ビッグひな祭りに浸りに埼玉からはるばる勝浦へ（1）商店街のさまざまなおひなさまと食べ歩き・前編

2011/02/26 - 2011/02/26

清水寺の舞台から飛び降りた気分！？
というのは大げさですが、片道４時間近くかけて日帰りで、はるばる埼玉から東京経由で房総半島の勝浦へ、うわさのおひなさまを見に行ってきました。
勝浦のビッグひな祭り会場を歩き回ったのが３時間あまり。
往復約７時間半（帰路は特急を使ったので３時間半）。
我ながら、ようがんばりました@

かうつらビッグひな祭りの公式サイト
http://www.city.katsuura.chiba.jp/event/hinamatsuri.html

４時間近くといっても、ネットの路線検索結果通り３回の乗り換えを間違えなければ、あとは空き空きの車内で座って本を読んだりフォートラベルの旅行記をドラフトしたり、居眠りしていられたから、ラクなものでした。
公共交通手段を使うしかなかった私にとって、やはり時刻表をチェックしやすい鉄道だけですむことが、思い切って行く気になれた理由の一つです。

自宅を８時半すぎに出て13時近くに到着した勝浦の駅前は、同じく観光客らしき人々はちらほら見受けられましたが、あまりに閑散としていて心細くなりかけました。
とりあえず、ハイライトの遠見岬神社へ向かうことにして、その途中の商店街の店頭などに飾られているおひなさまの撮影は帰るときにしようかと思ったのですが。

駅前はあれほど閑散としてしても、天気のよい行楽日和のこの週末、ビッグひな祭りの評判をきいてやってきた人々はやはりいました。
人が集まっているな……と思うところを覗くと、必ず、カメラを構えたくなる興味ひかれるおひなさまがありました。
混んでいると思ってもたかが知れていたのと、あくまで遠見岬神社の途上であることには、私もそうですが他の観光客も同じだったので、ちょっと待てば撮影チャンスはすぐにやってきました。

実はSDカードの残りがぎりぎりで300枚撮れるかどうかというところでしたので、少し撮影をセーブする気持ちがありました。
なのに遠見岬神社に着くまで残りが心配になってしまうほどシャッターを切ってしまったのは、やっぱりはるばる片道４時間近くかけてやって来たということでテンションが上がっていたせいでしょう。
それにとても気持ちのよい天気だったから。
被写体が光と影のコントラストが強くて撮影に困るときはあったものの。
そして恐れていたとおり、花粉症はばっちり始まってしまったものの。

ちなみに最近の流行でしょうか、商店街ではつるし雛が思ったより多かったです。
つるし雛の赤ちゃんは可愛くて、とても私好みなので、いくつ眺めても写真を撮っても飽きないくらいでした。
店内にステキなつるし雛がたくさんあった和菓子屋さんでは、店内で買った和菓子を桜茶と一緒に頂けるというので、写真のエクスキューズをもらうついでだから……と、桜餡の焼き菓子と道明寺を買い食いしてしまいました@
道明寺が食べたかったのですが、売り切れていたので桜餡の焼き菓子にしたところ、食べ終わった頃にできたての道明寺がショーケースに並んだものですから、欲張って両方@

＜勝浦のビッグひな祭り2011の旅行記シリーズ＞
■（1）商店街のさまざまなおひなさまと食べ歩き・前編
□（2）商店街のさまざまなおひなさまと食べ歩き・後編
□（3）ビッグフォーの雛壇──遠見岬神社の1,200段や覚翁寺山門前ほか
□（4）珍しい雛、貴重な雛、保育園児の手作り雛、そして人形制作実習会場の市立図書館編

エリア 勝浦(千葉)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JR特急 JRローカル

千葉駅にて、11時06分発 勝浦行きの外房線

外房線には初めて乗ります。
千葉駅まで自宅を出て２時間あまり。
まだこれから勝浦まで88分乗ります。
往路は、東京駅で特急わかしお号を使うことも考えたのですが、広い東京駅、切符を買ったり、丸の内線から特急のホームに向かったりで、たとえ乗換えに30分の余裕をみても心配なので、それくらいなら、乗換えに時間がかからない駅経由で行った方が安心だと思いました。

