2011/09/10 - 2011/09/11
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たびたびさん
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アマテラスオオミカミが天岩戸にお隠れになった時、岩戸を引き開けたのがタジカラノミコト。そして、その岩戸をぶん投げて、落ちたところがこの戸隠という不思議な伝説が残る地域です。宮崎から長野まで、投げたことになるのですが、その二つがどうして結びついたのか。とても解けそうにない謎でしょう。
さて、両側にうっそうとした杉の大木が続く、参道は吉永小百合のポスターですっかり有名になりましたが、見所はその他のハイキングコースにも点在。そばの名店に立ち寄りつつ、精力的に散策しました。
翌日は、野沢温泉。熱い湯が体をしゃきっとさせてくれました。そして、ここにもそばの名店が。。そばの食べ比べも、たくさんできました。
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長野駅善光寺口から駅前広場へ。
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駅前の噴水に立つ如是姫です。この如是姫は、善光寺と関わりが深いということで、善光寺縁起から由来が説明されていました。昔、天竺の毘舎離国にある長者がいて、大変可愛がっていたのが一人娘の如是姫。ところが、ある時、悪い病気にかかりどんな治療をしても治りません。長者は、日頃ケチで、不信心。しかし、娘の命を助けてくれてと涙ながらにお釈迦さまにすがります。お釈迦さまは、西に向かい南無阿弥陀仏と唱えるように諭し、長者が一心に唱えると、阿弥陀さまが現れ、如是姫の病気は回復したというのです。如是姫は善光寺の御本尊である阿弥陀如来様に助けられた人であり、善光寺を向いて香花をささげているのだそうです。
ここから、バスで戸隠に向かいます。善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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イチオシ
戸隠は中社前で下車。
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まずは、戸隠そば。ということで・・・
岩戸屋は、戸隠神社中社から中心街を少し下った通り沿い。朝8時半から開いている、観光客にとってはありがたいお蕎麦屋さんです。戸隠の散策を始める前に、早速ここで戸隠そばをいただきました。 -
イチオシ
そばは、濃いめの露にこの地方で採れる辛み大根の辛い薬味が効いて、そばのシンプルですっきりしたおいしさを引き立てます。ちょっとした付け合わせの漬物もアクセントになって、そばのうまさがガツンとストレートに伝わってきます。戸隠では、うずら屋、そばの実も行きましたが、ここのそばが戸隠そばの原型に一番近いように感じました。
そばの実 グルメ・レストラン
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改めて、戸隠神社中社へ。
戸隠神社は、長野市からバスで行くと、手前から、宝光社、中社、奥社と続きます。主祭神は、それぞれアマテラスオオミカミが、弟であるスサノオノミコトの度重なる非行を嘆いて天岩戸に隠れたため、この世が暗黒となったとされる神話にまつわる神。 -
中社の祭神は、アメノヤゴコロオモイカネノミコト。アマテラスオオミカミが天岩戸に隠れたとき岩戸神楽を考え、岩戸を開くきっかけを作ったとされる神で、知恵の神ともされています。
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境内周辺にある樹齢約900年の三本杉、天然記念物が見事。
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石段を登った先にある、これが本殿です。
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さて、蕎麦屋さんを続いてもう一軒。
うずら家は、戸隠神社中社のすぐ脇。天然記念物の三本の大杉の一つの陰に構えたお店です。10時の開店ですが、開店前から、受付リストに名前を書いて待つ客も大勢いて、さすが戸隠で一番人気の店だけのことはあります。戸隠神社中社 寺・神社・教会
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イチオシ
そばのうまさは、喉越しのうまさに、歯ごたえのある弾力もあって、深い味わい。これだけでも、何か別次元のような感じがしますが、これと合わせて、天ぷらも絶品。サクサクっとした仕上がりに、季節の野菜のおいしさをギュッと詰め込んだような天ぷらは、これも今まで食べたことがない味わいでした。
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さて、ここからはハイキングコースで、奥社に向かいます。
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木漏れ日の中を進んで。。
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戸隠神社・中社をスタートして、足神神社から、この小鳥ヶ池。
硯石を経由、鏡池、奥社の杉並木、随神門に至るコースです。全行程を歩くと、2時間以上かかると思いますが、足神神社からこの小鳥ヶ池までなら、歩いて15分くらい。足神からちょっと登りの道が続きますが、そんなに覚悟がなくても手軽に歩けます。池としては、鏡池が自動車で行けるし有名なのですが、この小鳥ヶ池も遠くにしっかり戸隠連峰を望み、白樺の林もあって静かで美しい池です。 -
