冬のヨーロッパの旅ー氷海ー（再編集版）

2012/03/12 - 2012/03/12

３月１２日、フィンランドのヘルシンキからエストニアのタリンに向かうフェリーに乗った。バルト海の奥に広がるフィンランド湾を北から南に下る２時間半のコース。最初の一時間くらいは氷の浮かぶ海で迫力があった。北海道の流氷も悪くないが、大型フェリーの迫力はまた別格だ。

この冬の３回のヨーロッパ旅行は、３５００ｍを越える地点でアルプスの雪や氷河を体感し、さらに零下２２度のロシアの雪を踏みしめ、最後はバルト海の氷海の航行で締めくくった。つくづく私は雪や氷が好きなのだと認識した。いづれも嬉しさと興奮が続く時間であった！私の旅行は常に文化探求や人間の活動が中心だったので、若い頃は別として、自然現象にはそれほど熱意はないのだが、この冬の経験は、日本で暖かい積雪の殆どないところに住む人間としては、やはり、格別嬉しい時間であった。ドイツ人やロシア人がイタリア等の暖かいところを求めて移動するのとは、逆の感覚なのだろうと思う。

家内は同じ時期、息子の勤務する赤道に近いクソ暑いところに行っていたが、私は、そこに数年前に行き、室外で体を冷やす方法がないので、再度の誘いを断っている。別行動となった次第。裸ですぐ泳いでいた若い頃は、それでも熱帯地方にも行ったが、今は、暑さはこたえる。息子のところはプール付きなのだが、それでも、部屋とプールだけいるわけにはいかないからだ。

その点、冬のヨーロッパは室内活動が暖かい！文化活動満開なのだ。タバコ愛好者は外で吸っているが、私はその趣味はないので、室内でたのしく過ごす。外を移動するときだけ、厚めのコートを羽織れば、寒さは簡単にしのげる。しかも、観光客がうようよしていない！！売りきれの音楽界なんてなかったと思う。
もっとも、行きたいものは全てチケット手配してはいたが。。いつも訪問する博物館や美術館もゆったり見た。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 5.0

フィンランドのヘルシンキからエストニアのタリンに向かうフェリーから、バルト海の氷を写す。