その他の都市旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2011/07/15金 エレヴァン周辺とセヴァン湖巡り(車とガイドチャーター)<br />・ガルニ神殿跡とローマ浴場跡<br />・ゲガルド修道院(世界遺産)<br />・セヴァン湖のノラドゥズ村の墓地のハチュカル群<br />【エレヴァン泊:ホテル・アララト(Ararat)】<br /><br />ノラドゥズはセヴァン湖近くの村です。<br />午前中から昼すぎまでかけてガルニ神殿とゲガルド修道院を見学した後、一度ガソリンスタンドに寄ってからランチタイムをとらずに、すぐにノラドゥズに向かいました。<br /><br />セヴァン湖へ向かう道路は、途中からひどい悪路になりました。<br />正規の道路が工事中とかで、鋪装されていない砂利道の悪路を行くしかなかったようです。<br /><br />セヴァン湖は、海のないアルメニアにとって、首都エレヴァンから近いこともあり、海岸リゾートに代わる格好の湖畔リゾート地のようです。<br />つまり、夏場ともなれば、泳ぐのが目的の場所です。<br /><br />でも、海外旅行中に泳ぎたくない私にとって、セヴァン湖巡りは、ノラドゥズ村の墓地の十字架碑「ハチュカル」群を見に行くついでに、湖の写真を撮るのが目的でした。<br />日本での立案中にガイドさんとのメールのやりとりの中で、セヴァン湖に行きたいけれど泳ぐつもりはないと伝えたら、ガイドさんに驚かれてしまいました。<br />なにしに行くんだろう、というかんじでした。<br /><br />思えば、2009年7月のウクライナ旅行のときも、クリミア半島のヤルタに行くのに水着を持参していない、と言ったら、現地ガイドさんたちや鉄道のコンパートメントで同席したウクライナの人に、「それじゃ何しに行くの!/来たの!」とびっくりされましたっけ。<br /><br />アルメニアのガイドさんは、歴史的価値のあるノラドゥズの墓地のハチュカルのことはさすがに知っていましたが、私が行きたいならいいでしょう、というかんじでした。<br />アルメニアでお薦めの場所はもっと他にもあるのに、というガイドさんの気持ちが、メールからも実際に会ってからも、なんとなく言外に感じられました。<br /><br />おそらくガイドさんもノラドゥズを案内することはほとんどなかったのかもしれません。<br />それに、その途中のセヴァン湖では泳がず、向かう途上は悪路。<br />その上、あいにくセヴァン湖からノラドゥズ村に向かう途中で、上空にどんどん黒い雨雲がたちこめてきました。<br /><br />「このままだと大雨になるかもしれないけれど、それでも行くの?」<br /><br />と言われて、正直、私はムッとしてしまいました。<br />本日のエクスカーションで一番楽しみにしていたのは、ノラドゥズのハチュカル群だったからです。<br />もっとも、それは季刊誌「旅行人」の記事に影響されたためであって、ハチュカルそのものは、ノラドゥズにあった赤さびて浸食も激しい古いものよりも、これまであちこちの教会で見て来た、もう少し新しい方が、実は私の好みでした(苦笑)。<br /><br />ノラドゥズに着いたとき、空ははじめはなんとか持ちこたえていましたが、途中からぽつぽつと小雨が降り始めてしまいました。<br />それに、ガイドさんからは、目の前のハチュカルについて何の説明もなかったので、いくつか写真を撮ったら、あとはもうきりがなくなり、雨が強くなる前に早めに車に戻るしかありませんでした。<br />というわけで、本日一番楽しみにしていたのに、非常にあっけない見学になってしまいました。<br /><br />ノラドゥズからセヴァン湖方面に戻る途中で、土砂降りに遭遇しましたが、雨は一時的なもので、車の進行方向がちょうど雨雲の動きと反対だったせいか、セヴァン湖畔に近づいた頃には、天気はみるみる回復して、さきほどまでの土砂降りがうそのような晴天に戻りました。<br /><br />それなら、本日の最後のメニューとしてセヴァン湖の見学ができるぞ! と楽しみにしていたら───セヴァン修道院らしきものは通り過ぎてしまい、あれれ?<br />見るとガイドさんは、ぐーぐー眠っていました。<br />このままだとセヴァン湖は車窓から眺めるだけで終わってしまうと思ったので、フォト・ストップしたいと伝えようとしたら、英語の分からないドライバーさんがガイドさんを起こしてくれて、なんとか湖のまともな写真だけはゲットできました。<br /><br />実はこの日一日、ガイドさんは少し具合が悪そうにしていたので、車の中でぐーぐー寝ていても仕方がないと思っていました。<br />でも、このあとパッチリ目が覚めたらしいガイドさんは、実は昨夜、録画テレビを見ていて夜更かしして、ほとんど寝ていない、と笑い話のようにうちあけてくれました。<br />でも、私には、全然笑えませんでした。<br />体調が悪そうなガイドさんを、高いお金を払った対価とはいえ、引っ張り回して申し訳ないな、と思ったりもしたので、全く、心配してソンした! です。<br />午前中の2ヶ所はしっかりガイドしてもらえましたが、午後のこのノラドゥズとセヴァン湖についていえば、結果としては、タクシーをチャーターしても大差なく、どっちが安くすんだろうと考えてしまわなくもないです。<br /><br />アルメニアのガイドさんには、エレヴァンに着いた初日の朝と、アルメニア滞在3日目と4日目は終日お世話になりました。代理店業も兼ねていて、ホテルの手配もしてくれました。<br />日本語を話し、日本と日本人をよく知っていて話が通じやすく、助かると思ったことも多いし、決してビジネスライクでなく、ある意味、おばちゃんらしい親切───ときにはちょっと強引でしたけど(苦笑)───や気配りをしてくれました。<br />この日も、エレヴァンに戻った私をホテルに送り届けて、ハイ、サヨナラ、ということはなく、明日のチェックアウトや空港までのタクシーの手配などことも、私のためにホテルのレセプションの人に頼んでくれました。<br /><br />ここ数年の東欧旅行で、アクセスが不便なところは現地ガイドさんを雇うようになった私ですが、今回も現地ガイドさんには、満足できたときも期待以上だった時も不満だったときもどちらもありました。<br />というか、ガイドとツーリストという人間関係も、やはり人と人との関係なので、そういうものでしょう。<br />サービスを提供する側とお金を払う側という関係であっても、どのような人間関係を築き、感想を持つことになるかは、結局は双方の責任。<br />私も、ほどほどに節度を保ったつもりですけど、一人でガイドさんも車もチャーターしている手前、ある程度はワガママが言えると期待してしまうのは確かですし、料金外の特別サービスも、そうと言われなければ分からず、さもあたりまえな顔をして享受したかもしれないのです。<br />最後のノラドゥズとセヴァン湖見学は不満が残ってしまいましたが、4日半の短いアルメニア滞在をとても充実したものにしてくれたのは、やはりこのガイドさんのおかげでした。<br /><br />「セヴァン湖の近くにあるノラドゥズ村に、「ハチュカル」と呼ばれる十字架を刻んだ石(十字架石)が数多く集められた墓地がある。ハチュカルはアルメニア教会では必ず見かけるものだが、主に墓石として使用された他、重要な事件を記念するときにも用いられた。ハチュカルが天災除けや病を治癒するという民間信仰も信じられ、キリスト教以前の宗教の異教も指摘されているらしい。ノラドゥズには12世紀ごろの最も芸術性の高いハチュカルが多いとされている。<br /> (中略)墓地ではあるが、十字架石の美術館として、観光客の人気を集めている。」<br />(季刊誌「旅行人 第163号2011年上期号」(コーカサス特集)より)<br /><br />※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧はこちら。<br />簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724<br />詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」<br />http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html<br />

