2009/08/24 - 2009/09/09
330位(同エリア993件中)
さんしぇさん
5・6日目はアルザス地方、コルマールとストラスブールへ
1泊小旅行に行って参ります。
まず5日目のメニューは。
・パリ東駅→コルマール駅着
・ホテルがダブルブッキング
・セレステ駅→オー・クニスブール城
・帰りの列車不通事件
・コルマール散策
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アルザス小旅行前日、ネット検索していたあっつん、
「仏人の最も好む城ってのがアルザスにあるんだって、
知ってた?」
“最も”に“城”、聞き捨てならない単語に惹かれた私、
今回、お城の予定が今のところなく、行き方もコルマール
から一駅、駅からは城へのナヴェットバスがあるなど割に
簡単そうです。
急遽、旅行に織り込む事にして早朝5h15未だ暗い中、
出発。 -
とんとんと9h過ぎコルマール駅到着、駅前のホテル
にやって来たところ、
「申し訳ないが〇×で、部屋が用意できない。」
とか何とか。
初め、“チェックインにはまだ早いから”と思い
込んでいたところ、部屋“自体”が用意できない、
つまりダブルブッキングだとようやく判明。
ホテルが言うに、荷物は時間まで預かるし、移動先の
ホテルは、自然の中の美しいメルキュールホテルで、
そこへはタクシーで送ります、との事。
行きはいいけど、帰りはどうするの?とは思えど、
困り果てたようなムッシュに判りましたとうなづく
クレームの術無き、優しい私(^^)でありました。
さて、コルマールからセレステへは約30Km、地元
TER線で10分ストラスブールに戻った側にあります。 -
アルザスのロゴが。
-
ローカル線とは思えぬきれいな車内。
窓の向こうアルザスの雄大な平野、その先に
連なる山々のいただきに乗るお城、あれが
クニスブール城でしょうか。 -
バスのわき腹にはお城のプリント。
これで、間違いないようです。
運転手のムッシュ、
「お城ですか?」と我々にお尋ね。
つまり、バスに描かれていたお城の他に、鷹園、
猿園の都合3箇所を巡回する為、いずれを利用
するかの確認なのでした。
定時出発、乗客は何と我々だけの貸切です。 -
遥か前方の山頂、あそこまで30分です。
-
山間の風情が。
-
愛らしい街並み。
-
アルザスなれば、ぶどうの畑も。
-
山に入ってからは、我然狭くなった道、大きな
観光バスに関わらず、くるくると器用にまた
丁寧な運転でほとんど揺れを感じず、約束どおり、
30分で到着。上手な運転に感謝の言葉を寄せ下車。
降りたそこは、聳えるお城の麓。
見上げれば、覆い被さるかの勇壮なお城がそこに。 -
Hout(高地)=Koenigsburg(王の城)
クニスブールなどの表記もありますがお城の日本語
パンフレットに従います。
12世紀に発し、ハプスブルグ家所有から後、複数の
貴族の手に渡り、スウェーデンに屈して一旦没落。
19世紀、セレスタの街の所有に至るまで荒廃した
姿を野ざらしにしていたそうです。
そもそもドイツだったアルザス、戦争の狭間に、割譲の
対象となりドイツとフランスの間を彷徨う中、この城も
同じく運命を共に。
現在は晴れて、フランスの国所有、手厚く修復され
観光に供されています。 -
フランスの地にありながら、ドイツゲルマンの力強さを
感じさせるのはこれ。
階段状に積み上げられた、バラ色をした砂岩の壮大さ。
ストラスブール大聖堂も見事なバラ色、双方、この
土地が産する岩で出来上がっています
入り組んだ造りにも圧倒されます。
平地に建つ、住居としての優美なお城ばかり見てきた
目にはどこか、日本の山城に似て戦いを旨とした堅固な
城砦に見えます。 -
バスチケットに、スタンプ。
見ると、猿園に鷹園のマークがあります。
これ1枚/4ユーロで終日3園を巡れ駅へ往復できます。
