興奮と感動のモロッコ　(4)　マラケシュ　クトゥビアとアグノウ門

2011/03/10 - 2011/03/19

　いよいよモロッコ観光の開始です。まずは、世界遺産マラケシュのメディアです。
　9:00にホテルを出て、クトゥビアを目指します。クトゥビアは、高さ７７ｍでマラケシュのシンボルとなっており、セビリアのヒラルダの塔（９７ｍ）とならんでムーア様式の傑作と言われる、美しいミナレットです。
　アグノウ門は、メディナの南側に位置する美しい門、スルタンが宮殿に行くために使われた門です。アーチの周囲は、赤と緑の岩砂で馬蹄形や半円形の繰り込み模様で縁取られ、その壁にはコーランの詩の装飾文字が刻まれています。

エリア マラケシュ(モロッコ)

　バスはムハメド5世通りを中心部に向かいます。　
　
　9:17　旧市街に近づきました。

　モロッコにもオリーブが多く植えられています。

　オリーブの歩道を分離帯とした広い道です。

　9:22　モロッコ国旗がある公園の前でバスはストップしました。
　
　これからこの公園を通ってクトゥビアの塔へ行きます。

噴水のある公園の先にクトゥビアが建っています。

この公園は、ラッラ・ハスナ公園です。
王女の名前を冠した公園です。

高さ77mクトゥビアの塔

セビリアのヒラルダの塔98m、
ラバトのハッサンの塔44ｍ　と並ぶ世界三大塔です。

ハスナｈａｓｎａ公園

ナツメヤシなどの木々にバラが咲き始めていました。

　美しい公園を通り抜けます。

この公園の左側にありました。

直訳すると市図書館です。

モロッコもブルガリアと並ぶバラの産地とか

美しいバラについ見とれていました。

日本では5月がバラの時期です。
モロッコは3月が咲き始めです。

　ジャガランダもあります。
　4月には美しい花を咲かせるそうです。

　バラに見とれている間にクトゥビアの塔が目前に迫りました。

クトゥビア
　1147年に着工され、その後モスク部分だけが完成したが、位置がメッカに対して正しくないとして破壊された。
　1199年にモスクが建て直され、現在のようなミナレットになったとか。

　遥か東南の方向には、明日越えるアトラス山脈が見えます。

振りかえると見事な公園です。

クトゥビア
　このミナレット、西側イスラム世界の中でも最も均整の取れた美しいミナレットです。
　クトゥビアとはアラビア語「本屋　アル･クトゥビーイン」に由来しており、写本屋が集まっていたことから名づけられたそうです。

モスク部分です。

こちらは破壊され、基礎部分が残ったモスクです。

　案内するのは、マラケシュの現地ガイド　アヴドル・マジドさん。日本語ができるガイドはマラケシュには２人しかいないそうです。そのほかフェズに1人、モロッコでは本当に少ないそうです。

マジドさんは英語で日本語を独学で学んだそうです。

マジドさんの口癖「やなやな」・・いいです、いいですかの意味
「やだやだ」に聞こえました。

最上部のアップ
　三角形がメッカの方向です。

このモスク、神学校や礼拝所も併設しています。

　クトゥビアはマラケシュのシンボルです。
　

9:59　次に美しい門、アグノウ門を見学です。

アーチの周辺は、赤と緑の砂岩で馬蹄形や半円形の繰り込み模様で縁取られています。
スルタンが王宮に行くときに使われたそうです。

　そのわずか20ｍとなりはごく普通の門

アグノウ門

アグノウ門を潜ります。馬蹄形の模様の上には装飾文字が刻まれています。

この付近には多くのコウノトリが巣を作っています。
日本では獲付け、飼育に苦労しているというのに、1匹でも連れて帰りたい。

アグノウ門を左へ行くとまた門です。

右へ行くと普通の門、
我々は、この門を抜けます。
これから、サアード朝の墳墓群を見に行きます。

そしてこの門の先の城壁の中には、
このような店が軒を連ねています。

これもスークというのでしょうか？
旧市街の雰囲気が漂っています。

クチ(馬車)も通っています。

これも城壁のなかです。

アル・マンスール・モスク
このミナレットは13〜14世紀の建築家のお手本になったそうです。

☆クトゥビアかと思いましたが、fluegelsさんのご指導で納得しました。

城壁の下には陶器などのショップが並んでいます。

サアード朝の墳墓の前です。
狭い路地をクチもトラックも走っています。

この旅行記へのコメント （2）

• Fluegelさん 2011/03/31 09:12:02

  アル・マンスール・モスクですね。

  モロッコ・ウリガンの旅行記に投票、有難うございました。
  こちらのお写真、アル・マンスール・モスク Mosquee Al-Mansourですね。
  先月、この塔の近くに泊まったことを思い出します。
  私のマラケシュ旅行記にも、写真を載せています。
  
  マラケシュの日本語ガイド、私は探せませんでした。
  というか、一人でガイドを雇うと、見積もりが高かった…
  
  旅行記を拝見し、とても懐かしくなりました♪
  

  気まぐれなデジカメ館さん からの返信 2011/03/31 21:30:53

  RE: アル・マンスール・モスクですね。

  fluegelさん、こんばんは！
  
  早速ご指摘ありがとうございます。
  
  アル・マンスール・モスクでしたか？
  
  自分でも、ここなぜクトゥビアか悩んでいました。
  
  これで納得できました。ありがとうございます。