2011/11/18 - 2011/11/19
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YAMAJIさん
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杭州の歴史は、秦の始皇帝がここに銭塘県を設置したのが始まりで、2200年以上も前に遡ります。610年には、隋の煬帝によって北京と杭州を結ぶ京杭大運河が開通し、交易の要衝として発展しました。9〜10世紀には呉越国、12〜13世紀には南宋の都が置かれています。元の時代に杭州を訪れたマルコ・ポーロは、「世界で最も美しく華やかな都市」と褒め称えています。現在の人口は680万人で、最大の見どころは、中国十大風景名所のひとつ「西湖」です。北宋の詩人蘇東坡は、この湖をこよなく愛し、その詩の中で中国古代の美女西施にたとえて「西子湖」と詠んだことから、西湖と呼ばれるようになったといいます。面積5.6k?、周囲15km、水深は深いところで3mで、中国では決して大きくない湖ですが、数多くの景勝地を持っています。「三潭印月」を始め、「断橋残雪」、「蘇堤春暁」、「雷峰夕照」、「曲院風荷」、「花港観魚」、「南屏晩鐘」、「柳浪聞鶯」、「平湖秋月」、「双峰挿雲」の十ケ所が、「西湖十景」と呼ばれています。「杭州西湖文化景観」は、この6月に世界遺産に登録されました。
紹興は、長江デルタの南側に位置する、人口440万人の水郷都市です。歴史は古く、4000年以上前に夏王朝の初代王、禹が治水のためこの地を訪れており、禹王の陵墓も残っています。春秋戦国時代には、ここに越の都が置かれ、越国の政治文化の中心となっていきます。苦難の末に呉国に復讐を果たした越王、勾践の武勇伝「臥薪嘗胆」の故事の舞台でもありました。また、紹興は、日本にゆかりの文豪魯迅や周恩来など、多くの文化人や政治家を輩出した「文化都市」として知られています。魯迅記念館は電気工事のため閉館していましたが、幼少期から青年期まで住んでいた魯迅故居と、12〜17歳まで学んだ三味書屋を見学することが出来ました。紹興の地酒である「紹興酒」の蔵元のひとつである、「咸亭酒業」にも立ち寄りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
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杭州の西湖の船着場。
手漕ぎの遊覧船が並んでいます。 -
我々が乗った遊覧船です。あいにくの小雨模様でした。
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遊覧船の船上。船着き場のある弧山が遠ざかります。
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孫文や魯迅も訪れた「楼外楼」です。
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イチオシ
西湖十景の「蘇堤春暁」の地。
北宋の詩人で杭州知事も務めた蘇東坡(そとうば)が、1090年に築いた堤防が、西湖を南北に貫く全長2.8kmの「蘇堤」です。春霞のかかる朝、しだれ柳の枝でウグイスが泣く様子が、美しいことから名付けられました。 -
蘇堤の「洪春橋」です。
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西湖は、面積5.6k?で周囲15kmあります。
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沖の小島「湖心亭」です。
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湖心亭の建物です。
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イチオシ
西湖十景の「雷峰夕照」の地。
雷峰山の雷峰塔に、夕日が重なった時に見せる、輝くような美しさから名付けられました。 -
「雷峰塔」にズームアップ。
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三譚印月は西湖で一番大きな島です。
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西湖十景の「三譚印月」の地。
月夜の晩に、明かりが灯る石塔を、船上から眺めた景観美を指しています。 -
「石塔」です。
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石塔が3つ見えるのが、判るでしょうか・・。
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手漕ぎボートで遊覧する人も多い。
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西湖新十景の「呉山天風」の地。
呉山の山頂に建てられた、「城隍閣」が見える。呉山からは、西湖を始め杭州の街並み、銭塘江が眺められます。 -
杭州の街並みが見えてきた。
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杭州の街並みも霧の中です。
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白堤が見えてきた。
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イチオシ
「白堤」。全長約1kmの西湖で最も古い堤防です。
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西湖十景の「断橋残雪」の地。
積雪の後に、橋の中央から雪が解け、橋が中央から折れて見える風景です。 -
西湖新十景の「宝石流霞」の地。
宝石山の山頂に、「保俶塔」が見える。宝石山の岩石は酸化鉄を含み、光を受けると山肌が光輝くという。 -
西湖十景の「平湖秋月」の地。
満月の夜「平月台」から湖を望むと、月が湖面に浮いて見えるという。 -
水墨画の世界が広がります。
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杭州の「西冷印社」の入口。
1904年に設立された、金石篆刻の研究施設です。 -
庭園と柏堂です。
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庭園の楠木の古木です。
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仰賢亭への階段
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「仰賢亭」。書や中国画、印章、印鑑を、買うことができます。
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杭州の六和塔の山門です。
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「六和塔」。970年に、銭塘江の氾濫(逆流現象による)を、鎮めるために建造されました。
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六和塔の入口です。
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塔の内部です。
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塔の階段、内部は7階になっている。
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銭塘江と「銭塘江大橋」です。
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川岸には展望スペースもありました。
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列車も通っている銭塘江大橋です。
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逆流で有名な銭塘江は霧の中・・。
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紹興の魯迅故里。
紹興は、中国近代文学の創始者、魯迅が生まれ育ったところです。 -
魯迅故里の大通りです。
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臭豆腐の専門店です。
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筆を始め書や画を売るお店です。
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「魯迅記念館」。電気工事のため閉館でした。
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魯迅が生まれ育った「魯迅故居」、周家の住居です。
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徳壽堂です。
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徳壽堂の内部です。
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徳壽堂は、お客様の接待や催事を行った客間です。
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周家の中庭です。
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魯迅の部屋。魯迅が寝た寝台も残っていました。
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食事をしたり、友人と逢ったりした居間です。
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周家の台所です。
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周家の廊下です。
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百草園への道です。
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幼い魯迅が遊んだ百草園です。
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イチオシ
魯迅故里の街並みです。
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雄の獅子、鞠を押さえています。
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雌の獅子、子供を押さえています。
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魯迅故居の近くの狭い運河です。
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イチオシ
運河と鳥蓬舟です。
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魯迅が学んだ「三味書屋」、寿家の住居です。
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思仁堂です。
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思仁堂の中、寿家の客間です。
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魯迅が学んだ教室、三味書屋です。
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魯迅が使った机と椅子が、一番奥に見えます。
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「咸亭酒業」。
紹興の地酒「紹興酒」の蔵元です。 -
イチオシ
壺に詰める様子です。
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封をして直ぐの紹興酒です。
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倉庫で年を重ねる紹興酒です。
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紹興酒の出来るまでを描いた素描です。
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紹興酒の説明を聞き入る我がツアー客です。
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利き酒用の紹興酒です。
5年物と10年物の試飲です。 -
紹興酒20年物、1リットル、600元(8,100円)です。
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紹興酒30年物、500ミリリットル×2本、1,600元(21,600円)です。
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