2010/09/20 - 2010/09/29
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kunyuさん
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2010年の9月20日から29日の10日間、シルバーウィークを利用してトルコに行ってきました。
今回は友人と休みが合わず、LOOKJTBの「大満喫!トルコ10」という10日間のツアーに一人参加です。
残念ながらこのツアーにはカッパドキアの気球ツアーがないため、気球だけは単独で直接予約しました。
すばらしい景色、すばらしい歴史遺産、そしてトルコ料理を堪能した10日間でしたね。
一人参加は私だけでしたが、他の参加者の皆さんから快く迎え入れていただき、居心地の悪さを感じることはありませんでした。
今回もブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を若干省略の上再編集して掲載しています。
ブログ版の旅行記もぜひご覧ください。
『マリンブルーの風』
http://blog.livedoor.jp/buschiba/
2010年トルコ旅行記目次
http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52106272.html
■ 日程
9/20 月 成田出発 イスタンブール泊
9/21 火 ダーダネルス海峡を渡りトロイ観光 アイワルク泊
9/22 水 ベルガマ・エフェソス観光 クサダシ泊
9/23 木 シリンジェ村・パムッカレ観光 パムッカレ泊
9/24 金 コンヤ市内観光 カッパドキア泊
9/25 土 カッパドキア観光 カッパドキア泊
9/26 日 カッパドキア観光 空路イスタンブールに移動。イスタンブール泊
9/27 月 イスタンブール観光 イスタンブール泊
9/28 火 午前中イスタンブール観光 夕方空港発、機中泊
9/29 水 成田空港着
トルコ旅行記の第14回です。カッパドキアの気球ツアーに個人参加して、早朝のカッパドキアを空から眺めます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
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-
2010年9月26日。
いよいよカッパドキアで気球に乗る日がやってきました。
カッパドキアの気球ツアーは風がなく天候が安定した早朝に行われます。朝6時過ぎの日の出にあわせて第一陣が飛び立ち、多客期には朝7時半頃から第2陣のフライトがあるそうです。私が申し込んだのは日の出が拝める第一陣のフライト。おかげで相当早起きする必要があります。
そんなわけで朝4:30に起床。外はまだ真っ暗です。気球会社からの迎えが5:10なので、5時にフロントに行くと、JTBの添乗員さんが私のことを待っていました。念のため様子を見にきたとのこと。有難い限りです。
フロント付近の待合スペースには既に何人かの欧米人たちがそれぞれの気球会社の迎えを待っています。先にカッパドキアで最も評判が良い老舗気球会社であるカッパドキア・バルーンズの送迎バスが到着し、欧米人の殆どが乗り込みました。私が乗るボイジャー・バルーンの送迎の車は5:20頃に到着。私を含め数人が乗り込みます。すでに他のホテルでお客を乗せたらしく、車内では中国人のおっさんが何人か談笑していました。皆良い身なりをして、良いカメラと良いレンズを持っています。カメラはCANONのイオス5Dが多く、レンズは私のお手軽望遠よりもかなり明るいレンズを使っていますね。お金持ちなのでしょう。中国の勢いを感じます。
車は闇夜の中を15分ほど走り、やがて町外れの気球会社のオフィスに到着しました。すでに100人以上の観光客が大きなテントの下で気球会社提供のクッキーを食べたりお茶を飲みながらフライトを待っています。見る限り中国人が多く、欧米人は少数派です。おそらく中国からの団体客がきているのかもしれません。
テントのそばにある小さなオフィスに入るとフライト待ちの客が順番に会計を済ませています。ふとソファーに腰掛けている東洋人の一団に目を向けたら、「日本人ですか」と声をかけられました。どうやら日本人は日本人で固まっていたようです。今回の参加者は阪神航空のビジネスクラスのツアーから参加した熟年グループ3人、個人旅行の若い夫婦、それと私です。
ソファーで10分ほど待つうちに私の名が呼ばれました。オフィスの事務スペースに入ると日本人がいます。ボイジャーバルーンのトルコ人社長の奥さんで、日本のテレビにも取り上げられたことがあるとのこと。なんと千葉県出身の方でした。しばらく社長夫人と話をしたのち、トルコ人スタッフと日本語でフライト手続きと会計を行い、代金の150ユーロを渡します。約18,000円程度です。
6:15に気球の打ち上げ場に移動。空が白んできました。 -
気球に20分ほど火を入れて、フライトの準備をします。
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既に飛んでいる気球もあります。
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周囲にはたくさんの気球がフライトの準備をしています。
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準備完了。いよいよ乗り込みます。バスケットには24人ほど詰め込まれ、身動きがとれない状態です。全員乗り込むと操縦士から英語で着陸時の態勢について説明がありました。手すりにつかまってひざを折りたたんで屈みなさいとのこと。立ったままだと衝撃で放り出されることがあるのだそうです。
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ボイジャーバルーンの気球は3つほどあるようで、日本人6名は全員同じ気球に乗りました。フライト直前に日本人の社長夫人がやってきて、「着陸時の説明が日本語でできずすみません。うちの会社の操縦士は皆1000時間以上フライト安心してください」とのこと。その直後に操縦士から「みなさん、気球は初めてですか?実は私もです」と軽いジョークを飛ばされました。
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6:30、いよいよフライト開始。ゆっくりと高度を上げていきます。
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これから約1時間の空の旅です。
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風がなく、思ったより寒くありません。遠くにはウチヒサルが見えます。
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朝焼けのなか、フライトを待つ気球。
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カッパドキアの家並みを見下ろします。
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ご来光です。気球から眺める朝日はとても美しいです。
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イチオシ
朝焼けの空と、不思議な地形。
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水で浸食され、このような地形が出来上がったのでしょう。
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それがよくわかる風景です。
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昨日4WD車で巡ったエセンテペを見下ろします。きのこが生えています。
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気球が朝日を浴びて輝いています。