2011年コーカサス3カ国旅行第13日目(3):赤さびた古いハチュカルが並ぶノラドゥズ村の墓地とほとんど素通りで終わった(泣)セヴァン湖

9いいね!

2011/07/15 - 2011/07/15

74位(同エリア127件中)

8

35

まみ

まみさん

2011/07/15金 エレヴァン周辺とセヴァン湖巡り(車とガイドチャーター)
・ガルニ神殿跡とローマ浴場跡
・ゲガルド修道院(世界遺産)
・セヴァン湖のノラドゥズ村の墓地のハチュカル群
【エレヴァン泊:ホテル・アララト(Ararat)】

ノラドゥズはセヴァン湖近くの村です。
午前中から昼すぎまでかけてガルニ神殿とゲガルド修道院を見学した後、一度ガソリンスタンドに寄ってからランチタイムをとらずに、すぐにノラドゥズに向かいました。

セヴァン湖へ向かう道路は、途中からひどい悪路になりました。
正規の道路が工事中とかで、鋪装されていない砂利道の悪路を行くしかなかったようです。

セヴァン湖は、海のないアルメニアにとって、首都エレヴァンから近いこともあり、海岸リゾートに代わる格好の湖畔リゾート地のようです。
つまり、夏場ともなれば、泳ぐのが目的の場所です。

でも、海外旅行中に泳ぎたくない私にとって、セヴァン湖巡りは、ノラドゥズ村の墓地の十字架碑「ハチュカル」群を見に行くついでに、湖の写真を撮るのが目的でした。
日本での立案中にガイドさんとのメールのやりとりの中で、セヴァン湖に行きたいけれど泳ぐつもりはないと伝えたら、ガイドさんに驚かれてしまいました。
なにしに行くんだろう、というかんじでした。

思えば、2009年7月のウクライナ旅行のときも、クリミア半島のヤルタに行くのに水着を持参していない、と言ったら、現地ガイドさんたちや鉄道のコンパートメントで同席したウクライナの人に、「それじゃ何しに行くの!/来たの!」とびっくりされましたっけ。

アルメニアのガイドさんは、歴史的価値のあるノラドゥズの墓地のハチュカルのことはさすがに知っていましたが、私が行きたいならいいでしょう、というかんじでした。
アルメニアでお薦めの場所はもっと他にもあるのに、というガイドさんの気持ちが、メールからも実際に会ってからも、なんとなく言外に感じられました。

おそらくガイドさんもノラドゥズを案内することはほとんどなかったのかもしれません。
それに、その途中のセヴァン湖では泳がず、向かう途上は悪路。
その上、あいにくセヴァン湖からノラドゥズ村に向かう途中で、上空にどんどん黒い雨雲がたちこめてきました。

