2010/09/10 - 2010/10/16
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こまちゃんさん
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9月12日のその2。
意外とスムーズに出来た、烏魯木齊行き列車の切符手配。
義理で出かけた昼食後、これまた意外にも良かった内容でしたが、余韻を楽しむ間もなく、北京組のアテンドで莫高窟へ出かけます。
あ、忙しっ!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
シャレードセダンに4人はきついですけど、交渉した中で100元で往復してくれる車はこれだけでしたので仕方がありませんね。
上(莫高窟)で待っててくれるのですが、「ゆっくり回ってくるので遅くなるので・・・」と言って、「その間、別の客を拾って往復しててもエエよ」と言って地元人をアピールして格安にしました。
迎賓大道からスタートし、そのまま突き抜ければ空港なのですが、途中にはあの「料金所」があります。運チャンは「迂回路(裏道)」に入って、駅当たりで迎賓大道に復帰しました。 -
敦煌駅です。
丁度列車が止まっていました。 -
そこから、空港へ向かわずに右折(南下)すると、あと15kmで莫高窟です。
遠くには祁連山脈の「三危山」が見えています。 -
その天辺には、楼亭が見えていますね。
昔、そこに佇み眼下を眺めている高僧が居ましたが、突然、沙漠地帯の一角で、日輪に輝くものを発見しました。その場所が今の「莫高窟」の作られた場所だそうで、その後、高僧を慕って集まった僧侶達が、ここに住み着き建設にたずさわりました。 -
この風景に似合う車が駆け抜けて行きます。
1つ前のプラドですね。 -
駐車場に到着し、そこの土産店に知った人を発見!
・・とその前に、以前はなかった案内石板を発見したのでパチリ!
毎年、各国から届く保存の為の寄付金で、出来て行くのは、こ〜んなせこいモンばかりかいな。 -
「こんにちは〜!」
「あ!いつ来たの〜!?」
と、懐かしい人達と盛り上がります。
こちらのご一家は、ここと九層楼側の商店街と市内のお店と、ネットワークがっちり構築されています。
2004年の1ヶ月滞在時には、莫高窟で2週間頑張った後、最初はこちらの坊主おじさんの好意で、商業一条街に店を出したのでした。
その後、髭坊主おやじに替えたのですが、どんな経緯でそうなったのか、今じゃ余り覚えてなかったりします。
ちゃっかり、革製のお魚キーホルダーを貰っちゃいました〜♪(売り物ですけど〜) -
さて、北京組はチケットを買って入って下さいな!
中に入れば、解説する中国人ガイドさんがお客を纏めて入って行くので、それについて行けば良いだけです。ガイドがイマイチだったら、他の団体に移っても構いません。
ここでは中国人は便利ですよね。日本語の場合、日本語通訳の出られる時間をチェックし、運が悪いと結構待たされますから。 -
ここに来たら、出来れば拝まなければならないのがこれ。
単純な人達は、「莫高窟を祖国から売り飛ばした非道なヤツ」と呼ばれますが、彼がここに逃げ延びて改心し、仏門に入信して居なければ、ここの存在が蔑ろになっていたのは確実です。
1900年、彼が莫高窟発見の報告を中央にしましたが、中央は全く興味なく相手にしませんでした。文物をおろそかにして、金儲けにしか興味を持たなくなった、現在の中国人の先導者たちですね。
そこでイギリスの探検家、オーレル・スタインに経典を売り渡してでも生活費を捻出した訳ですが、彼も人間ですから、生きて行かなければなりません。その為にも、そして莫高窟を管理保存する為にもお金は必要。バランスを計りながらの苦肉の策だったはずです。
そのお陰で、莫高窟の存在が世界中に伝えられ、世界的な財産として注目された訳です。その状況を知った中央は、理由を後付で重要視をアピールし、今じゃ「返せ」と能書きを垂れる始末です。
この時代から既に、今の身勝手な中国システムは始まっていたんですね。
その本当の英雄の名前は「王圓箓」、通称「王道士」。 -
さて、チケットを買ったようなので、そのまま奥へと進みま・・・
・・って、あれれ!?あの石畳の道がありまへんがな!? -
しかも、観光客を見てみると、何かとても歩きにくそうです。
なんでこんな殺風景にしちゃったの? -
橋に到着です。
そこから見える定番の墓塔。 -
そして、これ又定番の牌坊。
東側には、「石室寶藏」の文字が有ります。
裏側には、あ!きっと戻る時に撮るのでお見せしましょう!
これこれ陳老師!
そんなに寄ったら、周小姐のダンナさんに叱られまっせ〜! -
牌坊の楼閣部分をアップ!
-
歴代の著名人訪問者の写真が並ぶ所にある飛天石像。
あらら!
またまた不倫ですか〜。(*灬☆)\バキッ!
