dobar dan （ドバルダン） 　ヨーロッパの奥座敷、アドリア海の宝石に出会う旅 （本編・クロアチア）

2012/04/17 - 2012/04/29

dobar dan（ドバルダン）はクロアチア語で「こんにちは」です。

紺碧の海、赤い瓦屋根、神秘的なエメラルドグリーンの湖の森、アドリア海に浮かぶ中世の宝石とも称えられるクロアチア、スロヴェニア、それとボスニア・ヘルツェゴヴィナとモンテネグロに行ってきました。
クロアチアの春の訪れは早くて、３月下旬から６月にかけて爽やかな日々が続き、多くの観光客で賑わう夏の期間よりゆったりと景色を観光できるとのことでしたが、実際は前半は天候不良で肌寒く、後半は晴れて日差しが強く、暑かったです。
４月の気候でも寒暖の差の激しさを体感することができました。

クチコミの関連付けが、国別で無いとできないので、旅行記を国別に分けました。

訪れた世界遺産
クロアチア
ドブロヴニク旧市街、
　プリトヴィッツェ湖群国立公園、
　ポレチェ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群、
　古都トロギールの歴史地区、
　スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿、
　シベニクの聖ヤコブ大聖堂
ボスニア・ヘルツェゴビナ
　モスタルの旧市街と石橋と周辺
モンテネグロ
　コトル地方の歴史的建造物と自然
スロヴェニア　
　無し


日程　　歩行数は日本時間の為時差7時間有り（）内は有効な歩き方
４月１７日（火）歩行6003（1773）歩
　成田からオーストリア航空でウイーン乗り継ぎクラーゲンフルトへ
　ブレッドへ移動、HOTEL　PARK宿泊　
４月１８日（水）歩行18018（5942）歩
　ブレッド湖観光、ヴィントガル渓谷散策、リュブリアーナ観光、
　ブレッド　HOTEL　PARK宿泊　
４月１９日（木）歩行9703（647）歩
　ボストイナ鍾乳洞見学、ロヴィニへ移動、
　ロヴィニ沖の島のホテルISTRA宿泊
４月２０日（金）歩行18702（5386）歩
　イストラ半島（プーラ、ポレチュ、リム・フィヨルド）観光、
　ロヴィニ沖の島のホテル　ISTRA宿泊
４月２１日（土）歩行9909（2187）歩
　クルク島観光、
　プリトヴィッツへ移動、JEZERO宿泊
４月２２日（日）歩行15997（3969）歩
　プリトヴィッツ湖群国立公園観光
　スプリットへ移動、HOTEL ATRIUM宿泊
４月２３日（月）歩行12736（2249）歩
　シベニク、トロギール、スプリット観光、
　スプリット　HOTEL ATRIUM宿泊
４月２４日（火）歩行7613（991）歩
　国境越え、モスタル観光
　ドゥブロヴニクへ移動、RIXOS LIBERTAS宿泊
４月２５日（水）歩行18114（1739）歩
　ドゥブロヴニク市内観光、RIXOS LIBERTAS宿泊
４月２６日（木）歩行12706（1409）歩
　国境越え、ペラスト、コトル、ヴドヴァ観光、
　ドゥブロヴニクRIXOS LIBERTAS宿泊
４月２７日（金）歩行9345（1072）歩
　クロアチア航空でザグレブへ移動後、観光
　ザグレブ　WESTIN宿泊
４月２８日（土）歩行8695（1503）歩
　ザグレブから国境越え、クラーゲンフルト経由ウイーンから成田へ
４月２９日（日）歩行3495（1008）歩
　成田着　自宅へ

合計歩数　151,036（29,875）歩
1日平均　　11,618（2,298）歩

do viđenja ドヴィヂェーニャ 　さようなら
vidimo se ヴィディモセ 　またね

エリア クロアチア

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 船 徒歩 飛行機
• 航空会社: オーストリア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

成田からオーストリア航空でウイーンで乗換、クラーゲンフルト経由で、スロヴェニアのブレッドへ行きました。
オーストリアからスロヴェニアへは、シェンゲン協定加盟国間なので問題なく通れました。

クラーゲンフルト空港 (KLU) 空港

宿泊したブレッド湖畔のホテル（パーク）の部屋からの眺めです。
ブレッド湖とブレッド城です。
夜はブレッド城がライトアップされていました。
写真の下に見えるのは、パークホテル経営の湖畔のレストラン「パーク」で、ブレッド湖名物クリ−ムケーキが有名です。
ホテルのビュッフェ（夕食）で食べましたが、なかなか美味しかったです。
（別途クチコミ参照）