「このままだと大雨になるかもしれないけれど、それでも行くの?」

と言われて、正直、私はムッとしてしまいました。
本日のエクスカーションで一番楽しみにしていたのは、ノラドゥズのハチュカル群だったからです。
もっとも、それは季刊誌「旅行人」の記事に影響されたためであって、ハチュカルそのものは、ノラドゥズにあった赤さびて浸食も激しい古いものよりも、これまであちこちの教会で見て来た、もう少し新しい方が、実は私の好みでした(苦笑)。

ノラドゥズに着いたとき、空ははじめはなんとか持ちこたえていましたが、途中からぽつぽつと小雨が降り始めてしまいました。
それに、ガイドさんからは、目の前のハチュカルについて何の説明もなかったので、いくつか写真を撮ったら、あとはもうきりがなくなり、雨が強くなる前に早めに車に戻るしかありませんでした。
というわけで、本日一番楽しみにしていたのに、非常にあっけない見学になってしまいました。

ノラドゥズからセヴァン湖方面に戻る途中で、土砂降りに遭遇しましたが、雨は一時的なもので、車の進行方向がちょうど雨雲の動きと反対だったせいか、セヴァン湖畔に近づいた頃には、天気はみるみる回復して、さきほどまでの土砂降りがうそのような晴天に戻りました。

それなら、本日の最後のメニューとしてセヴァン湖の見学ができるぞ! と楽しみにしていたら───セヴァン修道院らしきものは通り過ぎてしまい、あれれ?
見るとガイドさんは、ぐーぐー眠っていました。
このままだとセヴァン湖は車窓から眺めるだけで終わってしまうと思ったので、フォト・ストップしたいと伝えようとしたら、英語の分からないドライバーさんがガイドさんを起こしてくれて、なんとか湖のまともな写真だけはゲットできました。

実はこの日一日、ガイドさんは少し具合が悪そうにしていたので、車の中でぐーぐー寝ていても仕方がないと思っていました。
でも、このあとパッチリ目が覚めたらしいガイドさんは、実は昨夜、録画テレビを見ていて夜更かしして、ほとんど寝ていない、と笑い話のようにうちあけてくれました。
でも、私には、全然笑えませんでした。
体調が悪そうなガイドさんを、高いお金を払った対価とはいえ、引っ張り回して申し訳ないな、と思ったりもしたので、全く、心配してソンした! です。
午前中の2ヶ所はしっかりガイドしてもらえましたが、午後のこのノラドゥズとセヴァン湖についていえば、結果としては、タクシーをチャーターしても大差なく、どっちが安くすんだろうと考えてしまわなくもないです。

アルメニアのガイドさんには、エレヴァンに着いた初日の朝と、アルメニア滞在3日目と4日目は終日お世話になりました。代理店業も兼ねていて、ホテルの手配もしてくれました。
日本語を話し、日本と日本人をよく知っていて話が通じやすく、助かると思ったことも多いし、決してビジネスライクでなく、ある意味、おばちゃんらしい親切───ときにはちょっと強引でしたけど(苦笑)───や気配りをしてくれました。
この日も、エレヴァンに戻った私をホテルに送り届けて、ハイ、サヨナラ、ということはなく、明日のチェックアウトや空港までのタクシーの手配などことも、私のためにホテルのレセプションの人に頼んでくれました。

ここ数年の東欧旅行で、アクセスが不便なところは現地ガイドさんを雇うようになった私ですが、今回も現地ガイドさんには、満足できたときも期待以上だった時も不満だったときもどちらもありました。
というか、ガイドとツーリストという人間関係も、やはり人と人との関係なので、そういうものでしょう。
サービスを提供する側とお金を払う側という関係であっても、どのような人間関係を築き、感想を持つことになるかは、結局は双方の責任。
私も、ほどほどに節度を保ったつもりですけど、一人でガイドさんも車もチャーターしている手前、ある程度はワガママが言えると期待してしまうのは確かですし、料金外の特別サービスも、そうと言われなければ分からず、さもあたりまえな顔をして享受したかもしれないのです。
最後のノラドゥズとセヴァン湖見学は不満が残ってしまいましたが、4日半の短いアルメニア滞在をとても充実したものにしてくれたのは、やはりこのガイドさんのおかげでした。

「セヴァン湖の近くにあるノラドゥズ村に、「ハチュカル」と呼ばれる十字架を刻んだ石(十字架石)が数多く集められた墓地がある。ハチュカルはアルメニア教会では必ず見かけるものだが、主に墓石として使用された他、重要な事件を記念するときにも用いられた。ハチュカルが天災除けや病を治癒するという民間信仰も信じられ、キリスト教以前の宗教の異教も指摘されているらしい。ノラドゥズには12世紀ごろの最も芸術性の高いハチュカルが多いとされている。
 (中略)墓地ではあるが、十字架石の美術館として、観光客の人気を集めている。」
(季刊誌「旅行人 第163号2011年上期号」(コーカサス特集)より)

※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724
詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html