硯石は、上に少し水がたまる窪みがあって、確かに硯の形をしています。ここからの眺めもいいです。
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鏡池に到着。
いくつかの代表的な景観スポットがあるのですが、この鏡池もその一つ。鏡池(長野県長野市) 自然・景勝地
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戸隠は、屏風のように岩峰を連ねる戸隠連山の山裾に豊かな自然が広がっているのですが、その戸隠連山を正面に見ます。
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イチオシ
川をせき止めた人口の湖の鏡池。名前の通り、戸隠連山が鏡のような湖面に映ります。
なお、車だと、近くに広い駐車場もあって手軽に立ち寄れます。鏡池(長野県長野市) 自然・景勝地
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鏡池から、一番近くの蕎麦屋がここ。
そばの実は、戸隠の蕎麦屋を代表する人気店。鏡池の入口に、広い駐車場をもった店舗を構えています。注文したのは、ざるそば。ただ、ざるそばと言っても、刻みのりはなし。そばの香りをストレートに味わいます。麺は、ちょっと弾力があって、歯ごたえのようなものもあります。 -
イチオシ
喉越しだけでなく、歯ごたえも備わっているのは、戸隠そばの特徴なのか、この店の特徴なのかわかりませんが、うずら屋もその傾向があって、もう少しその傾向が強いかも。付け合わせの辛み大根の漬物も絶品でした。蕎麦饅頭というのがあって、これも珍しいです。
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そばの実から奥社までは歩いて20分。
そばの実 グルメ・レストラン
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バス停から、脇に小川の流れる参道が始まりますが、
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その長さは2キロもあります。
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中間地点に随神門があって、そこを過ぎると、
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写真の大杉の並木が現れます。
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吉永小百合のポスターですっかり有名になった景色です。
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イチオシ
大部分は平坦な参道なのですが、
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最後は少し登り道。
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高台に、
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御祭神である天手力雄命 (アメノタチカラオノミコト)を祀る
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本殿がありました。
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ただこの本殿は意外に小さくて、天の岩戸を模したのでしょう。両脇が石の祠のようになってます。ちなみに、天手力雄命 (アメノタチカラオノミコト)は、天照大神が天の岩窟にお隠れになった時、無双の神力をもって、天の岩戸をお開きになられた神様です。
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帰りに九頭龍社。一段低いところに祀られた小さな神社です。しかし、ここの神様は、戸隠神社の祭神・天手力男命(アメノタジカラオノミコト)がここに鎮座される前から戸隠山を治めていた神で、歴史はこちらの方が古い地主神。ただ、九頭龍については、「八股のおろち」のような存在。「学門」という名の行者が法華経の功徳によって、9つの頭と龍の尾を持つ鬼をこの地で岩戸に閉じこめたという言い伝えが残されているそうです。また、面白いところだと、虫歯の神様としての霊験もあると説明されていました。
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帰りも、もと来た道。
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杉の大木の参道を
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進みます。
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奥社から宝光社はバスで。
戸隠神社は、戸隠山の麓にある修験道の霊場で、二千年余りの歴史のある神社。 奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなり、長野市から戸隠に入ると、宝光社は一番手前になります。宝光社 寺・神社・教会
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バス停からは近いのですが、