勝浦駅構内にもおひなさまがいっぱい！

12時37分、勝浦駅に到着。
構内には雛壇が確か５つありました。写真はそのうちの３つ。
駅を出る前に、帰りの18時06分発の東京行き特急わかしお号の指定席を予約しました。
指定席でなくても、自由席も、勝浦から乗る分には空き空きで心配なかったんですけどネ。

背後にぽつんと岩山があった勝浦駅

勝浦駅前の観光案内所

ビッグひな祭りの案内のチラシは駅の改札を出たところにあったのですが、念のために寄ってみました。
できれば、遠見岬神社の600段の雛壇の写真のあるカラーのチラシが欲しかったんですけど@

観光案内所の外壁の勝浦観光案内図

主に回ったのは、この地図の真ん中の上の丸く囲まれたエリアです。
遠見岬神社まで駅から徒歩10分（公式サイトによると）。
あくまでおひなさまが目当てでやって来たので、海岸や港の方には行きませんでした。
天気が良かったので、あとから思えばそれはそれで残念でしたが、行く前はおひなさまのことしか頭になかったのでそこまで思い至りませんでした。

観光案内所のカウンターのかわいい雛飾り

駅前で手にしたチラシと外の案内地図で必要な情報は間に合ってしまったので、観光案内所にわざわざ寄ったのに、なんにも聞かずに、なんにももらわず、特になんの収穫もないまま出てきてしまいました（苦笑）。
いや、この写真が収穫！？

観光案内所の奥の小さな公園にて

だけど、観光案内所に寄ったおかげで、別の収穫がありました。
この桜です。
小さな小さな公園でしたが、ほぼ満開の桜の木が５本ほどありました。
おそらく、河津桜だと思います。

青空に映える桃色の河津桜

意外に撮影が難しかった河津桜。
見上げて撮ることになるのですが、天気がすばらしく良かった分、花が少しでも重なると、影ができてしまって思ったより暗く撮れてしまったからです。
日中フラッシュを試しました。光の強さを標準のままではなく、マイナス２くらいに調整して。

かつうらビッグひな祭りのポスター

この写真入りのカラーのチラシが欲しかったのですが、結局手に入りませんでした。
観光案内所や駅前で手に入らなかったということは、その可能性があると思ったので、ポスターの写真を撮っておきました。

駅でも見かけた、可愛い勝浦市民のイラストのポスター

勝浦商工会の竹飾りおひなさま

よっこらせ、おちちゃいそうだ！

手拍子を打つおひなさまたち！？

困ったのう……と今にも泣きそう

三人仕丁（衛士）のおひなさまは、もともと笑い上戸、泣き上戸、怒り上戸と喜怒哀楽がはっきりしている人形だったんですね。
子供の頃、うちにあった雛壇は五人囃子まででしたので、そこまで知りませんでした。

雛人形絵付け帯剣教室にて、絵付け前のおひなさまたち

石膏ひな人形、可愛い@

絵付けができたおひなさまの見本

こっくり、こっくり、待っている間に居眠り@

姉さん女房カップル@

まるで双子のよう@

衣装がことに華やかで、男雛も女雛と間違えそうなくらい！？

すてきな台座にちんまりと

中村米店の大漁祈願雛の一部

日が当たっているところと影のコントラストが強すぎて、どちらか一方にしか露出を合わせられなかったため、全体の写真を撮ることができず、三人官女の段まで。
木目込み人形がとっても可愛らしいです。
子供の頃、うちにあったタイプの人形です。

大漁ぢゃ〜、大漁ぢゃ〜

五人囃子の楽器を扱う手つきが、網を扱うのにちょうどいい！？

獲物を目の前にして、めいめい思うところあり

ぴちぴちはねる活きのいい魚をしっかりつかんで

仕丁くんのその手は本当は沓台を持つ手ですね。

大漁を、祝おうではないか

三人官女の手つきも網を引くのにぴったり@

夕方に撮った、大漁祈願雛の全体

日が落ちたあと、光がやわらかくなったので、露出調整に悩むことなく全体の写真が撮れました。

中村米店のキャラクター雛のうち、ポケモン雛壇@

ピ・カ・チュー！

ピカピカッ

中村米店のキャラクター雛のうち、アンパンマン雛壇とウルトラマン雛壇

ウルトラの父とウルトラの母

タロウとレオ！

ウルトラマン・レオは思春期の頃に再放送で見ました。とても好きでした。
特に、モロボシダンのセブンも死に、人間の姿のレオを支えてくれた人たちもみんな死んでしまった円盤獣シリーズのあたりから悲哀感に満ち満ちていて、何度も胸が締め付けられた覚えがあります。