同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • セヴァン湖に向かう途上は岩ごろごろ───車窓から・その1<br /><br />目の前の景色から、エストニアのタリン国立美術館で見た、エストニアのサーレマー島の景色を描いた絵を連想してしまいました。<br />サーレマー島は日程が足らなくて旅程に入れることができなかったため、実際の景色は見ていません。<br /><br />関連の写真・その1<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22385438/<br />関連の旅行記<br />「2010年バルト3国旅行第15日目(2)タリン:カドリオルク地区再び&絵画で触れるエストニア絵画(クム美術館・前編)」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10575253/<br /><br />関連の写真・その2<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22389936/<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22389937/<br />関連の旅行記<br />「2010年バルト3国旅行第15日目(3)タリン:絵画で触れるエストニア(クム美術館・後編)」<br />http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10575254/<br /><br />こちらは絵画ということもありますが、これらの絵の写真をあらためて見ると、ずっと牧歌的です。<br />記憶がはっきりしていたら連想しなかったろうと思います(苦笑)。<br />むしろ、写真は残っていなくて私の記憶の中のみですが、イスラエルのエルサレム郊外の岩ごろごろの方が似てるかも。<br />

    セヴァン湖に向かう途上は岩ごろごろ───車窓から・その1

    目の前の景色から、エストニアのタリン国立美術館で見た、エストニアのサーレマー島の景色を描いた絵を連想してしまいました。
    サーレマー島は日程が足らなくて旅程に入れることができなかったため、実際の景色は見ていません。

    関連の写真・その1
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22385438/
    関連の旅行記
    「2010年バルト3国旅行第15日目(2)タリン:カドリオルク地区再び&絵画で触れるエストニア絵画(クム美術館・前編)」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10575253/

    関連の写真・その2
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22389936/
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/22389937/
    関連の旅行記
    「2010年バルト3国旅行第15日目(3)タリン:絵画で触れるエストニア(クム美術館・後編)」
    http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10575254/

    こちらは絵画ということもありますが、これらの絵の写真をあらためて見ると、ずっと牧歌的です。
    記憶がはっきりしていたら連想しなかったろうと思います(苦笑)。
    むしろ、写真は残っていなくて私の記憶の中のみですが、イスラエルのエルサレム郊外の岩ごろごろの方が似てるかも。

  • セヴァン湖に向かう途上は岩ごろごろ───車窓から・その2<br /><br />石捨て場じゃないか、と思ってしまったくらい、鋭い角の残った石がごろごろでした。<br />

    セヴァン湖に向かう途上は岩ごろごろ───車窓から・その2

    石捨て場じゃないか、と思ってしまったくらい、鋭い角の残った石がごろごろでした。

  • そして近くの村にごろごろあったのは……<br /><br />ガイドさんが、「あれは何か分かる?」とにやにや。<br />

    そして近くの村にごろごろあったのは……

    ガイドさんが、「あれは何か分かる?」とにやにや。

  • 乾かして燃料にするウシのフンのピラミッド@

    乾かして燃料にするウシのフンのピラミッド@

  • 車窓からなんとか大きく撮れた、ウシのフンのピラミッド

    車窓からなんとか大きく撮れた、ウシのフンのピラミッド

  • そしてノラドゥズ無理のはずれのハチュカル墓地へ<br /><br />これまでアルメニアの教会で見てきたのと同じ、比較的新しいハチュカルです。<br />

    そしてノラドゥズ無理のはずれのハチュカル墓地へ

    これまでアルメニアの教会で見てきたのと同じ、比較的新しいハチュカルです。

  • 赤さびたハチュカルが無造作に並ぶ墓地<br /><br />「ハチカル(石彫り十字架)文化<br />(前略)ハチカルは、5〜6世紀にキリスト教世界で始まったもので、その後、アルメニアのハチカルは、きわめて芸術性豊かなものとして発展した。<br /> 最初は、(中略)「木彫り十字」であった。布教当初は、破壊された神殿等の脇に立てられ、「キリスト教の勝利」の証しでもあった。後年、それは軍事上の勝利、教会や橋などの建造物の竣工祈念碑ともなったので、碑文の記述から当時の歴史が垣間見られる。(中略)<br /> 石造りのハチカルは芸術上のルネサンス期、9〜10世紀に登場したとみられている。ハチカルの主目的は、霊魂の救済を得ることにあった。879年、アショット・バグラトゥニの妻ガルニに立てたハチカルは瞑想のためであったとされる。ある時代、地域により墓碑になったものもある。ハチカルが十字架上のキリストというイメージで登場したのは、13世紀であったとみられている。だが、テュルク系諸部族の侵入に伴い、ハチカルの発展は影を潜めた。16〜17世紀、アルメニアがペルシャとテュルクに分割された頃、ハチカルを立てる習慣が復活した。ほとんどが墓碑としてであった。ノラドゥズやナヒチェヴァン地方アラクス川畔の町ジュガのハチカルの数は数百から数千に及ぶ。(後略)」<br />(「アルメニアを知るための65章」(中島偉晴・著/明石書店)より)<br />

