスコ画です。

ここではこのフレスコ画が有名なようです。

振り返ると重厚なパイプオルガンがありました。

大きい教会って、祭壇が一つじゃないんですよね〜

これも立派だけど、主祭壇の左右にあるものの一つです。

こちらが主祭壇。遠くて本尊が拝みにくい気がします。

教会では、私は必ずロウソクを灯していくことにしています。

ロウソクは１〜２フランほどで、お金を入れる箱が傍らに置かれています。入場料代わりにお金を払って、一つロウソクに火をつけます。

このマリアの祭壇が有名だそうで、次々と女性がやってきては祈りを捧げていました。

中は開放されていましたが、何となく気が引けて外から静かに数枚写真を撮らせていただきました。

こちら側の天井にだけ、こんな可愛い天使がいました。

寄進者か、宗教説話の一場面か・・・
マリアの祭壇のある側には、優美な雰囲気の像が壁にたくさん作られています。

もう一つ小部屋が。

修道女の姿の像が飾られていて、やはり女性的な感じがします。

漆喰装飾は凝っているけれど、キンキラしてなくて好感が持てます。

扉を出ると、小さな広場になっていました。

この後もいたるところで見かけるのですが、ルツェルンは泉が多いですね〜

道がきれいに交差していないので方向が分かりにくい・・・こんなときは川に向かって歩いていきます。

街中に旗が多いのはスイスの特徴のひとつですね。

（・∀・）うちにもありますよ。

ロイス川に出ました。

ここにも。

そしてここに建つのが「イエズス教会」です。

教会の正面からロイズ川を見るとこんな感じ。

中に入ると華やかな内装に驚かされます。

入り口にはこんな絵が掲げられています。

イエズス派ならではって感じですね。

先ほどの教会とは違って中が明るくて、装飾もピンク色など。
より色彩を感じます。

天井画も華やかです。

シャンデリアが！

どこかの宮殿にいるみたいだなぁ〜

両サイドには小部屋のようにいくつも仕切られた空間があって、そこにも祭壇があります。

でもここに来て一番驚いたのは観光客の多さ（笑）です。
みんなフラッシュをたいてバシバシ撮っていました。

そして・・・中国人の多さ（爆）にも驚きです。
たいがいグループでやってきて、ばちばちばちｗｗｗと一通り撮影してあっという間に出て行きます。
基本的に宗教施設に興味がないんでしょうね。

そして彼ら、一銭も払わない（爆２）

ワタクシ、教会では必ずお金（小銭ですけど）を入れてロウソクを灯していくことにしているのですが・・・皆さんはどうですか？

主祭壇

イエズス会のシンボルマーク

海外布教に熱心なイエズス会らしく、天井画もオリエンタルなモチーフが描かれています。
これはインドかな？

パイプオルガン

この教会の前からは、ルツェルンのアイコン・カペル橋とロイズ川越しの町並みとアルプスが見渡せて、抜群のロケーションです。

・・・こんな天気ですけど　(；´Д｀)〜３

では今度は川岸を移動してシュプロイヤー橋に向かいます。

わん

途中、ロイス川の堰を見物しようと思っています。

もう見えてきました。