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2009/12/22 - 2009/12/24
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binchanさん
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同里のバスターミナルから蘇州行きのバスに乗り、蘇州駅前へ。
明日乗る列車の切符を買ってから蘇州観光をします。今回は小さなリュックだけで来たので、荷物を預ける場所などを気にせずすぐ観光に移れるところが便利でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
同里のバスターミナル。
切符売場です。 -
蘇州駅前のバスターミナル。蘇州駅から小さな川を挟んだお向かいにありました。
-
蘇州駅。(現在は新しい駅になっています)
大陸の駅はデカイ。駅前のバスターミナルで下車しても、駅にたどり着くにはそこそこ歩かなければなりません。足腰強くなりそう。 -
切符売場。
長い行列に並ぶの覚悟でしたが、意外と人は少なめ。明日の上海行き、第一希望の列車の切符がすんなり買えました。 -
路線バスに乗って市内観光をしようとバスターミナル方面に歩き始めたら、観光ガイドの営業につかまってしまいました。
バスツアーの勧誘でしたが、余計な場所には行きたくないからと断ると、個人にタクシー観光をすすめてきました。路線バスで観光するとやはり時間のロスが大きいし、小さいけれど荷物もあることを考えると、それも悪くないかなと思えてきました。主な理由は面倒になってきたからですが…
というわけでタクシー観光に変更。料金は13〜17時くらいまでの半日で60元(780円)。
まずは昼食を食べる店に連れて行ってもらいました。 -
百年老店の看板を掲げる五福楼。お勧めのメニューを注文しました。
汁麺(小麦麺)に小エビのあんかけと田ウナギのトッピング付き。田ウナギ食べてみたかったんだよね〜 甘辛い味付けはアナゴのたれに似てるかな。おいしかったです。
麺はアツアツで暖まるし味が良かったのはもちろん、蘇州っ子御用達って感じの雰囲気が素敵。連れて来てくれた運転手兼ガイドさん、いいお見立てですな! -
私のリクエストした行き先は「留園」「虎丘」「寒山寺」、これにガイドさんお勧めの「定園」とシルク博物館を入れた5か所を廻ることになりました。
まずは留園。中国四名園のひとつです。
入口前で降ろしてくれて、「じゃあ○○分後にここで」と言われます。この時間配分はガイドさんまかせ。彼がそこの観光に必要だと思う長さが割り当てられます。留園は行き先中最長の40分を割り当てられました。
タクシーにリュックを置かせてもらって庭園へ。
写真は太湖石の庭です。 -
さすが40分を割り当てられるだけあって広い庭です。
ただし冬の庭は寒々しいだけ。寒くても2月あたりなら梅か椿でも咲いているかもしれませんが、12月はひたすら冬枯れの庭です。
建物も素敵なのですが庭園建築のことなど何も下調べせずに来てしまったのでなんとなく眺めるだけになってしまいました。
もっと勉強してくればよかった。
-
庭園の東屋では日向ぼっこをしながらおしゃべりに花を咲かせるご婦人がたが。
お庭は建物から眺めるようにできているので、中を歩き回るより腰を落ち着けて見る方がよさがわかるんでしょうね。できることなら五峰仙館などの建物でお茶でも飲みながら庭をながめてみたいものです。
冬枯れの庭は華がありませんがそのかわり人ごみがありません。春や夏なら庭はきれいでしょうが、人を見に来たのか庭を見に来たのか分からないくらいの見物客がいるはず。静かな庭を楽しめたのはいいことでした。私にとってはそれがいちばん。
-
時間通りに外に出てみるとタクシーがいません。写真は留園前の道。このあたりが待ち合わせの場所だったんですけど…。
リュックを車内に置いてあるのでちょっと焦りました。料金を支払っていないのでまさかこのまま置き去りってことはないと思いつつも、かなりそわそわしながら5分くらい道のあちこちを探しまわってしまいました。
5分くらい遅れてガイドさんは戻ってきました。ガイドさんは「あなたは時間に正確なんだね〜」と言い、それ以降は時間きっちりに来てくれてました。
この後に、行き違いになってしまった時のためにタクシーのナンバーを写真に撮っておきました。今後タクシーで個人観光するときには最初に写真を撮っておこうっと。 -
次に向かったのは虎丘。
春秋時代の呉の王、コウリョの墓がある場所。中央遠くに見える塔は東洋の斜塔と呼ばれ、かなり傾いて建っています。
ここは私が蘇州観光の計画を立てた時、真っ先に行きたいと思った場所でした。しかしガイドさんは「塔があるだけだから入場するなんて料金がもったいないよ。そとから見ればいいじゃないか」と言います。そう言われても塔を間近に見たい!がんばって15分の割り当て時間をゲットしました。
しかし、はるかかなたに見えるあの塔まで行って帰って15分って、割り当て少なすぎ… -
走って塔に到着。ほら、基層から傾いてるでしょ?
