パリ・ロンドン紀行(5)　楽チン、快適そして安全！　二階建てオープンバスでパリ市内観光

2009/06/25 - 2009/07/04

2009年6月25日～7月4日、9泊10日の日程でIACEトラベルの「人気のユーロスターで車窓の旅！　憧れのロンドン＆パリ10日間」という添乗員なしのツアーに行きました

今回はそのうち「2階建てバスでパリ市内観光」編です

なお随時写真及び記事を追加いたしますのでよろしければ時々ご訪問下さい

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前回のパリ観光ではメトロでジプシーに狙われ不愉快な思いをしたので今回はその心配がない2階建てバスツアーを利用しました

シティラマ社によるツアーはいずれも循環型で以下の4つがあり、全コース乗り降りは自由　　また日本語のオーディオサービスもあり、特に不自由は感じませんでした

HPは　http://www.pariscityvision.com/jp/paris-l-open-tour

なお料金は1日券29ユーロ、2日券は32ユーロなのでこちらを購入（その後29→31、32→34ユーロに変更）

1)Paris Grand Tour・・・・オペラガルニエ→ルーブル→ノートルダム→オルセー→コンコルド広場→凱旋門→エッフェル塔→アンヴァリッド→コンコルド広場→元に戻る

2)Montparnasse-Sant-Germain・・・ノートルダム→ソルボンヌ→リュクサンブール→モンパルナス→アンヴァリッド→サンジェルマン→元に戻る

3)Montmartre-Grand Boulevards・・・・・オペラガルニエ→ムーランルージュ→北駅→東駅→レピュブリック広場→元に戻る

4)Bastille-Bercy ・・・・・・バスチーユ広場、オステルリッツ駅など（詳細省略）


このバスに乗ってみての私が感じた長所、短所は次の通りです

＜長所＞
　１．2階席は窓ガラス、天井とも無いため視界は極めて良好、写真撮影にトレビア～ン！

　２．夏は吹きぬける風もさわやか、気分爽快

　３．乗客は全て観光客なのでメトロより安全


＜短所＞
　１．運転時間が9～17時と短く途中で降りると一日で廻るのは不可能

　２．バス乗り場がパリ初心者には分かりにくい　　事前にシティラマのHPから路線図をダウンロードし乗り場をよく確認することをオススメします

　３．2階席は街路樹の枝が当たることもあり要注意！また朝は少し寒いかも、、、



＜ツアー全体の日程＞

6月25日　　BAで成田からパリに（ロンドン乗り継ぎ）
6月26日　　シャルトル観光
6月27日　　トゥール市内観光、ロワール古城巡り
6月28,29日　パリ市内観光
6月30日　　ユーロスターでロンドンへ、着後市内観光
7月1日　　　ロンドン市内観光
7月2日　　　ウィンザー観光
7月3,4日　　BAでロンドンから成田へ（直行便）帰国

なおBGMとしてYves Montandが歌う「パリの空の下」を御用とお急ぎでない方はお聞きください

https://youtu.be/ceFxrmQhRAg

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 観光バス 徒歩
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 株式会社IACEトラベル

