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 横浜市栄区飯島町にある光長寺は浄土宗のお寺で清水山養厳院(ようごんいん)光長寺という(。厳には人偏が付く)。開創は寺伝では天正年中(1573年〜1592年)とされ、開山は円蓮社音誉智達、開基は不詳である。「蓮門精舎旧詞」では慶長元年(1596年)の起立とある。当初は泉水山香梅院と称していた。中興開基である黒田信濃守直相(後に館林宰相綱吉公(後の5代将軍)の家老となる)は、姉の養厳院(俗名呂久)が寛永2年(1625年)日光山に参拝の折に急死したため、追福を弔い碑を安置し、隣接する山林を寄進した。この時に、山院号を清水山養厳院に改めた。養厳院は家康に近侍していたが、最後の側室とも伝えられているが、子をなさなかったのだろう、数多い家康側室に名前は出てこない。それでも、寺紋は葵の紋である。<br /> 大正12年(1923年)に襲った関東大震災で本堂が倒壊し、本尊の阿弥陀仏も損傷して、日光市今市の如来寺から新たな御本尊を迎えている。その後、修復が成って昭和24年(1949年)に遷座し、招来された阿弥陀仏は本堂右脇間に安置されている。<br /> 本堂は昭和40年(1965年)に欅柱で改修された。橘の花のような飾り瓦はこの時に上がったものであろう。その後、昭和57年(1982年)に庫裡を新築したが、平成21年(2009年)に新たにした。また、昭和58年(1983年)に客殿を新築したが、昨年あたりに客殿・寺務所を新たに建てている。<br /> 飯島小、中の間にあり、飯島団地の下にある。手水は山の沢水を引いて垂れ流しているが、上は団地や畑になっており、生では飲めない。散歩の犬が手水の水を飲むだけだ。<br /> 境内を桜が囲み春には見事であろう。特に、本堂前には枝垂れ桜がある。本堂の再建時に植えられたものであろうが、旧鎌倉郡内では西林寺(横浜市泉区岡津町)、長谷寺(鎌倉市長谷3)に次ぐ枝垂れ桜の大木である。宝壽院(横浜市戸塚区汲沢4)よりも樹齢は若いが立派だ。満開の頃の写真パネルを見せてもらったが、冬が特別に寒かった今年の春には見ごたえがある花を咲かせると期待できる。なお、枝垂れ桜は染井よりも早咲きだという。<br />(表紙写真は光長寺本堂)

光長寺(横浜市栄区飯島町)

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2012/02/18 - 2012/02/18

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 横浜市栄区飯島町にある光長寺は浄土宗のお寺で清水山養厳院(ようごんいん)光長寺という(。厳には人偏が付く)。開創は寺伝では天正年中(1573年〜1592年)とされ、開山は円蓮社音誉智達、開基は不詳である。「蓮門精舎旧詞」では慶長元年(1596年)の起立とある。当初は泉水山香梅院と称していた。中興開基である黒田信濃守直相(後に館林宰相綱吉公(後の5代将軍)の家老となる)は、姉の養厳院(俗名呂久)が寛永2年(1625年)日光山に参拝の折に急死したため、追福を弔い碑を安置し、隣接する山林を寄進した。この時に、山院号を清水山養厳院に改めた。養厳院は家康に近侍していたが、最後の側室とも伝えられているが、子をなさなかったのだろう、数多い家康側室に名前は出てこない。それでも、寺紋は葵の紋である。
 大正12年(1923年)に襲った関東大震災で本堂が倒壊し、本尊の阿弥陀仏も損傷して、日光市今市の如来寺から新たな御本尊を迎えている。その後、修復が成って昭和24年(1949年)に遷座し、招来された阿弥陀仏は本堂右脇間に安置されている。
 本堂は昭和40年(1965年)に欅柱で改修された。橘の花のような飾り瓦はこの時に上がったものであろう。その後、昭和57年(1982年)に庫裡を新築したが、平成21年(2009年)に新たにした。また、昭和58年(1983年)に客殿を新築したが、昨年あたりに客殿・寺務所を新たに建てている。
 飯島小、中の間にあり、飯島団地の下にある。手水は山の沢水を引いて垂れ流しているが、上は団地や畑になっており、生では飲めない。散歩の犬が手水の水を飲むだけだ。
 境内を桜が囲み春には見事であろう。特に、本堂前には枝垂れ桜がある。本堂の再建時に植えられたものであろうが、旧鎌倉郡内では西林寺(横浜市泉区岡津町)、長谷寺(鎌倉市長谷3)に次ぐ枝垂れ桜の大木である。宝壽院(横浜市戸塚区汲沢4)よりも樹齢は若いが立派だ。満開の頃の写真パネルを見せてもらったが、冬が特別に寒かった今年の春には見ごたえがある花を咲かせると期待できる。なお、枝垂れ桜は染井よりも早咲きだという。
(表紙写真は光長寺本堂)