おさかな処「さわ」の竹飾りおひなさま

ちょっときゅうくつそう！？

店先の竹飾りのおひなさま

さすがにおなかがすいたので、ここでランチをとろうかと思ったのですが、片道４時間近くかけても見たいと思った遠見岬神社の雛壇を見ないことには落ち着かなかったので、やめておきました。
といいつつ、このあとで、茶菓子程度なら、時間がかからないので買い食いしてしまったのですが。

着物や布団などを売っていたお店のつるし雛

まんまるのおめめのフクロウさん

ちりめんの飾りの招福・七福神

ちりめんって温かみがあっていいですね。

ないしょ話しながら、いきなりほっぺにチュッ！

TAKEOKA店の「渡辺殿とマツコ姫」

確かおもちゃ屋さんでした。
みんながショーウィンドウに集まっているのでなんだろうと覗いてみたら……。

綾小路きみまろと美輪明宏のお内裏さま

あっ、戦場カメラマンの渡辺殿は撮らなかったんでした。
ホントは三輪さんの上にいます。

つるし雛のベビー、ベビー、ベビー！

店内にタオル雛とつるし雛

のれんのおひなさまとつるし雛

大きなちりめん玉とウサギがいっぱいのつるし雛

和菓子屋「岡埜栄泉」で桜餡入りの焼き菓子を

はじめは店内のつるし雛を撮影したくて、それだけのために入ったのですが、店内で食べている人を見て、私も食べたくなってしまいました。
自宅で朝食をとったっきり、ランチはまだなので、おなかもすいていたものですから。

ぴんくの桜餡@

とっても美味でした。

できたての長明寺

誘惑に負けて、もう一個@

人気のお土産・三色焼き菓子

私が食べるだけでなく買って帰ろうかなぁと思ったのですが、母はあまり和菓子を喜ばないのでやめました。
わざわざ買って帰っても喜ばれないんじゃ、つまんないもん！
というわけで、母には、昨日の世界らん展で買ってきてと頼まれて買えなかったロールケーキ（そんなの、売ってたかなぁ、あの会場に？）を、帰りの東京駅構内で買って帰りました。

この和菓子屋さんのつるし雛の写真は次の旅行記にて。

「ビッグひな祭りに浸りに埼玉からはるばる勝浦へ（2）商店街のさまざまなおひなさまと食べ歩き・後編」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10549887

この旅行記へのコメント （2）

• CANさん 2011/03/04 07:34:27

  同じ日ですね！

  まみさん
  
  おはようございます。CANです。
  私もこの日ひな祭りを見に、勝浦に行っていました！
  寒かったけど良いお天気でしたよね！
  それにしても遠かったでしょう。。
  私は普通電車でも2時間もあれば着くので朝早くから
  でかけていて、まみさんが来た頃には海中公園へ行っていました！
  ちょっとだけすれ違いですね。
  でも見ごたえありますよね〜。
  

  まみさん からの返信 2011/03/06 03:04:47

  RE: 同じ日ですね！

  CANさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
  お返事が遅くなって失礼しました。
  
  CANさんの勝浦の旅行記も、自分の旅行記をドラフトしているときに作成しました。
  同じ日だ〜って思いましたよ。私が着いてまもない頃に、CANさんはもう海の方まで出かけていたようなので、完全にすれ違っていたようなので残念。
  海はもちろん、私が見ていないおひな様もあって、あー、見たかった〜って思いました。
  図書館の前でも、私が行ったときにはもうなんにもしていなかったですしね。
  まあ、千葉に出るまで2時間近くかかるから、しゃーない。