スリランカ（２）キャンディ後にスネ毛が

2012/01/20 - 2012/01/29

最初に目指すは世界遺産の古都キャンディ、湖畔に佇む仏歯寺です。参拝に訪れた皆さんは気温30度越えで焼ける石畳の上も裸足になって進む進む笑顔で進む、そして祈って微笑み、また祈る。

あっちもゾー！こっちもゾー！境内を彩る象モチーフの意匠は案外モダンで斬新です。市場も覗いて愉快な気分で宿へ向かうと、何故か漏れなく付いてきたスパイスガーデンへの寄り道でえらい目に。

エリア キャンディ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

道中やたら目にするキングココナッツに熱い視線を送ってたら車を止めてくれました

ココナッツのジュース「テンビリ」
果汁というよりはアクエ…とかポカリス…の類っぽい？渇いた体に染みてく感じ

飲み終わった後もすぐポイせずザクっと刃物で割ってくれて内側についた薄い果肉をこそげ落とすとこれまた不思議な食感はナタデココ風味

これまたスリランカ特産の赤いバナナ
見詰めてたら一ついただきました（おねだりし過ぎ）ネットリ濃厚あんまい！

いきなり紅茶屋さんに寄り道

スリランカを代表するMlesnA社のアンテナショップは鯉の泳ぐ池やら滝やら過度に豪華

「？！」濃い目のディンブラに味の濃いミルクに砂糖もたっぷりでのっけから「わぁ、やっぱり紅茶はスリランカ」と幸せな溜息を

（この日の朝に宿で飲んだティーバッグ紅茶が二十年前の淀川の匂いがしたのと大違い）

ランチはツーリスト向けのレストランにて

漬物とか豆とかあれこれ混ぜて頂くカレーはネパールとよく似てるけどバリエーションの豊富っぷりはスリランカ圧勝

飲んでばかりの午前中を締めくくるのはご当地ドリンク「ジンジャービア」しかし麦酒に非ず生姜風味の炭酸飲料！

甘い！癖ありで好き嫌いが分かれそうだけども自分はこれダイスキ

ニゴンボ方面から車で３時間ほど
キャンディ湖畔に世界遺産の街並みが寄り添います

真っ直ぐ目指す仏歯寺はスリランカ人の心の拠り所

アツアツの石畳も何のその
地元の皆さんは裸足でスタスタ進んでく

観光客も境内中ほどで靴を預けます
靴下ＯＫなのでどうぞ無理はなさらず

半月型のムーンストーン
ここから先は旅人も靴をぬいで脱帽

寺院の入り口で買い求めた花を皆さん手に手に中へ

自分も倣って一輪

最も崇高な祈りの場であると同時に芸術の粋が一堂に

通い慣れた地元の人々は素通りするけど内装は豪華な唐草模様に煌びやかな黄金色

こういうのとかって色調もデザインも凄く現代的なのに不思議としっくり

見落とされそうですが仏歯を納めた本堂を覆う屋根にもこんな圧巻の装飾が

一輪一輪が眩く匂い立つよう

本堂一階　象牙だらけ

仏歯が祀ってあるのは二階です

仏さまの歯は通常公開されておらず「仏歯を納めた部屋」の扉が一日三回開かれます

目を閉じたり家族で談笑したり足を投げ出したり思い思いに仏歯の傍でゆっくりと

本堂に連なる八角形のお堂

ヤシの葉っぱに綴られた写本がどっさり展示されているほか豪華絢爛宝石だらけのゴールデン仏塔も無造作に配置されてたり

ブッダを巡る物語に触れられるこの空間、頭上を見上げれば、

ここにもズラリ象チーム
平和や繁栄のシンボルとか

本堂の脇にもぜひ足を伸ばして

巨大な東屋風の建物はかつての集会所

木造はこの時代の特徴
あまりに精緻で息をのむ美しさ

参拝の後は市場へ！

お馴染みのココナッツも盛り盛り

右手のどぎつい赤やオレンジの輪っかはとことん甘いパニワラル
椰子蜜キトゥルたっぷりで案外さわやか（これも興味丸出しで見詰めてたら一つ試食させてくれた）

真ん中は吹き抜けで一階が食品　二階が衣料品や土産物

話しかけたり話しかけられたり（時々試食も）五感に響くやっぱり市場は楽しい！とてもとても

キャンディを後にし今宵の宿はポロンナルワ方面

直行すれば良い所をガイドのSamantha「スリランカはスパイスが有名」途中マータレーにあるスパイスガーデンに半強制的に立ち寄る事に

シナモン・コリアンダー・白檀・カルダモン…膨大な種類のスパイス植物が群生する観光ガーデン（入場「は」無料）

日本語を巧みに操る怪しいスリランカ人の案内つき

スリランカの国果ジャックフルーツは幹から直接ニョっと生えてて結構なインパクト

ジャックフルーツのカレーを何度か頂きましたがバナナ？あるいは芋っぽい食感？で程良い甘さ

一巡するとスパイスのお茶やら化粧品やら育毛剤やら色々登場し飲んだり塗られたりふり掛けられたり

まぁ試すだけなら、と面白半分で身を委ねてたら「ピチャ」…ナニナニナニ？！「数分デ、スベスベナルヨ」無断ですねに塗られた脱毛クリーム！ひゃぁ！

そして熱心に売り込みがスタート

買わなくとも構わないけれども土産用に白檀のオイルと天然スパイス由来の育毛剤なるものを購入（しかしいずれも帰国後は日本の寒さに固まってしまった）

彼の予告通り数分後にティッシュで拭うとクリームと共に丸く無くなってしまった我がすね毛

あれから一ヶ月が経ってようやく再生し始めたものの、すね毛に円形脱毛症っぽい感じはいったいどうなんだ？と苦笑しつつ今でも彼の誇らしげな顔が浮かびます

次はいよいよ文化三角地帯
かねてから行きたくて行きたくて仕方なかったシギリヤロックにも遂に！

この旅行記へのコメント （2）

• ぺこっちさん 2012/02/21 17:41:39

  実はいい宣伝かも

  ＤＯＮさん、こんにちは！
  
  仏歯寺、すごい美しいですね！
  確かに絢爛豪華だけど、タイなど東南アジアのお寺よりは色使いがもう少し優しい印象を受けました。ほんと、普段から参拝に来ている地元の方には当たり前の光景なのでしょうが、初めて見たら感動しますね。
  
  それにしても、そもそも、旅行記の題名に「！？」だったんですが、そういうことだったんですね・笑　あの脱毛効果はすごいですよ！何気にいい宣伝になってる気がします！
  
  ぺこっち

  DONさん からの返信 2012/02/21 20:06:23

  まんまと？！

  ぺこっちさん、こんばんは。
  
  このスリランカにマレーシア、先週末の台湾と随分溜め込んでしまってますが、ぼちぼち書いていきますのでどうぞ変わらぬご愛顧を！
  
  タイのお寺が大阪的なのに対してこちらはやや北陸気味？いや、東北？慎ましいというか何というか。いい空気でした。
  
  この怪しいクリームを始め数十種類のラインナップがあり、非常に商魂たくましいスリランカ人には、もはや笑いがこぼれてしまう位。体に良くない成分は一切含まれていない！と言うてたけれども、果たして真実は？うん、怪しいｗ
  
  ＤＯＮ