ブレッド島 自然･景勝地

ホテルの朝食（ビュフェ）です。
今回のホテルの食事（朝食）は、どれもバラエティ豊かで、美味しかったです。
写真には有りませんが、野菜がどのホテルでも大体揃っていました。
基本的には、現地の食事をとる方針ですので、日本食が無かったのが変な誘惑に惑わされず良かったです。

Hotel Park - Sava Hotels & Resorts ホテル

始めに訪れたブレッド島です。断崖絶壁の上にあるブレッド城からの撮影です。
ブレッド島には９９段の階段を登り、聖母被昇天教会を見学し、内陣の鐘を鳴らしてきました。
ブレッド城は博物館になっており、中のワインセラーではオリジナルラベルのワインが買えます。
（別途クチコミ参照）

ブレッド湖 滝・河川・湖

ヴィントガル渓谷の看板です。
ブレッド湖から数キロ北方にあり、片道１．６ｋｍの渓谷のハイキングを楽しみました。
（別途クチコミ参照）

ヴィントガル渓谷 山・渓谷

スロヴェニアの首都リュブリアーナの三本橋とプレシェーレン広場です。
左角にある観光案内所ではスロヴェニア各地の工芸品を販売するコーナーもありました。
三本橋の端には椅子が設置されており、観光客や地元の人がゆっくり休んでいました。
この時は、ホッケーの大会があったらしく、各国のサポーターが来ており、それぞれテンションが揚がっていました。
（別途クチコミ参照）

シューメイカーズ橋 (コブラーズ橋) 建造物

ボストイナ鍾乳洞内の写真（帰りのトロッコ乗り場の広場）です。
トロッコで約１０分、洞窟内へ移動し４ヶ国語別のツアーで約１時間の洞窟巡りをします。
この間は、撮影禁止です。
洞窟内は年間通して１０度Ｃ位なので、ウインドブレーカーなどが必要です。
ペーレ・ヤメ（美しい洞窟）やブリリアントと呼ばれる鍾乳石、洞窟内に棲むプロテウス（類人魚）などが見所です。
スロヴェニアではこの近くのシュコツィヤン鍾乳洞が世界遺産に指定されていますが、ツアーの観光では、大体ボストイナ鍾乳洞のほうが組み込まれているようです。
（別途クチコミ参照）

ポストイナ鍾乳洞 洞穴・鍾乳洞

国境を越えてクロアチアのロヴィニへ向かいました。
クロアチアの国旗です。
綺麗な青空にはためいていました。

クロアチアは東ヨーロッパ、バルカン半島に位置する共和制国家です。
本土では西にスロベニア、北にハンガリー、東にボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビアと国境を接しています。
南はアドリア海に面し、飛び地のドゥブロヴニクでは東にモンテネグロと接しています。
1991年にそれまで連邦を構成していたユーゴスラビアから独立しました。
クロアチアは2013年7月に28番目のＥＵ加盟国となる見通しとなっています。
首都はザグレブ。人口は444万人、国土は九州の約1.5倍です。

ロヴィニ旧市街 旧市街・古い町並み

ロヴィニの町並みです。
高い塔は、小高い丘に立つ聖エウフェミヤ教会です。
ロヴィニ沖の島のホテル（イストラ）へ行く波止場から撮りました。
夕方、旧市街の古い石畳の道を登り、聖エウフェミヤ教会へ行きました。
月明かりに輝く石畳が綺麗でしたが歩きにくかったです。
（別途クチコミ参照）

ロヴィニ港 海岸・海

イストラ半島最大の港町プーラの古代遺跡「円形劇場」です。
旧市街一体には、保存状態の良い古代遺跡が残されており、写真の円形劇場のほかには紀元１世紀ごろ建設されたアウグストゥス神殿が有名で、ローマ建築の傑作と言われています。

（別途クチコミ参照）

プーラ城 城・宮殿

ポレチュの世界遺産、エウフラシス聖堂の内部のモザイクです。
初期キリスト教芸術の最高傑作と言われ、１５００年の時を超えて輝き続けています。
聖堂内部の黄金のモザイク「聖母子」、付属博物館の魚のモザイク「イクトゥス」、聖堂の歴史を感じる古いモザイク床等が見所です。