留園の入場料は30元(冬料金かも)、虎丘は40元。ガイドさんがもったいないというのもわからないではありません。彼は車とガソリン代を出して半日観光ガイドをして、ようやく60元稼ぐのですから、その物価を考えると塔が傾いてるのを確認するだけのために40元ってどうなのって思うのも当然です。 -
でも、ほらいた日本人観光客!
実は日本人観光客に出会ったのはこの旅行中初めて。同里でも留園でも見かけませんでした。決して人が多いとは言えなかった虎丘ですが、この他にも日本人団体を見ました。日本人って春秋戦国時代と三国志が大好きなんだよ。やっぱロマンあるよね〜
ガイドさんがすすめないのは中国では大した人気がないからなのかな?国によって好きな観光地の違いってあるはずですよね。調べてみたら意外なスポットが意外な国の人に人気だったりして。 -
次はガイドさん一押しの「定園」。
明代に作られた水郷風情を楽しむためのテーマパーク。中に作られた水路で船に乗れるんだそうです。明代の貴族たちもそうやって舟遊びを楽しんだのでしょうか。
ガイドさんオススメだけあってちょっと長めの30分割り当てです。 -
入園料は50元とかなりお高め。その分広いです。
船着き場は比較的奥の方にありました。
中国人の団体さんと一緒に船に乗りましたが、みなさんビデオやカメラを手にあちこち撮影していました。いいアングルを探して動き回るので船が揺れて怖かった。さすがガイドさんお勧めの庭園、中国人観光客多いです。
ほとんどが50〜60代のおじさんおばさんたちでしたが、中高年の皆様はどこに国もお元気です。(日本人の場合は70〜80代か!?)しかも楽しそう!私ももうすぐその域なので、見習っておかなくっちゃ。 -
次は寒山寺。
ここもガイドさんは「見るところないから15分ね」と一刀両断。もうちょっと時間がほしいと言いたいところなのですが、プロの言うことを聞いておきました。 -
これが楓橋夜泊の漢詩に詠まれている鐘か?
レプリカっぽいですが… -
こちらが鐘楼らしいです。確かめてはいませんがこの中で鐘が突けるみたいでした。
楓橋夜泊では楓橋に停泊する宿船に響く鐘の音が詠まれていますが、肝心の楓橋を見に行くのを忘れました。残念です。
夜の楓橋で耳を澄ませてみたらどんなふうに聞こえるのでしょう。詩人になれる響きなのかな。 -
境内に詩碑がありました。
この碑の前でまた日本人観光客の団体に遭遇。やっぱりね、日本人が蘇州といったらやっぱここは外せないですよね。漢詩のイメージも日本人大好きなんですよ。
ガイドさんに15分と短い時間しか割り当てられなかったので、ここもたぶん中国人にはあまり人気がないのでしょう。う〜ん、中国人が好きな蘇州名所TOP10とか知りたいなあ。 -
最後にシルク博物館へ。
中に入ると案内の人が付いてくれて、シルクの綿の入った布団を作る行程などが見学できます。私一人に一人の案内人が付いてくれました。しかも日本語ができる人です。入場は無料ですが見学はなかなか楽しいです。
最後にお買い物のフロアに案内されて「ご自由にどうぞ」となるわけですが、決して買い物を強要される雰囲気ではありません。
私は何か記念になるものが欲しかったので絹のマフラーを買いました。暖かいし肌がチクチクしなくて快適です。
ガイドさんはここにはあえて時間割り当てをしなかったので、ついつい長居していたようです。しびれを切らしたのかガイドさんが様子を見に来ました。もしもガイドさんにキックバックがある店なんだったら、あんまり買い物しなくて申し訳なかったかな。そう思えるくらいいいガイドさんでした。 -
宿のある平江路に送ってもらう途中、ガイドさんが山塘街で車を止めました。「きれいなところだから写真を撮ってくるといい。写真を撮るだけならタダだから」とのこと。
蘇州の水郷風情といえば山塘街なのにノーマークでした。ガイドさんありがとう! -
平江路の入口で降ろしてもらい支払いをしました。
