スリランカ（３）茫洋ポロンナルワ

2012/01/20 - 2012/01/29

△の中に□です。茫漠たる文化三角地帯の中に佇むクワドラングル（四角形の遺跡群）を始め広大すぎるエリアにあっちにもこっちにも仏像・石柱・寺院にどれも強烈な個性派ぞろい。

地図上はそんなデカくもなさそな古都ポロンナルワ、しかし侮るべからず！テクテクテク…崩れた仏像や意味深な仕草の仏像に想像力を働かせまくる好奇心に、日射の厳しさと裸足の暑さに耐える我慢強さも携えて、さ、どこまでも歩きましょう。

エリア ポロンナルワ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 2.5

• 交通手段: 徒歩

アーユーボーワン！
雲はあるものの青空いっぱい遺跡巡り日和

山上の湖畔にあるホテルは素朴ながらも抜群の眺望です
http://www.giritalehotel.com/

古都の南端から北上していくコースで

まずは一人ぽつねんと日射に耐える王様パラークラマ・バーフ１世

王様の目の前で自由に行動する地元の皆さん

王様からほど近くに図書館跡

周りを四つ子の仏塔が囲います

もうお気づきかもしれません

ここはすんごい広い原っぱというか林の中に遺跡たちが控え目に佇んでいるという具合

オール徒歩は相当きつい予感が（主だった３エリアを車で巡るか自転車かりてスイスイ行くかが吉）

王様の宮殿跡がズドーンと

宮殿の西側を下れば沐浴場

お？旅人が運ぶチャリンコに日本語が

恐らく日本の放置自転車が遥々スリランカに

大阪の井谷さん、チャリンコは陽射しに耐えつつ第二の人生ガンバッテマス！（※個人情報は修正済み）

チャリに限らずこの国では日本語満載のバスたちが定年退職後に大活躍する姿をしょっちゅう目にします

王子のプールに水を注ぎ入れるワニ型の取水口
１キロ先の貯水池からここまで水を引いたんだとか

暑さに強そうな方（動きは割に緩慢）

シヴァ・デーワーラヤ
仏教寺院群の中にポツンとヒンドゥー教寺院

屋根が落ちたり壁が崩れたりが多い遺跡群の中で
珍しく当時の造形を今に伝えるトゥーパーラーマ

ちょうどお昼時
仏さまに食事をお供えしたあと太鼓の響きがドコドコと

個性的な８本の柱はラター・マンダパヤ

かつての仏歯寺跡アタダーゲ

その１世紀のちの仏歯寺跡が隣のハタダーゲ

アタダーゲとハタダーゲ
アタダーゲとハタダーゲ
アタダーゲとハタダーゲ（早口言葉）

奥まで入れますがもちろん靴は脱いで帽子も脱いで

この一帯で一際カッコイイ仏塔ワタダーゲ

アタダーゲとハタダーゲにワタダーゲ…

入り口には美しいムーンストーンに加えて
悪魔の侵入を防ぐ一対のガードストーンが

円形の建物内には四方を向いた４体の仏像

お釈迦様にお尻むけて記念撮影しちゃダメダメ

タイっぽい雰囲気のサトゥマハル・プラサーダ
たくさん空いた穴を覗くと内部は迷路みたいな

木々の向こうに突然巨大な仏塔出現
パバル・ヴィハーラ

姉妹品のような巨大仏塔キリ・ヴィハーラ
キリ（牛乳）の名の通り白い雲に溶けるような乳白色

ニョキっと圧倒的な存在感はランカティラカ

突当たりに大きな仏像

皆様その足元でお祈りした後は、

一列になって仏像の後ろへ
まるで滝の裏側に回るような

仏像の真裏にある狭い通路をグルグル回り始めました

かつて僧侶たちがこの道筋を瞑想して歩き巡ったのに倣って、と。

今では二階部分が崩落した階段跡を指し示して「昔はこうやって後ろ向きに歩いて回りました」と

ホンマかいな〜この階段えっらい幅が狭いでっせ？危なっ！

いよいよポロンナルワのクライマックスはガル・ヴィハーラに

３体ならぶ仏像の中でまず左が瞑想中の座像

立像と涅槃像

岩から掘りとられた表情には地層のマーブル模様が浮かびどこまでも穏やか

物凄い人だかりで賑やかなのに遠くから波の音が聞こえて来そう

老若男女大勢の人々からの熱い視線と祈りを一心に集め

何時間も歩き回りクタクタ腹ぺこになった所に各種ご当地カレー！

やっぱり灼熱ウォーキングの後はライオンビール

これもご当地スイーツは水牛のヨーグルト「カード」
椰子の花蜜キトゥルハニーをたっぷりかけて爽やかな甘さ

一息ついたら午後はサファリで象を探しに出掛けます