みなさんが勘違いするようなこと言わないのっ!! -
その先の通路を奥まで進みます。
そこに入り口があり、バッグ類の荷物を預けて中へ入ります。
カメラを持っている場合も、一緒に預けることになります。 -
乱雑に扱われて心配な人は、小型カメラならポケットに入りますので入れててもOKです。
でも、使っちゃダメですよ! -
なので、こうしてアテンドが付いていると便利なんです!
爺ぃの次男坊の時もそうだったように、柵外からみんなを撮って上げる準備をしているこまでした。 -
確かこっちへ向かう団体に参加していたような・・・
-
あ!
居た、居た! -
じゃあ、いってらっしゃ〜い!
石窟に入れば、暫く出てきません。
その間にその辺をウロウロ・・・ -
あれ?
爺ぃが居ません。
向こうの歴史記念館の方へ歩いて行きました。
たぶん、老余の居た部屋へ向かっているのだと思います。 -
大きな楊樹(ポプラ)が、雑木林みたいになっています。
-
あ、待って〜♪
-
ここは、16窟の方から入れる記念館ですので、このドアは閉鎖されています。
でも、ここにもちょっとした資料はあるんですよ。 -
その開かないドアの両壁にある絵です。
敦煌の市場を歩いていると、この僧侶の絵を良く見かけます。 -
何か微妙・・・
-
その建物の先にある雑木林。
防風林なので、風で傾いています。 -
そこを河へ向かって抜けてくると、、、
-
柵の手前にあるこの小屋が、最初に老余と出会って訪れた彼の仕事場でした。
正確には、彼の仕事場は「莫高窟の南翼」ですね。そしてここは、殆ど家と化していた小屋で、奥さんと2人で常駐していました。
それが、2005年の管理部統制策に寄って、莫高窟研究院が敦煌研究院に吸収された時の事業見直しで、莫高窟研究院の管理下だったこのセクションは、外部の清掃業者を雇うという事で廃止されたのでした。
この柵の向こうには、莫高窟の北翼を担当していた、老裴が居ましたね。
その統制策により、この2家族は失業しました。
その案が実施された背景は、莫高窟研究院の従業員が、知人やガイドと結託して優遇策を与え、ノーチケットで参観させていた上に、幾らかをポケットに収めていたことが発覚し、その損害が拡がらないようにする為に行われたのでした。 -
小屋の全景です。
爺ぃは中に入って眺めていました。
姿形ではなく、思い出の詰まった空間ですからね。
老余たちにとっては、もっと深くて重い思い出が詰まっています。
ここで20年働いたんだそうです。
その間に、持病の腰痛もすっかり治って終ったそうで、ここは神懸かり名場所だと言っていました。
こま達も、九層楼の前で2週間、朝から晩まで働いていましたが、時間と共に元気になれたのでした。 -
老裴の部屋はこの先の崖の下でした。(ポニョとちゃいますよ!)
-
うう〜ん、410mmで拡大しても見えませんね〜・・・
-
ここは以前、最初に老余一家の記念写真を撮った場所です。
思い出の風景を大パノラマで!
5枚繋ぎました! -
じゃあ、感傷に浸っていてはマズいので、早く北京組の写真を取りに戻りましょう!
爺ぃは興味ないので、適当にウロウロするようです。オイオイ! -
プラタナスもあるようですね。
-
これは桧木の実。
-
おお!
弾けるんですね! -
すごい、すごい!
葉っぱの紅葉が始まっていますね。
桧木の紅葉って中々見かけませんのでラッキー! -
弾けた実が沢山!
-
16窟で北京組を探しましたが、待てど暮らせど見つかりません。
携帯に電話してみましたが出ませんし、仕方がないので諦めました・・・惜しいですね。
後で判ったのですが、預けたバッグに携帯を入れていたそうです・・・(離れるんですから〜!そんな事有り得るの〜?(≧灬≦;) -
折角なので、拡大出来るレンズでパチリ!
以前こんなカメラを持っていたなら、もっと沢山良いシーンが撮れたでしょうね!
何せ、春と夏続けて半年も居たんですから! -
トボトボと戻ってきました。
これも定番の門ですね。
折角なのでパチリ! -
午後は裏側が順光なので、正面は撮りにくいです。
-
この方向が撮りやすい・・・
左手に見える建物が、バッグを預ける所です。 -
九層楼方向。
この向かい側にトイレがあります。 -
行ってきました。
撮るか〜・・・!
でも、珍しく綺麗でしょ!
中国って、「世界遺産を任されている」と言う使命感というか責任感は薄いので、同じ世界遺産でも、蘇州の園林公園なんて、トイレが修羅場ですし。。。
マジで考えないんですね〜・・・その事実を目の当たりにすると、それ自体が考えられませんよ。 -
この外壁や鍵の付いたドアも、1960年代に、日本が4億円寄付して出来たんです。
でも、当時の4億ですよ〜。
それでこんなちんけな設備かい、費用はドコに消えたんでしょうね。
「勘ぐられる」だけで恥ずかしいですが、そう言う考えもないようです。
王道士の方が遥かにエラいです!