（別途クチコミ参照）

ポレチュ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群 史跡・遺跡

アドリア海最大の島、クルク島の起点となるクルクの案内板です。
真ん中の赤い部分が旧市街地です。
この町の旧市街は、細い路地や城塞、大聖堂など見所に富んでいました。
カフェの地下にもモザイク模様の残る遺跡などがありました。
また、町の目の前には美しいビーチが広がっていました。
クルク島は４０９．９平方ｋｍあり、日本の種子島（４４５平方ｋｍ）や屋久島（５０４平方ｋｍ）よりやや小さい位です。
（別途クチコミ参照）

大聖堂 （クルク） 寺院・教会

プリトビヴィツェ湖群国立公園内にあった看板です。
オリンパスの協賛があり（左下）、日本語表記もありました。
あいにくの小雨でしたが、ハイキング中は何とかなりました。
電動ボートに乗っているときに本降りとなり、風が寒かったですが、何とかやり過ごすことができました。
今回は、上湖群は見学せず、晴れていればエメラルド色が綺麗な湖と、点在する滝や洞窟、特にプリトヴィッツェ滝が特徴の下湖群のみハイキングとボートで周りました。
雨のためか水量が多くて、思ったよりもプリトヴィッツェ滝は雄大でした。
（別途クチコミ参照）

プリトヴィッツェ湖群国立公園 国立公園

プリトビヴィツェを出て、昼ごはんに寄ったレストランマルコ（熊の意味）の裏庭にいた熊です。
店内にも、熊の剥製などが多数あり、裏庭には、熊の他、猪、鹿、山羊などが飼われていました。
食事はプロウデ（魚のトマト煮）でしたが、デザートにクラフナ（クロアチア風揚げドーナツ）が出て、珍しかったです。

レストラン マルコ 地元の料理

シベニクの世界遺産、聖ヤコブ大聖堂です。
１４３２年から１００年以上にわたり多くの建築家が携わり、当初ゴシック様式で始まり、最後はルネッサンス様式で完成された石材の大聖堂です。
教会壁面の人面彫刻、天井や壁面の緻密な彫刻のある洗礼所、建築様式の融合した身廊などが有名です。
（別途クチコミ参照）

シベニクの聖ヤコブ大聖堂 寺院・教会

土産物屋の店頭に有った、ダルマチア地方が発祥といわれるダルメシアンの縫いぐるみです。
ディズニーの１０１匹ワンちゃんで有名な犬です。
旅行中、本物を一度街角で見かけましたが、それ以外はあまり見かけませんでした。

シベニク 散歩・街歩き

世界遺産、古都トロギール旧市街の聖ロブロ大聖堂の鐘楼から眺めた旧市街です。
トロギールのシンボルとなっている聖ロブロ大聖堂は、旧市街の中心部、イヴァナ・パヴラ広場にそびえ、異なる建築様式の３層からなる鐘楼は、トロギールのシンボルとなっています。
入場料（２５クーナ）を払い、鐘楼に登りましたが、上のほうは吹き抜けの階段となっており、登るのに少し勇気が要りました。
ただ、旧市街内は建物が少し荒れており、残念でした。
（別途クチコミ参照）

聖ロヴロ大聖堂 寺院・教会

スプリットにある世界遺産、ディオクレティアヌス宮殿内部の大聖堂のコリント式の列柱が並ぶペリスティルという広場です。
この宮殿はローマ皇帝ディオクレティアヌスが晩年の６年間を過ごした宮殿で、その後廃墟となり、人々が移り住み内部の石材を使い、建物を建てて暮らしたところで、現在も６００人ほどの人々が暮らしているそうです。
その他にも土産物屋が並び、買い物もできる宮殿の地下室（海側からくれば１階部分）、町の歴史を網羅している博物館など見所満載です。
（別途クチコミ参照）

スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿 史跡・遺跡

ボスニア・ヘルツェゴビナの世界遺産、「モスタルの旧市街と古橋地区」の中のスタリ・モスト（古い橋）です。もともと１６世紀に造られた橋でしたが、ボスニア紛争で１９９３年に破壊され、ユネスコや民間からの援助で２００４年に復元されたものです。
かってイスラム教国のオスマン朝の領土だったため、トルコ的な雰囲気が色濃く感じられます。
また、クロアチアの国境を越えると、ボスニア紛争の跡がまだ目に付きました。
（別途クチコミ参照）

