子連れ旅行　イタリア・ローマ　弾丸トラベラー１日でどこまで回れるか！？

2011/08/26 - 2011/08/27

２０１１年のイタリア旅行の最終地は・・・「ローマ」
そう、ローマですよ、ローマっ！
イタリアって言ったら、ローマを見逃すわけには行きませんっ！！！

・・・なーんて言いながら、ローマの滞在期間はなんと！
「１日」（移動含む）

翌日の昼には、フィウミチーノ空港から帰国の途に着かなくてはなりません。
とはいえ、初めてローマへ来た下の娘に「最低限見せておかなくてはならない」を厳選してピックアップ！
「サン・ピエトロ大聖堂（ヴァチカン市国）」
「システィーナ礼拝堂（ヴァチカン美術館）」
「トレヴィの泉」
「スペイン階段」
「コロッセオ」
「真実の口」
さぁ?て・・・どれだけ回れるのでしょう。

フィレンツェからローマへ向かい、ローマ到着は１１時。
飛行機は翌日の１２時３０分発。
なんとっ！２５時間３０分の滞在時間です（汗）
どこかのＴＶ番組に負けない弾丸ぶり（笑）

さて、自称「ローマ中心部観光ならガイドいらず」のガイド兼ポーターの私目の実力は如何に！

エリア バチカン(バチカン)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィレンツェからローマまでは「EuroStar AV：FrecciaRossa」で移動します。
「赤い矢」の名称のとおり赤が映える車両です。

ローマへは定刻に到着しました。Eurostarは、ほぼ正確な時刻で走っているようです。

ミラノ〜フィレンツェ〜ローマを最速（300km/h）で走るだけあって、フロントがものすごく汚れてしまっています。

ローマのターミナル駅「テルミニ駅」です。
今の時間は11時チョット。
ここから、ホテルまでは徒歩３分。チェックインの時刻には早すぎますが、荷物を預かってもらうためにホテルに向かいます。

ローマでの宿泊は「Hotel Massimo d'Azeglio」
駅から近く、素敵なホテルでした。
もちろん、荷物も快く預かってもらうことができました。

先ずは、一番時間のかかりそうな、ヴァチカンに向かいます。

地下鉄に乗ろうと歩いていると・・・あれ？
「METRO Linea A」の代行バスが走っています。
もしかして運休？

なーんて思いながらも・・・人はメトロの入口に向かっていたので向かってみると・・・

ローマをどんどんと回って行くために、B.I.G（一日券）を購入しました。

地下鉄はテルミニ駅を境に、ヴァチカン方面のみが折り返し運転をしていました。改装工事中のようでした（2011/08）
なので、問題なくヴァチカン美術館へ向かうことができました。

以前、ローマを訪れた時にホテルの方から「ムゼオへはオッタヴィアーノで降りた方が良い」と教えられていたので、今回もその通りに向かいました。

ガイドブックによると、ローマの地下鉄はあまり評判が良くありません（治安の面から）。確かに、薄暗い感があったり、物乞いの人が乗っていたりするので理由は分かりますが、そんなにビビらなくても大丈夫だと思っています。

地下鉄では、とても素敵なローママダム（ロマネーゼ？）に日本語で話しかけられて子供たちは驚いていました。今回の旅は、日本が好きと（商売ッ気なしに本当の意味で）言ってくれるイタリア人に良く出会うことができました。

「オッタビアーノ駅」から徒歩で5分チョット。
写真はヴァチカン美術館へ向かう国境となる壁です。

ヴァチカン美術館の入口です。
朝一番は長蛇の列となります。

今回は混んではいるものの、非常にスムーズに入る事が出来ました。（ちなみにお昼過ぎです）

※ここでの時間　12：15　ヴァチカン美術館スタート

先ずは、美術館の中のレストランでランチを食べてから、散策を始めます。

中庭です。美術品の写真は、ガイドブックやら他の方の旅行記で沢山あるので省略（笑）

えっ？一番の目的の「システィーナ礼拝堂」はどうしたかって？
はい、素敵でしたよ。何度見てもホント感動します。子供たちにも実物を見ながらガイドブックを参考に説明しました。
特に長女は絵のスケールに感動してくれたようでした。

