2011/01/29 - 2011/02/08
187位(同エリア315件中)
jun2さん
知り合いに連れて行ってもらったネパール料理屋。
そこで初めて”モモ”という食べ物を知った。
その後何回か通ううちに、壁に掛けてある写真が目に留まった。
湖のある町に青い空と白い山々。
これがポカラという街を知った瞬間だった。
その後ネパールという国を調べ始め、そして大自然の中のトレッキングの魅力に取り付かれ、”いつの日か、ネパールの山々をトレッキングしたい”という気持ちが高まり、そして今回のネパール旅行に繋がった。
写真はナヤプルの街で出合った少年たち。
彼らの笑顔でトレッキングが始まった。
◆概略日程
1/29 香港⇒カトマンドゥ (バングラデシュ経由)
1/30 カトマンドゥ⇒ポカラ⇒ナヤプル(Nayapul)トレッキング開始、ヒレ(Hille)泊。
1/31 ヒレ(Hille)⇒ゴレパニ(Ghorepani)
2/01 早朝プーン・ヒル往復、その後ゴレパニ(Ghorepani)⇒ガンドルン(Ghandrung)
2/02 ガンドルン(Ghandrung)⇒ベリカルカ(Bheri Khalka)
2/03 ベリカルカ(Bheri Khalka)⇒オーストラリアン・キャンプ(Australian Camp)
2/04 オーストラリアン・キャンプ(Australian Camp)⇒カーレ(Khare)⇒ポカラ(Pokhara)
2/05 ポカラ⇒カトマンドゥ
2/06 マウンテン・フライト(エベレスト)。チャング・ナラヤン(Changu Narayan)、バクタプル(Bhaktapur)
2/07 スワヤンブナート(Swayambhunath)、ボダナート(Boudhanath)、パタン(Patan)、夜中に出国
2/08 カトマンドゥ⇒香港
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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-
香港⇒カトマンドゥは、乗りなれているキャセイ便。
香港発17:25なので、かなりゆっくりできる。
行きはバングラデシュ経由ですが、ここで降りるビジネスマンの多さにびっくり。
さすがこれから注目のバングラデシュだな と感じた。
当日は、移動のみ。
カトマンドゥ到着と共にビザを申請しそのまま市内のホテルへ。
翌朝早朝からポカラへの移動になる。
写真はポカラに移動する飛行機。
この時期霧による空港閉鎖が続いていたので少し心配していたが、当日はオンタイムで良かった。 -
機内は、1×2シート。
正月に西安⇒敦煌で移動した飛行機と同じタイプ。
但し敦煌便のほうが遥かに綺麗。
ちなみにこの便は座席指定無し。
なのでヒマラヤの山を楽しむのであれば、進行方向右側の席を確保するのが良い。
私は、右の一番後ろをゲット(ここだと翼が気にならない)。
でもあいにくの曇り空で期待していたヒマラヤの山々は良く見えない。
残念。 -
ポカラ空港に到着。
時間通りに着いたのは良いけど、曇り空の為、期待していた山は相変わらず見えない。
香港のネパール料理屋で見たポカラの風景を頭に浮かべているものの、未だ目にすることができていないので、少しテンションが下がり気味。 -
バックパック一つなので、移動は楽。
ポカラ空港を出て、現地のチャーター車と合流。
このまま直ぐにポカラを抜けてナヤプル(Nayapul)に移動しトレッキング開始。
ここでポーターと始めて会ったが、な・なんと女性。
恐縮してしまう。 -
挨拶のあと、ふと見たらTATA製のトラック。
インドでよく見たTATA製のトラック。
そうか、ここネパールはインドと陸続きなんだな。
改めてネパールに来たことを実感。
なお、写真を撮ったこのトラックの助手席のおにいちゃんは、僕に向かって満面の笑みでピース・サイン。(トラックをカメラに収めて安心しきっていて、写真は無い)。
ネパール人に人の良さにだんだん気付いてきた。 -
ナヤプル(Nayapul)までの道のりは、約40Km、1.5時間の車移動。
日本の山間部とそれほど違和感の無い風景。
家はレンガ作りが多く、3階建てはそれほど見かけない。
道は一応アスファルトですが、所々穴ぼこが開いている。
