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2009年6月25日-7月4日、9泊10日の日程で「人気のユーロスターで車窓の旅! 憧れのロンドン&パリ10日間」というツアーに行きました<br /><br />今回はそのうち「世界遺産・シャルトル大聖堂」編です<br />ここの総面積2700平米にも及ぶステンドグラスの多くは12-13世紀のギルドワークによって製作された繊細かつ優美なもの<br />ステンドグラスファンには必見の場所です<br /><br />パリからツアーバスを利用するのが一般的ですがモンパルナス駅近ホテルという地の利を生かして電車で訪れました<br />時間があれば尖塔に登ったり周りを散歩するのもオススメです<br /><br /><br />&lt;全体の日程><br />6月25日  BAでパリ(ロンドンLHR乗り継ぎ)<br />******************************************************<br />6月26日  シャルトル観光<br />******************************************************<br />6月27日  トゥール市内観光、ロワール古城巡り<br />6月28日  パリ市内観光(二階建て観光バス利用)<br />6月29日  セーヌ川クルーズなど<br />6月30日  ユーロスターでロンドンへ、着後市内観光<br />7月01日  ロンドン市内観光<br />7月02日  ウィンザー観光<br />7月03日  BAでロンドン発(直行便)<br />7月04日  帰国

パリ・ロンドン紀行(2) シャルトル大聖堂の荘厳な内部と精緻なブルーのステンドグラスに感激! 

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2009/06/25 - 2009/07/04

45位(同エリア322件中)

deracine

deracineさん

この旅行記のスケジュール

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2009年6月25日-7月4日、9泊10日の日程で「人気のユーロスターで車窓の旅! 憧れのロンドン&パリ10日間」というツアーに行きました

今回はそのうち「世界遺産・シャルトル大聖堂」編です
ここの総面積2700平米にも及ぶステンドグラスの多くは12-13世紀のギルドワークによって製作された繊細かつ優美なもの
ステンドグラスファンには必見の場所です

パリからツアーバスを利用するのが一般的ですがモンパルナス駅近ホテルという地の利を生かして電車で訪れました
時間があれば尖塔に登ったり周りを散歩するのもオススメです


<全体の日程>
6月25日  BAでパリ(ロンドンLHR乗り継ぎ)
******************************************************
6月26日  シャルトル観光
******************************************************
6月27日  トゥール市内観光、ロワール古城巡り
6月28日  パリ市内観光(二階建て観光バス利用)
6月29日  セーヌ川クルーズなど
6月30日  ユーロスターでロンドンへ、着後市内観光
7月01日  ロンドン市内観光
7月02日  ウィンザー観光
7月03日  BAでロンドン発(直行便)
7月04日  帰国

旅行の満足度
4.0
観光
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
利用旅行会社
株式会社IACEトラベル
  • さて今回の旅行は「鉄道の旅」がキャッチフレーズである  朝食後、早速歩いて3分のモンパルナス駅に行き窓口にて切符を買った  自動券売機も多くあったがトラブルにつけ込んで金を巻き上げる輩がいるとの情報もあるので、そういう心配のない窓口を利用した  またタダで覚えたフランス語で次のように言った  <br /><br />Deux aller-retours pour Chartres, s&#39;il vous plait.(シャルトル行きの往復切符を2枚下さい)<br /><br />どうやら無事通じてシャルトル行きの切符をくれた  ずいぶんデカイ切符で飛行機の搭乗券と同じくらいの大きさだ  忘れないうちに刻印機にかけた<br /><br />なお切符の手書き書き込みは車内検札の際シニア割引が使えるのでは?と親切に教えてくれたもの<br /><br />後でモンパルナス駅の窓口で尋ねたが英語は通じず、フランス語でやり取りすることは当方の能力を超えていたので割引は実現せず(たいした金額ではないと思う)<br /><br />

    さて今回の旅行は「鉄道の旅」がキャッチフレーズである  朝食後、早速歩いて3分のモンパルナス駅に行き窓口にて切符を買った  自動券売機も多くあったがトラブルにつけ込んで金を巻き上げる輩がいるとの情報もあるので、そういう心配のない窓口を利用した  またタダで覚えたフランス語で次のように言った  

    Deux aller-retours pour Chartres, s'il vous plait.(シャルトル行きの往復切符を2枚下さい)

    どうやら無事通じてシャルトル行きの切符をくれた  ずいぶんデカイ切符で飛行機の搭乗券と同じくらいの大きさだ  忘れないうちに刻印機にかけた

    なお切符の手書き書き込みは車内検札の際シニア割引が使えるのでは?と親切に教えてくれたもの

    後でモンパルナス駅の窓口で尋ねたが英語は通じず、フランス語でやり取りすることは当方の能力を超えていたので割引は実現せず(たいした金額ではないと思う)

