2012/02/15 - 2012/02/19
4141位(同エリア8890件中)
よしべぃさん
アンコールワットを巡る特急旅。朝日のアンコールワットを鑑賞した後、昼間は、「アンコール・トム」。その近くにある樹木に囲まれて崩壊しそうな「タ・プローム」。そして“東洋のモナリザ”で有名な「バンテアイ・スレイ」。その他周辺の寺院遺跡を見て回った。
事前に想像して一番見たい場所と考えていたのは、タイのアユタヤ遺跡のように熱帯の巨木に押しつぶされそうな寺院「タ・プローム」であった。
実際に見て回った結果は、バンテアイ・スレイが一番印象に残った。あの彫刻の細やかさはさすがだと思った。
そして、全体を駆け足で回った印象としては、とにかく暑い!!
乾季のため、湿度はこの地方としては低い方だと聞いていたが、寒い日本から行ったせいもあってか、寺院遺跡の中は強烈な太陽に照らされて、暑いのなんの。幸いに遺跡の周囲には大きな樹木が木陰を作っている場所もあり、遺跡見学が終わるや否や、木の下に逃げ込んでいた。いくら水分補給しても足りないくらいだ。
2月でこの天候なので、最も暑いといわれる4月に訪問したら、いったいどうなんだろう、と思っていた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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アンコールトムへは、5つある門のうち、メインの南大門から入る。大型バスは門をくぐれないので、歩いて入場する。お堀にかかる橋の左右には、右側に阿修羅たち、左側に神々が並んでいる。
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阿修羅、阿修羅、阿修羅の列。蛇神ナーダの胴体を引っ張っている。橋の左側では、神様たちがやはりナーダを引っ張っている。そのナーダの胴体が橋の欄干になっているのだ。
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南門の上部は4体の顔が掘られた尖塔が建っている。
城門は5か所にあり、東西南北の門のうち、東門が凱旋門(勝利の門)。その凱旋門の近くに第5の門「死者の門」がある。なんとなく当時の様子が忍ばれる名前と機能をもった城門だ。 -
南大門の下の道幅は、乗用車やバイクタクシーが通れる幅しかない。そこを観光客が歩いて通過するので、渋滞をおこしていた。
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観光バスで来た私たちは、城門をくぐり抜けたところで、この電気自動車(トラム)に乗って遺跡巡りだ。
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アンコールトムの中心、バイヨンが見えてきた。
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バイヨン前の広場では、像の騎乗風景が見られる。
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日本では「狛犬」であろうか、アンコール遺跡ではライオンということである。そしてコブラのような姿の「蛇神ナーダ」。河川を守り水の恩恵をもたらす神だという。
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顔が彫られた尖塔が並ぶ。尖塔の形は、ハスの花の蕾を模したということが良くわかる。
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ここも壁面いっぱいに彫刻されている。
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これは中国人を表すそうである。髪の毛の結い方が独特だ。
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こちらは、クメール人とのこと。特徴的なエラの張った顔と福耳のような大きな耳。
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凛々しい顔だ。
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外から見た回廊
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回廊の様子
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船で漁業をしている。トンレサップ湖かな。
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こちらは森の中で野鳥狩りをしている。弓矢を持った人々。
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ふと足元をみると、仏像らしき形に彫られた砂岩が至る所に転がっている。
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この位置から見ると、3体の仏像が重なって見える。
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この顔は日本人が見ると、関西の女性お笑い芸人の大御所に見えるそうだ。特に特徴的な唇が。なるほど。
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石には、このような丸い穴がいくつも開けてある。復元工事の際に重機で吊るすための穴、
かと思っていたら、そうではなく、これを創建するときに穴をあけ、そこに木棒を挿して水で膨張させて取っ手にして運んだのだという。 -
一通り見学を終え、木陰で一休み。
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次は、同じ城壁内にある「バプーオン」という寺院。この寺は11世紀中頃に建設されたものという。
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バプーオンにつながる参道は、空中回廊という別名があるそうだ。約200mにわたる橋のようになっていて、円柱でささえてある。壮観だ。
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その円柱形の支柱
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きれいに維持されている。
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そして、王宮前広場にある「象のテラス」。像のレリーフが数100mにわたって施されている様は圧巻だ。テラスの欄干は、蛇神ナーガがながーく続く。
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テラスに登る階段脇の3頭の象の像。
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しかし、この辺は広場で日差しを遮るものがなく、暑い。
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すると、広場の真ん中を貫く道路に、バイクタクシーの一団が通りかかった。オープンエアな乗り物が颯爽と行く姿は、何とも涼しそうでうらやましい。
バイクタクシーの奥に並ぶのが、像のテラスの対面にある「プラサット・スゥル・プラット」。祭事か何かに使われたのだろうが、詳細は不明という。12基が整然と並ぶ。 -
そして、テラスをささえる土台のレリーフで目を引くのが、ガルーダだ。タイの寺院でよく見慣れた半鳥神だ。
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広大な敷地をぐるぐる回っているので、ときどき案内図で位置関係を確かめないと、今、自分がどの辺にいるのかさえ分からなくなってしまう。
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「ピミアナカス」という寺院。現地ガイドの説明によれば、この寺には蛇が祀られていて、蛇は美女に変身し、王はその美女に心を奪われたが、夜な夜なその美女と交わらなければ、王は死んでしまい、街に災いをもたらすとのことで、王に苦行を与えたという伝説があるそうだ。いろいろな説明を聞いて、多くは忘れてしまうが、この話は覚えていた。
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そこの敷地内にある浴場
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ライ病にかかった王のテラスと言われている「ライ王のテラス」。ここにある王の像はレプリカで、本物はプノンペンの博物館にあるそうだ。
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そのテラスの周囲にも、たくさんの石が放置されている。