  • 「浄土宗 光長寺」の寺号標石。

    「浄土宗 光長寺」の寺号標石。

  • 光長寺門前。

    光長寺門前。

  • 「清水山光長寺」の掲示板。

    「清水山光長寺」の掲示板。

  • 門柱に「浄土宗光長寺」の表札。

    門柱に「浄土宗光長寺」の表札。

  • 門前の防空壕跡。

    門前の防空壕跡。

  • 門前の石仏。宝暦3年(1753年)銘か?

    門前の石仏。宝暦3年(1753年)銘か?

  • 手水鉢。裏山の沢水を引いて垂れ流している。散歩の犬が来るなり水を飲んでいた。このあたりの人は生では飲まないという。「飲めません」の表示はないから注意。

    手水鉢。裏山の沢水を引いて垂れ流している。散歩の犬が来るなり水を飲んでいた。このあたりの人は生では飲まないという。「飲めません」の表示はないから注意。

  • 石段横の石仏。お地蔵さまの首が取れている。

    石段横の石仏。お地蔵さまの首が取れている。

  • 本堂前の枝垂れ桜。樹齢70年はあろうかと思われる立派は木だ。今年の冬は特別に寒かったから色が濃くなると思われる。

    本堂前の枝垂れ桜。樹齢70年はあろうかと思われる立派は木だ。今年の冬は特別に寒かったから色が濃くなると思われる。

  • 水子地蔵と十三重石塔。

    水子地蔵と十三重石塔。

  • 水子地蔵。

    水子地蔵。

  • 十三重石塔。

    十三重石塔。

  • 光長寺本堂。昭和40年(1965年)に再建し、平成17年(2005年)に増改築している。

    光長寺本堂。昭和40年(1965年)に再建し、平成17年(2005年)に増改築している。

  • 光長寺本堂。

    光長寺本堂。

  • 光長寺本堂に上がる飾り瓦。橘の花?牡丹の花ではなさそうだ。

    光長寺本堂に上がる飾り瓦。橘の花?牡丹の花ではなさそうだ。

  • 光長寺本堂に上がる飾り瓦。

    光長寺本堂に上がる飾り瓦。

  • 光長寺本堂に掛かる「清水山」の扁額。

    光長寺本堂に掛かる「清水山」の扁額。

  • 落雷に合った檜。

    落雷に合った檜。

  • 庫裡。平成21年(2009年)に新築。

    庫裡。平成21年(2009年)に新築。

  • 客殿・寺務所。昨年あたりに新築。

    客殿・寺務所。昨年あたりに新築。

  • 客殿・寺務所の玄関。「光長寺寺務所」の看板が掛かる。

    客殿・寺務所の玄関。「光長寺寺務所」の看板が掛かる。

  • 客殿・寺務所の玄関の小僧。

    客殿・寺務所の玄関の小僧。

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