今回は普通の旅行者や駐在員が知らない、メキシコのチョット珍しい所をご紹介します。<br />此処はClub Deportivo del Estado Mayor Presidencialと言ってメキシコ政府、連邦陸軍の管轄下にある大統領親衛隊のスポーツ施設で、広大な馬術競技場の他、プール、テニスコート、アーチェリー、射撃練習場、飲食施設等が敷地内に一つの丘を占有する広さで広がっています。<br />場所は大統領官邸等のあるチャプルテペック公園の３Ａ地区からコンスティテュエンテス通りを挟んだ向かい側一体で、市中心部からも程近い場所です。創立は1824年だそうです。<br />日本では東京駒沢に馬事公苑がありますが、此処は規模で倍近い敷地があります。<br />日本では一部の馬術愛好家によって高いレベルが維持されていますが、当地では馬事愛好家の底辺が非常に広く、今回ご紹介するこの競技施設から車で５分の所に別のメキシコ市の馬術競技場（これも又広大な規模です）が、そのほか車で３０分以内の距離にある馬術クラブは一体何件有るのか？想像もつきません。<br />国がスポンサーになっていると言うことも有るでしょうが、我彼の差にショックを受けます。<br />

メキシコ一の馬術競技場（Club Deportivo del Estado Mayor Prsidencial）をご紹介します。

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2010/08/01 - 2011/08/04

638位(同エリア954件中)

#スポーツ観戦

polodaddyさん

今回は普通の旅行者や駐在員が知らない、メキシコのチョット珍しい所をご紹介します。
此処はClub Deportivo del Estado Mayor Presidencialと言ってメキシコ政府、連邦陸軍の管轄下にある大統領親衛隊のスポーツ施設で、広大な馬術競技場の他、プール、テニスコート、アーチェリー、射撃練習場、飲食施設等が敷地内に一つの丘を占有する広さで広がっています。
場所は大統領官邸等のあるチャプルテペック公園の３Ａ地区からコンスティテュエンテス通りを挟んだ向かい側一体で、市中心部からも程近い場所です。創立は1824年だそうです。
日本では東京駒沢に馬事公苑がありますが、此処は規模で倍近い敷地があります。
日本では一部の馬術愛好家によって高いレベルが維持されていますが、当地では馬事愛好家の底辺が非常に広く、今回ご紹介するこの競技施設から車で５分の所に別のメキシコ市の馬術競技場（これも又広大な規模です）が、そのほか車で３０分以内の距離にある馬術クラブは一体何件有るのか？想像もつきません。
国がスポンサーになっていると言うことも有るでしょうが、我彼の差にショックを受けます。

エリア

メキシコシティ(メキシコ)

旅行の満足度: 4.5

同行者: 家族旅行

旅行の手配内容: 個別手配

此処はメインアリーナ（主競技場）です。入り口から近い場所で多分広さが施設の中で一番広いと思います。駒沢の馬事公苑は敷地内に庭園や競馬用走路があるので馬術用の競技施設だけならば、他にあるアリーナも含めこちらの方が非常に広くアリーナ数も多分倍ぐらいあるように思います。
これはこのアリーナ全体を見渡した処。
通常此処は130cm以上の障害競技やスポンサー主催の競技会などが行われることが多いようです。
今日も地元の銀行などがスポンサーになっています。
どうです！これだけの比較なら駒沢の馬事公苑のメインアリーナも負けませんよね？でもこれは全体のほんの一部です。
当地では障害飛越が盛んで、馬場馬術もありますが競技人口は少数派です。
此処では馬場馬術の練習や試合は覆い馬場でやっていることが多いようです。
これはメインアリーナの横の通路。
緑も多く、陸軍の人も歩いています。
実は施設入り口ゲート正面で写真を撮りたいとは思っていたのですが、何しろ軍の施設ですし、入り口にはマシンガンを抱えた門番等も居て、何となく憚られた為に写真は撮っていません。
これは練習用のアリーナ。
これでも充分な競技場並の広さがあります。
他にも小さな練習馬場や芝馬場が回りに幾つも点在しています。
当日の競技会には当然ですが陸軍の騎馬隊からも参加者がおり、「坂の上の雲」に出てくる「秋山好古」の様なカーキ色の軍用乗馬ズボンをはいている人もいます。
競技会がある時はスナックを売る売店や馬具屋さんの出店が通りに並びます。
このアリーナの中程をよく見てください。メキシコらしくオルメカの巨顔のレプリカ（多分グラスファイバー製）が置かれています。
多分一部の馬は警戒するか近くを通るのを嫌がるか？拒否を促す様な嫌らしいコース設定ですね。
主要なアリーナには夜間照明が付いています。
傾斜のある敷地には階段上に馬房や競技場、その他施設が並んでいます。19世紀から続く伝統ある施設だけに細部の装飾が凝っています。
右手奥一帯には馬房が数百は有るようです。
競技会のある今日は施設の周りには外部のクラブからの競技参加馬を運んできた巨大な馬運車が沢山停まっていました。
別にお祭り気分と言う訳ではないが、このようなマーチングバンドが演奏しており、競技会の雰囲気を盛り上げています。
これは今回（2011年9月）次女が登録した競技会の障害飛越会場。
アリーナの奥には付属する２つの練習馬場があります。
次女が跳んでいるところ。騎乗している馬はガンダルフと言います。
全てクリアーしましたが時間で入賞は出来ませんでした。
どうも正しい座位と美しい騎乗姿勢で飛ぶ事に神経を使っているようでスピードはイマイチです。
次回からはスパー（拍車）を着けさせないと・・・。
これはカバードアリーナ（覆い馬場）の上にあるサブアリーナ。
サブとは言いながら充分な広さと大屋根の付いた観客席が付いており広いです。
この裏手に同じ広さの練習用アリーナ、練習用覆い馬場、馬繋ぎスペース等があります。
これは昨年、長男が参加したこのアリーナでの練習会で跳んでいるところ。
これはカバードアリーナ（覆い馬場）正面から見た所。
国際大会が開催される事もあるようで、国旗掲揚用のポールが沢山あります。
これが覆い馬場の内部。国際的に正式な競技会を開催できる規模らしいです。