30年前の日本だなー って感じ。 -
ナヤプル(Nayapul)到着。
写真に写っている車は移動に使った車。
インド同様”小さい”車が多い。
移動中にガイドから、「この辺りが今のマオイストのリーダーの生まれたところ」って紹介された。
場所的には、カーレ(Khare)からナヤプル(Nayapul)の間だと思う。
マオイストとは、ネパール共産党毛沢東主義派を指すが、実際は1996年武装蜂起して、ネパールの内戦を展開した。
2006年に停戦をし、暫定政権に加わり、議会内活動に変わっている。
身近ではトレッキング中のマオイストの強制的な募金活動などの情報があり、少し反政府的な印象を持っていたのが事実。
でも、ネパール人からすると必ずしも反政府・テロリスト的な扱いではない部分もある。
政治と宗教、そこに住んでいる人達のルールで判断されるもの。
こういった面はあまり深入りしないほうがいいんだな とも感じた。 -
写真は車道沿いの茶屋。
トレッキングに持っていけそうなお菓子類も売っている。(実際にはトレッキング中のゲストハウスでも購入できる)
何軒か並んで同じような店があるけど、主にトレッキング開始する人達が利用したり、バスに乗る人達が利用しているみたいだ。 -
車移動もあって、早速休憩。
写真は茶屋の中から見たナヤプル(Nayapul)の町。
それほど大きな町ではないが、日本で言う宿場町のような存在。 -
さあ、トレッキング開始。(10:50分)
今日から6日間のトレッキングの旅になります。
一緒に行動するのは、ガイドとポーターの3人。
ポーターが女性と言うこともあり、言葉はよく分からないけど楽しそうに話しているのは好感が持てる。 -
荷物運びのロバ。
今から歩くゴレパニ(Ghorepani)までの道は車が通れる道ではないので、いろいろな物資を運ぶのは、こういったロバや馬たちが運んでいる。
なお、耳が立っているのは馬で、耳が寝ているのがロバとの事。
って事はこれはロバだな。 -
写真はナヤプル(Nayapul)の街中の様子。
道の両側にちょっとした店も出ている。
子供が多いのに少し驚いた。 -
ナヤプル(Nayapul)の街中を抜け、ここで1段降りて横道にそれる。
ここが次の目的地:ビレタンティ(Birethanti)に向かう道。
ガイドが居るから分かるけど、一人だといきなりこの道を間違えそう。 -
橋を渡り、モディ・コーラ(Modi Khola)沿いを歩く。
ネパールでコーラとは、川のこと。
それじゃ?コカ・コーラはコーラ川? かと思って調べたら、コカ・コーラのコーラは、コーラという植物からとられた名称だとの事。
うーん、紛らわしいなぁ。 -
TOP写真の少年達は、上記の橋を越えたところで座っていた少年達。
とびっきりの笑顔で挨拶してくれた。
こちらも笑顔で挨拶をして通り過ぎようとしたら、彼らが「Photo! Photo!!」と叫んだので戻って撮った1枚。
次は、「1dollar! 1dollar!!」って言われるかと思ったら、更なる笑顔で「Bye!!」。
ちょっと自分に自己嫌悪。
でも、この一件がネパールに対する好印象を加速した出来事でもあった。 -
おっ、鶏だ。
この先どの村に行っても、鶏を見ないことは無かった。
理由は後ほど。 -
場所はよく分からないが、もしかしたらまだナヤプル(Nayapul)の街中かもしれない。
ここで、TIMS(Trekkers Infomation Management System)とトレッキング許可証のチェックをする。
名簿には、トレッカーの名前や国が記載されているが、JAPANESEは、昨日・今日共に私一人だった。 -
モディ・コーラ沿いを歩き、ビレタンティ(Birethanti)に向かう。
モディ・コーラの水はとても綺麗。
少し青み掛かった水の色は、日本でも高地の川の水の色を連想させる。 -
ビレタンティ(Birethanti)の町が近づいてきた。
今年はネパールの観光年度(2011年)。
至る所に写真に写っているこの旗が掛けてあった
観光年であることから、今年はトレッキング中マオイストに募金を強要されることは無いんじゃないの? とガイドが言っていた。 -
カローラだ。
すっげー。
未だ現役なんだろうな。(日本で走ってたのは、40年前じゃないのか?)
