2011/04/25 - 2011/04/25
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RAINDANCEさん
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ポルトガルの首都リスボンに隣接する地方自治体であるシントラの街を訪れました。かつて王室の離宮も置かれ、王宮とペナ宮殿は「シントラの文化的景観」としてユネスコの世界遺産に登録されています。
★王家の離宮、ポルトガルの栄華を映す王宮の内部
★丘の上の「ペナ宮殿」から「ムーアの城壁」と街の景色を臨む
★当時の王家の滞在を偲ばせる「ペナ宮殿」内部
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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シントラは、リスボンから北西へ30kmほどです。
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シントラ・ヴィラ(Sintra Vila)へ到着です。車を駐めるのに苦労するかと思いましたが、私たちの到着時に丁度路肩のPから出て行く車がいてラッキー。
写真の奥がi(ツーリスト・インフォメーション)、右の建物はサン・マルティン教会(Igleja de Sao Martinho)。 -
さて、まずはレプブリカ広場(Praca da Republica)にある王宮(Palacio Nacional de Sintra)から。パッと見は王宮という感じがしません。台所の煙突が目印です。
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チケットを買いに行きます...が、入場無料でした。受け取ったレシートによると日曜・祝日は無料?ま、いずれにせよラッキー。
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14世紀にジョアン1世により建てられた王家の離宮です。その後、16世紀のマヌエル1世の代に増設ならびに装飾が追加されたそうです。
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まもなく、白鳥の間(Sala dos Cisnes)へ到着。天井に27羽の白鳥が描かれています。
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白鳥の間のシャンデリア。
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見学コースの途中には、台所(後ほど出てきます)の煙突が近くに見えます。
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カササギの間(Sala das Pegas)。
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天井一面にカササギの絵が。
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タペストリの間。
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紋章の間(Sala dos Braso~es)。
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この紋章の間は見応えがあります。
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狩猟の様子を描いたアズレージョで...
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四方を囲まれています。
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天井の細工と絵もきれい。
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外には、王子の庭園(Jardim dos Principes)が見えます。
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中国の間(Sala Chinesa)。
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礼拝堂(Capela)。
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アラブの間(Sala dos Arabes)。
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中庭を経て...
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台所(Cozinha)。この上に、先ほどの煙突が伸びてます。
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充分に豪華です。ですが欧州の他国を見れば、もっと絢爛豪華な王家の宮などは数多くあると思います。エヴォラでも感じましたが、ポルトガルの権力者はまだ質実な方ではないでしょうか。(あくまで、相対的に見て...です。)
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それとも、欧州他国の権力者に比べれば力は弱かったのかもしれませんね。豪華さが権力の象徴だとするなら。
ですが、19世紀のイギリスの詩人であるジョージ・ゴードン・バイロンが、欧州旅行の成果物である「チャイルド・ハロルドの巡礼」の中で、この街を「この世のエデン(理想郷)」と例えました。 -
王宮に近い賑やかな通り。この近くに有るお菓子屋さんピリキータ・ドイス(Priquita 2)でちょっとケイジャーダとお茶でも...と思いましたが、すごい順番待ちで断念。皆さん、番号札を持って待ってました。
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さて次は、i(ツーリスト・インフォメーション)の近くから出ているバス(434番)でペナ宮殿に向かいます。
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ここがバス停。
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バスの中で、「ペナ観光往復チケット(Circuito da Pena)」というやつを、ひとり4.8ユーロで買いました。
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ムーアの城壁を過ぎ、ペナ宮殿へ。
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ここでチケットを買います。ひとり12ユーロ。
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この門から入ります。
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宮殿までは、ペナ公園を登っていかなければなりません。結構きつい坂であり、バスも待機しています。
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ですが、せっかくなので緑の中を歩いて登りましょう。あ、結構キツっ。
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見えてきました。ここまで結構歩きます。
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ここは、19世紀に女王マリア2世の王配フェルディナント2世により、修道院の廃墟を改築して建てられたそうです。
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出ました!ペナ宮殿(Palacio Nacional da Pena)。
摩訶不思議な外観。フェルディナントの趣味によって色々な様式が混ぜられたこの宮殿はかなり異彩を放っています。 -
フェルディナントは、あのドイツのノイシュヴァンシュタイン城を、国の財政を逼迫させながらも同じく自分の趣味として建てた、バイエルン王ルートヴィヒ2世のいとこにあたるそうです。
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歴史的価値がどうか?ということになると双方いい勝負だと思うのですが、かたや街の文化的景観の一部とはいえ世界遺産で一方は違う...これはポルトガルとドイツの考え方の違い?
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もっとも、ルートヴィヒ2世のエキセントリックな世界が背景だと、ドイツとしてもノイシュヴァンシュタイン城の世界遺産は推薦しにくいのかも知れませんね。(私見ですが)
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ま、ともあれこの城が存在するのも史実であり歴史。まずは見てみましょう。
この大パノラマは見どころです。 -
ムーアの城壁(Castelo dos Mouros)
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カフェテリアがあります。少々疲れたので休憩しましょう。
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見晴らし爽快、景色を眺めながら一杯。
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一休みして活動再開。これは宮殿の守り神(Portico da triton)。
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宮殿内部はここから入ります。この中は、王宮にも増して豪華絢爛の度合いが上昇してきますが、撮影禁止なので残念ながら紹介できません。チケットをチェックする係員が立っています。
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当時の生活の様子が伺える宮殿内部は、展望と併せてこの宮殿のハイライトと思いますので是非。
見学を終えて、ペナ宮殿を出ます。 -
門にも色鮮やかなタイルが。
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シントラ市街へ戻る帰りのバス待ち行列。何かあった様で、待てどもバスが来ません。30分以上待ってやっと来ました...2台連なって。
さて、リスボンへ戻ってアローシュ・デ・マリシュコ(海鮮おじや)でも食べに行きましょう。
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