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杉の大木に囲まれた石段がものすごく急で長いです。
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修験道の霊場にふさわしい二百段あまりの石段です。
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登り切ると社殿の彫刻が見事。ご祭神は中社のご祭神の御子神様だそうですが、奥社や中社より、建物はここの方が立派でした。
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戸隠神告げ温泉は、戸隠神社中社から歩いて10分弱。山に囲まれた平地にありました。単純温泉で、大人600円。営業時間は、午前9時〜午後9時まで。いずれにしても、ハイキングコースの多い戸隠では、山歩きで汗をかいた後に入れる温泉があるのはありがたいことです。湯舟も広いし、休憩室も広い。大勢で行っても、体を休めるには十分な構え。観光バスが乗りいれたりしていましたが、何の問題もないでしょう。写真は、入口の地元産野菜の売り場。これも、最後に寄って、お土産を買いこむにはうれしいサービスです。
戸隠神社中社 寺・神社・教会
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いろは堂の本店は、長野市鬼無里なのですが、私はながの東急の地下で。カリッとした焼きの香ばしさにこだわったというおやきは、250度の高温で一気に焼き上げたもの。おまけに、生地の小麦粉には、そば粉が加わっているようです。触感としたら、ピロシキのような。蒸したおやきとは違って、うまみがギュッと詰まったような感じです。野沢菜、ぶなしめじ、かぼちゃ、粒あんなど。信州みそ味に、甘い味のおやきも。デパ地下の小さなお店ですが、十分な味のバリエーションがあって、長野の名物を堪能しました。
いろは堂 本店 グルメ・レストラン
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JR戸狩野沢温泉駅は、長野から約1時間。野沢温泉には、ここでバスで乗り換えて15分ほどです。歩いていける範囲に戸狩温泉というのもあるらしいのですが、これは新しい温泉ですし、泉質も野沢温泉とはまったく違います。この駅の構内には観光案内所があって、バスの待ち合わせ時間に情報を収集。係りの女性は、野沢温泉で20年以上働いていたというベテランで、詳しい情報が豊富にありました。麻釜を中心にどういうコースで歩いたらいいのかとか、限られた時間で訪れる方には、この事前の情報収集がとても大事ですね。
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教えられたバス停で降りて、麻釜に向かいます。
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お土産物屋さんもないし。あんまり、温泉街っぽくないですね。
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麻釜に到着。これは、「おがま」と読みます。
天然記念物ですか。。 -
野沢温泉の歴史は、鎌倉時代中期まで遡ります。麻釜はその中心部にあって、天然記念物。麻釜の名前は、この湯に麻を浸して皮をむいたことから。泉質は弱アルカリ性硫黄泉で、温度は90度以上。大釜、茹釜、円釜など複数のの湧出口を持ち、湧出量は、毎分約500リットルもあって、野菜や山菜をゆでる光景が知られています。ただ、高温で危険なためでしょうか、それができる人は近所の人だけ。観光客は、立ち入り禁止です。
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なお、この日は、朝8時ころから、そんな光景を待っていたのですが、残念ながら、お目にかかれず。お昼前ごろに、チャンスがあると言われたのですが、また今度ということになりました。
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ここから、街の中心部へ。
途中の眺めですが、山に囲まれた街の地形がよく分かります。 -
これは、大湯。野沢温泉の外湯13のうち、もっとも有名な温泉です。街の中心部にあって、建物も大きくて風格があります。ここも基本的には無料なのですが、やはりそこは寄付のような感じで、賽銭箱に気持ちを入れる必要があります。
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さて、内部は写真のように石造りのがっちりしたもの。熱い湯とぬるい湯がありますが、ぬるい方でも、かなり熱い。水道をかなりいっぱいに開けて薄めないと入れるものではありません。しかし、入った後はかなりさっぱり。日ごろの疲れがきれいに取れたような爽快感が残ります。名湯といわれる所以がよく分かりました。また、湯量も豊富。賭け流しの勢いがすごいです。
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新杵製菓は、野沢温泉にある温泉饅頭のお店。大湯の裏手のほうにひっそり構えたお店です。野沢温泉には温泉饅頭の店が数軒あるのですが、元祖温泉饅頭と幟がたっていまして、それにつられて入ってみました。
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同じく、温泉饅頭の店「フキヤ」と比べるとしっとり感は落ちるのですが、むしろ、これくらいがちょうどいいかもという程よさに好感が持てます。餡子は少し白っぽくて、これも甘さを抑えた感じ。少し日にちが経ってからでも、変わらない味が楽しめるように思えます。ちょっと、歴史を感じられるような一品です。