先程の記念館にある今は亡き著名画家の一節に、「莫高窟は世界中が珍重してくれるのに、そうでないのは我が国ばかりなり・・・」と嘆いているのがおかしいでしょ。当時の有識者達は、さぞかし歯痒かったと思います。 -
諸井へ記念に土セメントだけかい!
こんな幼稚な方法じゃなく、守ろうよ、こう言った残っている部分は!
こう言う所に金使え!!ホンマに!! -
作業中らしいけど、硝子保護ケースの部品を、無造作に放置していますね。
細かい部分が目に付き始めると、横に振った首が止まらなくなってきます。
考えても言ってもムダなんですけどね。 -
第96窟、俗称「九層楼」です。
695年に四層で建てられたのが最初で、後の朝代に五層に改装されました。
1928ー1935年、五回目の修復に於いて、現在の九層に改装されたそうです。
中には、中国で2番目の、35.5mもある巨大な弥勒菩薩像が収められています。 -
莫高窟では、この水色シャツのカメラマンが走り回っています。
ツアー専属の似非カメラマンなんかよりも、ずっと上手いですよ!
ツアーだからって、その看板に騙されないように!彼らは現地の吸血鬼みたいなものですから。どうせなら、正当な料金で撮ってくれる、この個人カメラマン(ウーマン)たちが良いですよ! -
九層楼の勇姿。
時間が午後なのと曇りなので、発色が良くないですね。 -
その前の広場を横切って・・・
-
その先にある「敦煌研究院跡」に向かいます。
-
ここって、敦煌へ言ったことがある人でも、余り出かける人が居ません。
こんなせこい案内看板しかないので、たぶん判らないでしょうし・・・
(以前は何もなかったので、少しマシになったのかも) -
玄関です。
常書鴻の部屋や事務所、そこには彼の絵画が沢山並んでいます。
余所ではお目に掛かれない常書鴻の作品、それが無料で見られるだけでも充分価値があると思うんですけど。 -
ドアの取っ手。
-
爺ぃが休憩中です。
いえいえ、リクエストして撮りました!
(横に2枚繋ぎです) -
院内。
2005年に詳しく撮りました。
今日は、まだ5時じゃないのですが、中にいた警備のアンちゃんが「もう閉めるぞ」って言うので、急いで回ってきました! -
せかされると焦っちゃいます!
ええ〜っと・・・張大千の部屋はドコドコ?
アンちゃんに聞いてもふて腐れているだけ。
アカンなぁ。。。コイツ! -
探しきらないので、兎に角常書鴻の関係する部屋へは入っておきましょう!
-
ここです!
-
中の作品は撮れません。。。
入り口の銅像は、面からなら撮れますね! -
くそ!
アンちゃん仕事してないから、せめてこの角度で、常書鴻の言葉を撮っておこう!
前も撮ったっけ・・・?
と言うことで、2005年の旅行記を載せておきましょう!
http://4travel.jp/traveler/chinaart/album/10034086/
こちらの方が、画像も多いし詳しかったりします。 -
この院内にも梨の木がいっぱいありました。
-
これはなに?
ブルーベリーみたいな紫の実。 -
常書鴻の故居。
あ〜、もう出ろって!! -
ハイハイ、急ぎますよ!
-
・・ってことで、5時を15分も過ぎたので、更に機嫌を悪くしたアンちゃんに追い出された爺ぃとこま。
九層楼の出口付近で、北京組を待つことにしました。 -
居ませんねぇ〜・・・
-
折角ここで、中にいる所を撮って上げようと思ったのに・・・
-
反対側にも居ません。
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ここで待ってても仕方がないので、、、
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ちょっと河の方へ向かって歩いてみることに。
-
それでは、九層楼とサヨナラしますね!
また来るよ(希望…)!! -
河の方へ向かっていると、河沿いの道に北京組を発見!
特に周りをキョロキョロすることもなく、陳老師は周小姐を写真に収めて上げています。
爺ぃが、「ちょっと位あっちこっち見てみろよな!」と怒っています。
何かアホらしくなってきましたので、こまも適当で良い気がしてきました。 -
河越しに見える僧侶達の墓塔。
-
何か、今頃になってお天気が良くなってきましたね…
まあ、人のアテンドですからどっちでも良いですが(あ!投げやりになってる!) -
小さいな花たちの方が、期待を裏切りませんね。
と言うことで、莫高窟の殆どが終了しましたが、ここからが長い爺ぃの「フテ腐れウロウロ」が始まります!
運転手さん、中々戻らないので不安かも!ははは。
その様子は、次の旅行記でお送りします!
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