子供さん連れならむしろお猿や鷹をご覧になっては。
このチケットを見せれば、お城も1割強割引がありました。 -
入り口すぐに、かつての厩舎。
アルザスの民家の佇まいを生かし
今はお城グッズの売店兼レストランです。 -
ここからいよいよ城内。
-
住居部分入り口。
石のバラ色が、企まずして美しい。 -
屋内は暗いので、撮った画像の乏しい中から。
武器の間。 -
このタイル製のしろもの、実はストーブ。
山の頂きのこの城、冬はさぞ寒い事でしょう。
人の身長ほどもあるでしょうか、座面もぬくぬく暖が
取れる造り、あちこちの部屋に据えてありました。
この地方一般家庭にも見られます。 -
大城砦へ。
-
仄暗い中、大砲など武器が無造作に置かれています。
15〜17世紀の大砲の変遷をレプリカで見られます。 -
武器よりも見所はなんと言っても見晴るかすヴォ−ジュの
山並みやアルザスの平野。
苦も無く上り詰めたここが見学路での最高部、急がず
1時間ほどでしょうか。
お城の南北を俯瞰する事しばらく、ここを最後に
後はゆるゆる下ります。 -
外に出てみれば巡回路、見張りが行き来したのでしょう、
屋根の付いているのも珍しい。 -
上から見下ろせば。
-
山頂、さぞや風がすさぶ事でしょう。
バスの時間までランチでも。
城内でも食事ができますが、我々は、バス停近くにある
スナックスタンドで。 -
終始、観光客からもあちこちでドイツ語が聞かれ、
仏人の最も好むと言うこの城、実は、ドイツからも
最も近い異国の城として親しまれているのでしょう。
来た道を又しても貸切(多くは車で来城)でゆるゆると
下ったのでした。 -
定刻セレステ着、シャトルバスと電車は連絡をして
いるので待つことも無く、やって来た電車に座を占め、
出発を待つ我々。
ところがじきにアナウンスが入り、どうやら車体の
整備不良の様。
一向に動こうとしない中、再度アナウンスが入ったと
思ったら周りは続々と下車を始め、事情が今一つ掴め
ないままやむなく後に続きます。
今しがた後にして来た小さな駅舎に戻り、辺りの
様子を窺うに、チケット売り場には長蛇の列。
どうやら、払い戻しの為と知れ、遅まきながら
並びます。
コルマールは隣の大きな街、払い戻しを受けた後、
駅前にバス路線を捜すのはさほど難しいとは思え
ませんでした。
さて、私に順番がまわり、窓口のムッシュに払い
戻し請求。
ところが「それはできない。」
とにこやかに仰る。
「バスが出ますので。」
断片的にしか判らず、バスはどこで待つのか
聞いても
「係りに聞いて欲しい。」
と言うばかり。
さて、困った。
駅前ロータリーに停車中のバスの運転手に
コルマールへはどこから?と尋ねるも、
駅舎の方を指して
「駅の前ですよ。」と。
タクシーはと言えば、待つ人が2人ばかり
居れども、いっかなやって来ない。
その内、そう言えば田舎駅でのタクシーは
電話で逐次依頼すると思い出して、見ると
電話番号を書いたスタンドが立っています。
ところが電話しようにも
悲しいかな今回、手元に携帯がありません。
八方塞がりに、思わずため息が出ます。
と、携帯で会話中のムッシュに
目が留まり、会話が終わるのを待って
ここは思い切って、貸して下さるか打診。
ムッシュもよく気が付いて、
「タクシーなの?」
その場でナンバーを押して下さる。
通じたと見るや、私に寄越そうとするので
そのまま「(依頼を)お願いできますか?」
ムッシュはどこまでもご親切。
いやな顔一つせず交渉に及び、
「ここの会社の白い車が来るからね。」と
スタンドにある会社の名称を指差しながら
確実に指示してくださる。
電話代を幾ばくか差し上げようにも
固辞されてしまい。
さて、電車を放逐されてからここまで
1時間ぐらいも経ったでしょうか、
そこへやって来たタクシーは間違いなく
ムッシュの依頼してくれた車。
乗ろうとしたその時、
駅に横付けされるバスが目に入りました。
・・え?
