スリランカ（５）シギリヤrock'n'roll！

2012/01/20 - 2012/01/29

緑の大海原に忘れ物みたくポツンと佇む岩の塊。近付けば…近付いても…デカ過ぎる！シギリヤロック。ヨルダンのペトラ遺跡と並ぶ憧れの地でした。

怒涛の史実の舞台となった岩山ながら、いや、その劇的史話は後回しでも可。とにかく登りたい登りたい、登り詰めたい衝動にかられて挑む200メートルの絶壁は急勾配にスリリングな道程てんこ盛り。これは地球上でも屈指の必見スポット間違いなし。

エリア シギリヤ(スリランカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 2.5

• 交通手段: 徒歩

しんどいから…と登頂を渋るスリランカ人ガイド氏たちと駐車場で別れて程なくこの光景！

二十歳で初めて訪ねた東京ネズミーランドで彼方に望んだシンデレラ城（その後狂喜のあまり城まで全力疾走）あの瞬間の興奮に匹敵する位

巨岩の隙間から冒険スタート

早速餌食になる日本人ツアー客のご婦人たち

急階段で脇から手を添え引っ張って後ほどチップを求める手口は見え透いていて「ノーサンキュー」を連呼してた日本人のおばちゃんたちも最後は「要らないってば！！」…強い

岩肌は地面から殆ど垂直

岩肌にへばり付くようなルート

頂上を目指すルートから急勾配の螺旋階段へ寄り道を

ちなみに地上から見あげたその螺旋階段

階段を登りつめれば美女１８人が迎えてくれます

豊かな笑みを浮かべる「シギリヤ・レディ」のフレスコ画

確かに艶やかでミステリアスながらベムとかベラっぽい色合い

いや　
１６世紀も大昔の彩りが今も魅惑的である事がまず奇跡

鏡の回廊

卵の白身と蜂蜜と石灰が塗られていたとか
今でも確かに行き交う観光客の人影が映ります

心臓破りの最後の階段

と見せ掛けてこの先の広場から上にまだ暫く続く訳ですが

てっぺんまでもうすぐ

まずは宮殿入り口に到着です

獰猛なライオンの爪先だけが残っています

巨大なライオン像の姿を想像しつつ更に高みを目指して

ライオン前の広場で諦める人も多数

１２００段を登り詰めたてっぺん！…んと特に何があるという訳でもないんですが

爽快！僕らの上にはどこまでも空だけ

頂上に先回りしていた地元の方

よくここまで登ったねぇと互いにたたえ合う観光客を淡泊に見詰めるクールな眼差し

こんな不便な頂上なのに王様用のプール完備
なんて困った王様でしょう

（※狂気と悲哀の王様カーシャパの物語についてはWebで検索）

シギリヤロックを包む緑の海をぼんやり眺めてたらゆっくりゆらゆら大きな雲の影

誰もが思い思いに寛ぐ木陰

玉座の跡

観光客が座るの禁止

360度真緑の眺望で深呼吸したら来た道を引き返しましょう

実は帰り道の方がスリリング
よくもまぁこんな危なっかしい道を何も考えずに登ってきたもんだ

空中に渡された通路…すぐ外側は奈落

悪い王様が敵の襲来に備えて作らせた仕掛け

危ないがな
何かの弾みで落ちたらどないすんねん

見上げれば岩肌にへばり付く人々

足をガクガク言わせつつ地上まで戻ると通称コブラ岩

その下でベタにコブラを操るの図
撮影料を求められるので素早く退散


どうしてこんな場所に宮殿を？
そもそもこの岩はどこから来たんだろう
微笑むシギリヤレディその見詰める先には？
色んな事を想像しながら登ればあっという間です

天辺の宮殿跡に豪華ハイライトが在るわけでもないのにこの満足度はいったい…シギリヤロック！

この旅行記へのコメント （2）

• ぺこっちさん 2012/04/05 12:37:07

  いいなー！！

  ＤＯＮさ〜ん！　シギリアロックは私も絶対行きたい場所なんですよ！うらやましい！ＤＯＮさんの旅行記を見てますます行きたくなりました。
  
  それにしても、シンデレラ城を見た時のテンションの上がり方を例に出すとは。非常にわかりやすいです・笑　さすがにダッシュはしませんが、ＴＤＬのゲートを入ると、一気にテンションアップしますよね。
  
  話が脱線しましたが、観光客の多さにちょっと驚きました。テレビでしか見ていないので、テレビロケの人気が少ないイメージしかなかったので。そして想像以上の激しい道程。でもぺトラでの経験で、自分は高いところにぜいぜい登って行くのが好きだということがわかったので(笑）、ますます行ってみたくなりました。
  
  それにしても、頂上にワンコやおサルがいるのは驚きですね。おそるべし、地元民。
  
  ぺこっち

  DONさん からの返信 2012/04/06 00:22:09

  up!

  ぺこっちさん
  
  どちらかといえば自分は高いところ苦手なはずなのに、一生一度の機会かも？と思えば大概のことはへっちゃらになるもんです。実はシギリヤロックのてっぺんで恒例ジャンプしまくる自画像を撮影したんですが後々見返してぞっとする背景（少し着地を誤れば地上までヒュゥゥみたいな）の画像ばかりでした。
  
  やっぱり鳥の目になると世界が違います。僕があれほど何時間も見つめたぺトラだって、ぺこっちさんのように崖の上まで上り詰めて見下ろせばまた違った表情で。さぁ、次はどんな高みを目指しましょうか？？
  
  ＤＯＮ