2009/08/24 - 2009/09/09
1058位(同エリア1888件中)
さんしぇさん
モン・サン・ミッシェル日帰り、少々
慌しい道行きですがご一緒ください。
本日のメニュー
・モン・サン・ミッシェル
・レンヌ散策
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日は、日帰り強行軍のモン・サン・ミッシェル
(以下MSM)行き。
レンヌでの朝一番のバスに合わせモンパルナス駅を
7h早々に発ちます。
9h過ぎ、レンヌ到着、駅北にあるバスターミナル
に急ぐも既に10人は並んでおられたでしょうか。
TGVから吐き出される乗客で列はみるみる長蛇、先回
4年前の10人足らずとは打って変わり満席になりそうです。
個人で移動する派にはありがたいネット情報、多分
そのネットを活用されて一堂に会したのが今日の
ご同行者なのでしょう。どこか親近感を覚えます。
事務所の方を覗いて、戻って来たあっつん、
「切符、予め買わないでいいの?
みんな、並んで買ってたけど。」と不安げ。
直接運転手から買えるから大丈夫、と請合う私。
やがて、バス到着、運転席近くには運賃表示、
ね?ここでも買えるって事でしょ。
見ると、25歳以下は20%offとあります。
パスポートを用意したものの、口頭で年齢を言う
だけでOKでした。
レシートがそれぞれ発行され、割引金額も一目瞭然、
コーヒー2人分には足りないかな。 -
さて、左手にMSMが見え始めるので迷う事無く、
左側に席を占めます。
ルートによるので、しっかとは言いかねますが、
パリからのバスツアーの多くは、右手から。
その内、席が足りず、通路には立つ乗客も
現れました。
日本のような簡易座席は見当たらず、1時間30分の
行程を立ったままとは気の毒だなあと思っていると、
やって来ました、2台目のバス。かくて、2台に分乗
して出発。
地方は、道中も見所満載、街中の民家を彩る緑や花々、
郊外では、草を食む家畜など。
道端にMSMの道標を見掛けるようになって、わくわく
待ちます。
そして・・、見えました! -
みるみる近づいて。
-
遂に全貌が。
-
橋梁工事で、道が替わってるかと思いきや、
先回と同じく1本延びる堤防道をまっすぐ。
干潮時のバス停、入り口すぐに横付けでした。
上から見るとこんなです。
干潮時のバス停付近一帯、満潮時には
そっくり水没!
その為に、満潮時バス停が設けられています。
水没エリアへ向けては、事前に警告放送が
入ります。
「Attention!!満潮になります。車の移動を
して下さい!」みたいな。
逃げそびれたら?さて・・。 -
ここは、干満の差が著しい事でも有名。
今日は大潮なので、干潮のピークに向け
みるみる干上がって行きます。 -
修道院へは、お土産屋ひしめく参道とおぼしき
狭い坂道を行きます。 -
その昔は、こうした店で、巡礼の証の手形を
購ったとか。
頭が欠けていますが、剣を携えた鋳物の
聖ミッシェル。
確か、手に隠れる位の大きさ。
パリ“クリュニー中世美術館”に
“巡礼の証”15世紀として展示されていました。 -
階段を行くと、ようよう入り口。
チケットとオーディオガイド入手。
ガイドは、2台借りれば幾らかの割引がありました。
借り出した後の事、矯めつ眇めつガイドを
いじっていたあっつん、
「これ、イヤフォンジャックがあるよね。」
で、持参のiPodのイヤフォンをお試し、すると、
これがちゃんと使えました。
ご一緒に巡るならイヤフォンご持参で、1台だけの
借り出しも。 -
イギリスを遠く望む、ノルマンディー、
ブルターニュのこの地は、海を隔てた彼方と此方に
ケルト系の人々が住まっていました。
モン・トンブ(墓の山)と称され彼らに信仰されて
いたと言うこの島に
「聖堂を建てよ。」と聖ミッシェルのお告げ。
お告げを聞いたのはMSMの東、アブランシュ村の
司教オベール。
いっかな信じようとしなかった彼にいよいよ鉄槌下り、
何と頭蓋に穴が開いて(!)しまい、されど死に至り
もせず。
ようやく、お告げを重く受け止め築堂に精魂傾けたとか。
修道院入り口付近にジオラマ。
10世紀 -
11〜12世紀
-
12〜13世紀
-
現在
落成までには実に300年間。
一人の司教の思いは後世に継承。
一途に願いあげた、いにしえの人々の思いや良し。 -
さて、早くも聖堂。
こちらオルガン。 -
こちら板張りヴォ−ルトの天井。
この列成す板、見たことがあると思えば
まるで大きな船の底。
事実、ヴァイキングの工法を取り入れたとか。
本来の石積みを木に替える事で重さの負担を
軽減したのだそうです。
この後崩壊や再建、拡大を重ね、最終的には、
更にロマネスクにゴシック、3つの様式が重なり
錯綜した教会建築様式も見所の一つです。
聖堂の一隅、床に穴を穿ち下部が覗きます。
礼拝堂に参拝者が在る時、修道士たちはその