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アンコールトムの城壁の中の主だった建造物を駆け足で見学した後は、電気トラムに乗って東の凱旋門から外に出た。
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タ・ケウを遠望して一休み。
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そして向かったのがアンコールトムの城壁の東側にある「タ・プローム」。12世紀にジャヤヴァルマン七世が母の菩提を弔うために建てたという。
今は榕樹というガジュマルの一種の木々に浸食され、崩壊寸前で、それが逆に観光客にアンコール遺跡群の歴史を感じさせるのか、人気が高い。かく言う私も、この寺を見るのを楽しみにしていた。 -
寺の尖塔をも突き崩さんばかりに成長している。
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根が入り込み、やがて石組みの建物を破壊してゆく姿があちこちで見られる。
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榕樹は大変に高い樹木で、樹の上部に枝や葉があるが、そのほかはつるんとした巨木だ。白っぽい木肌がかえって不気味だ。遺跡の建物や塀に異様な雰囲気の大木が食い込む姿は、息をのむ迫力だ。
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いやはや、「すごい」の一言。この根は網目のようにはびこっている。
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映画「トゥームレーダー」のロケ地としても有名だ。といっても、私はこの映画もゲームも観たことがないのだけれど。
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根の間からわずかに仏像の顔が見える。これもそのうち見えなくなるのだろうか。
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全体に相当破壊がすすんでいる。
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ここだけには記念撮影用のテラスが整備されていた。
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タ・プロームの見学を終え、遅い昼食を摂った後は、残った名所「バンテアイ・スレイ」へ向かった。これは、バンテアイ・スレイの管理事務所の脇にある田んぼ。稲穂が出はじめていた。
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余り多くを期待していなかったが、この東門を見て驚いた。
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アンコールワットよりも古い10世紀中ごろの建立という。赤い砂岩を使っていて、全体が赤く色づけしたような統一感がある。
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そして、何よりもこの精密な彫り物!
他の遺跡とは全く異なる細かな細工が深く刻まれている。 -
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古代クメール文字が彫られているという。インドから仏教が東進してきたのと一緒に文字文明もやってきたのだろう。
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これは、“東洋のモナリザ”に期待が膨らむ。参道の向こうに寺の尖塔が見えてきた。
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内塀の入り口のレリーフ
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しばし、見とれていた。
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いよいよ、中心部の3基の祠堂の前に到達。といっても、これまで見てきた遺跡群に比べれば、その規模は小さく、数分でたどり着いてしまうのだが、期待感は大きく膨らんでいたので、「やって来た」感が強まるのだった。
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尖塔の前には、一瞬、河童に見えてしまったが、ガルーダなのか?守り神だろうか。ユーモアある姿だ。
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そして、祠堂のそれぞれの壁の両側にデヴァター像が彫られている。これらが「東洋のモナリザ」だ。
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どの女神が好みだろうか。
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現在、デヴァター像の近くには立ち入りできない。これで300mmレンズ(APS−Cで200mm)で狙える大きさである。
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この距離からの鑑賞となる。ガイドさんから「良く顔を観たかったら双眼鏡持参で」と言われたことが良くわかる。
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境内には細かいレリーフを施した門がたくさんあり、見飽きない。
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中央が拝殿。
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最後にもう1枚。さて、どのお顔が良かったか。
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拝殿を別の角度から。
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そして西門の方に抜け出た。
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周囲にはお堀も残っている。
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堀の外の森の一角には、仏像が安置されていた。
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あらためて全体の構造を確認する。
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アンコールの建物・町が建設された年代と、世界の建造物が建設された年代を比べた看板があった。分かりやすい展示方法だった。
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入場口の周囲には、土産物屋や食堂が軒を並べていた。新たに作った商店街だが、ふと、会津の大内宿を連想してしまった。
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町の中心部までは小1時間の道のり。周囲には田園風景が広がる。まるで日本の大正・昭和初期の風景写真のようだ。
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村人たちが、ちょうど田植えの最中だった。日本ではほとんど見なくなった手植えをしていた。
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周辺の農家は、高床式の家に住んでいる。簡単な造りである。
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日本の田園と異なるのは、周囲に生えた木々の姿だ。
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町まで戻ると、オートバイ屋が何軒も見受けられた。この地でも庶民の足として急速に需要が伸びているのだという。
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そして、車の修理工場も多い。エンジン単体が転がっている光景も目にする。
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この日の夕食は、カンボジアの民族舞踊を鑑賞しながらブッフェスタイルのカンボジア料理を食べるレストラン。
各国からの観光客でにぎわっていた。この踊りは「アプサラ」という女神だとか。インドでは水の神という。 -
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あっという間に、カンボジアの夜が過ぎ、翌日は、トンレサップ湖の水上生活を訪ねる予定だ。
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