フランス　はじめての一人旅　　５．ヴェルサイユ宮殿

2011/08/20 - 2011/08/20

夏休みにフランスへ旅行初めての一人旅に出かけることにしました。
福岡空港から上海の浦東国際空港を経由して、フランスへ向かいます。
フランス語はおろか英語もほとんど話せません。
ツアーの利用もしない、個人手配の旅行計画です。
とにかく、チャレンジの旅です。

《日程》
　8/20 　ヴェルサイユ宮殿　→　エッフェル塔　→　凱旋門　→　ホテル

　ヴェルサイユ宮殿編です。

エリア ヴェルサイユ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はあさ７：００すぎにホテルを出発しました。
モビリス１−４ゾーンのチケットを購入しました。１０．４ユーロ。

ヴェルサイユ宮殿があく９：００前から並んでおこう!
という計画でしたが、いきなりの失敗。
メトロで乗り間違えて、何度も同じ駅を行ったり来たりすることになってしまいました。
最初は私が乗る号線を間違えてしまい、戻ってきた後、次は人に尋ねたら、反対のホームだと教えられて慌てて反対に向かってメトロに飛び乗ったら、また反対だった。
なんとかＲＥＲ−Ｃ線に乗ったときには、８：３０でした。
そこから列車で35分。
ＲＥＲは、１F席と２F席がありました。
アコーディオンの演奏者が、車両から車両へと演奏していっていました。

ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅から徒歩１０分ほど。
観光客の波に乗っていけばいいので、今度は道に迷う心配はないですね。

ようやくヴェルサイユ宮殿が見えてきたころには、もう９：００を過ぎてしまっていました。

急ぎたいのに、石畳が歩きにくい。

ゴージャスな門。

まだまだこれからです。

すでに長蛇の列でした。

しかし、またしても私は失敗する!

ミュージアム・パスを持っていたのに、
「こっちのほうが列が短いじゃん♪」
と思って、左側にあるチケット売り場の列に並んでしまった!
ショック！！　ここから入場はできないのですね。

その間に、入場の行列はさっきよりももっと長くなっていました。

ミュージアム・パスを持っていてもこの行列には並ばなくてはいけません。

ずいぶんタイムロスをしてしまいました…。

内側の門はさらに黄金に輝いています。

荷物検査を受けて、やっと入場できた時には、９：５０になっていました。

入ってすぐのインフォメーションでは、オーディオガイドを借りようと思っていたけれど、ここもすでに行列ができていたのであきらめて先へ進みます。

王室礼拝堂

宮殿に入ると、すでに観光客がカメラ片手に群がっていました。
ここでルイ16世とマリー・アントワネットの婚礼も行われたんですね。
毎朝ここでミサが行われたとか。

2階へ行きます。

２階へ上がってからは、しばらく絵画を展示した小部屋が続きます。

宮殿の窓辺から見える庭園の風景

綺麗に整備され美しいですね。

さきほどの王室礼拝堂　２階から

２階から見ると、天井画がよく見えます。
天井画は聖書をモチーフにしているそうです。

ヘラクレスの間　天井画　　だったと思います…

天井一面が巨大な一枚画です。
大きすぎてカメラに全体が入りきれません。

ヘラクレスの間　 暖炉

大きな暖炉です。炉の奥にも装飾が!

ヘラクレスの間　 暖炉の反対側にある巨大な絵画

この部屋は宮殿内で最も大きな部屋だそうです。

豊饒の間　　扉

王族貴族たちをもてなすために軽食や飲み物をふるまう部屋。

意外と小さな部屋でした。

豊饒の間

ルイ14世の子孫たちの肖像画

壁は緑を基調としています。

豊饒の間　天井画

天使たちを饗応する人々の姿を描いているらしい。

ディアナの間

マルスの間

元は衛兵の控えの間で、その後は舞踏会や夜会が行われていたそう。

アポロンの間　　だったと思います…

金糸のタペストリーは色がずいぶん落ちてしまっているので、部屋は暗くしているようです。

戦争の間　　ルイ１４世のレリーフ

そして、ここが有名な　鏡の間

観光客でいっぱい!
これは出口付近から振り返って撮影したものです。

王の寝室

さすが王様！贅沢の極みです!
部屋中が黄金に輝いています。

庶民の私には、こんなところでゆっくりと休んでいる人の気がしれない…

王妃の寝室　天蓋部分

王妃の寝室　ベッド

部屋全体が小花柄でかわいらしい。
この部屋の装飾は、マリー・アントワネット仕様だそう。

それにしても、小さなベッドでした。
足、はみでないのかな？　昔の人は、こんなに小さかったのでしょうか？

王妃の寝室 天井

細やかな金の装飾で、天井が埋め尽くされています。

この部屋で歴代の王妃が王位継承者を出産していたんですね。

貴族の間　　だったっけ？

マリー・アントワネット王妃の謁見の間

大膳式の間　　

王と王妃が食事をした部屋。
「マリー・アントワネットと４人の子どもたち」の肖像画が有名ですね。

祭典の間

「ナポレオン1世の戴冠式」ダヴィッド作　が飾られています。
この絵はルーブル美術館にもありますが、左にいる侍女のドレスの色が1人だけ違います。

土日のみ王女たちの部屋の観覧もできました。

ヴィクトワール王女の寝室

ヴィクトワール王女はルイ１５世の娘

ヴィクトワール王女の図書室

これまでの部屋はすごく天井が高かったのに、この部屋は天井が低くこぢんまりしています。

アデライド王女の大客間

アデライド王女もルイ１５世の娘

隙間というものが無いほど、とにかく全体がゴージャスな装飾で埋め尽くされていました。

ヴェルサイユ宮殿の見どころは、今紹介したものはほんの一部だけです。
有名なところだけでなく、絵画や机やいすの一つ一つが素晴らしいものばかりです。

プチ・トリアノン編に続きます。