
2011/11/19 - 2011/11/20
1230位(同エリア11606件中)
YAMAJIさん
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上海は、長江デルタの東端、黄浦江の畔に位置し、人口は約1400万人(常住人口は約2200万人)で、世界有数の大都会です。政治の中心地北京に対し、商業、金融、通信の中心として成長を続けています。その歴史は比較的新しく、約1000年前の宋時代に港町として栄え始め、1553年に城壁が建設され都市としての基礎が出来上がりました。19世紀に入り西洋との貿易において長江の河口に位置していた上海は、その重要性を高め、1842年の南京条約により国際貿易港として開港します。国際租界が置かれ、金融、経済の中心地となっていきます。革命後の中国においてもその地位は変わらず発展を遂げてきました。1990年から始まった、浦東エリアの再開発はめざましく、超高層ビルが次々と建設されています。
外灘エリアの一帯は、19〜20世紀前半にかけて租界だった地区で、当時建設された西洋式高層建築が建ち並んでいます。租界時代に行政と経済の中心であったことから、現在も官庁や銀行が多くありますが、アルマーニやカルティエなどの大型旗艦店や租界時代のレトロな雰囲気を売りにした、バーやレストランなどが建物の中に入るようになり、お洒落な街に変貌しつつあります。
浦東エリアは、1980年代までは大都会上海の発展から切り離されていましたが、1990年に経済特区として開放されて以来、急速に発展をとげています。超高層ビルが立ち並ぶ光景は、上海観光の定番になっています。代表的な超高層ビルとしては、高さ492mの上海環球金融中心(世界一高層にあるホテルが入っていることと、世界一の高さを誇る展望台があることで有名)と高さ468mの東方明珠塔と高さ420.5mの金茂大廈88層観光庁です。
豫園エリアは、上海の中で最も中国的なところです。現在の人民路と中華路は城壁を壊して造られた道で、この中は租界時代も「上海城」と呼ばれた中国人移住区で、木造建築物が密集した、庶民の生活が息づいているところです。その中でも、豫園商城は、中国江南地方の伝統的建築物が建ち並ぶ、食事とショッピングを楽しむ観光エリアです。豫園は、明時代に造られた400年以上の歴史を持つ古典庭園の名園です。園内の楼閣や築山、流泉は、明・清時代の中国南部の庭園建築を代表するもので、生き生きとした龍壁や曲がりくねった回廊、江南三大銘石のひとつ「玉玲龍」など見どころも沢山あります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
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今夜お世話になる、上海の黄浦江ナイトクルーズの遊覧船、「五糧液号」です。
ナイトクルーズは、外灘の南端を出発して、北外灘でUターンし戻る60分のコースです。 -
遊覧船の3階の展望スペースからの撮影です。
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黄浦江の北側を見た所です。
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イチオシ
浦東エリアは超高層ビルが並んでいます。
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上海環球金融中心と金茂大廈88層観光庁です。
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イチオシ
「上海環球金融中心」は、高さ492mあります。上部が栓抜きの形をしています。
日本の森ビルが、15年の歳月をかけて2008年に完成した、上海を代表するビルです。 -
イチオシ
「金茂大廈88層観光庁」は、高さ420.5mあります。
建物の中央にある33層の吹き抜けは、グランド・ハイアット上海の象徴ともなっています。 -
東方明珠塔です。
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イチオシ
「東方明珠塔」は、高さ468mあります。
1994年完成のアジアで第2位の高さをほこるテレビ塔です。 -
右から、「シティバンク」、「オーロラビル」、「浦東シャングリラ上海」です。
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「上海国際会議センター」です。
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浦東エリアには超高層ビル群が建ち並びます。
左端のツインビルが「浦東双輝大廈」です。 -
3つの超高層ビルが揃い踏みです。
黄浦江ナイトクルーズでは、行きかう遊覧船もライトアップされとても綺麗です。 -
「浦江遊覧1号」。
全長57m、幅17m、定員1000名の黄浦江クルーズ最大の船で、中国伝統の模様や船首に龍が用いられています。 -
「船長3号」。
全長47.4m、幅20m、定員618名で、半円形の電飾が特徴の船です。 -
「船長8号」。
全長30m、幅10m、定員300名で、2010年8月に就航した最新型の船です。 -
「東方明珠号」。
全長50m、幅13m、定員400名で、緑や赤などいろいろな色にライトアップが変わる船です。 -
イチオシ
外灘エリアには欧風建築物が建ち並びます。
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黄浦公園のモニュメント(人民英雄記念塔)もライトアップされています。
外灘エリアの最北端に位置しています。 -
外灘のランドマーク、王冠を頂いた「ウェスティン外灘センター上海」です。
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外灘で目立つもう一つのビル、うろこ状の尖塔を持つ「光明大廈」です。
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ここから、租界時代に建てられた建物を、北から南へ紹介します。
旧ジャーデン・マセソン商会(外灘27号)。
米国のルーズベルト家が再開発し、大統領が愛した味を楽しめるレストランやワインセラー、ルーフトップ、バルコニーなどが入る、1920年建築のネオ・ルネッサンス様式の建物です。 -
旧中国銀行本店(中国銀行)。