    赤さびたハチュカルが無造作に並ぶ墓地

    「ハチカル(石彫り十字架)文化
    (前略)ハチカルは、5〜6世紀にキリスト教世界で始まったもので、その後、アルメニアのハチカルは、きわめて芸術性豊かなものとして発展した。
     最初は、(中略)「木彫り十字」であった。布教当初は、破壊された神殿等の脇に立てられ、「キリスト教の勝利」の証しでもあった。後年、それは軍事上の勝利、教会や橋などの建造物の竣工祈念碑ともなったので、碑文の記述から当時の歴史が垣間見られる。(中略)
     石造りのハチカルは芸術上のルネサンス期、9〜10世紀に登場したとみられている。ハチカルの主目的は、霊魂の救済を得ることにあった。879年、アショット・バグラトゥニの妻ガルニに立てたハチカルは瞑想のためであったとされる。ある時代、地域により墓碑になったものもある。ハチカルが十字架上のキリストというイメージで登場したのは、13世紀であったとみられている。だが、テュルク系諸部族の侵入に伴い、ハチカルの発展は影を潜めた。16〜17世紀、アルメニアがペルシャとテュルクに分割された頃、ハチカルを立てる習慣が復活した。ほとんどが墓碑としてであった。ノラドゥズやナヒチェヴァン地方アラクス川畔の町ジュガのハチカルの数は数百から数千に及ぶ。(後略)」
    (「アルメニアを知るための65章」(中島偉晴・著/明石書店)より)

  • 赤さびと緑苔に覆われたハチュカル

    赤さびと緑苔に覆われたハチュカル

  • 風化し始めたハチュカル

    風化し始めたハチュカル

  • きっちり並んだハチュカル

    きっちり並んだハチュカル

  • うち捨てられた風情

    うち捨てられた風情

  • 図柄が赤さびでますます複雑に!?

    図柄が赤さびでますます複雑に!?

  • てっぺんが少しななめ<br /><br />もとからこういう形だったのでしょうか。<br />あるいはもっと高かったものが、パカッと割れてしまったのか。<br />

    てっぺんが少しななめ

    もとからこういう形だったのでしょうか。
    あるいはもっと高かったものが、パカッと割れてしまったのか。

  • 屋根付きの墓標もあり

    屋根付きの墓標もあり

  • ピラミッド型の台座の上の棺桶<br /><br />空模様がだんだんとあやしくなってきました。<br />

    ピラミッド型の台座の上の棺桶

    空模様がだんだんとあやしくなってきました。

  • 石棺が並ぶエリア

    石棺が並ぶエリア

  • 赤いハチュカルがごろごろと

    赤いハチュカルがごろごろと

  • 複雑で美しい文様<br /><br />後ろがなで肩です。<br />

    複雑で美しい文様

    後ろがなで肩です。

  • 十字架の周りの部分が広いタイプ

    十字架の周りの部分が広いタイプ

  • 様々な十字架の文様

    様々な十字架の文様

  • 形もなにげに様々<br /><br />明らかに割れてしまったハチュカルもありました。<br />

    形もなにげに様々

    明らかに割れてしまったハチュカルもありました。

  • 壁のようにぴったりと

    壁のようにぴったりと

  • 四角ですらない───古いハチュカルかな

    四角ですらない───古いハチュカルかな

  • 同じ文様が一つとしてない

    同じ文様が一つとしてない

  • 一つの石碑に十字架がたくさん

    一つの石碑に十字架がたくさん

  • きっと詣でる人もなく……<br /><br />子供たちは遊び場にしていましたけど(苦笑)。<br />

    きっと詣でる人もなく……

    子供たちは遊び場にしていましたけど(苦笑)。

  • 無残に割れたハチュカルと

    無残に割れたハチュカルと

  • 整列したハチュカルとぽつんと残されたハチュカル・その1<br /><br />彫り込みもだいぶ風化しています。<br />

    整列したハチュカルとぽつんと残されたハチュカル・その1

    彫り込みもだいぶ風化しています。

  • 整列したハチュカルとぽつんと残されたハチュカル・その2

    整列したハチュカルとぽつんと残されたハチュカル・その2

  • 野花がお供えされたかのよう<br /><br />こういうハチュカル墓地は、他にアルメニア内のアゼルバイジャンであるナヒチェヴァン共和国にもあるそうです。<br />でも、アゼルバイジャン人はアルメニア人憎しと、人類の貴重な歴史的・芸術的を破壊してしまっているそうです。<br />と、ガイドさんがぷんぷん怒りながら話してくれました。<br />ただ、ここノラドゥズでのガイドさんの話はそれだけでした。<br />ハチュカル専門のガイドさんというわけではないので、仕方がないかもしれません。<br />墓地の入口にはたくさん説明書きがあったので、詳しい人なら、ハチュカルの歴史とかタイプとか、話し始めたら一日でも足らないくらい、たくさん情報を持っていたろうと思います。<br />

    野花がお供えされたかのよう

    こういうハチュカル墓地は、他にアルメニア内のアゼルバイジャンであるナヒチェヴァン共和国にもあるそうです。
    でも、アゼルバイジャン人はアルメニア人憎しと、人類の貴重な歴史的・芸術的を破壊してしまっているそうです。
    と、ガイドさんがぷんぷん怒りながら話してくれました。
    ただ、ここノラドゥズでのガイドさんの話はそれだけでした。
    ハチュカル専門のガイドさんというわけではないので、仕方がないかもしれません。
    墓地の入口にはたくさん説明書きがあったので、詳しい人なら、ハチュカルの歴史とかタイプとか、話し始めたら一日でも足らないくらい、たくさん情報を持っていたろうと思います。

