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クルーズ3日目。<br />いよいよ上海上陸です。

イタリア船で行く済州島と上海 一路上海

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2010/09/05 - 2010/09/09

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さんしぇ

さんしぇさん

クルーズ3日目。
いよいよ上海上陸です。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
友人
交通手段
タクシー
旅行の手配内容
個別手配

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  • 昨夜の船酔いはどこへやら、気持ちの良い目覚めの<br />航海3日目時は6:00前。<br /><br />TVで流される航海地図に拠ると、船は既に長江の支流<br />黄浦江を遡上中、これは急ぎ見に行かねば。<br /><br />デッキには、カメラ片手の乗客がちらほら。<br />かなたにようやく岸らしき黒い邨、でも確か一方は更に<br />倍する川幅の中央にある中州だった筈、河の大きさを<br />目の当たりに感嘆する事しきり。<br /><br />行き交う船や舟、いずれも、この辺りに物見遊山の筈は<br />ありません。<br />物流、はたまた漁獲など、大河のもたらす恵みの豊かさ<br />などに、思いを馳せながらのひと時も格別でした。<br /><br />今しも、小型船を追い抜きました。<br />と、見ると小型船がやにわに船首を捻り、我々コスタの<br />航跡に直角に船体を置きました。<br />大型船の横波の煽りを逃がす為でしょうか、そんな事<br />ひとつ珍しくも面白い。<br /><br />

    昨夜の船酔いはどこへやら、気持ちの良い目覚めの
    航海3日目時は6:00前。

    TVで流される航海地図に拠ると、船は既に長江の支流
    黄浦江を遡上中、これは急ぎ見に行かねば。

    デッキには、カメラ片手の乗客がちらほら。
    かなたにようやく岸らしき黒い邨、でも確か一方は更に
    倍する川幅の中央にある中州だった筈、河の大きさを
    目の当たりに感嘆する事しきり。

    行き交う船や舟、いずれも、この辺りに物見遊山の筈は
    ありません。
    物流、はたまた漁獲など、大河のもたらす恵みの豊かさ
    などに、思いを馳せながらのひと時も格別でした。

    今しも、小型船を追い抜きました。
    と、見ると小型船がやにわに船首を捻り、我々コスタの
    航跡に直角に船体を置きました。
    大型船の横波の煽りを逃がす為でしょうか、そんな事
    ひとつ珍しくも面白い。

  • 川に掛かる大橋を潜れば。<br />

    川に掛かる大橋を潜れば。

  • 上海市街。

    上海市街。

  • 米、ロイヤル・カリビアン社のレジェンド・オブ・ザ・シーズ。<br />どうやら、レジェンドの前に接岸です♪<br />

    米、ロイヤル・カリビアン社のレジェンド・オブ・ザ・シーズ。
    どうやら、レジェンドの前に接岸です♪

  • いよいよ接岸です。<br /><br />レジェンドも、どうやら今しがた着いたところらしく、<br />後から後から乗客がこちらに向かって歩いてきます。<br /><br />何処からの寄港か、茶色い髪の色の欧米人が多くを<br />占めています。<br /><br />その合間を、ボーディング・ブリッジがするすると、<br />受け入れ準備に余念ありません。<br />

    いよいよ接岸です。

    レジェンドも、どうやら今しがた着いたところらしく、
    後から後から乗客がこちらに向かって歩いてきます。

    何処からの寄港か、茶色い髪の色の欧米人が多くを
    占めています。

    その合間を、ボーディング・ブリッジがするすると、
    受け入れ準備に余念ありません。

  • もやい綱をシュート。<br />そのまま横滑りするように寄せて行きます。<br />何の躊躇もなく、しかも手早く、乗っている我々には<br />反動の揺れ一つ無い。<br /><br />う〜ん、プロの技。<br />

