2011/06/18 - 2011/06/18
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川岸 町子さん
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北海道には、札幌近郊や帯広周辺、旭川・富良野etcに数々のガーデンやファームがあります。最近はガーデン街道と名づけられた所もあり、日帰りのバスツアーも多く、人気のスポットになりました。中でも私が一番訪れたかった所が、上野ファームです。
脚本家の倉本 聡さんがこちらのファームに大変強い印象を持たれ、それが元になったのが、フジテレビのドラマ「風のガーデン」(中井貴一さん主演)です。私は見ていませんが、両親は欠かさず見て、良いドラマだったと言います。その舞台の「風のガーデン」(富良野)を造ったのは、上野ファームのガーデンデザイナー上野さんです。あの倉本さんのドラマの構想に使われたファームなので、期待大!!で出かけました。
この後、せっかくなので富良野をドライブして帰りました。
あまりにもステキで写真が多くなり、見づらいかと思います。お許し下さい。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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入り口では、このお花など様々なお花がお出迎え。
旭川北I.C.より20〜30分。
上野ファームは1906年、北海道に入植し農業を続けていました。その後、農業の魅力作りのために、周辺に花を植えたことをきっかけに、現在のガーデンスタイルが誕生しました。 -
入場料は400円。年間パスポートはわずか600円。もう少し近ければ、絶対パスポートを買いたいです。
丸いシールを渡され、それを胸などわかりやすい場所に貼ります。 -
どうしてこの日に訪れたのかというと、セコイ理由で、高速料金無料廃止日の前日だったからです。(無料対象は岩見沢から旭川まで)両親と一緒に4人で訪れました。
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手作りの素朴さが伝わってきます。ここで羽を休める鳥達も、居心地の良さがわかるかと思います。
このファームでは、植物の中にアクセントをうまく生かしています。 -
パンフレットに「光と風が遊ぶ庭」とあります。光だけではなく、また風だけではなく、光と風がうまく溶けあっている印象です。
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上野さんはイギリスでガーデンの勉強をされました。それを生かし、イングリッシュガーデンを造ってみたそうです。ところが、考えていたようにはいかなかった・・。どうしてなのか?
北海道はイギリスではないから。北海道なので、北海道ガーデンを造ろうと、発想の転換をなさったとの事です。ここは、北海道らしさを取り入れたファームです。 -
「北海道の広い青空や気候、風土に合う庭を造っています。
寒暖差がある北国ならではの、色鮮やかな花色や開花期の違いが、ここだけでしか見られない風景を造ってくれると思い、北海道ガーデンと名付けました。
少しずつ少しずつ、変化し続けるガーデンで心癒される時間をお楽しみ下さい。」
とパンフレットにありました。 -
旭川ならではのガーデンです。
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人目につかないような所に、ひっそりと咲くお花。
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直線的でないところが、ゆるやかで好きです。
ここをくぐるとどんな風景があるのだろうと、わくわくします。パープルウオークへと続きます。 -
柔らかな光が木々を通り抜けます。
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木々の向こうに、小屋やミラーボーダーのある空間が見えます。
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パープルウオークに、この時期咲くお花
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白いベンチがあるだけで、穏やかさを感じます。
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サークルボーダー沿いの花々
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優しいお花
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天気予報が当たり、この頃から、傘が必要になりました・・・(涙)。
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パッと色鮮やかなお花が咲くと、その場が明るくなります。
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大輪なのに、重さを感じないところがさすがです。
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ポピーは、普段見るものとは別物かと思うほど、立派な大輪です。
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それだけ、植物が生き生きと育つからと言われています。
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なんともいえないブルー
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大きな円を4ブロックに分けて、それぞれのテーマカラーを決め、お花を植え込んでいます。
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ホワイトのブロックは、小花が咲いていました。
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ミニバラと小花が一緒に咲き、柔らかいイメージです。
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パープルウオークは、涼やかな紫のお花が数種類。大きさもお花の形も異なるのに、まとまりがあり、それでいて自然な感じを受けます。
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パープルウオークの端まで来ました。
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こんなに大きく、様々な色が混じったら、普通ならごちゃごちゃしてしまうのになぁー。うまく高低差をつけたり、他のグリーンが間に入ってクッションになり、自然に存在している雰囲気になっています。
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アイアンのベンチもステキ
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開放感のある一画
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ミラーボーダーの空間へ入ります。
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この空間にだけ小屋があり、その周辺のお花や木々が小屋の存在を引き立てています。