  • モンパルナス駅でシャルトル行きの電車(同型の電車)を写した<br /><br />

    モンパルナス駅でシャルトル行きの電車(同型の電車)を写した

  • 電車は2階建て車両付きでトイレも完備(妻が利用した)  また停車駅の案内は車内アナウンスと電光表示もされるので安心して乗車できる<br /><br />アナウンスは非常に聞き取りやすかった<br />

    電車は2階建て車両付きでトイレも完備(妻が利用した)  また停車駅の案内は車内アナウンスと電光表示もされるので安心して乗車できる

    アナウンスは非常に聞き取りやすかった

  • 車窓から外に目をやるとボーズ平野の、のどかな田園風景が過ぎ去っていった

    車窓から外に目をやるとボーズ平野の、のどかな田園風景が過ぎ去っていった

  • 途中駅で停車中の近郊電車  自転車大国フランスらしく電車内に自転車が持込が可能だ <br /><br />

    途中駅で停車中の近郊電車  自転車大国フランスらしく電車内に自転車が持込が可能だ 

  • 基本的には無料で、垂直に立てかけて置くらしい(SNCFのパンフレットより)  

    基本的には無料で、垂直に立てかけて置くらしい(SNCFのパンフレットより)  

  • 一時間ちょっとでシャルトル駅に着いた途端、左右が異なるツインタワーのシャルトル大聖堂が目に飛び込んできた  予想以上にデカイ  

    一時間ちょっとでシャルトル駅に着いた途端、左右が異なるツインタワーのシャルトル大聖堂が目に飛び込んできた  予想以上にデカイ  

  • シンプルな外観のシャルトル駅

    シンプルな外観のシャルトル駅

  • 尖塔を目標に歩いて約10分も経たないうちにたどり着いた<br /><br />写真は手前のシャトレ広場

    尖塔を目標に歩いて約10分も経たないうちにたどり着いた

    写真は手前のシャトレ広場

  • 大聖堂のそばには観光案内所があった<br />日本では珍しい真っ赤なアジサイが満開だった

    大聖堂のそばには観光案内所があった
    日本では珍しい真っ赤なアジサイが満開だった

  • 世界遺産シャルトル大聖堂(Cathedrale Notre-Dame de Chartres)<br />身廊高さ36.5m、北塔(ゴシック)115m、南塔(ロマネスク)106m、バラ窓直径14mはいずれもパリのノートルダム寺院より大きい<br /><br />引きがない場所だったのでワイドレンズを使って限度までバックしてやっと塔全体を写せるほどの高さだった<br />

    イチオシ

    世界遺産シャルトル大聖堂(Cathedrale Notre-Dame de Chartres)
    身廊高さ36.5m、北塔(ゴシック)115m、南塔(ロマネスク)106m、バラ窓直径14mはいずれもパリのノートルダム寺院より大きい

    引きがない場所だったのでワイドレンズを使って限度までバックしてやっと塔全体を写せるほどの高さだった

  • 前庭には花壇があって季節の花が咲き乱れていた<br />花もシャルトルブルーに合わせたのかブルーが多かった

    前庭には花壇があって季節の花が咲き乱れていた
    花もシャルトルブルーに合わせたのかブルーが多かった

  • ゴシック建築の象徴のひとつ、強固な飛び梁(フライイング・バットレス)<br />この梁が高い天井から発生する側圧を地面に逃がして建物を倒壊から防いでいる<br /><br />この飛び梁にも彫刻が施されていた

    ゴシック建築の象徴のひとつ、強固な飛び梁(フライイング・バットレス)
    この梁が高い天井から発生する側圧を地面に逃がして建物を倒壊から防いでいる

    この飛び梁にも彫刻が施されていた

  • 精緻な彫刻が施された北のポルタイユ

    精緻な彫刻が施された北のポルタイユ

  • 正面ファサード上部の諸侯のギャラリーと聖母子像

    正面ファサード上部の諸侯のギャラリーと聖母子像

  • 正面入り口の案内板  毎日8:30〜19:30まで開門している<br />拝観は無料だが寄付は歓迎される<br /><br />物乞いがいたが無視した<br /><br />