    もやい綱をシュート。
    そのまま横滑りするように寄せて行きます。
    何の躊躇もなく、しかも手早く、乗っている我々には
    反動の揺れ一つ無い。

    う〜ん、プロの技。

  • 思わず、キャプテンに向けて手を振ったら返してくれる<br />なんて、余裕です。<br />

    思わず、キャプテンに向けて手を振ったら返してくれる
    なんて、余裕です。

  • ブリッジが5デッキへ向けて伸びる伸びる。<br /><br />さぁ、我々もこれからパスポートを受け取って、<br />街歩きに出発です。<br />

    ブリッジが5デッキへ向けて伸びる伸びる。

    さぁ、我々もこれからパスポートを受け取って、
    街歩きに出発です。

  • この時期の上海と来れば、万博見物と来る筈が、さに<br />在らん。<br />何しろ本日、接岸10:00離岸17:00の予定。<br /><br />こういった、国挙げての行事、しかも大中国の人々が<br />雪崩打って押し寄せようと言う場に、正味5時間とは<br />微妙に過ぎる。<br /><br />ツアーに入れさえすれば、時間不安からは開放される<br />と踏み、普段からフリーが旨の我々がここぞと参加を<br />決めたツアーそのものが、人数不足による催行不可、<br />とか。<br /><br />と、言う訳で旬の楽しみを目の前に、みすみす指を<br />咥えつつも次善策を講じた我々、意見の一致を見た<br />のが、上海博物館と、女子供には外せない、小籠包<br />(ショウロンポウ)など小吃(シャオチー軽食)の<br />食べ歩き。^^<br /><br />さて、まずは中国に入国させて貰わねばなりません。<br />出口5デッキへ降りると、そこは中国語飛び交う、<br />カオス状態。<br /><br />このクルーズは、ここ上海から出航、そして帰港する<br />のが、コスタ社のメイン航路で、9対1と言う中日比が<br />語っているように、我々のような福岡発着は、言わば<br />サイドビジネスです。<br /><br />ここでメインの中国人が大挙下船、そして又午後同じ<br />だけの中国人を乗せ、再び我々と共に、福岡を目指し<br />ます。<br /><br />今や、その1200人が一堂に参集しつつあるこの<br />出口、入国する前にまず出して貰うのが、いつになるの<br />やら・・。<br />すると、中国客を尻目に、我々外国旅行者を優先する<br />かのように誘導が入り、以後いともするすると運ばれ<br />るままに、気付けばタクシー乗り場。<br /><br />透明なボーディング・ブリッジを歩むも、飛行機で海を<br />跨ぐのと大差なく、けれどもやはり上陸とは船でやって<br />来てこそ似つかわしい言葉だと思ったのは、後のこと<br />でした。<br /><br />さて、いの一番に博物館に向かうとします。

    この時期の上海と来れば、万博見物と来る筈が、さに
    在らん。
    何しろ本日、接岸10:00離岸17:00の予定。

    こういった、国挙げての行事、しかも大中国の人々が
    雪崩打って押し寄せようと言う場に、正味5時間とは
    微妙に過ぎる。

    ツアーに入れさえすれば、時間不安からは開放される
    と踏み、普段からフリーが旨の我々がここぞと参加を
    決めたツアーそのものが、人数不足による催行不可、
    とか。

    と、言う訳で旬の楽しみを目の前に、みすみす指を
    咥えつつも次善策を講じた我々、意見の一致を見た
    のが、上海博物館と、女子供には外せない、小籠包
    (ショウロンポウ)など小吃(シャオチー軽食)の
    食べ歩き。^^

    さて、まずは中国に入国させて貰わねばなりません。
    出口5デッキへ降りると、そこは中国語飛び交う、
    カオス状態。

    このクルーズは、ここ上海から出航、そして帰港する
    のが、コスタ社のメイン航路で、9対1と言う中日比が
    語っているように、我々のような福岡発着は、言わば
    サイドビジネスです。

    ここでメインの中国人が大挙下船、そして又午後同じ
    だけの中国人を乗せ、再び我々と共に、福岡を目指し
    ます。

    今や、その1200人が一堂に参集しつつあるこの
    出口、入国する前にまず出して貰うのが、いつになるの
    やら・・。
    すると、中国客を尻目に、我々外国旅行者を優先する
    かのように誘導が入り、以後いともするすると運ばれ
    るままに、気付けばタクシー乗り場。

    透明なボーディング・ブリッジを歩むも、飛行機で海を
    跨ぐのと大差なく、けれどもやはり上陸とは船でやって
    来てこそ似つかわしい言葉だと思ったのは、後のこと
    でした。