屋根の形状や壁面に施された透かし模様など、伝統的中国の雰囲気を感じさせる、1937年建築の中国的なデザインも取り入れたアール・デコ様式の建物です。 -
旧サッスーンハウス(フェアモントピースホテル)。
直線を多用した美しいデザインで、四角錐の屋根が印象的な、1929年建設のアール・デコ様式の建物です。 -
旧パレスホテル(スウォッチアートピースホテル)。
孫文がパーティーを開いたり、蒋介石と宋美齢が結婚披露宴を行うなど、数々の歴史の舞台となった、1903年建設のアン女王復古スタイルの建物です。 -
旧ノースチャイナ・デイリーニューズ&ヘラルド社(AIA)。
中国で最も長く発行された英字新聞の社屋として使用された、1922年建設の新古典主義とネオ・ルネッサンス様式が融合した建物です。 -
旧紅海関(上海海関)。
正面入口に古代ギリシアの神殿を模した4本の列柱を配し、屋上に良く目立つ時計塔を持つ、1927年建設のネオ・バロック様式とアール・デコ様式の融合した建物です。 -
旧香港上海銀行(外灘12号)。
中央のドームが印象的で、厳格な左右対称性が見られる、1923年建築の新古典主義様式の建物です。 -
旧輪船招商局(招商局)。
建物全体にレンガを多用し、2階と3階にベランダを配置した、1846年創建で1901年改築の、ネオ・ルネッサンス様式の建物です。 -
旧大北電報公司(バンコク銀行)。
両サイドに配置されたドーム屋根と建物全体の円柱の配置が美しい、1907年建築のネオ・バロック様式の建物です。 -
旧中国通商銀行(外灘6号)。
雰囲気抜群のレストランが集まる再開発ビルで、中国人による最初の銀行が開かれた、1897年建築のアン女王復古スタイルの建物です。 -
旧日清汽船(外灘5号)。
高級レストランやバー、スパなどが入る今話題の再開発ビル、1925年建築の日本近代西洋様式の建物です。 -
旧ユニオン・アシュランス・カンパニーズ・ビル(外灘3号)。
外灘リノベーション複合ビルのトップバッター、アルマーニや高級レストランが入る、1916年建築のアール・デコ様式とネオ・バロック様式が融合した建物です。 -
旧シャンハイクラブ(外灘2号)。
外灘の中でも最も複雑なデザインで有名な、1910年改築のネオ・ルネッサンス様式の建物です。 -
旧アクベイン・ビル(外灘1号)。
外壁に赤と白の二色のレンガを使った、1916年建築のネオ・バロック様式の建物です。
夜の浦東エリアの超高層ビルも、ライトアップされた外灘の欧風建築ビルもとても素敵でした。黄浦江ナイトクルーズは、上海を訪れたらお勧めのスポットです。 -
「上海博物館」の入口。
上海博物館は、北京の故宮博物院、南京博物館とともに、中国三大博物館に数えられています。 -
上海博物館の目玉、中国古代青銅館です。
商殷期の青銅器や春秋晩期の酒樽など、約400点が展示されています。
1500年も続いた中国の青銅器文化の栄光と輝きを身近に体感できます。 -
商時代の酒樽、「亜富方罍」です。
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春秋時代の酒器、「犠尊」です。
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イチオシ
西周時代の鼎、「大克鼎」です。
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春秋時代のお盆、「子仲姜盆」です。
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西周時代の武器、「象首獣紋鉞」です。
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西周時代の釣鐘です。
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中国歴代印章館です。
西周期から清末期なでの、約500点の印鑑が展示されています。
印鑑に施された彫刻の精巧さ、材質の美しさ、彫られた文字の造形美などが観賞できます。 -
寿山石の印章です。
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清時代の銀印です。
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中国歴代絵画館です。
唐時代から清時代の水墨画や彩色画など、約100点が展示されています。
画院から桃源郷へ、その幽遠なる中国絵画悠久の歴史が物語られます。 -
展示してある掛け軸です。
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墨絵と書と印影と・・。
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中国歴代書蹟館です。
甲骨文、金石文をはじめ、古文書や拓本まで、約70点が展示されています。
篆書、隷書、行書、草書、楷書など、筆の極意を味わうことができます。 -
青銅器に彫られて書です。
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巻物です。
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中国古代彫刻館です。
戦国時代から明時代の彫刻や塑像など、約120点が展示されています。
伝来した仏教と中国の伝統文化の融合する過程なども見どころです。 -
イチオシ
金時代の「菩薩漆金彩絵木彫像」です。
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三尊像です。
上海博物館は、1時間の見学でしたが、とても時間不足でした。古代青銅館はじっくり見ることがでしたのですが、陶磁器館はそっくり抜けています。上海再訪を誓って・・。 -
上海の「豫園商城」の入口。
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豫園商城の街並みです。
豫園エリアは、古き良き上海を体感できるところです。 -
昔懐かしいお店が並びます。
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豫園老街のアーケードです。
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観光客でごった返す商店街です。
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楽器の専門店です。