「中国百強国内旅游企業 蘇州国営永安旅游公司 市内一日游経営部」という名刺をいただきました。私を担当してくれたのは斉雲さんという30代の男性ガイドさん。駅前で客引きをしてる旅行社なんて、とはじめは思っていましたが、とても感じのよい方でしたよ。
路線バス好きとしてはちょっと根性無しのタクシー観光ですが、効率的に回れてよかった! -
平江路の水路沿いを歩いていたら、町の人が集まって何かを熱心に見物していました。何だろうと思いそちらを見るとこの工事現場が…。
なにか感慨深いものが取り壊された後なのでしょうか。それともただの野次馬? -
蘇州での宿は「平江客棧」というリノベーションホテル。
宿がある平江路は歴史文化名街なのです。 -
これは朝の平江路。
電動バイクが石畳でゴロゴロと音を立てて走っていきます。近くに小学校があるので、バイクに子供を乗せて学校に送っていくお母さん多く見ました。
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平江路から大通りの干将東路に出ました。ちょうど出勤時間ですね。
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コンビニ。
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平江路を北上し歩いて拙政園へ向かいます。
途中、きれいな鳥の声が聞こえるとおもったら、鳥籠がぶら下げられてました。鳥の美声にしばし耳を傾けてみました。中国情緒満喫ぅ! -
拙政園入口。これも中国四大名園の一つです。
8:15と早めの時間だったのですが日本語ガイドのお姉さんがいました。大学で日本語を学ぶ学生さんです。
昨日留園で「なんとなく見物」してしまったので、ガイドとは渡りに船です。通常1時間100元だそうですが、時間がないと言ったら40分80元ではどうかということになりました。 -
園に入ってすぐ、霞んでいてよく見えませんが中央奥に北寺塔が見えます。有名な借景だそうです。
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ここは春の庭。手前のぼさぼさしたのが牡丹だそうです。咲いてたらきれいでしょうね。
夏の庭は睡蓮、秋は楓、冬は梅がそれぞれの庭を彩っているのだそうです。残念ながら12月は何の花も咲いていませんでした。
ガイドさんいわく、夏は入園料も高いし人が多いとのこと。やっぱりね。 -
遠香堂。
ここから王様が夏の庭を眺めたんですって。各庭にはそれを眺めるための亭や堂があるのだそうです。
この間の家具は清朝のもの。木彫りが精緻で手が込んでいるのが特徴。背もたれの白い部分は大理石の自然石。自然の模様が水墨画のように見えます。 -
こちらの家具は明代のもの。シンプルで華奢なデザインが特徴です。
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このアングルで見ると清代の皇帝の帽子をかぶったように見えるというポイント。そう見えるかな?
ガイド付きならではの一枚です。 -
この窓の後ろに回れば、扇の中の絵になれます。
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お金がたまりますようにと丸いデザインを施してます。
こうしたウンチクを聞きながら廻ると庭園見物が10倍楽しくなります。ガイドさんに巡り合えてよかった〜 -
ガイドの接さんと。説明がわかりやすく、朗らかでかわいらしい方でした。
よく考えると彼女は40分で80元を稼ぎましたが、昨日のタクシーガイドの斉さんは4時間で60元。しかも車の経費がかかってます。やっぱ昨日のタクシーガイドはお得だ!
もちろん庭園のガイドは日本語ができるというスキル+ガイド知識が要りますが…。
蘇州の昼間の観光はこんな感じでした。蘇州の印象は、都会なのに古都情緒がある穏やかなイメージ。ぜひまた訪れ廻りきれなかった場所を巡って見たいものです。
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