    さて、いの一番に博物館に向かうとします。

  • 上海の何て事の無い、しかし生活臭ふんぷんな辺りに<br />繰り出し、一筋川を渡ったと思ったら、とたんに片側<br />5車線の広々した界隈。<br /><br />それが外灘(外国人の河岸)と呼ばれ、かつてここに<br />生活していた英米人からはThe Bund(バンド <br />埠頭 築堤)と言い慣わされていた租界地域です。<br /><br />ここは、映画“太陽の帝国”の、スピルバーグ描く<br />華やかなりし頃の映像が印象的だった言わば中国の<br />中の外国。<br /><br />租界だった18世紀半ばから実質100年程の間に、<br />次々建てられた西洋建築は実に50を数え、各国銀行<br />として機能、今や美しい建築はそのまま、観光スポット<br />として内装を改めブティックやカフェとして<br />集客する、上海のレトロモダン地区です。<br /><br />右手に眺めながらしばらくで右折、今度は高架道路の<br />連なる地域。<br />など、スイッチを切り換えるように次々、違う映像が<br />目の前に展開する内、はや目的地に。<br />広大な緑地の木々の間から、見え隠れするのは、話に<br />聞く青銅器の「鼎」を模した建物。

    上海の何て事の無い、しかし生活臭ふんぷんな辺りに
    繰り出し、一筋川を渡ったと思ったら、とたんに片側
    5車線の広々した界隈。

    それが外灘(外国人の河岸)と呼ばれ、かつてここに
    生活していた英米人からはThe Bund(バンド 
    埠頭 築堤)と言い慣わされていた租界地域です。

    ここは、映画“太陽の帝国”の、スピルバーグ描く
    華やかなりし頃の映像が印象的だった言わば中国の
    中の外国。

    租界だった18世紀半ばから実質100年程の間に、
    次々建てられた西洋建築は実に50を数え、各国銀行
    として機能、今や美しい建築はそのまま、観光スポット
    として内装を改めブティックやカフェとして
    集客する、上海のレトロモダン地区です。

    右手に眺めながらしばらくで右折、今度は高架道路の
    連なる地域。
    など、スイッチを切り換えるように次々、違う映像が
    目の前に展開する内、はや目的地に。
    広大な緑地の木々の間から、見え隠れするのは、話に
    聞く青銅器の「鼎」を模した建物。

  • 難なくやって来たエントランス、なかなか縮まらない<br />列に並ぶ事、10分でようやく日陰にそして更に5分。<br /><br />見れば厳しいセキュリティが敷かれ、ゲートをようやく<br />潜るも、オーディオ・ガイドを借りる為には、再度<br />ゲートの外に出る必要があり、やれやれと借り出せば、<br />も一度チェックが入り、と動線にとっても無駄を感じ<br />つつようやく、チケット売り場・・。<br /><br />ぐるり探すも、どうやらお国の施設だからか常設展は<br />無料のようで、ガイド本に記載のない訳がようやく判り<br />ました。<br />太っ腹な配慮に与り、ありがたく見学を始めましょう。<br /><br />ここの見学を含め、市内見学のツアーもあったのですが、<br />日本語のオーディオ・ガイドが借りられると聞いたので、<br />当てにしてやって来た我々、意気揚々と向かったのは、<br />当館の目玉、中国一の所蔵を誇る、青銅器フロアーです。<br /><br />画像は、当館のシンボルであり、建物のモデルでもある<br />“大克鼎”<br />

    難なくやって来たエントランス、なかなか縮まらない
    列に並ぶ事、10分でようやく日陰にそして更に5分。

    見れば厳しいセキュリティが敷かれ、ゲートをようやく
    潜るも、オーディオ・ガイドを借りる為には、再度
    ゲートの外に出る必要があり、やれやれと借り出せば、
    も一度チェックが入り、と動線にとっても無駄を感じ
    つつようやく、チケット売り場・・。

    ぐるり探すも、どうやらお国の施設だからか常設展は
    無料のようで、ガイド本に記載のない訳がようやく判り
    ました。
    太っ腹な配慮に与り、ありがたく見学を始めましょう。

