2011/02/26 - 2011/02/26
513位(同エリア589件中)
ドクターキムルさん
- ドクターキムルさんTOP
- 旅行記7515冊
- クチコミ134件
- Q&A回答247件
- 6,191,891アクセス
- フォロワー38人
金沢シ−サイドラインは平成元年(1989年)7月5日に開業した。JR新杉田駅と京急金沢八景駅前の10.6kmを結ぶタイヤで走り、無人運転の新交通システム路線である。横浜新都市交通が運営している。未だ、京急金沢八景駅とは連絡していないために、計画路線長の11.5kmに足りていない。仮金沢八景駅は琵琶島神社本殿の後に見える。
金沢シ−サイドラインの開通は知っていたが、どうしたことかこれまでの20数年間乗ったことがなかった。杉田駅の照明の周りもくすんでおり、開通から年数が経っていることが実感できる。幅が狭く、車両の長さも短く、5輌編成で走っているといっても、通常の電車の3輌編成分の長さもないであろうか。これなら急カーブでも曲がれる。なるほどレールは敷かれていない。したがってポイントの切り替えもない。上り下り車線の間に点検用の道が通っている。架線は外側にあるために、配線が2系列になっている。内側に架線を通すと保線員の感電事故が心配になるからか。そのために、ホームは全て内側に設えてあり、上り下りのホームが一緒になっている。内側にもガードレールが付けられており、架線とガードレールに挟まれてはみ出ないようになっているのか。コンピュータ制御の無人運転というのも不安なものがある。レールがなく、横の架線から電力供給を受けているこうした交通システムがどれほどの価値があるのであろうかと疑問に思えた。また、金沢八景駅は仮舎であるために、ホームが1本だけしかなかったが、これでは運行が大変だ。文字通りコンピュータでなければできないシステムであろう。
乗車料金は全線乗ると300円である。京浜急行線の杉田−金沢八景間は190円であるから、割高な感じだ。数年前にJR新杉田駅から富岡八幡宮を通るバスがないかバス停で見ると1時間に1本程度しか運行していなくて驚いたことがあったが、金沢シ−サイドラインに配慮してバスを減らしているのかも知れない。
金沢シ−サイドラインと同じシステムが普及しているとは聞かない。常伝導磁気浮上型のリニアモータカーを導入している名古屋市地下鉄や常伝導リニアモータカーを駆動手段として採用している横浜市営地下鉄グリーンラインに乗る前に乗車しておくべきであったと痛感した。
(表紙写真は金沢シ−サイドライン)
PR
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ドクターキムルさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
15