バリ島の１週間（５４）山の中のお寺「ウルン・ダヌ・ブラタン寺院」へ。

2011/04/28 - 2011/05/06

１１層のメル（塔）を持つブサキ寺院に次ぐ大きな寺院「タマン・アユン」の見学を終え、一行は一路北部の山岳地帯に向かって国道を北上してきたが、途中でコピルフのコーヒー園に寄り、更に高台の見晴らしの良い場所で昼食を取り、いよいよこれから山の中のお寺「ウルン・ダヌ・ブラタン」へ向かう。

人口の多い国、島であるから、山間部と言っても、全くの森林地帯ではなく、時々小さな集落、街道沿いの家並などを通り抜け、大きく湾曲する七曲りの上り道を高みに登って行く。途中山間の町、ブドウグルの賑やかな通りを過ぎると、右手に山の湖が見えてきて、バリの大学生らしき若者が大勢、湖畔で何かの遊びをしているようだ。

山間の静かな湖「ブラタン湖」で、湖の周辺には村落はなく、深い森の木立が湖の渚まで押し寄せてきている。全くの自然が残されている感じで、先の大学生などはこのネイチャー　アドベンチャーをしていたに違いない。湖が見えたら、もう直ぐに寺院の広い駐車場になって、この湖畔に浮かぶ「ウルン・ダヌ・ブラタン寺院」に到着した。

周辺の深い森に囲まれた湖面に影を落とす神秘的な寺院だ。こんな山奥のお寺まで参詣に来る信仰心の篤さ。丁度今寺院内では何かの宗教儀式が行われている。これも又数千年と引き継がれているヒンドウ伝来の儀式に違いない。周辺の景色を眺めるよりも先にこの地元民の儀式に目を奪われた。

エリア バリ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.0

山の中腹の見晴らしの良い高台で昼食を取り、次の山の上の湖の傍の寺院に向かう。

この高台からはバリの平野が遥かに見渡せた。

どこまでも続く緑濃い平原。これも又思い出の光景となった。

次に向かったのは山の中にあるブラタン湖。

この湖の傍らには名刹「ウルン・ダヌ・ブラタン寺院」が建立されている。

アルファベットのスペルでは「ＢＥＲＡＴＡＮ」と書く。

湖面に浮かぶ幻想的な寺院だ。日本で言えば、厳島神社のような感じの水上寺院である。

こうしたツアーでないと、なかなかここまでは来られない。

山の中にあっても水と共に生きるバリ人の意識が脈打っている。

さてこれから寺院内では何かの宗教儀式が始まるようだ。