    ここの見学を含め、市内見学のツアーもあったのですが、
    日本語のオーディオ・ガイドが借りられると聞いたので、
    当てにしてやって来た我々、意気揚々と向かったのは、
    当館の目玉、中国一の所蔵を誇る、青銅器フロアーです。

    画像は、当館のシンボルであり、建物のモデルでもある
    “大克鼎”

  • BC6世紀からBC476年 “八牛コンテナ”。<br />中国語表記では理解が及ばなかったり、対応する<br />漢字が無いのは、並んだ英語を借りて、日英<br />ちゃんぽん表記します。<br /><br />青銅器ゾーン、1歩入ると、この8頭の牛が<br />行く手を阻むかにお出迎え。<br /><br />祀事用なのか、実際入れ物として使われたのか、<br />蓋の上に戯れる牛の精緻さに、まず驚いてしまう。<br /><br />奈良博物館の奥に、青銅器コレクションがあって、<br />一堂に様々な型を見られるのですが、いわゆる<br />ステレオタイプな同一規格品であって、目の前の<br />牛の群れがいかに、名も無い作者の心血注ぐ“作品”<br />かと思いを馳せました。<br /><br />かつて確かに生きていた作者や、これを使用した人などの<br />息吹が感ぜられて、しばらく魅入ってしまいました。

    BC6世紀からBC476年 “八牛コンテナ”。
    中国語表記では理解が及ばなかったり、対応する
    漢字が無いのは、並んだ英語を借りて、日英
    ちゃんぽん表記します。

    青銅器ゾーン、1歩入ると、この8頭の牛が
    行く手を阻むかにお出迎え。

    祀事用なのか、実際入れ物として使われたのか、
    蓋の上に戯れる牛の精緻さに、まず驚いてしまう。

    奈良博物館の奥に、青銅器コレクションがあって、
    一堂に様々な型を見られるのですが、いわゆる
    ステレオタイプな同一規格品であって、目の前の
    牛の群れがいかに、名も無い作者の心血注ぐ“作品”
    かと思いを馳せました。

    かつて確かに生きていた作者や、これを使用した人などの
    息吹が感ぜられて、しばらく魅入ってしまいました。

  • 水盤。<br />とある、同じ春秋時代の何とも遊び心溢れるこちら。<br />

    水盤。
    とある、同じ春秋時代の何とも遊び心溢れるこちら。

  • 何て愛らしい。<br />両腕を丸く広げたくらいの大きさに、点々と水鳥やら<br />魚が遊んでいる、日々これを眺めたのは誰あろう女性<br />でしょうか。<br />権力者が、その細君にあるいは恋人に贈ったのかも<br />しれません。<br />

    何て愛らしい。
    両腕を丸く広げたくらいの大きさに、点々と水鳥やら
    魚が遊んでいる、日々これを眺めたのは誰あろう女性
    でしょうか。
    権力者が、その細君にあるいは恋人に贈ったのかも
    しれません。

  • ベル。<br />お察しのように、音階を奏でます。<br />どう言った用途なのかは今後調べます。^^<br />音声がスポットで流されていましたが、幽玄な重い音、<br /><br />さほど大きな音ではありません。<br /><br />およそお寺の鐘のように、遠くに向けての合図など<br />ではなさそうで、例えば祭祀用でしょうか。<br /><br />他にも、龍や牛の形ごと物入れにした、装飾的なもの<br />など、足を留めさせるあれやこれやが大物量で迫って<br />くる、とんでもゾーンを泣く泣く駆け足で巡ってきま<br />した。<br /><br />明日は、景徳鎮磁器の世界に遊びます。

    ベル。
    お察しのように、音階を奏でます。
    どう言った用途なのかは今後調べます。^^
    音声がスポットで流されていましたが、幽玄な重い音、

    さほど大きな音ではありません。

    およそお寺の鐘のように、遠くに向けての合図など
    ではなさそうで、例えば祭祀用でしょうか。

    他にも、龍や牛の形ごと物入れにした、装飾的なもの
    など、足を留めさせるあれやこれやが大物量で迫って
    くる、とんでもゾーンを泣く泣く駆け足で巡ってきま
    した。

    明日は、景徳鎮磁器の世界に遊びます。

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