2010/09/11 - 2010/09/20
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gezellig kamerさん
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ベルリン旅行最終日。この日は、最も有名な「壁」ポイントのイーストサイドギャラリーにも行きましたが、抵抗記念館やユダヤ犠牲者記念館などナチス関係の場所もいくつか訪れました。でも、この日が一番東ドイツっぽい感じを味わえた日だったかな。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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入場無料のライヒスターク(国会議事堂)の眺望を目当てに朝から早々と出発。
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人通りも少なめ。
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開場前に議事堂に辿り着きましたが、すでにかなりの行列ができていました。ライヒスタークに行かれる方は余裕を持って行かれることをお勧めします。開場されてもセキュリティーがあったりして、意外と展望台まで行くのに時間がかかります。
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ライヒスタークの階段からの眺め。ライヒスタークの前は広々として広場になっています。
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ドイツ国旗がはためく。
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確か、いったんエレベーターに乗り、そこから螺旋階段のようになったガラス張りの通路を歩いて行く感じだったと思います。イヤフォンガイドも借りれた気がします(風景の説明。)。うまく説明できないのですが、自然光を採り入れるためにこの建物は吹き抜けになっており、中心部を覗き込むと議事堂内が見えます。(エコですね。)
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こんな感じの風景が回廊から見えます。国会議事堂の歴史みたいなパネルもありました。ヒトラーの頃とか、壁があったときは実は、放置されてたとかの話が載っていた気がします。
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最上部はこんな感じで完全にオープンエアーな状態です。でも雨は入ってこないそうです。どうなっているのかよくわかりませんが、かなり開放的な空間です。最上階には、お洒落レストランがありましたが、さすが観光名所でreservation onlyと言われてしまい、そそくさと退散。
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というわけで、ソニーセンターの方まで行き、Cafe Jostyでブランチ。コーヒーが巨大なマグで出てきてちょっとうれしかった。
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その後、以前から気になっていた、ヒトラー暗殺計画を企てたことで有名なシュタウヘンベルク大佐が勤めていた元国防省の建物(ベントラー街)へ。今は、シュタウヘンベルクを始めとした、ナチスドイツへの抵抗運動をした人達の記念館になっています。シュタウヘンベルクの執務室が公開されていたと思います。「白いバラ」で有名なゾフィー・ショルのことも展示されていました。ただ、ここは確かドイツ語のみの展示でほとんど写真を見て終わり。。。だったような気がします。ドイツ語がわかれば、かなり充実した記念館なのではないでしょうか。
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この記念館は、他の記念館よりも人が少なくて、周辺もかなりもの静かでした。(最初、着いたとき静かすぎて閉館日かと思った。。。)中庭は、何とも言えない静謐感がありました。ここで、シュタウヘンベルクは銃殺刑に処されたのか、と思うと何とも悲しい気持ちになりました。
このベルリン訪問後に、トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」と本国ドイツで制作された「オペレーション・ワルキューレ」をどちらも見ましたが、どちらの作品にもこの建物が登場します。「オペレーション・ワルキューレ」の方がリアリティがあって、単なるヒーロー物にしていないところが、個人的にはドイツっぽくて好きでした。(余談ですが。) -
中庭にあった記念碑。Wikiによると英語では、
You did not bear the shame.
You resisted.
You bestowed an eternally vigilant symbol of change
by sacrificing your impassioned lives for freedom, justice and honor.
