パリ・ロンドン紀行（3)　TGVでロワール河畔のトゥールへ 　美しい街並み、親切な人に癒される

2009/06/25 - 2009/07/04

2009年6月25日?7月4日、9泊10日の日程で「人気のユーロスターで車窓の旅！　憧れのロンドン＆パリ10日間」というツアーに行きました

今回はそのうち「ロワール河畔の町トゥールを散歩する」編です
ロワールの古城めぐりはパリからのバスツアーを利用するのが手軽で一般的です

しかし私の場合モンパルナス駅近ホテルのメリットを活かしてTGVで往復 おかげで午前中は美しいトゥールの街並みを散歩、満喫することができました


<全体の日程＞
6月25日　　BAでパリ（ロンドンLHR乗り継ぎ）
6月26日　　シャルトル観光
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6月27日　　トゥール市内観光、ロワール古城巡り
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6月28日　　パリ市内観光（二階建て観光バス利用）
6月29日　　セーヌ川クルーズなど
6月30日　　ユーロスターでロンドンへ、着後市内観光
7月01日　　ロンドン市内観光
7月02日　　ウィンザー観光
7月03日　　BAでロンドン発（直行便）
7月04日　　帰国

エリア トゥール(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 株式会社IACEトラベル

TGVは日本で事前にオンライン予約した（TGVは要予約）
予約方法はフランス・ツーリズム旅行情報局（通称ふらつー）のサイトの助けを借りた　　この場を借りてお礼を申し上げます
おかげでモンパルナス〜トゥール往復で　37.2ユーロと格安だった

なお乗車券はモンパルナスに着いた翌日、朝一番で駅の窓口にて発券してもらった（予約番号、クレジットカードが必要）

パリ滞在２日目の朝、朝食をホテルで7:15にとり　7:30過ぎにモンパルナス駅に向かった　　駅まで徒歩5分でいけるがTGVに乗るのは初めてなので安全をみて早く出た　　駅が近いのは本当に便利だと実感した

なお朝食は本来土･日は8時からであるが事情を話したところ早く用意してくれた　　Sympathique（好感のもてる）なホテルだった

写真はホテル近くのモンパルナス駅のホームに並ぶTGV　　西部、南西部行き電車の始発駅でトゥール行きTGVもここが基点

モンパルナス ビヤンヴニュ駅 駅

ホームに出るとTGVは到着済みだったが新幹線と異なり液晶の号車表示が見にくい　　また刻印機を通す必要もあり時間に余裕をとってよかった

段差およびホームとの隙間を埋めるためステップが出てくる

2等車内の様子　2等車内は4人掛けでゆったり余裕があった
新幹線と異なりは固定されており席を回転させて対面式に変更はできない

途中の車窓風景　　フランスは代替エネルギーにも熱心でボーズ平野にも多くの風車が立っていた

トゥール駅　　TGVはトゥール止りと更に遠方に行く電車があり、前者の場合この頭端式ホームが終点

トゥール駅より遠くに行くTGVの場合はひとつ手前のサン・ピエール・デコール駅で連絡シャトル電車に乗換えが必要　　帰りはこの電車を利用してサン・ピエール・デコール駅からTGVに乗った

トゥール駅 駅

美しい駅舎だ　　それもその筈、オルセー駅（現オルセー美術館）を設計した建築家ヴィクトール・ラルーによるもの

感心して傍らの老マダムに「美しい天気、美しい駅、美しい彫像ですね」と話かけたら xxx xxxx xxxxx xxxxx・・・と当方のヒアリング能力を超えて説明してくれた　　多分彫像の説明をしてくれたのだろう

駅舎上の彫像をアップで　　それにしてもパリーオルレアンとは何を意味するのだろうか？

駅前の通りをカワイイ清掃車が道路清掃していた

駅前から西に歩き立派な市庁舎を見て北に向かうと広いRue Nationale に出た
この通りを更に北に歩くとロワール川にかかるウィルソン橋に出た　　何かの記念日だろうか多くの旗が掲揚されていた
川の水も綺麗だった

次にガイド本に載っているプリュムロー広場に向かった　　15世紀の木組みの家や石造りの壁が並んでいた

狭い路地を歩くとサン・マルタン聖堂に出た　　

サン・マルタン聖堂 寺院・教会

路地を観光馬車が走っていた

路地を歩いていると洋装店があり　　中を覗くと衣装合わせの最中だろうか、美しい横顔のマドモアゼルが純白のドレスを着て立っていた

このサン・ガシアン大聖堂を探して歩いていたら老紳士が近づいてきた
日本人の個人旅行者、それも熟年夫婦連れが珍しかったのだろうか、「ムッシュー、迷子になったのかね　英語は話せるかね？」と親しげに話しかけてきた

大聖堂は大きなものであいにく正面ファサードは修理中だった　　ただし拝観はできた

サンガシアン大聖堂 城・宮殿

ここにも数多くのステンドグラスが初夏の陽光に照らされて燦然と輝いて見えた

ステンドグラスは字の読めない人々のために聖書の内容を理解させる絵本のようなもので写真のステンドグラスは東方三博士の礼拝を描いたもの

ステンドグラスを透過した光が床に虹色のモザイク模様を描いていた

壁にも万華鏡のような模様が反射していた

南のバラ窓下にはパイプオルガンが備え付けられていた

トゥール城

街中を散歩中にこんなものを見つけた　　全自動水洗公衆トイレで使い方は

　1) 0.30ユーロ分のコインを入れるとドアが自動的に開くので中に入りドアをロックする

　2) 用を済ませたらドアを手で開け外に出る（フラッシュ不要）
　　 一旦ドアを開けたら戻れないし忘れ物をすると水びたしになるらしい
　3) 自動的にユニット内全体が洗浄される　　床まで洗浄するらしい

「使用中　お待ち下さい」の表示例　　空いている場合は libre　の表示が出る

使用した妻によると閉塞感および恐怖感があり決して気持ちのよいものではないとのこと

駅前に戻った　　駅前の大通りの歩道は広く散歩していても気持ちがいい　赤いバラも満開だった　

歩道の横には日本ではあまり見かけない赤いアジサイの花も満開だった

駅前には観光案内所（Office de tourisme)があり、ここが午後に予約しているロワール古城めぐりツアーの待ち合わせ場所に指定されていた

駅前からはプチトランが出ていた　　これに乗れば楽チンでトゥール観光ができそうだが時間が無かったので体験はできなかった

遊園地の電車のようで楽しそうなプチトラン　　手前に観光案内所があった

次は「ロワールの古城巡り」編です

トゥール駅 駅