    正面入り口の案内板  毎日8:30〜19:30まで開門している
    拝観は無料だが寄付は歓迎される

    物乞いがいたが無視した

  • 大聖堂内部に足を踏み入れるとあたかも巨木の森にでも入ったかのように恐ろしいほど太い石柱が林立していた

    大聖堂内部に足を踏み入れるとあたかも巨木の森にでも入ったかのように恐ろしいほど太い石柱が林立していた

  • ゴシック建築の特長である高いリブボールト天井は参拝者をして天国に昇らしめるような効果をもたらす<br /><br />人々は競ってより高い天井を持つ大聖堂の建築に明け暮れた<br />この天井高さは34mとパリのノートルダムの32mを凌いだ<br /><br />高い天井と高窓のステンドグラスを通して差し込む日の光は本当に神々しく感じられる<br /><br />内陣奥にはマリア昇天の像があった  参拝者が捧げた蝋燭の火がユラユラと周りを明るく照らしていた

    ゴシック建築の特長である高いリブボールト天井は参拝者をして天国に昇らしめるような効果をもたらす

    人々は競ってより高い天井を持つ大聖堂の建築に明け暮れた
    この天井高さは34mとパリのノートルダムの32mを凌いだ

    高い天井と高窓のステンドグラスを通して差し込む日の光は本当に神々しく感じられる

    内陣奥にはマリア昇天の像があった  参拝者が捧げた蝋燭の火がユラユラと周りを明るく照らしていた

  • 娘が通っていたミッションスクールのアルバムに載っていたステンドグラスの美しさに魅せられた妻は以前からこの実物を見ることを願っていた<br />それがこのシャルトル大聖堂・北のバラ窓のステンドグラス<br /><br />長年の夢が叶って妻は大満足の様子だった

    娘が通っていたミッションスクールのアルバムに載っていたステンドグラスの美しさに魅せられた妻は以前からこの実物を見ることを願っていた
    それがこのシャルトル大聖堂・北のバラ窓のステンドグラス

    長年の夢が叶って妻は大満足の様子だった

  • シャルトル大聖堂には総数170、面積にして2700平方メートルにも及ぶステンドグラスがあり最古のものは1150年<br /><br />近代のステンドグラスはグリサイユ(絵付け)だがここでは中世のままのモザイクの精緻な職人技で作られている<br /><br />左の写真は中でも有名な「美しき絵ガラスの聖母」のステンドグラス

    イチオシ

    シャルトル大聖堂には総数170、面積にして2700平方メートルにも及ぶステンドグラスがあり最古のものは1150年

    近代のステンドグラスはグリサイユ(絵付け)だがここでは中世のままのモザイクの精緻な職人技で作られている

    左の写真は中でも有名な「美しき絵ガラスの聖母」のステンドグラス

  • そばには英語とフランス語で併記された説明パネルがあった

    そばには英語とフランス語で併記された説明パネルがあった

  • 運良く晴れてきてステンドグラスに初夏の陽光が差し込んだ<br />内陣の一番奥にある放射状祭室のステンドグラスが万華鏡のように輝きを増した

    運良く晴れてきてステンドグラスに初夏の陽光が差し込んだ
    内陣の一番奥にある放射状祭室のステンドグラスが万華鏡のように輝きを増した

  • 写真中央下は「柱の聖母」 1540年頃に製作された梨材の聖母子像<br /><br /><br />

    写真中央下は「柱の聖母」 1540年頃に製作された梨材の聖母子像


  • これも有名な西正面のステンドグラス「エッサイの樹」(写真右端)<br />一番下のダビデの父、エッサイから始まり頂点のキリストまでが細かいモザイク状のステンドグラスで描かれている

    イチオシ

    これも有名な西正面のステンドグラス「エッサイの樹」(写真右端)
    一番下のダビデの父、エッサイから始まり頂点のキリストまでが細かいモザイク状のステンドグラスで描かれている

  • 外へ出ると幼稚園の遠足なのだろうか、プチトランに乗って可愛い巡礼者たちも来ていた<br /><br />

    外へ出ると幼稚園の遠足なのだろうか、プチトランに乗って可愛い巡礼者たちも来ていた

  • 近くには国際ステンドグラスセンターがあった<br />尖塔に登ってボーズ平野を見渡すつもりだったが大事な事を思い出した<br />キャッシュが不足していたのでパリまで帰ってトラベラーズチェックを換金する必要があった<br />  <br />欧州は北米と異なりトラベラーズチェックの使い勝手が悪い<br />残念ながら急いでシャルトルを後にした<br /><br />次回「美しい町トゥール」編に続きます<br /><br />

    近くには国際ステンドグラスセンターがあった
    尖塔に登ってボーズ平野を見渡すつもりだったが大事な事を思い出した
    キャッシュが不足していたのでパリまで帰ってトラベラーズチェックを換金する必要があった
      
    欧州は北米と異なりトラベラーズチェックの使い勝手が悪い
    残念ながら急いでシャルトルを後にした

    次回「美しい町トゥール」編に続きます

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