中国江南の旅（３）・・古き良き水郷の町西塘と鳥鎮の東柵を訪ねて

2011/11/17 - 2011/11/18

西塘は、その昔春秋戦国時代に呉国と越国が戦った場所で、「呉根越角」と呼ばれていました。町の原型ができたのは、元時代以降になってからで、明・清時代には手工業や商業が発展し、運河沿いに多くの家が建ち、石橋が架けられました。西塘で見逃せないのが、「煙雨長廊」という長さ１ｋｍに及ぶ、運河沿いの屋根付き街路の廊棚です。また、西塘では、江南地方特有の住宅や街路を目にすることが出来ます。廊棚（煙雨長廊など）や運河への石階段、馬頭塀（卯建）、過街楼、中庭、狭い路地（石皮弄など）など、古き良き古鎮の風情を味わうことがでします。

鳥鎮は、約１３００年前の唐の時代に、鎮となったのが始まりです。宋の時代には、裕福な官僚や文人が集まり、養蚕業の発展も手伝って、発展していきました。２００７年には新たに西柵と呼ばれる景区がオープンし、東柵と合わせて、人気急上昇中で、中国各地からの観光客で大賑わいです。今回の旅行では、東柵地区を散策しました。香山堂薬局や江南百床館（華麗な装飾ベットの博物館）、江南民俗館（江南地方の伝統的暮らしや風習を紹介した博物館）、公生糟坊（地酒三白酒の蔵元）、宏源秦染坊（藍染め工房）に立ち寄りました。

エリア 杭州(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.0

西塘の案内図。
西塘は、廊棚や馬頭塀、過街楼、中庭、石階段、狭い街路などが揃う、古き良き水郷古鎮です。

西塘の塘東街から散策開始です。

塘東街です。

バーを発見・・。

生活感が息づく古鎮です。

趣のある街並みが続きます。

西塘の中心地点にやって来ました。

レストラン「明清食代」です。

「煙雨長廊」。長さ１ｋｍ以上にわたる、屋根付きの街路、「廊棚」です。

廊棚が続く西街を歩きます。

「馬頭塀（卯建）」が目立ちます。

運河への「石階段」です。

手漕ぎ船と最新鋭の消防艇の対比が面白い。

「送子来鳳橋」。中国古代特有の、男女別の二重通路の「復廊」になっています。

「送子来鳳橋」です。

西塘の遊覧船です。

遊覧船は１０人乗りです。

洋品店です。

ちまき屋さんです。

昆虫などのマグネットを売っていました。

「環秀橋」。大変高い橋で、かっては太湖周辺まで見えたという。

環秀橋の石段。

環秀橋からの眺めです。古鎮特有の家並みが続いています。

環秀橋からの眺めです。遊覧船が多数行き来していました。

お菓子屋さんです。

「石皮弄」。西塘の古鎮には、人ひとり通れるほどの狭い通路が、無数に延びています。

石皮弄は、西塘の中で最も狭い路地で、幅８０ｃｍしかありません。

路地の左右に家の玄関があります。覗くと手ごろな「中庭」が見えました。

西街です。

刺繍屋さんです。

革命家のポスターが目を引きました。

観光三輪車のお通りだ・・。

鳥鎮の入口。
鳥鎮は、昔ながらの薬局や地酒の蔵元、藍染の工房などが公開されており、今も往時の風情が漂う水郷古鎮です。

鳥鎮の東柵地区の案内図です。

高竿船と「逢源双橋」です。

霧に霞む鳥鎮の運河です。

東大街です。

「香山堂薬局」です。

昔ながらの薬箱が並んでいます。

「江南百床館」の見学です。

超豪華な寝台です。

見事な彫の寝台が並んでいます。

「江南民俗館」の見学です。先ずは衣俗庁です。

男性用の衣装です。

女性用の衣装です。

節俗庁です。

節句の飾りです。

節句のお供え物です。

婚俗庁です。

伝統的な結婚式を再現しています。

婚礼で新婦が乗った輿です。

散策では、瓦にも注目です。

丸瓦とせんの組み合わせです。

幾重にも重なる瓦です。

東大街です。

「公生糟坊」の見学です。地酒の「三白酒」の蔵元です。

寝かせている酒壺です。

酒の蒸留工程です。

製造した「三白酒」の販売も行っています。

路地裏では靴の修理をしていました。

東大街です。

「宏源秦染坊」の見学です。藍染工房です。

天日干しされた藍布が迎えてくれます。

見事な模様が描かれている、藍染が展示されています。

藍染の古着も展示されていました。

藍染のバックや服などが販売されています。

鳥鎮も狭い路地が見られます。

「仁義橋」です。

家の土台が運河に迫り出しています。

「仁恵橋」です。

遊覧船と「福恵橋」です。