昔あこがれていた2T-G(TE27)を思い出した。
2T-G+T04-S TURBOでGT-Rに勝ってたもんなー。 -
ここでも馬が”パッコパッコ”と歩いてきます。
首からぶら下げているのは、鈴(カウ・ベル?)。
遠くのほうから、音が聞こえてくるのでよく分かります。
額に掛けてある飾りがとっても良い。 -
ビレタンティ(Birethanti)の街中。
モディ・コーラを渡る橋の写真。
奥側に今の歩道、手前側に新しい橋を建設中。
道幅からすると、車が通れそうな感じ。
ネパールトレッキングの最中に何度も橋を渡ることになるが、最近の橋は全て鉄骨作りだとか。
これは、夏の雨季の時期、川の水が増水しよく橋が流されてしまう事を防ぐ為らしい。
今の水量からは想像出来ないけど、ガイドに聞くと、「今の100倍水が多い」とのこと。 -
橋を渡ったところの看板。
右(モディ・コーラ沿いを上流へ)に行くとガンドルン(Ghandrung)。
左(ブルンディ・コーラ:Bhurungdi Khola沿いを上流に)に行くとゴレパニ(Ghorepani)。
右に行くとABC(Annapurna Base Camp)方面。
本当はそこまで行きたかったのだが、初めてのネパール・トレッキング。
自分自身もどのくらい歩けるのかも分からないので、今回は断念。 -
ここにもチェック・ポイントがある。
手続きはナヤプル(Nayapul)のチェック・ポイントと変わらない。 -
ビレタンティ(Birethanti)のゲスト・ハウス。
ここに来るまではどんなゲストハウスがあり、どんなところで寝泊りするのか分からず結構不安も大きかったが、外観だけ見てもかなり清潔な感じ。
オレンジ色の鮮やかな花と白い壁が清潔感をさらに増している。 -
トレッキング道沿いには、トレッカー向けに土産屋が開いている。
かばんやマフラー・帽子などから、ちょっとした置物・小物もある。
化石も売っているけど見るからに怪しいもの。
チベット側のほうが良い物だった。(お土産に買った) -
この辺りから少しずつ登りになる。
道や壁が石を積み重ねて作られていて、結構趣がある。
騒音はないし、聞こえてくるのは川を流れる水の音くらい。
少しずつ自分の息が上がってきているが、曇りがちなのもあって気温もそれほど高くなく(たぶん20度を下回っている)、爽快で気持ちがいい。
写真に写っているのは、ポーター。
6歳の子供を持つお母さん。
彼女は以前エベレストBCにもポーターとしていった経験がある。
とっても力強い。 -
田んぼの緑がとても綺麗。
写真に写っている少女は、たぶん小学生。
奥の家から出てきた。
すれ違い様、「ナマステー」と挨拶。
笑顔がとってもかわいい。 -
その後彼女は向かいの山腹の村に行くようだ。
谷沿いに流れる川の橋を渡って向かいの山へ。
彼女ははだしにスリッパ。
それでも私より数段早く歩いていく。
子供の頃からこんな環境で育った育っているから力強いな。 -
山の中腹を歩いていたが、少し下ってブルンディ・コーラ沿いを歩く。
ロバや馬だけでなく、水牛もいる。
彼とは長い時間目が合っていた。
なので写真をパチリ。 -
マタタンティ(Matatanti)の町の手前。
川沿いの道は涼しく、そして川の流れの音が心地よい。
ここだけ見ると、日本の里山の風景と全く変わらない。 -
12時になり、ここで休憩。
川の上に建てられた形で部屋がある。
こんなところを独り占めは。かなりの贅沢だな。 -
トレッキング初めての食事は、ベジタブル・スパとポテト。
そして、ビール。
今回はTUBORG Beer。
スパと言うよりは焼きそばですが、なかなかいける。
ポテトとビールは、期待通り。 -
食後に川まで降りてみた。
水は冷たいけど、痛くなるような冷たさではない。
透明度が高く、ほんと日本の里山を思い出す。 -
トレッキングする道は、生活道路を歩くことになる。
なので、このように生活物資を運ぶ人や動物も同じ道を歩くことになる。
荷物を運ぶ馬の額には、ビレタンティ(Birethanti)の街中で見た馬と同じ飾りある。