えっ？写真ですか？
システィーナ礼拝堂は写真撮影・おしゃべりは禁止なんです。
心に焼き付けるしかないのです。

「No Photo!」「し〜っ！」という警備の声を無視している人たちも多いですが・・・

イタリア旅行で手紙を出すならココ。
イタリアの郵便事情とは何故か違うのがヴァチカン市国の郵便事情。
イタリアから投かんするより、確実に早く日本まで届きます。

なので、ここから絵はがきを出しました。

出口がらせん状になっています。

初めて訪問した時はこちらが入口だったような気が・・・

※ここでの時間14:30
　ヴァチカン美術館での滞在時間2時間15分（ランチ含む）

美術館を鑑賞し終わったので、サン・ピエトロ寺院に向かいます。

先ずは「サン・ピエトロ広場」からです。
中に入るために長蛇の列ができていました。

以前訪れたときは、美術館から直接、大聖堂に入場できたのですが・・・ヴァカンスシーズンだからでしょうか？一度、イタリアに出てから、再入国です。

入国の荷物チェック？があります。列を待ちながらオベリスクを撮影しました

スイスの衛兵が主要入口を警備しています。

制服がなんとも言えないおしゃれ具合です。

荷物チェックを終えて、やっと「サン・ピエトロ大聖堂」へ向かいます。
カトリックの総本山です。

別に信者という訳ではないのですが、カトリック系の幼稚園に通っていた私達夫婦。なんとなく来ることは運命だったのか？と勝手に思っています。

※　ここでの時間　15:30

バチカン市国 史跡・遺跡

100年に一度しか開かない扉です。

なんと、以前（2000年）に私達夫婦は通してもらっています。
残念ながらもう、二度とくぐる事はないのでしょうね。

大聖堂内を一周して外に出ました。

大聖堂を背に広場を望みます。

※ここでの時間　16：15

写真右側の建物には、ローマ教皇（ローマ法王）の執務室があり、ヨハネ・パウロ2世の時はときどき広場側に姿をお見せになる事もあったとか。ヴェネディクト16世はどうなんでしょう？

周りを取り囲む4列372本の石柱の4列が1列に見えるポイントが、広場内に2か所あります。
それがココ。

是非、来訪された際は探してみてください。

このポイントから見える風景です。

広場から見た大聖堂です。

名残惜しいのですが、次のポイントに向かいます。

サン・ピエトロ広場から一番近いバス停へ歩きます。
ガイドブックの路線図とはイマイチ違う位置でバス停は発見されました（笑）

乗車したバスは「１１６」番
ミニバスで市街地の細い道をクネクネとトレヴィの泉そばを抜けて、スペイン広場の近くまで走っています。

※ここでの時間　17:00

トレヴィの泉に到着しました。

※　ここでの時間　17：20

トレヴィの泉 建造物

家族で、また来られるように祈りながらコインを投げました。

いつ行ってもですが、すごい人ごみでした。
ここでチョットだけ子供たちは冒険をしてみました。

ペットボトルに水飲み場から水を汲んできてもらいました。

お気に入りのFIAT500です。

トレヴィの泉からスペイン階段までは徒歩10〜15分ほど。
子連れのためもう少しかかってしまいました。

スペイン階段で家族でお話をしながら座っていると・・・あっという間に夕方。お腹が空いてしまいました。

※　ここでの時間　18：05

さて、ローマでの、今回のイタリア旅行での「最後の晩餐」は！？

スペイン広場 広場・公園

このバスでスペイン広場そばからまた来た道を戻ります。
乗車したバスは「１１６」番

最初に考えていたお店の名前は「La Carbonala」そう、ローマが発祥と言われているカルボナーラのお店。しかし、ローマに向かうEuroStarの車中で夏休みということが発覚！！
代わりと言っては失礼ですが、検索してたどり着いたお店がこちら！

Antico Forno Roscioli　アンティコ・フォルノ・ロッショーリ

お店を発見し、さっそく入店すると・・・
「予約はされていますか？」当然していません（笑）
「んー（困った顔で）21時には予約が入っているので、それまでで良い？」と。（ちなみに19時チョット）

やはりイタリアは夕食の時間はゆっくりなのですね。
当然、子連れ日本人がそんなにゆっくり食事をできるわけもないので、ＯＫして、着席となりました。

なぜ？このお店か？

ロショーリ イタリアン

イタリア版ミシュランのようなガンベロロッソというグルメ誌で
「ローマでカルボナーラが美味しい店　TOP10」で＜１位＞を獲得したらしい。

どうも検索しているとレストランが本業ではなく、「エノテカ」という食材屋さんが本業らしいですが・・・そのお味は。

美味いです。旨いです。まいう〜、いや、ヴォーノ！！

結局食べる時間よりも待つ時間の方が長かったのですが、お店を出たのは20時半ごろ。

子供たちもお腹がいっぱいになって、元気いっぱい！！
なんてわけなく、やっぱりお疲れ＆眠い。
明日は帰国。飛行機はお昼の便なので、10時にはテルミニ駅を出発しなくてはなりません。

ホントはトラムに乗って、コロッセオを見て帰ろうと思ったのですが断念して、64番のバスに乗って、まっすぐホテルへと向かいました。

結局、ローマ観光は
「システィーナ礼拝堂（ヴァチカン美術館）」
「サン・ピエトロ大聖堂（ヴァチカン市国）」
「トレヴィの泉」
「スペイン階段」
以上となりました。

大人の足で、効率よく回れば最初の目標も余裕でクリアできると思いますが・・・
まぁ、子連れですしね。最低限見せたいものは見せることができたし・・・
チョット心残りの方が良いと思いません？
そう、また来ればいいんです！
やっぱりイタリアは、そう思わせてくれる場所でした。