スターリモスト橋 建造物

世界遺産、「ドゥヴロヴニク旧市街」の観光をしました。
朝起きると、大荒れの天気だったのですが、ツアー客全員の日頃の行いが良いので、出発する頃には、カラリと晴れました。
まず朝一番で、スルジ山のケーブルカーに乗り、山頂からの絶景を楽しみました。
その後、プロチェ門から旧市街に入り、ドミニコ会修道院、大聖堂、ルジャ広場、プラッツア通り、フランシスコ会修道院などを見学した後、城壁巡りをしました。
写真は、ドゥヴロヴニク城壁の窓からロヴリイェナ要塞を眺めたところです。
（別途クチコミ参照）

ドブロブニク旧市街 旧市街・古い町並み

荒れた海の中、アドリア海ショートクルーズを体験。
朝方、大雨だったので、海の波は大分高かったのですが、果敢にもクルーズ決行。
旧市街とＢＯＮＩＮＯＶＯの沖とロクルム島周辺をクルーズしました。

ドブロブニク城壁 史跡・遺跡

ドゥヴロブニクの二日目に旧市街のドミニクというレストランでロブスターを食べました。
皿からあふれるばかりの大きさで、シンプルなグリル調理にレモンとガーリックオイル添えでしたので美味しかったです。
今旅、一押しの料理でした。

聖母被昇天大聖堂 寺院・教会

国境を越えて、モンテネグロに入国しました。
写真は、プドヴァの城壁に掲げられていた国旗です。
まず、ポカ・コトルスカ湾のペラストの町に行き、町の見学と、湾内の「岩礁のマリア教会」へボートで行きました。
その後、フィヨルドのコトル湾際奥にある世界遺産、「コトルの自然と文化歴史地区」を見学しました。
防壁に囲まれた旧市街は大聖堂や宮殿、広場などの中世の面影を残す歴史的建造物が数多く残っており、１９７９年の大地震と１９９０年代の内戦によって甚大な被害を受けましたが、現在は見事に復興しています。
その後、さらに南下し、２５００年の歴史を持つプドヴァへいき、見学しました。
（別途クチコミ参照）

コトルの自然と文化歴史地区 自然･景勝地

ドゥヴロブニクからクロアチア航空でザグレブまで飛び、ザグレブの市内観光をしました。
聖母被昇天大聖堂、聖マルコ教会（写真）、ロトルシュチャック塔、石の門、等を観光してイェラチッチ広場傍のヴィンツェクでアイスクリームとザグレブ風クレムシュニッタを食べました。
その後、ナイーブアート美術館で、ガラスの裏から油絵の具で描く絵画を鑑賞しました。
（別途クチコミ参照）

ザグレブ大聖堂 (聖母被昇天大聖堂) 寺院・教会

翌日未明にホテルを出て、リュブリアーナへ抜ける高速道路のスロベニアとの国境へ向かいましたが、バスが１０台以上連なっており、とても飛行機に間に合わない模様でした。
急遽、予定変更してロガシュカ・スラティナ付近の一般道の国境を抜け、スロベニア第二の都市マリボルを通り、峠越えでオーストリアのクラーゲンフルトに向かいました。
何とか搭乗１時間前に空港に到着でき、ウイーン経由で帰国することができました。
写真は、途中のバスの車中から見たユリアンアルプスの一部です。
（別途クチコミ参照）

マリボル城 城・宮殿

この旅行記へのコメント （2）

• ももであさん 2012/06/10 07:40:28

  宝石箱

  koalamodokiさん
  
  おはようございます。
  旧スラヴィアの国々が、これ程コンパクトにぎっしり
  詰まった旅行記は、はじめてみました。
  
  口コミを含めてとても参考になりました。
  
  ここ数年で、イタリアやギリシャなどアドリア海沿岸
  の国々を巡ったので、次は是非クロアチアに行って
  みたくなりました。
  
  ももであ

  likely_koalaさん からの返信 2012/06/10 17:06:21

  RE: 宝石箱

  
  ももであさん
  
  書き込みありがとうございます。
  
  その上、拙い旅行記に過分なお褒めの言葉を頂きありがとうございます。
  
  クロアチアなどの旧ユーゴスラヴィアの国々も
  中世の歴史を色濃く残しており、
  豊かな自然にも恵まれており観光も見ごたえがありました。
  機会があれば、是非訪問してください。
  
  
  koalamodokiより