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筆の専門店です。
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筆、硯、扇などを売るお店です。
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民芸品店です。
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印鑑や筆などを売るお店です。
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パンダのぬいぐるみの専門店もありました。
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上海の「豫園」の入口。
豫園は、江南古典庭園の名園と称されています。 -
「三穂堂」です。
元国家主席の江沢民が書いた、「海上名園」と刻まれた石がまず迎えてくれる。 -
動物をあしらった反り屋根です。
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棟には「龍と化した鯉」の彫刻が乗っている。
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三穂堂の内部です。
1760年創建の建物で、清時代に役人が祝典を行ったと伝わる場所です。 -
三穂堂の見事な造り。
豫園で最も古い建物で、釘を一本も使っていないという。 -
壺形の「くり抜き門」です。
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「仰山堂・巻雨廊」です。
1866年創建の建物で、窓枠や欄干に施された細かい細工も見どころです。 -
イチオシ
漸入佳境の「遊廊」です。
ここからの眺望は抜群で、手前に広がる池と反り屋根の楼閣、人口の築山・大暇山などゆっくり見学したい。 -
遊廊前の池です。
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遊廊の太湖石「美人腰」です。
遊楼の手前にある高さ2.3mの太湖石で、その美しさから「美人腰」と呼ばれています。 -
魚楽射への白壁の通路です。
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「魚楽射」の箱庭です。
小さなスペースに無限の広さを表現した、江南庭園の特徴を表した箱庭です。 -
男女別の二重廊下になっている「復廊」です。
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万花楼の庭「湖石假山」です。
太湖石が惜しげもなく使われています。 -
イチオシ
生き生きと龍が踊る「龍壁」です。
豫園で最も人気のスポットです。 -
「点春堂」です。
1853年の太平天国の乱に呼応して、武装蜂起した小刀会の本部が置かれた場所で、現在の建物は1868年に再建されてものです。 -
軒上には「三国志演義」の彫刻があります。
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豫園の名木、「茶梅」です。花を見るとサザンカのようでした。
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「双龍戯珠門」の上の2頭の龍です。
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会景楼前の池です。
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「九獅軒」です。
大きな池に張り出すように建ち、周りを竹に囲まれている。 -
円形のくり抜き門です。
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イチオシ
中央の太湖石が「玉玲龍」です。
江南三大銘石のひとつで、72個の穴が開いているという。
豫園が世界遺産に登録されないのは、園内から外のビルが見えるためだというが、真偽のほどは不明です。 -
外灘遊歩道の南端から浦東エリアを望む。
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外灘遊歩道は、黄浦公園から中山東一路沿いに外灘の南端まで続く、黄浦江川岸の遊歩道です。
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南側が遊覧船乗り場です。
左端に昨日乗った浦東ナイトクルーズの遊覧船「五糧液号」が見えます。 -
外灘遊歩道(南端)から黄浦江の北側を見ています。
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超高層ビルが林立する浦東エリアです。
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上海環球金融中心と金茂大廈88層観光庁です。
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東方明珠塔です。
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上海環球金融中心(上海ヒルズ)は高さ492mの超高層ビルです。
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94階(423m)の展望台に上りました。
94階の売りはトイレです。男子トイレは小用の正面上がガラス張り、女性トイレは正面が下までガラス張りです。ぜひお試しを・・。 -
金茂大廈88層観光庁(420.5m)も眼下です。
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東方明珠塔は高さ468mです。
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2014年竣工予定の上海中心大廈で、高さ632mで中国で最も高い建物になる予定です。
完成時には東京スカイツリー(634m)を抜くという話も聞くが・・・。 -
「上海蟹」。最後におまけの1枚です。日本の蟹に比べると小さいですが、甘味がかなりあり、ワタリガニに似ています。
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