  • 帰りの車窓から見たノラドゥズ村

    帰りの車窓から見たノラドゥズ村

  • 見えて来たセヴァン湖と突き出た半島<br /><br />あれがセヴァン修道院ではないでしょうか。<br />あそこに寄るのかと思ったら、スルーされました(泣)。<br /><br />「コーカサス地方最大の湖 セヴァン湖<br /> エレヴァンの北東約60kmにある湖。面積約1256平方キロメートル、最大の水深約82mのコーカサス地方最大の湖だ。1,897mの高地にあるためか、夏でも水温20度以上にならないという。夏には各地から多くの人が集まり、バーベキューや湖水浴を楽しむ人でいっぱいになる。<br /> 湖に突き出た半島はかつては島だったが、湖の水位が下がり陸続きになってしまった。半島の先端には、9世紀に建てられたふたつの修道院が寄り添うように並んでいる。」<br />(「‘10〜’11年版 地球の歩き方 ロシア&ウクライナ ベラルーシ コーカサスの国々」より)<br /><br />「セヴァン修道院/Sevanavank<br /> 町から西へ約6km、湖に細長く突き出た半島にある修道院。本来、その辺りは湖上に浮かぶ島だったのが、ソ連時代に湖の水位が下がり、陸続きになった。施設のうち今でも能古のは、スルプ・アストヴァツァツィン(聖母)教会とスルプ・アラケロツ(聖使徒)教会の2つ。いずれも、時の王族バグラト家の王女、マリアムにより874年に建立された後、17〜18世紀に大幅に改修された。(後略)」<br />(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)<br />

    見えて来たセヴァン湖と突き出た半島

    あれがセヴァン修道院ではないでしょうか。
    あそこに寄るのかと思ったら、スルーされました(泣)。

    「コーカサス地方最大の湖 セヴァン湖
     エレヴァンの北東約60kmにある湖。面積約1256平方キロメートル、最大の水深約82mのコーカサス地方最大の湖だ。1,897mの高地にあるためか、夏でも水温20度以上にならないという。夏には各地から多くの人が集まり、バーベキューや湖水浴を楽しむ人でいっぱいになる。
     湖に突き出た半島はかつては島だったが、湖の水位が下がり陸続きになってしまった。半島の先端には、9世紀に建てられたふたつの修道院が寄り添うように並んでいる。」
    (「‘10〜’11年版 地球の歩き方 ロシア&ウクライナ ベラルーシ コーカサスの国々」より)

    「セヴァン修道院/Sevanavank
     町から西へ約6km、湖に細長く突き出た半島にある修道院。本来、その辺りは湖上に浮かぶ島だったのが、ソ連時代に湖の水位が下がり、陸続きになった。施設のうち今でも能古のは、スルプ・アストヴァツァツィン(聖母)教会とスルプ・アラケロツ(聖使徒)教会の2つ。いずれも、時の王族バグラト家の王女、マリアムにより874年に建立された後、17〜18世紀に大幅に改修された。(後略)」
    (「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)

  • 美しいブルーのセヴァン湖<br /><br />このままだと車窓からセヴァン湖を眺めるだけで終わってしまうと思ったので、フォト・ストップしてもらいました。<br />

    美しいブルーのセヴァン湖

    このままだと車窓からセヴァン湖を眺めるだけで終わってしまうと思ったので、フォト・ストップしてもらいました。

  • セヴァン湖と、うっすら彼方の山影<br /><br />セヴァン湖ではどんな写真を撮りたかったのか、ちゃんと伝えておくべきでした。<br />少なくとも修道院の見学と、修道院がある湖の景色は撮りたい、とガイドブックから漠然と希望していたのです。<br />いや、たいていそういうことはガイドさんにお任せできるはずなのですが……。<br />私がセヴァン湖で泳がないと言ったからって、まさか車窓から眺めるだけの予定だったとは、思いもしませんでした。<br /><br />「セヴァン(ギョイチェ)湖は南北カフカス最大の湖(国内全面積の約5%、琵琶湖の2倍)で、海抜1,900m。表面積は1,360km2。周囲には古い修道院や教会が多いが、19世紀始めの時点では、住民の多くはアゼルバイジャン系やクルド系になっていた。現在住むアルメニア人の大半は、実は帝政ロシアの肝いりでトルコやイランから移住した人々の子孫だ。」<br />(「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)<br />

    セヴァン湖と、うっすら彼方の山影

    セヴァン湖ではどんな写真を撮りたかったのか、ちゃんと伝えておくべきでした。
    少なくとも修道院の見学と、修道院がある湖の景色は撮りたい、とガイドブックから漠然と希望していたのです。
    いや、たいていそういうことはガイドさんにお任せできるはずなのですが……。
    私がセヴァン湖で泳がないと言ったからって、まさか車窓から眺めるだけの予定だったとは、思いもしませんでした。

    「セヴァン(ギョイチェ)湖は南北カフカス最大の湖(国内全面積の約5%、琵琶湖の2倍)で、海抜1,900m。表面積は1,360km2。周囲には古い修道院や教会が多いが、19世紀始めの時点では、住民の多くはアゼルバイジャン系やクルド系になっていた。現在住むアルメニア人の大半は、実は帝政ロシアの肝いりでトルコやイランから移住した人々の子孫だ。」
    (「旅行人ノート シルクロード 中央ユーラシアの国々 [改訂版]」(2006年11月改訂)より)

