![朝食を挟んでの30分程の休憩の後、バトゥ―ル山を下山することになった。もう殆ど足が動かず、これ以上の山登りは無理だとガイドに言ったが、ここから先は下る一方で、もう登りはない、自分がついているから大丈夫だ、との励ましの言葉に従い、稜線に沿って下山することにした。<br /><br />出てきた時、なるべく荷物を減らし、身軽になって山登りしようと、ショルダーバッグの中に飲料と雨具、財布を入れただけの軽装でやって来たが、下山の時はこのショルダーすらガイドに預け、おっかなびっくり稜線を歩く。以前の八ヶ岳連峰縦走の時など、これよりも危険な場所はあちこちあったが、殆ど何の不安もなく、危険個所は慎重に渡り切ったが、今日は踏ん張りも利かず、何かあれば崖下に真っ逆さま。ガイドに手をつないでもらって蟻の門渡りを渡る。<br /><br />危険個所を通り過ぎ、一段落。ほっとする。高度が低くなるにつれて、前方に見えるアグン山の山容も違って見えてくる。僕にとっては永遠の山かも知れない。足腰が今よりも格段に強くなって、いつの日か再挑戦に来ることもあろうか・・。いや、もうこの歳、無理に違いない。<br /><br />火山岩が砕けて洗いスラブ状になっている下山道を、滑って転ぶのを心配し、危ない場所ではガイドがその都度手を差し伸べてくれ、大いに助かったが、ほぼ、30−40分程歩き、野生のサルが山道に現れたり、我々の後を付いて来たりする頃になって、漸く中間の休憩テラスに到着した。別の低い山からやってきた外人登山客でいっぱいだったが、矢張りその多くはオーストラリア人なのだろう。しかし中にはインドネシア人の姿も見え、彼等も案外登山好きなのかも知れない。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/58/04/650x_10580492.jpg?updated_at=1309840049)
2011/04/28 - 2011/05/06
11255位(同エリア16724件中)
ちゃおさん
朝食を挟んでの30分程の休憩の後、バトゥ―ル山を下山することになった。もう殆ど足が動かず、これ以上の山登りは無理だとガイドに言ったが、ここから先は下る一方で、もう登りはない、自分がついているから大丈夫だ、との励ましの言葉に従い、稜線に沿って下山することにした。
出てきた時、なるべく荷物を減らし、身軽になって山登りしようと、ショルダーバッグの中に飲料と雨具、財布を入れただけの軽装でやって来たが、下山の時はこのショルダーすらガイドに預け、おっかなびっくり稜線を歩く。以前の八ヶ岳連峰縦走の時など、これよりも危険な場所はあちこちあったが、殆ど何の不安もなく、危険個所は慎重に渡り切ったが、今日は踏ん張りも利かず、何かあれば崖下に真っ逆さま。ガイドに手をつないでもらって蟻の門渡りを渡る。
危険個所を通り過ぎ、一段落。ほっとする。高度が低くなるにつれて、前方に見えるアグン山の山容も違って見えてくる。僕にとっては永遠の山かも知れない。足腰が今よりも格段に強くなって、いつの日か再挑戦に来ることもあろうか・・。いや、もうこの歳、無理に違いない。
火山岩が砕けて洗いスラブ状になっている下山道を、滑って転ぶのを心配し、危ない場所ではガイドがその都度手を差し伸べてくれ、大いに助かったが、ほぼ、30−40分程歩き、野生のサルが山道に現れたり、我々の後を付いて来たりする頃になって、漸く中間の休憩テラスに到着した。別の低い山からやってきた外人登山客でいっぱいだったが、矢張りその多くはオーストラリア人なのだろう。しかし中にはインドネシア人の姿も見え、彼等も案外登山好きなのかも知れない。
- 旅行の満足度
- 4.5
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