2012/01/20 - 2012/01/29
69位(同エリア229件中)
DONさん
マレーシア伝統家屋の水上集落がクアラルンプールから日帰り圏内に。ガイドブックのおまけページみたいな所にちょびっと書かれた文言にときめいて、ろくすっぽ調べもせずに向かったケタム島。
そう。船で上陸して暫くはケタムに着いたんだと思いこんでいたんですが、実は惜しかった。ちょっと違った。ついでに集落の若い兄ちゃんに叱られて、デジカメの画像を消去させられ軽く凹んで、でも同じ兄ちゃんに謝られ、新年会に組み込まれ、挙句どんどん村人が増えて取り囲まれて。
今度ばかりは本当に予期せぬ事だらけで、こんなハッピーエンドは無いでしょうと仰天するほど、楽しい旅の締めくくり。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
宿はブキッビンタンからすぐ近く
旧正月を祝う打上げ花火がなんと丑三つ時まで断続的に続きやや寝不足でマレーシア最終日 -
クアラルンプール郊外を結ぶ鉄道KLMコミューターで終点のクラン港まで
-
一時間に一本程度の連絡船
-
船内は釣り道具を携えた人でいっぱい
実はすでにこの時点で我が失敗へのプレリュード -
20分で外に水上集落らしき家並みが!
-
続々おりてくチーム太公望
たくさん下船した分だけここからまた釣竿せおって乗り込む人々が
そして船は引き返すのでなくそのまま進行方向へ…んんん?ここは終点ではない? -
釣り人たちはさっそく下船した桟橋で糸を垂らし始めました
見渡すと釣り人以外に旅行者は皆無=すなわち異邦人は自分だけ -
のんびり昼時に着いたからかな?さほど気に留めずいざ上陸
海との境目がない湿地帯の上に家々が連なっています -
建物を結ぶのは地上(というか海上)に渡された橋桁
-
足下に目を遣ればケタム島(ketam=カニ)の名の通り大小たくさんカニ歩き中
-
福建省出身者が大半を占める地域ゆえここも旧正月を祝う飾り付けだらけ
細い小路や板の道しかない集落には自動車が存在しません
自転車ですら歩くのよか少し早い程度 ある種のスローライフ -
集落での写真撮影シリーズ前半最後の一枚
船着き場から少し歩いた辺りにいくつか店が並んでいました
旧正月中で食堂も商店も殆ど営業してなくて軒先で宴会したり博打をしたり
特に盛り上がってる一角を撮ってたら怖い顔した兄ちゃん登場「デジカメ見せろ」そこまで撮った賭け事のシーンは全て消去させられ…証拠を残してはいけない場面のようで失礼しました -
気を付けながら散策再開
コンクリートの頑丈な道は船着き場に連なる数本だけで後は結構デンジャラス系 -
どうやらトイレや台所の下水はダイレクトに家の真下へ流れ出るシステム
そう思えば確かに所々香るけれどもそれが瑣末に感じるほど水上集落は楽しい光景 -
コンパクトな集落を一巡りして戻ってきたら先程の怒りん坊な兄ちゃんが手招き「さっきは悪かったな」にっこり
一安心した所で「昼ごはんを食べれるお店を知らない?」と聞くと「旧正月でみんな閉まってる」そして有無を言わさず彼らの新年会の卓に座らされ煮込み料理やらご飯やら
お支払いは?「要るわけない」一同大爆笑 -
この人がほんの30分前はプンスカ怒ってた兄ちゃん
実際は朴訥でシャイな兄ちゃんのあだ名はBird
「新鮮だからこれも食え」生きたカニが袋の中からワサワサ -
青みががった微妙なカラーリングのカニたち
(※僕に向かって前進中) -
料理番組的に「15分茹でればこの通り」赤く茹であがり美味しそう!
(※昇天…もう全く動かない) -
食べるのに手間取ってたらBird兄やんの弟分のKohが僕の分をビールジョッキの底で力一杯「バコーン!バリッ」殻を砕いて身を取り分けてくれました
豪快!そして塩味だけのシンプルな味つけが旨い! -
Bird兄やんたちと話している内に驚愕の事実が
ここはケタム島ではなくその手前のSungaiLimauとのこと
釣り客につられて下船せずそのまま乗ってたら次がケタム島
ガイドブックに半ページしかない周辺地図に自分たちの集落が載っているのが嬉しいらしく次々に人が集合
地図を指さす
地図にペンで自分んち書き込む
地図に水をこぼす→地図を拭く→地図はシワシワ→みんな大笑い
それでいい
何かすごく楽しい -
ガイドブックに写真が添えられたケタム島の南天宮よりは小さいけれど…とBird兄に命じられたKohが近くの天慶堂というお寺に案内してくれました
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程なくBird兄も合流し彼に倣って一緒にお祈りする事に
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愉快な出逢いに導いて下さりありがとうございました、と感謝の気持ちを込めて
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境内で天日干しされていたイカに見入ってたら、
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橋桁の上から大声で呼びかけるBird兄
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真下には漁から帰ってきたおばあちゃん
小さな集落で恐らくみんながみんな顔馴染み -
ここでは旅行者が珍しいようで
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有名な観光スポットもなければ数少ないお店も軒並み閉まってたけどみんなの暮らしを間近で垣間見た小さな旅
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名残り惜しいけど帰る時間
船着き場まで送ってくれたKohと連絡先の交換…なんとfacebookしてるって
そりゃそうか みんな今どきの若者だしスマホも持ってたし都会もすぐそこだし -
船が近付いてきた途端に「あ!」と去ってしまい「別れ際は意外と淡泊?」と思いきや
慌てて戻ってきて冷えた水のペットボトルを一本くれました -
船から見えた隣の島
こちらがケタム島だったのかな
でも全然かまわない
予期せず訪ねたSungaiLimauが大好きになったし -
大満足でホテルに戻って気付きました
Kohが慌てて手渡してくれたペットボトルのキャップに"Pray For Japan"
そう言えば震災や津波について聞かれたし心配された
ありがとう
キャップはみんなの事を忘れないように大切にとっておくね
これにてスリランカとマレーシアの旅おしまい
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この旅行記へのコメント (2)
-
- nakamasananiwaさん 2013/07/26 13:08:35
- ♪
- ええ旅してはりますねぇ、
ええなぁ♪
楽しませていただきます。よろしゅうにm
- DONさん からの返信 2013/07/26 21:48:38
- #♭
- お、関西の方ですか。同郷。おおきに。
どっさりこってりした旅、されてますね。
どうぞよろしゅうに!
DON
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