だそうなので、抵抗した人々への賞賛と哀悼の言葉ということになるのでしょうか。 -
前後してしまいましたが、入口はこんな感じ。狭くてこじんまり。
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「シュタウヘンベルク通り」の標識。
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その後、ユダヤ犠牲者記念館に行きました。NHKのドイツ語講座でも、この記念館が紹介されていて、かなり実験的な展示の仕方をしているということは知っていたのですが、実際に行ってみると、確かに歴史展示というより芸術の要素が強い資料館といった感じでした。ユダヤ系の展示ということで、けっこうしっかりとしたセキュリティーを通らされます。そういうこともあって、入るまでにもちょっと並びました。受付のお姉さんがやたら美女だったのも印象的でした。。。
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記念館の前にある迷路のようなモニュメント。果てしなく続くユダヤの人々の苦悩を表現しているのでしょうか。
建物内も、事実の羅列というより、感覚を使って、ユダヤの人達の苦悩をシェアする、ということに主眼を置いた展示が多かったように思います。印象に残っているのは、暗い部屋の中で亡くなった人たち一人一人のライフヒストリーが映写機で絶え間なく映し出される部屋。一人一人に人生があったのだ、という当然のことではあるけれども忘れがちなことを改めて思い出させてくれました。 -
その後、イーストサイドギャラリーへ。このあたりは、今まで行った場所のどことも違っていました。明らかに「東」の香りがします。天気が悪かったせいもありますが、個人的には、ちょっと陰鬱で荒んだ感じがしました。(でも、こういう退廃的な雰囲気、好きな人は好きだと思います。。。)グッバイ・レーニンなどで、オスタルギーの話を見ていたので、ちょっと東ドイツってステキな感じなのかなあ、と思っていたのですが、実際に「東」っぽいところに行くと、なんとなく、閉塞感があるというか、ここから脱出したい、と思った人達の気持ちも何となくわかる気がしました。(ノスタルジーだけでは片付けられないものがあるように思います。。。)
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でも、この場に来なければ、そういった雰囲気を知らず、東ドイツってなんか、いけてるみたいな感じで終わっていたと思うので、来たのは正解だったなと思います。
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イースト・サイドギャラリーは最近ペイントし直された(壁崩壊20年を記念して。)ばかりということできれいな状態でした。
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壁から人が溢れる。当時の熱狂が伝わります。
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比較的有名なトラバントが壁を破る絵。
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ちょっとかわいい。
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なぜか日本。書いたのはもちろん日本人じゃないです。
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Everywhereって壁はどこにでもあるってことでしょうか。意外と深い?
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ブルジネフとホーネッカーのキス。この絵の前は常に誰かが写真を撮っていて、シャッターチャンスがなかなか見つかりませんでした。
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きれいな橋。この川に沿ってイーストサイド・ギャラリーが建っています。
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イーストサイドギャラリーからちょっと歩いたところに、ガイドブックにも載っている東ドイツグッズ専門店があるので、行ってみました。
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お店の見た目は、ダイナーかバラックみたいな感じ。
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そして、店内は、所狭しと東ドイツグッズが並んでいるのは、良いのですが、埃が半端ないです。。。そして、店内が何となく雰囲気が暗い。。。
来るときは、東ドイツグッズを絶対買って帰ろうと思っていたのですが、いざこの埃の中の東ドイツグッズを見たら、ちょっとひるんでしまい、結局写真だけ撮って帰りました。写真はミトローパのコーヒーカップ。(典型的な東ドイツグッズ。)やっぱり東ドイツ出身ではない部外者からすると、ノスタルジーだけでは片付けられない気持ちになります。。。 -
プラッテンバウと呼ばれる東ドイツ時代のアパートもこの辺ではけっこう見かけました。
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テレビ塔はかなり小さく見えます。
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駅も暗い。。。(マイナスコメントばかりですみませんが、本当に暗かったんです。。。)
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プラッテンバウ?
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ベルリンの中心街に戻ってきました。ベルリンの大聖堂。正直ほっとしました^^;
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ベルリン最終日ということで、ムッター・ホッペという大衆食堂でドイツ料理を頂きました。アイスバインを注文したのですが、脂身の量が半端なかったです(汗)。でも、肉の部分はおいしかったです。そして、なぜか、店内はセクシー写真やらセクシートルソーがいっぱいで若干目のやり場に困りました。。。でも、友人と最後の夜においしいものを食べて乾杯できたので、大満足でした!
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