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続いて、フキヤ商店。大湯前の通り沿い。ここの温泉饅頭は、しっとり感があって、餡子の甘さとの相性が抜群です。街中に看板が多いですし、店頭の賑わいもあって、一番勢いがあるかも。味からしても、納得です。ちなみに、饅頭は74円。栗入りもあって、そちらは105円。ばら売りでもOKです。店先に、腰掛があって、そちらでゆっくりいただきました。ありきたりの名前と思わずに、食べてみる価値がある饅頭です。
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野沢温泉の外湯巡り。続いては、熊の手洗い湯。
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ここは、当野沢温泉発祥の湯と言われています。建物には、謂れが書いてありまして、1250年前の養老年間のこと。ある猟師がこの地で巨熊を射止めます。その後を追っていくと小さな溜池で手を洗う熊を発見。よく見ると、射られた傷口を温泉に浸していたというのです。
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イチオシ
効用は外傷火傷切疵など。熊が教えてくれた温泉なのです。浴槽はタイル張り。熱い湯とぬるい湯があります。熱い湯はあまりに熱いので、湯をどんどん捨てていました。そうじゃないと熱くて入れないようです。なお、説明にはありませんでしたが,ペットボトルを持ち込んでいた常連さんに聞くと飲泉が可能のようです。
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野沢温泉の熊の手洗い湯の近くで、ふと目に留まったぼくち蕎麦かごや。店の看板に、「一日限定50食。土日のみ営業。メニューはざるそば840円のみ。」と書いてあり、これは本格的なそば屋さん。興味をそそられて、早速、入ってみました。
ぼくち蕎麦かごや グルメ・レストラン
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イチオシ
小さな男の子を抱えた若い夫婦がやっているようで、最初の印象と違って、何やらアットホームな感じです。待っている時間に、野菜の料理を自由にお食べくださいのサービスも心が暖まります。ただ、すごいのはやはり、おそば。やまぼくちをつなぎに使ったというそばは、そばの風味が活かされるのだそうで。そばの味ってこんなだったのかなあ。と感動の味を堪能しました。ここまでうまいと、ざるそばにのっている海苔は返って邪魔。そばの繊細な味を損ないます。それくらい、めちゃめちゃおいしい。野沢温泉恐るべし。絶品です。
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まだまだ、外は明るい。
せっかくなので、もう一軒は回らねば。 -
ということで、やってきたのは真湯。ここは、単純硫黄泉。野沢温泉にある13の外湯の中では、最も湯の花が多い特徴的な湯と聞きました。
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イチオシ
湯の花と言うと白いものを想像していたのですが、ここの湯の花は黒い色。乳白色の湯に混じって黒い湯の花が漂います。また、少し、湯舟でかきまぜると底の方からさらに多くの黒い湯の花が舞いあがってきます。不思議な湯です。温度は、野沢温泉らしく、かなり熱め。水道をガンガン出して薄めないと入れませんが、かけ流しの勢いも凄いので、追いかけっこのようになってしまいます。一人で入ってましたが、もったいない感じで恐縮しました。
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湯上がりの街歩き。りんごジュースの看板に、惹かれました。
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りんごは、時間がたつと濁ってしまうのですが、それを濁らないようにしたのがこのジュースなんだそうです。濃い味わいのジュースでした。
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さらに、歩いておぼろ月夜の館へ。ここは、野沢温泉村の出身、高野辰之の業績とその人柄を伝える記念館。
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高野辰之は、文部省唱歌「春が来た」「故郷」「朧月夜」などの作詞者で、教科書の編纂にも携わった国文学者でもあります。
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菜の花畠に、入り日薄れ、見わたす山の端、霞ふかし。春風そよふく、空を見れば、夕月(ゆうづき)かかりて、におい淡し。「朧月夜」は、詩情豊かな日本人の心の原風景を、これ以上ない美しい言葉で綴っています。
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入り口正面には菜の花畠をイメージしたステンドグラス。館全体を楽しめる工夫も素晴らしいです。
さて、野沢温泉は、これでおしまい。長野市へはバスで戻ります。 -
長野市は、街全体が善光寺の門前町。やはり、善光寺に寄ろうと、参道の途中で下車。
ちなみに、メインストリートには、歴史を感じる建物も数多くあって。例えば、これは、THE FUJIYA GOHONJIN。かつては加賀藩のご本陣としての格式を持つ、人気のレストランです。善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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長野駅を降りて歩いたこともありますが、緩い上り坂の参道が2キロ以上もまっすぐに延びていまして、