  • セヴァン湖の周りも、湖から少し離れると岩ゴロゴロ<br /><br />第13日目おわり。<br />最終日の第14日へとづつく。<br />

    セヴァン湖の周りも、湖から少し離れると岩ゴロゴロ

    第13日目おわり。
    最終日の第14日へとづつく。

この旅行記のタグ

9いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (8)

開く

閉じる

  • 哈桑湖さん 2015/08/30 16:56:57
    セヴァン湖、とても綺麗ですな。
    まみさま
    セヴァン湖を素通りされて、残念でしたね。
    旧ソ連では多くの人間が、サービス精神に欠けています。
    ガイドさんの中には、あまり自然観察に興味を持たない人だと、どんどん素通りします。
    ガイドさん自らデジカメを持って、ご自分も一緒に自然観察を楽しもうと言う人だと、旅行は全く違ったものになります。

    ところで、まみさま、セヴァン湖もイシククル湖も行かれているようですが、どちらが綺麗なのでしょうか?
    両方とも青く澄んだ海、写真からは比較できないのですが。

    まみさまは、カフカス、中央アジアによく行かれているみたいですが、いつも美しいお写真を拝見させていただいております。
    これからもよろしくお願いいたします。

    まみ

    まみさん からの返信 2015/08/31 13:04:46
    RE: セヴァン湖、とても綺麗ですな。
    哈桑湖さん、こんにちは。コメントありがとうございます。

    > セヴァン湖を素通りされて、残念でしたね。
    > 旧ソ連では多くの人間が、サービス精神に欠けています。
    > ガイドさんの中には、あまり自然観察に興味を持たない人だと、どんどん素通りします。
    > ガイドさん自らデジカメを持って、ご自分も一緒に自然観察を楽しもうと言う人だと、旅行は全く違ったものになります。

    おっしゃるとおりだと思いました。
    思えばこのときのガイドさんは建物や建築物の説明はとても詳しかったのですが、自然の方はあんまり関心なかったかも。
    ガイドさんにとってセヴァン湖はあまり重みがなかったんでしょうね。

    > ところで、まみさま、セヴァン湖もイシククル湖も行かれているようですが、どちらが綺麗なのでしょうか?
    > 両方とも青く澄んだ海、写真からは比較できないのですが。

    セヴァン湖の方がエレヴァンに近いせいか、行楽地としての利用度が進んでいるかんじでした。
    イメージとして湘南?
    写真は、きれいなところを選びましたが、沿岸はゴミがあったり行楽地として使われていたり、たくさん車が停まっていたりなど、絵にならないところも多かった印象です。
    砂浜が多くて利用しやすかったせいもあるだろうと思います。浅瀬だったのかな。
    イシククル湖の方がまだ未開で、きれいなところが多かったという印象があります。
    もっとも私はどちらもぐるっと全部まわったわけではないです。
    イシククル湖の方が広いのかな。
    記憶だけで返信していてすみません。

    > まみさまは、カフカス、中央アジアによく行かれているみたいですが、いつも美しいお写真を拝見させていただいております。
    > これからもよろしくお願いいたします。

    こちらこそよろしくお願いします。
    もっとも最近またロシアの方に視点が戻ってきてしまっていますが@
  • eahawkさん 2012/05/31 02:18:41
    う〜ん
    神妙な気持ちになりますね。
    ハチュカルの写真は。
    それぞれが人の歴史なんだなと思うと、かげないのない風景に見えてきました。

    行程中は少し残念な事もあったようですが、写真からは素晴らしい風景が感じ取れます。

    毎回、まみさんの旅行記を拝見して思うのですが、本当に行動力が素晴らしいですね!!

    もうすぐ中央アジアリベンジの旅ですね。安全で素晴らしい旅行であるようにお祈りしています!

    eahawk

    まみ

    まみさん からの返信 2012/06/01 00:23:28
    RE: う〜ん
    eahawkさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

    > 神妙な気持ちになりますね。
    > ハチュカルの写真は。
    > それぞれが人の歴史なんだなと思うと、かげないのない風景に見えてきました。

    はい、ここのハチュカルはまさに墓標でした。
    もっと敬虔な気持ちで見学すべきだったでしょうが、私はついついアート的な好奇心が勝ってしまったところがあります@
    お墓と思っても、写真が撮れてしまうんですもの。。
    ただ、お墓というよりは、遺跡をまわっているような気分でした。
    草ボウボウでお墓参りをされている様子はなく、近くで子供たちが遊んでいました。
    きっと土の下から、アルメニアの祖先の人々が、いまのアルメニアの子供たちを温かく見守っていたことでしょう。

    > 行程中は少し残念な事もあったようですが、写真からは素晴らしい風景が感じ取れます。

    あることが実現したら、では次!って思ってしまいますからね。
    セヴァン湖についてはガイド任せにしすぎたのもちょっと反省点ですし、ノラドゥズで面白い解説ができるのは、こういうのを専門に研究している学者さんだろうと思います。
    いま中央アジア旅行を計画していて、たくさんの岩絵のコレクションがあるところに目をつけているのですが(まだ行くとは決めていないけれどタムガルのことです)、そこは代理店に車を出してもらわなくては行けないところというのはともかく、ふつうのガイドさんでは、一緒に歩くだけになりそうなかんじなので、ほんとにじっくり楽しみたいと思ったら、詳しい専門家にガイドしてもらわなくてはならないようです。
    確かにそうだなぁって気がしてきました。
    ガイドさんはオールラウンドだから、ある一部のことだけにめちゃくちゃ精通しているわけじゃないんですよね。

    > 毎回、まみさんの旅行記を拝見して思うのですが、本当に行動力が素晴らしいですね!!