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小屋もその周りの木々も、子供が、かくれんぼしたくなるような雰囲気です。
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小物使いも色合いを抑えているため、とっても自然です。
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ミラーボーダーは、名前の通り、鏡合わせの様に左右対称です。
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鮮やかなポピーの向こうに先ほどの小屋が見えます。小屋は、どの方向から見ても、植物と溶け合い絵になります。
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私は、写真入りのお花の名前や上野ファームの記事が載っている雑誌を持ってきましたが、雨も強くなり、結局本は一度も開かず・・・。本当ならば、名前と照らし合わせたかったです。
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このグリーンが特に、雨粒がキラキラ輝いて見えます。
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葉の陰になっているお花にも、雨粒が光ります。
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パッと目をひく空間です。
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白樺の小道です。緑と白がさわやかです。この向こうには春にチューリップが咲くそうです。
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バラの時期には少し早かったかな・・・。バラの時期は、このファームはまた違った印象になると思います。
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ミラーボーダーとマザーズガーデンが、このレンガで区切られています。
レンガのアーチが3ヶ所あり、それぞれから向こうの空間を眺められます。またそれが、絵になるんですよねー! -
お花が散り、葉の上でもなお鮮やかな彩りを残しています。
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土の上にも・・・。
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細い茎なのに、雨に負けず空に向かっています。ガンバレ!
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木とお花とグリーンが、一緒に元気に
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お花の向きに、光や風を感じます。
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白い木やお花の一画
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パープル系のお花の一画
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目立つお花が無い一画なのに、とってもいい香りがしました。ハーブやグリーンの香りかと思います。
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マザーズガーデンに入ります。
ここには数少ない黄色いお花が咲いています。 -
マザーズガーデンは、上野ファームで一番古いガーデンエリア。色彩豊かで、植物がダイナミックに育っています。
細い道の脇には、存在感を示すようにお花が咲き誇ります。 -
足元の石にこだわっていると持参の雑誌にありました。大きさや形が異なる石をあえて使ったとのこと。
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何度か団体さんのバスが到着し、大勢のお客さんが一斉にやって来て、おしゃべりしながら写メし、一気に去っていきます。その間は、撮影を中断。
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優しいお花!目立たないけど、好きだなぁー!
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父はこれを見ながら、自分の庭にあるクレマチスの植え方を参考にしていました。
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ハーブの小さなお花も、大きなお花に負けず、元気イッパイ!
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目立たずひっそりと
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ここを抜けると、また違った空間に出ます。
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射的山です。屯田兵の射的練習場に使われていた歴史のある山です。
ここは広々としているので、お花達は開放感があります。 -
ルピナスは、他では見られないほど大きく、伸びやかに空に向かっていました。
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雨だったので、眺めが悪く残念・・・。晴れていたら、上川盆地を囲む雄大な山々が見渡せそうです。
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またマザーズガーデンへ戻ります。
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育ちすぎて、うっそうとしているほどのグリーン。この加減がまた難しいのでしょうね。
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クリスマスローズがひそやかに
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雨粒キラキラ
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白の多く混じったグリーンが涼しげです。
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雨の日に行かれる方は、ご注意下さい。スニーカーでは滑りやすいです。
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こちらのファームのポピーは、オリエンタルポピーです。
ポピーのつぼみは、それだけでもかわいいし、動きを感じます。 -
清楚なクレマチス
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傘を肩に掛け、右手でカメラ、左手でカメラを保護するハンドタオルを持ちながら撮りました。
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白い木やお花の一画
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「木の声が聞こえる庭」
小さな池があります。 -
青空ならば、グリーンが映えただろうなぁ・・。
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オドリコソウ?
