雨の長崎・外海のマリア像に魅せられて★黒崎教会・出津教会・大野教会を巡る

2011/12/31 - 2012/01/04

あいにくの空模様となった２０１２年、長崎での元旦。

長崎市内の観光を済ませて向かった先は、外海の教会巡り。

最初の黒崎教会では、傘をさしての見学となりました。

その後の出津教会で雨は小休止。

サンセットオーシャン２０２では、美しいと言われる夕日は望めませんでした。

最後は小雨と迫り来る夕暮れの中、過去に脱輪しかけた記憶が重なり、激しく動揺した大野教会見学となりました。

エリア 長崎市(長崎)

長崎市内から黒崎教会へ向かう途中、大漁旗を掲げて停泊する漁船を発見。

お正月は休館の施設が多くてちょっと損した気分だったけど、こういうお正月ならではの景色を見ると得した気分になってしまいます♪

黒崎教会に到着。

あいにくの雨模様。

教会まで傘をさして向かいます。

庭には雨に濡れた椿。

黒崎教会、正面側の階段。

高台に建てられているので、角力灘（すもうなだ）を望むことができます。

天気が良ければ海はもっと蒼いはず！

空ももっと蒼いはず！

高台に立つマリア像が、周辺の景色と溶けこんで美しかった！

黒崎教会のマリア像は、蛇を踏みつぶしております。

鐘楼のてっぺんには、２羽のカラス。

そうとう眺めが良さそうです。

鐘楼は、隠れキリシタンの帰依を願って寄贈されたそうな。

黒崎教会は、遠藤周作の小説「沈黙」の舞台になった教会でもあります。

信徒たちによって、一つ一つ積み上げられたレンガ造りの外観。

緻密なレンガにクリスマスリースが似合います。

内部のクリスマス装飾も華やかです♪

黒崎教会のスタンプ。

珍しくセリフが入っていました。

「神の家に行こうと言われて　私の心は歓びにはずんだ」

教会内部は、まさにセリフ通りの神の家。

整然と並んだ柱が美しく、厳かな空間を創り上げています。

２階へと続く階段。

その手前の階段かな。

細かいトコまで美しいです。

ステンドグラス越しに見た外の風景その１。

ステンドグラス越しに見た外の風景その２。

天気が良ければもっと綺麗なはず！

外のトイレにもステンドグラス♪

神々しい黒崎教会でした。

教会内で見かけた立派なシャコ貝。

教会の聖水入れでしか見たことありません。

長崎の海岸に行けば落ちているのかしら。。。？

ちょっと気になった次第であります。

次に向かった先は出津教会。

出津教会、２階へと続く階段。

レンガ造りの壁が見えます。

内部は、小学校低学年の頃に使用していた木造校舎を思い出させるような雰囲気でした。

懐かしさを感じるクリスマスの飾り付け。

子ども会と称して、毎年クリスマス会があったなぁ。

途中、２名のシスターがお祈りにやってきたので撤退。

黒い修道服が絵になるような出入り口部分♪

出入り口上部の四角い鐘塔の上には、ド・ロ神父がフランスから取り寄せたというマリア像。

風でなびく衣がリアルです。

その背面には、ルルドの聖母とド・ロ神父の胸像があります。

端正で凛々しさを感じる聖母です。

私が勝手に名付けたマリア犬。

出津教会に向かう途中、田んぼの中でモタモタと動く白い物体はこの子でした。

３０分以上もかけて出津教会に辿り着いたようです。

お婆ちゃん犬とは思えないほどの美しさと元気さでした。

教会周辺を見渡すと、ワンコが長生きするのもうなずけるような景色が広がっております。

出津教会を後に、細くて狭い急斜面の途中に旧出津救助院らしきものを発見。

ガイドブックには、平成２４年まで工事中で見学不可との事。

近くには、ド・ロ神父記念館がありました。

長崎・外海での教会巡りのフィニッシュは大野教会。

ここまで車でたどり着くのに、旧出津救助院と匹敵するぐらいのスリリングな狭道を味わいました。

駐車スペースは何台かあるのですが、そこまでの道がかなりの狭道。

車同士のすれ違いは不可。

駐車場では、他に車があったら方向転換出来ずにバックで狭道を戻らなければならないような作りに激しく動揺。（冷静になればそんな事はない。）

過去に狭道で脱輪しかかった私にとっては、心が少々パニック状態。

大野教会に到着したのは既に１７：００過ぎ。

周囲も暗くなりかけていました。

大野教会は見たいけど、日が落ちたら脱輪する確率が高くなってしまう！

早く撤退したい気持ちと大野教会を見たい気持ちが激しく交錯します。

小雨が降ってきました。

このすき間の左手に大野教会入口があります。

一瞬、日本の昔の民家のように見えたりもします。

敷地内には小動物の排泄物と思われるものが、決まった箇所に規則正しく点在しておりました。

こんな野趣あふれる地に建てられている教会。

とっても個性的な石造りの壁は、内部が見れなくても充分見応えがありました。

無事に狭道を下り終え、大野教会を後にします。

遠のく大野教会は、スイセンの花に囲まれてとても美しかった！

機会があれば、天気が良い日に再び訪れたいと思いました。