    いやいやいやいや。車をチャーターしちゃってるんでぇ。
    自力で公共交通機関を使って行けちゃう方がすごいと思います。

    > もうすぐ中央アジアリベンジの旅ですね。安全で素晴らしい旅行であるようにお祈りしています!

    ありがとうございます。
    でも、まだもうすぐじゃないんですよ。
    今年は7月に海外旅行ができないので、中央アジアのリベンジの旅は9月なんです@
    それまでに、今度は去年のウズベキスタン旅行記を完成させねば!!
    ブハラ、サマルカンド、シャフリサーブス!

    eahawk

    eahawkさん からの返信 2012/06/01 01:23:26
    RE: RE: う〜ん
    まみさん

    ガイドですが、もしいればロシア系の歴史好きな人をお願いしたほうがよいです。
    いわゆるキルギス人は、マナス叙事詩中心の自尊的歴史観が強く特に文化遺産などに対する認識が希薄です。

    蚤の市などでも明らかですが、歴史的価値観を持っている人はロシア系の人が圧倒的です。

    私もアクベシム遺跡に行ったとき、タクシーの運転手から「ここの何が面白いんだ?、俺を待たせすぎだ!」と逆切れされたくらいですから・・・

    eahawk

    まみ

    まみさん からの返信 2012/06/04 00:33:15
    RE: RE: RE: う〜ん
    eahawkさん、こんにちは。レスレスありがとうございます。

    イシククル湖でガイドさんに案内してもらうことになりますが、チョルポンアタ博物館や石人を見に行くつもりなんです。
    あまり詳しくないガイドさんだと、私がきゃーきゃーと写真を撮るだけ撮りまくっているあいだ、ガイドさんは脇で待ってるだけ、ってなってしまいそうですね。
    まあ、ノラドゥズ村のときと同じように。。
    イシククル湖では、湖のほかにチョン・アクスー渓谷散策が次に楽しみにしているので、ガイドさんもそういうトレッキングとかの案内に慣れた人の可能性が高いですが、歴史好きな人についてリクエストしておこうかな。
    実はマナスは、日本語訳を図書館で借りて読み始めています。
    でも、旅行記を作成しているふつうの読書が全然進まなくて……いまだにマナスが生まれてません(苦笑)。
    ただ、マナスが生まれるまでのシチュエーションは、聖書を連想していました。
    ヤコブの正妻サラになかなか子どもが生まれなくて、でも神の恩寵でイサクを高齢出産するあたり。
    まあ、ヤコブは側室のハガルとの間に子どもがいたけれど、マナスの父ちゃんになると思われるシャクイップ・バイは、若い側室との間にも子どもがいなかったようですけど@

    eahawk

    eahawkさん からの返信 2012/06/04 01:21:54
    RE: RE: RE: RE: う〜ん
    まみさん、こんばんは。


    > イシククル湖では、湖のほかにチョン・アクスー渓谷散策が次に楽しみにしているので、ガイドさんもそういうトレッキングとかの案内に慣れた人の可能性が高いですが、歴史好きな人についてリクエストしておこうかな。

    キルギス人の特に男性は山に入ると別人のように生き生きします、さすが遊牧民だなと感心させられます。トレッキングに関しては問題ないです!

    > 実はマナスは、日本語訳を図書館で借りて読み始めています。

    素晴らしいですね!!さすがです、まみさん!!

    > でも、旅行記を作成しているふつうの読書が全然進まなくて……いまだにマナスが生まれてません(苦笑)。

    普通に長いですもんね・・・

    そこまで準備されているなら、十分に楽しめますよ、大丈夫です!!
    素晴らしい旅行になりますように、祈っています。

    eahawk

    まみ

    まみさん からの返信 2012/06/04 08:10:29
    RE: RE: RE: RE: RE: う〜ん
    eahawkさん、こんにちは。レスレスありがとうございます。

    おお、そんなに別人のように生き生きしてしまうと、、、体力的についていけないという別の心配が。。。
    ま、そのあたりは現地代理店の人に伝えてありますけどね。
    マナスは、行くまでには少年編までも読み終えるかどうか。。。ってところなんですけどネ。

    > そこまで準備されているなら、十分に楽しめますよ、大丈夫です!!
    > 素晴らしい旅行になりますように、祈っています。

    ありがとうございます。
    まだ先なので、ゆっくり少しずつ準備してます。
    そろそろウズベキスタン編の旅行記に入れそうなので、、いや、まだかな、、、去年の旅行の復習もできます。

まみさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

アルメニアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
アルメニア最安 1,401円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

アルメニアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP