
2011/11/15 - 2011/11/16
202位(同エリア878件中)
YAMAJIさん
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錦渓は、2500年以上の歴史を持つ、小さな水郷の町です。 蓮池禅院の前で遊覧船に乗り、上塘街から下塘街へと20分の遊覧を楽しみました。女の船頭さんが、「蘇州夜曲」や「北国の春」など5曲ほど歌ってくれる中、明清時代の民家のたたずまいを楽しみ、いくつもの橋をくぐり、柳の並木を通り、静かな水郷めぐりを堪能しました。 下塘街で船を下り、散策開始です。錦渓の古鎮には、まだまだ庶民の生活が息づいていました。赤カブや小魚を干していたり、生きた上海蟹や運河で取れた貝類、ガチョウの卵も売っていました。
蘇州は、太湖の畔に開けた、人口630万人の水郷都市です。春秋時代の紀元前514年に、呉国王の闔閭が城を築いたのが町の始まりです。唐の時代に入ると、町は養蚕業により発展を遂げ、明・清の時代には国内有数の大都市へと発展しています。
蘇州の留園は、清時代の建築様式を今に伝える名園で、中国四大名園のひとつに数えられており、世界遺産に登録されています。創建は、明時代の嘉靖年間(1522〜1566年)まで遡ります。清時代の18世紀末には、劉怒により改修され劉園となり、さらに19世紀後半に大規模な改修が行なわれ、留園と呼ばれるようになりました。中国三大太湖石のひとつである「冠雲峰」や廊壁には歴代の名書家の墨跡「留園法帖」、透かし彫りが施された漏窓など、見どころも沢山あります。
蘇州の寒山寺は、南北朝梁時代の天監年間(502〜519年)に創建され、1400年余の歴史を持っています。唐時代の詩人張継が詠んだ「楓橋夜話」で、その名を広く知られるようになります。創建当初は、妙利普明塔院と呼ばれていましたが、唐時代に寒山と拾得が天台山から移り住んでから、寒山寺と呼ばれるようになりました。また、1979年から毎年除夜に、寒山寺の鐘の音を聞き、新年を迎える行事が営まれ、日本からも沢山の観光客が訪れます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
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錦渓の入口。
錦渓は、皇帝の妃を魅了した五保湖の畔に広がる、小さな水郷古鎮です。 -
「古蓮池と三亭橋」。橋の向こうは五保湖です。
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1163年創建の「蓮池禅院」です。南宋時代の皇帝考宗が、この地をこよなく愛した妃、「陳妃」の鎮魂を願って建てたお寺です。
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菱塘湾と遊覧船です。
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錦渓の運河遊覧開始です。我が船の女船頭さんです。
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「蘇州夜曲」や「北国の春」など、五曲ほどを歌ってくれました。
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船はのんびり上塘街を進みます。
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運河で洗い物をする女性を見かけました。
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「衆安橋」。錦渓には古い石橋が36基も残っています。
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運河沿いの柳も美しい。
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イチオシ
下塘街で遊覧船を降りました。
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錦渓の街の散策開始です。明・清時代の建物が多く見られます。
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「溥済橋」。立派な石造りのアーチ橋です。
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溥済橋の石階段です。
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屋根のついた廊下式の橋、廊橋です。
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屋根付きの街路、廊棚です。
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赤カブを干しています。
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上海蟹を売っています。
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運河で採れた貝類も売っています。
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小魚を干しています。
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イチオシ
運河と廊橋、廊棚、白壁、瓦屋根。古鎮を代表する風景です。
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錦渓の古鎮の通路はとても狭い。
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最後にもう一度、錦渓の運河の風景です。
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蘇州の「留園」の入口。
留園は、清時代の建築造園様式を今に伝える名園で、中国四大名園のひとつです。 -
留園の案内図です。
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入口を入ると、「呉下名園」の文字と、留園の全体図が描かれています。
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イチオシ
空窓と漏窓が続く回廊です。
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透かし彫りの「漏窓」です。
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透かし彫りの漏窓。デザインは一つとして同じものは無いという。
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「留園法帖」。歴代の書道家の書が彫られています。
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「五峰仙館」。留園で最も広い広間です。
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五峰仙館の庭園への扉です。
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五峰仙館の前庭。貴重な「太湖石」を大量に使っています。
太湖石とは、蘇州の西に位置する太湖で採れた白い石のことで、浸食により無数の穴が開いた太湖石が珍重され、非常に高価なものだった。皇帝や富豪たちは、富の象徴としてこの太湖石を庭園に配したという。 -
大理石の切り口に風景が浮き上がります。
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両面刺繍の花鳥図です。
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イチオシ
お目当ての太湖石、「冠雲峰」が見えてきました。
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「冠雲峰」。中国三大太湖石のひとつで、江南三大銘石のひとつです。
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「瑞雲峰」。留園の姉妹三峰である、「冠雲峰」「瑞雲峰」「岫雲峰」のひとつです。
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回廊と植栽。何気ない植栽も見どころです。
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円形の「くり抜き門」です。
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庭園の北部エリアは、「盆栽園」になっています。
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大型の盆栽も多くありました。
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庭園中央に位置している池です。
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池の傍に建つ「可亭」です。
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漏窓の向こうに盆栽が・・。
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蘇州の山塘街の散策開始です。
山塘街は、唐時代の詩人白居易(はくきょい)が蘇州の長官を務めたときに築いた、蘇州城と虎丘山を繋ぐ全長4kmの運河沿いの街です。 -
「中国南社記念館」。封建主義に反対する革命文学団体、「南社」の記念館です。
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「普福禅寺」。宋時代に創建され、1958年の大躍進の時に破壊され、2009年に再建されました。
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虎丘寄りの山塘街には観光客はほとんどいません。
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運河の清掃船です。どの水郷古鎮も良く清掃が行き届いていました。
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「五人の墓」。明末期のストライキの首謀者5人が葬られています。
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「五人の墓」です。
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「普済橋」。山塘街に架かるん橋としては、一番大きな橋です。
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創建から400年経つ、山塘街を代表する太湖橋です。
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上塘河(運河)です。
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蘇州は東洋のベニスと呼ばれています。
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虎丘が見えてきた。
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イチオシ
虎丘の961年創建の「雲厳寺塔」です。
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東洋のピサの斜塔と呼ばれ、3.5度傾いています。
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公園では焼き栗を売っていました。小さい栗の方が甘みがあり、結構おいしかったです。
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蘇州の「寒山寺」の正面入口。
寒山寺は、1400年余の歴史を持つお寺で、唐時代の詩人張継(ちょうけい)が詠んだ「楓橋夜泊」でその名が広まりました。日本では、NHKで中継された「除夜の鐘」でも有名です。 -
「普明宝塔」。寒山寺の五重塔です。
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寒山寺の参道です。
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境内の運河と「江村橋」です。
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寒山寺の山門です。
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山門の四天王です。
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本堂前の香炉です。
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イチオシ
「大雄宝殿」。寒山寺の本堂です。
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本堂の内部です。
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本堂の「釈迦如来像」。寒山寺の本尊です。
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寒山(かんざん)と拾得(じっとく)の図です。
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「鐘坊」。寒山寺の歴代の鐘が飾られています。
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鐘の展示です。
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「碑廊」。著名な文人の詩碑が収められており、多くの拓本が採られています。
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「月落ち鳥啼いて霜天に満つ、江楓漁火愁眠に対す、姑蘇城外の寒山寺、夜半の鐘声客船に到る」の張継の有名な詩、「楓橋夜泊」が刻まれています。
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書を水の筆で練習する石盤です。
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「弘法堂」。玄奘三蔵と鑑真和尚、弘法大師の像が祭られています。
寒山寺は、玄奘三蔵と鑑真和尚、弘法大師の3人が修行した寺でもあります。 -
玄奘三蔵の像です。
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鑑真和尚の像です。
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弘法大師の像です。
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イチオシ
寒山寺の「鐘楼」。除夜の鐘ツアーで多くの日本人が訪れることで有名です。
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鐘楼に入るには別途5元を払います。鐘は1人3回まで撞くことができます。
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