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気球は全員が同じ景色を楽しめるよう、ゆっくり回りながら飛んでいます。また正面に朝日がきました。
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昔は川が流れていたのでしょうか。
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今は乾ききっています。
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だいぶ明るくなってきました。
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気球は高度をどんどんあげていきます。眼下にたくさんの気球が見えました。
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ローズバレー上空。
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うーん来てよかった。高い金を払った甲斐がありました。
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他の気球に接近。こんな感じで乗っています。
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ローズバレー付近で高度を下げます。
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ローズバレーにだいぶ近づきました。
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幻想的な景色です。
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気球はさらに高度を下げ、ローズバレーの丘の上すれすれを飛びます。操縦士の技術の見せ所で、失敗すると大変なことになります。
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無事通過。実は他の気球会社のフライトで丘の上でこすってしまい、バスケットの床が抜けて不時着する事故があったそうです。ネットで検索すると事故に巻き込まれた方の旅行記が出てきます。
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HISの気球が見えます。日本の旅行会社では唯一HISだけがカッパドキアでの気球ツアーをトルコ旅行のオプションに組み込んでいます。JTBなど他の会社では自分で申し込まないといけません。ちなみに阪神航空のツアーから参加された方は、添乗員から「気球はなるべく乗らないでください。万一乗って事故に巻き込まれても一切のフォローはしません」と釘を刺されたのだとか。
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カッパドキアの住宅地上空を飛んでいます。
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ローズバレー方向。
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地平線ははるか遠く。
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眼下には不思議な地形。
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空に浮かぶ沢山の気球。
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エセンテペ付近。
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奇岩地帯のはずれまで来ました。
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エセンテペ方向。
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長い時間をかけて侵食されたのが分かります。
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エセンテペ付近。だいぶ明るくなってきました。
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ズームで撮ってみました。
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妙な形になっています。
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アヴァノス周辺。
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水が流れた跡がはっきりとわかります。
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気球は高度を上げていきます。
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すこし霞んできました。
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眼下にたくさんの気球が見えます。
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朝日。
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フライト時間は1時間。ずっと飛んでいたいですが、もうそろそろ終わりです。
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気球は徐々に高度を下げていきます。
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カッパドキアの光景を目に焼き付けておきましょう。
来てよかった・・・。 -
気球は着陸態勢に入りました。すでに着陸している気球が見えます。
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気球を回収するための車。
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身をかがめて着陸の姿勢をとります。気球は2,3回バウンドして、無事に着陸しました。やや衝撃がありましたが、同乗の日本人いわく「ケニアの気球ツアーでは着陸時に必ず横倒しになるから、それよりはずっとまし」とのこと。ちなみに私が参加しているJTBのツアーメンバーの何人かが利用したカッパドキアバルーンズの気球は、この日トラックの荷台に衝撃もなく着陸したそうです。
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とりあえず無事に着陸したので、余韻に浸ります。
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係員の助けを借り、一人ずつバスケットから降ります。
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全員が降りた後、フライトの無事を記念してシャンパンが振舞われます。
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朝7時から飲むお酒は美味い。皆で談笑しながらシャンパンを飲みました。
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その後一人ずつ名前を呼ばれ、フライト証明書を手渡されて気球ツアーは終了。ホテル名を呼ばれ、方面ごとに車に分乗し、8時前にホテルに着きました。
次回はカッパドキアの野外博物館を見学し、いよいよ空路イスタンブールに入ります。
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