「ああ、バスが来たね。」と運転手、
先ほどのムッシュもやって来て、
「替わりのバスじゃないかな。」
・・・そう言う訳ですか。
一気に事情が氷解したと共に、
かつてこういった情報を目にしたことを
思い出しました。
つまり、電車が不通になる場合に
バスなどで代替させる事を。
窓口でもきっと、それに類する事を
言ってくれてたのでしょう。
聴き取れず、また思い至らず後悔するも、
運転手のムッシュは
「よかったらバスで行って下さい。」と
誠に温情あるお言葉。
感謝しつつ、バスを窺うことしばし。
大荷物と共に殺到する乗客。
どうやら、その1台に乗り切れそうもなく
次の配車は、一体どれだけ待つのやら。
ムッシュ達のご親切もありがたく、
彼らの親切を無にした日本人、
とだけは思われたくない、と
気分はすっかり日本代表。(笑)
ここはやはり、旅の時間はお金で購い、
タクシーをお願いする事にしました。
事前にコルマールまで、いか程かも尋ね、
納得して、ようようコルマールへ向かえた
のでした。 -
約束の2時間遅れでホテル到着。
だからと言う訳でもないでしょうが、代替
ホテルへは、地図を1枚、寄越して、
「5分ほど“歩けば”すぐです。」
あらら、タクシーとか言ってたのに・・。
でも、実は今しがたタクシーで通り掛かり
ながら、見かけていたので5分も掛から
無そうな見当がついています。
ホテルにてくてく向かいながらも、荷物は
送り届けてくれてたもののこんななら、
朝ご飯くらい付けて貰うよう交渉するん
だったね、とか後からぶつぶつ。
外資系のメルキュール、名前の知られる
割には簡素なホテル。
アメリカ系のビジネスホテルでしょうか。
もともと鉄道の便が良いように駅前を選ん
だのですが、こうしてみるとこちらの方が
旧市街とは近く、結果どちらでも大差が
ないと納得しました。 -
さて、部屋に入ると、テーブルには1本のワイン。
添えられた封筒には丁寧な詫び状が。
見ると、近くのリボ−ヴィレ村のミュスカです。
ああ良かった、朝ご飯よこせ〜、などと浅ましく
叫ばないで。
でも、契約不履行については、今回は幸い丸く
収まったものの基本、不服の言い立てをすべき、
とあっつんに訓戒を垂れる^^私でありました。 -
ホテルは公園に面し、部屋はと言えば、
その眺めが窓に一杯。
ベッドはあらかじめ“2つですね。”と
念を押してくれたな、と思ったらアメリカンな
普通にツインの部屋を充てて貰えました。 -
フランスの多くのホテルは、ベッド2つのツインを
お願いしてもなるほどシングルベッド2つとは言え、
間を空けずぴったり合わせ、一見、大きなキング
サイズと見まごう事もあって、初めて女性2人で
地方に泊まった時には、事情を知らず、困惑した
ものでした。
可愛ゆい(爆)息子とは言え、至近距離で寝顔を
曝したくはなし、ご配慮に感謝です。
電気湯沸し器のあるのも、フランスのホテル
には珍しい。
早速、持参のドリップコーヒーを入れ、頂いた
地図を間に散策ルートを相談します。 -
何はともあれ、まずは運河に向かうとして、
あっつんに地図を任せ、私は楽をします。
コルマールの駅前からこのホテル界隈は、
近代的なごく普通の町並み、しかも結構
大きな規模で意外です。
ホテルからまもなく、前方に旧市街らしき、
外壁に木組みの覗いた民家が見えてきました。 -
一旦、旧市街に入ってしまえば後は想像以上に
コンパクト。
あっという間に運河の畔、気が付けばここが
プティ・ヴニーズ(小さなヴェニス)。 -
小さなヴェネチアと言われるゴンドラならぬ小舟が
行き交う、物語のような風景の中に自分が立っています。
運河には10人ほどで満載の小振りな手漕ぎ舟が
あちこちに。
舟着場もすぐ目に留まり、何はともあれ運河めぐり
でしょう。
船頭兼ガイドの20代そこそこの青年、さすがの
アルザス人、英仏独3ヶ国語を駆使してのガイドです。
ストラスブールにもあるイル川巡りが街を大きく、
ぐるりと一周するのとは違い、こちらは、行って
帰っての往復クルーズ。 -
時に他の舟と行き違いながら、水面から上を見上げ、
こぼれる花々を目にするアングルも美しい30分でした。 -
-
-
今夜のディナーは、ここ。
実は私のPCの壁紙で毎度見る風景、その一部になった様な
嬉しい気分です。
川辺はさすがに予約済み、それでもテラスに席を頂きわくわく。 -
オーダーはもちろんシュークルート。
後は軽く、のつもりが一切れがとてつもないサイズの
キッシュ・ド・ロレーヌ。
あっつんにアルザスの白ワイン。
さすがのワインどころ、ピシェ(カラフ)で頼んでも、
ぶどうの品種を問われました。お勧めに沿って、
ピノ・ブラン、のど越しが良くて、柔らかな感じだそう。
最後までおいしい。
夕闇迫る中、時折吹く川風も心地よく、ぶらぶらとホテルに
帰り着いたのでした。
明日は、ストラスブールに移動します。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- コクリコさん 2013/08/03 15:30:38
- オー・クニクスブール!