ダブルデッカーバスの切符を買うためシティラマ社までメトロで行った
ルーブル美術館近くで金ピカのジャンヌダルク像が目印

前回（2001年6月）にも同社のベルサイユ宮殿ツアーを利用したので迷わず行くことができた

以下廻った順に主な名所を紹介します

初日は 1) の Paris Grand Tour を選択した

ルーブル美術館前の停留所から乗り込んだ　　乗客は少なく日本人は我々だけだった　　２階建てバスは天井のないオープントップだが、窓ガラスも無いので写真撮影には最適

写真はビデオでルーブル美術館を激写する外人女性

２階建てオープントップバスの長所は視点が高く屋根がないため高い建物もよく見える　　カルーゼルの凱旋門も前回見たときより見易かった

これはお化粧直し中の建物　　パリの建物は法律で10年ごとに改装することが義務付けられているそうだ

やがてバスはルーブル美術館のアーチをくぐりぬけセーヌ川右岸を走る
シテ島のノートルダム寺院には多くの観光客が集まっていた

パリ観光では外せない場所だが今回はシャルトル大聖堂に参拝するので割愛した

マリーアントワネットが最期の時を送ったコンシェルジェリー

最高裁判所

フランス学士院　　ここにいたる橋が Pont des Arts（芸術橋）

ブルボン宮　　現在は国民議会議事堂として使われている
通常は内部は非公開だが年に一度だけ特別公開されるそうだ

パリ祭（7月14日）の準備のため仮設の観客席が造られていた
このため少し雑然としていたのは残念

巨大な列柱が立ち並ぶマドレーヌ寺院　　ここはあとで下車し参拝した

プチパレ　1900年万博の際建てられた

ルイ・ヴィトン本店　　ブランドに全く興味ない二人はバスから見るだけだった

2001年に来たときはこの前に日本人観光客が多く並んでいたがリーマンショックの影響だろうか、客が少なかった

オープンバスの2階席前部の状況　　表示にあるように1階にはコーラの自販機がある　　暑い日だったので重宝した

エトワールの凱旋門に向かう2階建てバス　　前のバスを見ると分かるように路肩によると街路樹の枝が当たりそうになるので注意が必要

凱旋門を半周した後遠ざかるバス　　白人の女性客が多かった

窓ガラスが無いので凱旋門に彫られたレリーフも手に取るようにクッキリと見える

写真は「ジェンマップの戦い」描いたレリーフ

エッフェル塔が見えたのでここで一旦バスを降りた
トロカデロ広場から見ると逆光の中に鉄の刺繍と言われるエッフェル塔がどっしりと圧倒的な存在感を示しながら立っていた

この日は6月にもかかわらずとても暑くて噴水がよく似合う日だった

子供が水遊びに興じていた

このパリの象徴のようなエッフェル塔に昇ろうと思った　　ところが長蛇の列や周辺のしつこい黒人の物売りに閉口して足早に退散した
6月にしては異常に暑かったのでセーヌ川左岸に戻りクルーズ船に乗り込むことにした
・・・・セーヌ川クルーズについては下記の「ローアングルで見るパリの街　クルーズで世界遺産セーヌ河岸を楽しむ」をご覧下さい

http://4travel.jp/traveler/deracine/album/10673351/

2日目の朝は 2)の Montparnasse-Sant-Germain コースをトライした
ホテルのあるモンパルナスから乗車したがパリ初心者の私たちには乗り場を見つけるのに一苦労した

バスストップには左の写真のような標識がある

ナポレオンが眠るアンヴァリッドの横を通る

昨日も見たブルボン宮を通過した後はサン・ジェルマン大通りをバスは走る
サンジェルマン・デ・プレの教会が見えた　　現存するパリ最古の教会のひとつで初期ロマネスク建築

バスはノートルダム寺院の対岸で一回りし、ソルボンヌ大学構内を通り抜ける

パンテオン　　もともとは修道院だったがルイ15世がギリシャ・ゴシック様式の神殿に改造

次にリュクサンブール公園の東端を通る　　めぼしいものはバスからは見えなかった

モンパルナスに戻りこれで一周したことになるが更に乗り続けた

またアンヴァリッド横を通過したオルセー美術館の裏付近で下車した　　この後オペラガルニェまで歩きこの界隈のデパートで昼食とショッピングをした

タクシーに乗るという選択もあるのだが持ち前の貧乏性と心配性(ぼられるのでは？）で、ここは暑いにもかかわらずひたすら歩いた

途中薬局の温度計を見たら30度の表示が出ていた　　暑いはずだ　　流れる汗を拭きながら歩いた

ロワイヤル橋を渡るとき快晴であまりにもセーヌ川が美しいので写真に収めた

前回パリを訪れたときはルーブル、オルセーと美術館めぐりをしたので今回は外観を鑑賞するのみ

暑い中やっとの思いでオペラ・ガルニエに着いた
この界隈で食事、ショッピングした後、3)の Montmartre-Grand Boulevards コースに乗った

サン・トリニテ教会

有名なムーラン・ルージュ　　ただし昼間見る「赤い風車」は夜の蝶を昼間見るがごとく興ざめ気味だ

怪しげなこんな店も、、、バスから降りて観光するのにはちょっと勇気が要りそうだ

このバスに乗ったのは翌日訪れる北駅の様子を知る目的もあった
北駅も写真の東駅も建物自体は美しかった
ただし駅周辺の環境は怪しげな人も多く注意が必要と思った

これでオープンツアーバス2日間の旅を終えたが4)のBastille-Bercy コースは時間がなく乗れなかった　　やはり2日間で全コース制覇は途中下車するとムリなようだ

なお現在シティラマ社のツアーにはオープンツアー3日間とバトビュス（クルーズ）をセットにしたパリ・アラカルトというツアーもあるので滞在時間に余裕のある人はこちらがベターかも知れません