地下の部屋に居て、穴を通して漏れ聞こえる
説教を聞いていたとか。
俗世間を隔てた修道士が、一般人とはまみえぬが
為の工夫の一つです。 -
テラスに出て振り向けば、聖堂尖塔。
空に屹立する先端には、大天使ミカエルさま。
因みにミッシェルは仏名、大天使と来れば
ミカエルの方が通りがいいような。
言わずと知れた当地のシンボルです。 -
こちら、レプリカですが天の軍団を統率する
ミカエルさま。
お約束の剣と秤を携え、今まさに、悪の象徴、
竜との戦いに繰り出すところでしょうか。 -
順路に従えば、メルヴェイユ棟。
最上階の中庭を囲む回廊が有名ですが
実はこの下の2階部迎賓の間や
その下の司祭館を含む全4階建てを
メルヴェイユ“驚異”棟と呼ぶそうです。 -
とは言え、やはりこの回廊部が
“驚異”に相応しい。
天井は、ここも板張り。
二重の細い柱が繊細かつリズミック。
ここはそもそも、修道僧達の瞑想の場とか。
岩山上の建築だけあって、緑に乏しい堂内。
人工的ではあってもこの中庭の緑にいかに
憩いを得た事か。 -
回廊を後に再び屋内、そこは食堂。
食事の場を美しい空間に設えるのが
キリスト教施設の倣いとか。
かの“最期の晩餐”も修道院食堂の壁に
と言う注文にダ・ヴィンチが応じたとか。
ただし、食事中は静粛が旨、私語禁止。
先ほどの回廊の中庭にせよ、憩いの為では
なく、薬草園の任を担っていたそうで、
およそ悦楽につながる全てが遠ざけられて
いたと言う訳でしょう。 -
趣変わり、フランス革命後、神の手離れ、
牢獄として使われていた頃の囚人の為の
食料運搬リフトです。
車輪内部に数人で入り、ハムスターよろしく
廻って資材を引き上げたとか。 -
こちら、院外壁面にリフト。
-
再び、修道院内部に戻り、ここステファヌスの
チャペルは死者の為の終焉の場。
修道僧達が死に臨み、人生最後の祈りを捧げる
場所です。
台座には2つの文字。
ギリシア語で言うAとZ。
聖書には、神の言葉、
「私は始まり(A)であり終わり(Ω)である」
その人生の終始を神と共に歩んだ、修道僧への
餞でしょうか。 -
西テラスの下を行けば、院内ツアーもあと僅か、
修道僧の散策の間。 -
借用画像。
パリなどのゴシック聖堂で御馴染みの
アーチ天井も美しい、12世紀ゴシックの
交差リブ・ヴォールトが見られます。
騎士の間、司祭の間などを経て、広大かつ
複雑に入り組んだ建物ともお別れ。 -
島のぐるり、城壁のような堅牢な塀が巡り
恰好な散策コースです。
干潟は、所々に細い流れを残しながら
帰るバスの頃には満ち始めるでしょうか。
13h少し前、そろそろお昼とお腹が物申し。
この塀沿いのテラスのどこか、海を眺め
られる処。
見れば頃合に席が空いて、我々落ち着きました。 -
ムニュから、ステック(ステーキ)と
ムール蒸し。
デザートはタルトタタンとこちらは一律。
気持ちのいいオープンエア、お客さん同士の
醸す静かでいて、観光地ならではの喧騒具合も
至極心地よく。
気が付けば、14h、帰りのバスが気になって来ました。
14h30乗車の予定からすればかなりあたふた。
されど、もう1本延べて16h発にすれば、何か
トラブル在らば後続のTGVが危うくもあり。
相談して、早い方で発ってレンヌ散策を繰り入れる
事に決定。
お土産屋も覗きたかったし、干潟もゆっくり眺めた
かった、と未練を残しながら出口に急ぎます。 -
行きと同じバス停にはバスが既に到着、お客が列を
成していました。
無事に席を占めれば間もなく発車。
あっつんは、いずれ伴侶と共に、1泊などもして
ゆっくり再訪するがよろし。 -
戻って参りました、レンヌTGV駅。
14h30にMSMを発ち、
現在ほぼ16h。
19hのTGVまで丁度3時間です。
さて、レンヌ散策、特にプランなし。
駅からは、トラムもありますが
先回の感触では、
徒歩でも知れてます。
地方都市は新・旧市街地が
徒歩圏に収まって、コンパクト。
駅前新市街区からの移り変わりを
歩いて目にする事にしました。
確か、運河に向けて歩き
その先が旧市街。 -
崩おれそうでいて、何百年も姿留めた旧市街区。
上へと張り出す突出構造は他の地方でも目に
しますが、15世紀来の木骨建築だそうで、
周辺が森の立地から、ルイ14世の頃までは
木の街だったとか。 -
シャン・ジャケ広場。
張り出しが廃れ始めた頃の愛らしいモルタル上塗り。
火災予防と共に一方で始まった石造り建築の向こう
を張った平たく言えば、“ぼろ隠し”とか。 -
張り出し構造が見られなくなった、16世紀以後。
木骨・石骨入り混じり整った街並み。 -
当て所ない散策ながら、行く先々、辻を曲がる都度、
目にする面白風景に興じた我々。
足が音を上げる頃には駅に戻り、定刻通りに
パリ帰着、濃ゆい1日の幕を降ろしました。
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