長野駅 (JR東日本) 駅
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なかなかに、歩きごたえがありました。今日は途中からなので、楽チンです。
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仁王門では、
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高村光雲作の仁王像が堂々とお出迎え。
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すぐに、信州善光寺仲見世通りに到着しました。
通りの両側に、ぎっしりとお店が並んで、観光客を出迎えてくれます。ただ、どの店も楽しそうで、目移りがしてその店に寄っていいのか迷ってしまいます。で、紹介したいのは2軒。まずは、旅館「いづみや」。その1階のおやき売店「おやき村善光仲店分村」。「小川の庄」の「縄文おやき」があります。次は、「すや亀」。創業100年を越える味噌の老舗。「門前みそ」の大のれんが目印。みそや野沢菜漬などの漬物のほか、味噌のソフトクリーム、みそソフトもあります。 -
山門が見えてきました。
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この向こうが本堂なのですが、この山門も雄大。
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最高の格式である五間三戸の二重門です。
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山門の手前脇に座しているのが、濡れ仏と六地蔵。日が傾きかけた西日を受けて、秋の青空をバックに、ハッとするほどきれいでした。この濡れ仏は、享保7年に造立されたもの。像高は2.68メートル。右手に錫杖、左手に宝珠を持っています。江戸の大火で有名な八百屋お七の冥福を祈って、吉三郎が立てたという伝説もあるようです。また、これと並んで六地蔵も。六地蔵の「六」は仏教の六道、即ち、地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人・天のこと。迷いの世界を輪廻し、人間の苦しみを救うという地蔵です。
仲見世通り 名所・史跡
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そして、最終的にはこの本堂へ。
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善光寺の本堂は、創建以来、十数回も火災に遭っているのだそうですが、現在の本堂は1707年の再建。
善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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間口約24メートル、奥行き約54メートル、高さ約26メートルという国内有数の国宝木造建築。屋根は総檜皮(ひわだ)葺きで、見事な美しさを兼ね備えています。
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城山公園は、善光寺の東に隣接した公園。善光寺の境内を抜けて、交差点を渡った先に広がっています。明治33年、大正天皇御慶事記念のために開設した長野市で最も古い公園とのことですが、園内には信濃美術館、東山魁夷館、少年科学センター、市民プール、テニスコートに、入場無料の城山動物園などもあります。噴水池前のヒマラヤスギの大木の木陰では、ベンチで寛いでいる人もいるし、一角に大きな花時計もあって、明るい公園です。なお、公園前のバス停は、長野駅行きのバスがけっこう頻繁に通るので、ぎりぎりまでここで時間が使えるのも観光客にとってはうれしいところです。
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東山魁夷館は、長野県が日本画家東山魁夷から作品の寄贈を受け、長野県信濃美術館に併設して建設されたもの。収蔵作品数は960点ですが、この日はうち、ドイツ留学で描かれた作品を中心に、70点ほどを公開していました。
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これらの作品には、祈りの画家・東山魁夷を代表する青い色調の作品に、「白い馬」のシリーズも含まれていまして、澄んだ信州の空気の中で、静かな心象風景の世界に浸れました。善光寺と東山魁夷館は歩いて数分。不思議な組み合わせですが、逆に、必見のコースかも。心に響く旅となること請け合いです。
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おやきの西澤餅店は、長野駅から歩いて数分の南石堂に本店があるのですが、駅の構内にも出張店舗があって、ちょっとした行列ができていました。
長野駅 (JR東日本) 駅
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小麦粉を固めた皮がしっとり水分が多そうで、これは食欲をそそります。一番人気の「野沢菜」以下、いくつか買い込みましたが、二番人気の「ナス」が絶品。柔らかなナスが味噌味でまとめられて、しっとりした皮との相性が抜群です。もうひとつのお勧めは、「リンゴ」。白餡にリンゴ味が加わって、これもなかなか。まん丸おやきに餡子がパンパンに詰まっています。
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