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亀谷観音堂から再びバスで黒塚観世寺に向かう。<br /><br />芭蕉達は供中の渡し(現安達橋)から舟で阿武隈川を渡り、安達ヶ原の麓の鬼婆伝説の黒塚を見物する。<br /><br />”京都の公家の乳母「岩手」は、わが手で育てた姫の口がきけなくなった病気を治すには、「妊婦の生肝」を飲ませることという易者の言を信じ、それを求めて辿りついたのが安達ヶ原の岩屋。<br /><br />そこに宿を乞うて訪れた生駒之助と身重の恋衣夫婦。<br /><br />急に産気付いた恋衣の薬を求めに駒之助が出かけた隙を狙い、岩手は恋衣を殺し腹を裂き、生肝を奪う。<br /><br />恋衣が身に着けていたお守りから、恋衣が吾が娘だった事を知った岩手はやがて気が狂い、鬼と化す。”<br /><br />綺麗な五重塔が建つ黒塚観世寺境内には、岩手が宿にし、生肝を狙ったと云う、笠を被ったような岩石を載せた巨岩を始め、様々な形態をした奇岩の丘を回遊する事が出来、それぞれ奇岩の形に応じて変わった名がつけられていて興味深い。<br /><br />正岡子規もここを訪れており、その際詠んだ句碑が有る。<br /><br />  涼しさや 聞けば昔は鬼の家   子規<br /><br />山門の左手に阿武隈川が流れており、川の堤防を下った河原に、築地塀で囲われ、杉の大木が一本だけ聳える塚が”黒塚”で、岩手の亡骸が葬られている所。<br /><br />杉の大木の脇に平兼盛の歌碑が建つ。<br /><br />   みちのくの 安達ヶ原の黒塚に<br />       鬼こもれりと 聞くはまことか  兼盛<br /><br />遠くから雪を被った阿多多羅山が、”鬼婆”と呼ぶには哀れな「岩手」の亡骸を見守り続けている。<br /><br />黒塚観世寺に隣接して”安達ヶ原ふるさと村”が有り、郷土土産が置かれているコーナーが有った。<br />

奥の細道を訪ねて第7回⑤鬼婆伝説・黒塚観世寺 in 二本松

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2012/04/10 - 2012/04/10

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WT信

WT信さん

亀谷観音堂から再びバスで黒塚観世寺に向かう。

芭蕉達は供中の渡し(現安達橋)から舟で阿武隈川を渡り、安達ヶ原の麓の鬼婆伝説の黒塚を見物する。

”京都の公家の乳母「岩手」は、わが手で育てた姫の口がきけなくなった病気を治すには、「妊婦の生肝」を飲ませることという易者の言を信じ、それを求めて辿りついたのが安達ヶ原の岩屋。

そこに宿を乞うて訪れた生駒之助と身重の恋衣夫婦。

急に産気付いた恋衣の薬を求めに駒之助が出かけた隙を狙い、岩手は恋衣を殺し腹を裂き、生肝を奪う。

恋衣が身に着けていたお守りから、恋衣が吾が娘だった事を知った岩手はやがて気が狂い、鬼と化す。”

綺麗な五重塔が建つ黒塚観世寺境内には、岩手が宿にし、生肝を狙ったと云う、笠を被ったような岩石を載せた巨岩を始め、様々な形態をした奇岩の丘を回遊する事が出来、それぞれ奇岩の形に応じて変わった名がつけられていて興味深い。

正岡子規もここを訪れており、その際詠んだ句碑が有る。

  涼しさや 聞けば昔は鬼の家   子規

山門の左手に阿武隈川が流れており、川の堤防を下った河原に、築地塀で囲われ、杉の大木が一本だけ聳える塚が”黒塚”で、岩手の亡骸が葬られている所。

杉の大木の脇に平兼盛の歌碑が建つ。

   みちのくの 安達ヶ原の黒塚に
       鬼こもれりと 聞くはまことか  兼盛

遠くから雪を被った阿多多羅山が、”鬼婆”と呼ぶには哀れな「岩手」の亡骸を見守り続けている。

黒塚観世寺に隣接して”安達ヶ原ふるさと村”が有り、郷土土産が置かれているコーナーが有った。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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