とっても重そうなガス・タンクを背中に担いで、ポッカポッカとゆっくり歩いている姿は、かなりのんびりした気分にさせてくれる。 -
それほど急いでいるわけでもなく、こんな感じで寄り道しながら、立ち止まって水を飲んだりして移動していく。
おばちゃんは、馬が邪魔なんだろうな、お尻をたたいて速く行かせようとしていた。 -
昼飯を食べたゲスト・ハウスのお婆さん。
玄関先で暖かい太陽の火を浴びてお裁縫中。
ぽかぽか陽気で気持ちよさそう。
見ている僕もぽかぽかしてくる。 -
ゆっくりお昼休みを取り、少し酔いも醒めてきたので次の町ヒレ(Hille)に向かう。
ビレタンティ(Birethanti)の町は、標高1100m。
ここマタタンティ(Matatanti)の町は、標高1120m。
そしてこれから向かうヒレ(Hille)の町は、標高1524m。
ここから先は登りが続くんだな。 -
生い茂った木の間から木漏れ日が心地よい。
今住んでいる香港にも郊外に出ればたくさんの自然がある。
トレッキングする場所も多く、かなり気軽に楽しめる。
でも今回のネパール・トレッキングは、6日間のトレッキング。
6日間も連続で歩いたこと無いので自分自身の体力が心配ですが、それ以上に自分の足でしか行けない場所の景色が本当に楽しみだ。 -
Never
End
Peace
And
Love
ネパールにいると、そんな気持ちを心のそこから感じられる。 -
棚田の間を歩き始める。
この時期はまだ植えられていないが、雨季の季節は山は見えないけど、緑がとっても綺麗とのこと。
そんなネパールも経験してみたいな。 -
田んぼに案山子。
ここネパールでも案山子があるんだなと感心していたが、どうも対鳥対策だけではなさそう。
しばらくボーとしていたら、がさがさ森から出てきたのは、鳥ではなくサル。
サルに効くのか分かりませんが、少なくても田んぼの中には入ってこなかったから一応効き目があるんだろうな。 -
ヒレ(Hille)に到着。ちょうど3時前なんで大体4時間ほど歩いたことになる。
今日は5時台に起きたのであまり無理してはいけないと言うことでここで泊まることにした。
ここヒレは、山の眺望は全く無く、山と山に囲まれたところにある。
かなり静かでボーっとするにはもってこい。
私たち以外には宿泊客ないので、とても静か。 -
食事前、ガイドとポーターが遊び始めたボード・ゲーム。
白と黒のちょうどオセロを一回り大きくしたような駒を指ではじいて遊んでいる。
ボードの四隅には穴が開いていて、自分の色(最初に落とした色が自分の色になる)をそこに落として遊ぶゲーム。
おはじきとビリヤードを組み合わせたようなゲームだった。 -
今日の泊り客は私たちのみ。
日が落ちてくると結構寒くなるので、台所で暖をとりながら食事を待つ。
食事はこのように薪の火で作る。
夕食はピザとモモ。
モモは皮を作るところから作り始め、一つ一つ具を詰め込んで作ってくれた。
寒かったのでビールではなく、ガイドに勧められたRAM酒をお湯割で飲む。
もともと40度あるお酒なのですぐに酔っ払ってくるけど、体の中から温まるので気持ちよい。
電気が限られ、かなり薄暗いけど、火を見ながら暖をとり、皆一緒に食事を取るのは、何か忘れていたことを思い起こすような、なんとなく心温まる感じがした。 -
台所全体はこんな感じ。
何をお話しているのか? 全く分からないけど、でもみんな楽しそう。
中国語のように言葉をオウム返ししながら、会話していることは分かる。
意味は分からないけど、一緒にいるだけでこっちまで楽しくなってくる。
楽しい気分でそのまま就寝。
寒かったけど、上下ダウンに寝袋と言う完全防寒対策でよく眠れました。
朝5時前にトイレに行った。
外に出て上を見上げると満面の星空。
なかなかこれほどの星を見れることは無いな。
天気が良くなりそうなので、気分良く2度寝しました。
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