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私は見かけませんでしたが、鶏やアヒル、うさぎetcが自由に歩いているようです。
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6月下旬の上野ガーデンの特徴は、「新緑と共に爽やかな庭が見られる。初夏の花が次々に咲き始め、庭がどんどん彩られていきます。」とありました。
持参した本(北海道に咲くお花)には、主に7月に咲くお花が多く載っているため、正直6月にこれほど沢山の種類があるとは思いませんでした。 -
「光と風が遊ぶ庭で、色とりどりの花々に癒される空間」
本当にその通り、たくさんのお花と木とグリーンのおかげで、爽やかな風がすぅ〜と身体の中を通り抜けたようです。
旭川は遠いけど、季節を変えてまた何度か訪れたい気持ちでいっぱいになりました。 -
チケット販売やお土産・グッズコーナーです。ファームらしさのある温かな雰囲気ですね。
この向こうに苗の販売コーナーがありましたが、ファームで充分満足してしまい、残念ながら忘れちゃった・・・。 -
NAYA カフェ
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雨が降ったため、相席になるほど大変混んでいました。でも大型バスが出る頃は、一気に空きます。
右にあるのは、パンフレットです。 -
カフェの天井もおしゃれ!
窓からファームが一枚の絵のように眺められます。 -
旭川から旭川空港付近を通り、美瑛・上富良野・中富良野を抜け、富良野へ向かいます。
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富良野周辺の風景は、どの季節でも美しく、何度訪れようと飽きることはありません。
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畑の畝がすがすがしいです。
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うっすらとパッチワークの風景
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どうしてこんなに見事な曲線になるんだろう?
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牧草ロールを見つけました。空が青かったら、白がかぶらず、きれいだろうなぁ・・・。
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ブドウ果汁工場を抜け、カンパーナ六花亭へ。
冬季休業なので、ご注意下さい。まぁ、冬にここまで行かれる方はめったにいないと思うほど、不便な場所にあります。 -
ブドウ畑の中にあります。
有名な六花亭の包装紙柄のオブジェが目印。 -
セルフサービスでコーヒー(free)とチーズケーキ(販売コーナーで購入。こんなに大きくて200円ちょっとは、他にはありません)。
ここも大型観光バスが着くと、大勢のお客さんがぞろぞろと。ほとんどの人が、お土産売り場かコーヒーコーナーに押し寄せるので、落ち着きません。 -
コーヒーを飲むならば、テラス席がお勧めです。晴れていたらいいのにね!
上野ファームは、さすが期待以上のすばらしさでした。偶然同じ日に訪れた友人も同じ感想です。
お天気は毎日異なり、気候も毎年異なります。その中で、これほどのすばらしいファームを保つのは、手間とお時間を惜しまないからと思います。
お花や自然は、ヤッパリいいなぁ〜と心から感じる一日でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- わんぱく大将さん 2011/09/06 05:47:54
- 8月23日に行きました
- 町子殿
私も8月23日に(今年)行きましたよ。
昔ロンドンにいて、仕事に関係して、ガーデンも(個人宅もいれ)いろいろ見て回りましたが、日本とは違います。先ず、土壌からちがいますもんね。
ここは40分位いて、で、その後あちこち回って、昼を食べ、早めにホテルに。なんせこの日の朝は3:30AM起きで、伊丹空港に行きましたからね。
サーモンピンクのポピー、初めてみました。きれいな色!
大将
- 川岸 町子さん からの返信 2011/09/06 23:23:43
- RE: 8月23日に行きました
- 大将さん
ヨーロッパでは、ガーデニングは鑑賞用だけではなく、長く受け継がれていく文化や財産なのでしょうね。
北海道は9月に入り、めっきり秋らしくなって、お花も秋色になりました。
川岸 町子
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