2012/02/15 - 2012/02/19
4776位(同エリア8629件中)
よしべぃさん
アンコールワットを巡る特急旅。アンコール・ワットやアンコール・トム。その近くにあるタ・プローム。そして“東洋のモナリザ”を巡った翌日は、もうカンボジアを離れる日。まず、トンレサップ湖の水上生活村を訪ねた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス 船
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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シャムリアップからトンレサップ湖に向かう道路の周辺は、田畑になっていて、湿地帯が多い。雨季になるとこの辺り一面は湖になってしまうという。したがってここでのコメの収穫は、乾季に限られるという。
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道路周辺の家は、増水に備えて高床式になっている。昨2011年は、タイで大洪水により多くの日系企業のタイ工場も冠水し、甚大な被害をもたらしたが、カンボジアでもこの地方はタイと同じような気象条件であり、大洪水に見舞われたという。こうした家も“床上浸水”まで水かさが増し、さらに、私たちが走っている道路も、普段は冠水しないように一段高く作ってあるが、その道路でさえ80cm〜1mも水に浸かって、湖観光はキャンセルされたそうだ。確かに今でもあちこちに洪水の傷跡が残り、道路の補修作業が続いていた。
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ホテルから40〜50分、船乗り場に到着した。
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船乗り場には、大小たくさんの観光客グループが押し寄せて来ていた。それらの客を、人数規模別に大きさの異なる観光船に乗せて、次々と沖に向かって出発していた。水は真っ茶色!
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出港してしばらくは、運河のような両側に陸地がある水路を進む。そのうちに、水上生活の集落が現れはじめた。
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途中、建設中の浮き家があった。造りが立派なので、おそらく公共の建物か、店舗なのだろう。
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雨季の増水時には、これらの木々はアタマをわずかに残して水没してしまうという。よく見ると、木々の上部には増水時のゴミであるビニール袋などが絡まり付いている。その高さは、およそ5〜6mくらいか?
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小舟に乗った親子が近づき、子供が果物や飲み物をもって観光船に飛び移り、商売をはじめる。平日の午前中であり、現地ガイドは、「カンボジアはこれからの国であって、今、一番大事なのは教育なのに、大人たちがそれを理解せずに、日銭が入るという目先のことにとらわれて、子供を学校に通わせないのが悲しいし、私たち大人の責任だ。」と語っていたのが印象的だった。
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湖の広い場所に出てくると、大小さまざまな家屋が見えてきた。
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商店や
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学校。
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家から身を乗り出し、洗濯?なのか、家事をしている姿が見られる。
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なかには、壊れそうな家も。
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家々は流れに流されないように、ロープで水中から生えている木々に繋がれている。
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ここは、修理工場のようだ。
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各家庭には、大きさは異なるが、自家用船が横付けされている。
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幼子を乗せたお母さんが小舟で移動していた。船の前部に座り、櫓でこいでいく。この写真では、左の方へ進んでいる。
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多くの家には、テレビアンテナが立っている。ちょうどこの旅行の何日か前に、NHKの番組でトンレサップ湖の生活の様子を放映していたが、ここでは、「バッテリーのレンタル屋」という商売があるという。自動車用のバッテリーをレンタルし、昇圧機で家庭用電圧にして、各家庭ではTVなどを楽しむ。バッテリーは週1回、充電済みのものを交換に来るのだという。
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これだけの水上村になれば、公共施設もあるのだ。ここは「水上警察署」という看板が出ていた。
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遠くには、高床式の仏教寺院が見える。増水時にはちょうど良い高さの支柱なのだろう。
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家の中では、ハンモックに寝そべっている人を多く見かけた。
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小高い展望台がある浮島に上陸した。視界を妨げるものがなく、遠方まで良く見える。
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すると、ちょうど「引っ越し」中の家がやって来た。船にひかれて、母屋、自家用船、そして倉庫や家畜小屋などの財産をもって水位の変動に応じて引っ越すという。前述のTV番組によると、子供たちが通学に便利なように、学校のそばに移動することが多いそうだ。そして、場所は「早い者勝ち」で、常に隣人は変化するという。そこで新しいコミュニティが出来上がる。
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ゆっくりとカーブして。
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新たな地へ向かう。
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この浮島には、たくさんの観光船が休憩に立ち寄る。
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休憩を終えたグループから、混雑した停泊場を出ていく。
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子供たちが「たらい舟」を器用に操る。
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水上は、地上よりも涼しい。一休みには、もちろん「アンコール・ビール」
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そして私たちも再び乗船して帰路につく。
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こうした母子の姿を良く目にした。
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これは何かの祭事のための祭壇なのだろうか。
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こちらでは、昼食の準備なのか、煙があがっている。家の隣の柵で囲まれた中には、家畜の豚が数頭いた。
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こちらの主婦は、鍋や食器を洗っていた。慣れればこの水でも大丈夫なのだろうが・・・すごい。
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こちらの漁師は、養殖場を持っている。トンレサップ湖はカンボジア全土に魚やその加工品を出しているそうだ。
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船の修理の様子
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現地ガイドによれば、ここにある家々は、少し傷んでいて浮きが悪いので、乾季には陸地にいる、という事情があるものが多いとか。
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帰り道、道路から高床式の家が連なる景色が見える。
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学校帰りの元気な子
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このあたりの田は湿地帯にあり、米ではないあるものを作っている。
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そう、ハスである。仏教国であるカンボジアでは、何かにつけてハスの花を飾り、供えるそうだ。また、ハスといえば、レンコン。カンボジアのレンコンは直径がコイン程度の細いものが普通で、日本の太いレンコンは硬そうで味が落ちる、と思われるそうである。ちなみに大根も細いのが一般的だとか。
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午後はシェムリアップ郊外の「アンコール保存局」へ行った。
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各種の像や、盗難された仏像の頭部等が雑然と置いてある。これは蛇神ナーダの頭部。
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建物内は撮影禁止のため、建物周囲に置いてある石像を少し写真に収めた。
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仏陀の生まれた由来があるという果実。詳細は忘れてしまった。
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安産の花といわれている。夫がこの花を持って帰ると安産になると言われているとか。ただし、木に咲いている花を取ってはダメで、落ちた花を拾って持っていくのだという。
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シェムリアップに戻り、オールドマーケットに立ち寄ってみた。
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衣料、食べ物などがエリアごとに集まっている。
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そして、最後にシルク工場に行った。繭からつむぎ、手織りで布を作る。
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地雷で傷ついた人たちの自立支援の場でもあるという。
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日本の養蚕の繭作りの様子とは異なり、藁で作った円形の巣の中でサナギになる。
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お土産の一例。
シルク工場では、スカーフとネクタイをそれぞれ2本ずつ購入した。 -
オールドマーケットでは、象の刺繍模様の入ったエプロンを。
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ちょっと時間は前後するが、ハノイのお土産も含めて。
コーヒータイムには、ハノイ郊外のバチャン村のバチャン焼きのコーヒーカップに、世界第2位の輸出というベトナムコーヒーを淹れ、同じくベトナム産カカオをふんだんに使ったチョコレートをつまみ、最後にアンコールクッキーを食べる。
アンコールクッキーは、日本人マダム・サチコ(小島幸子さん)が作ったお土産で、彼女は起業家として、一方でカンボジアの女性たちの自立支援として始めた工房ということで、カンボジアで一番有名な日本人だという。 -
イチオシ
そして、夕刻。あわただしくハノイにむけて飛び立った。
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