- さんしぇさん、こんにちは。
二週間後にフランスに行くのですが、まずアルザスに行きます。
オー・クニクスブールへの列車の時刻などチェックし終わったところで4トラを見ていたら、なんと!さんしぇさんの旅行記にヒットしました。
ウチも息子に薦められてクニクスブールに行くことにしたのです。
息子の知り合いのフランス人が「アルザスに行くならクニクスブールに行くと良いよ」と薦めてくれたそうです。
日本ではアルザスの可愛い村々に比べてクニクスブールは知名度が低いですよね。
フランス人やドイツ人には人気の観光地だそうですね。
さんしぇさんと同じ8月に行きますが、仏独の観光客でいっぱいかしら。
城砦からの眺めや、お城の中、帰りの電車のことなど色々参考になりました。
wizさんと印象派の道の話もしていたのですが、クニクスブールもとても楽しみになってきました。
これからもよろしくお願いいたします。
- さんしぇさん からの返信 2013/08/03 21:19:32
- RE: オー・クニクスブール!
- コクリコさん、こんばんは〜。
> 二週間後にフランスに行くのですが、まずアルザスに行きます。
> オー・クニクスブールへの列車の時刻などチェックし終わったところで4トラを見ていたら、なんと!さんしぇさんの旅行記にヒットしました。
わぁ、立て続けに嬉しいご縁です!
下調べもほとんど終わって、確認に余念のない時分でしょうか。
お盆後のフランスというと、日差しは強くとも一旦日陰に入ると
ひんやり快適、湿気が無いって何て過ごし易いの、と感激でした。
> ウチも息子に薦められてクニクスブールに行くことにしたのです。
> 息子の知り合いのフランス人が「アルザスに行くならクニクスブールに行くと良いよ」と薦めてくれたそうです。
> 日本ではアルザスの可愛い村々に比べてクニクスブールは知名度が低いですよね。
共々、息子たちあっぱれですね〜。^^
シャトルバスは冬季には運行が無い様で、その為に
行き来が難儀になるせいもあるのかもしれませんね。
> フランス人やドイツ人には人気の観光地だそうですね
後にも先にもこんな男性的なお城はお目に掛かって
おらず、仏に在ってとてもゲルマンを感じる、双方の
お国の人達が、己に無い持ち味を味わう事ができる場所
かもしれません。
> さんしぇさんと同じ8月に行きますが、仏独の観光客でいっぱいかしら。
バカンスのさ中、地方は人が多い分きっと、華やいだ
雰囲気も一杯ですね。
> wizさんと印象派の道の話もしていたのですが、クニクスブールもとても楽しみになってきました。
印象派の道もご予定でしょうか、真夏では無いとは言え
時に、一昔前以上に暑くなるようなので、熱中症など
どうかご用心くださいね。
旅行記をとっても楽しみにお待ちいたします。
最後になっってしまいましたが、
重ねてのご訪問とご投票、ありがとうございました!
さんしぇ
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