ライン・マイン・ドナウ【08】ケルン大聖堂はドイツ魂を体現しているのか？

2010/10/14 - 2010/10/14

2010年10月14日（木）

バスは再びライン川を渡って左岸のアルトシュタットに戻り、旧市庁舎、市庁舎の立派な建物を車窓に見る。

そして、バスを降り、いよいよ大聖堂だ。


近くで見上げたとき頂点を見ることのできないほど高く、偉大な建築物は、単に大きさだけでなくデザインでも、圧倒的な迫力で私に迫ってくる。

そして、何かを強く訴えているように感じさせる。

「何か」。それはドイツそのものではないだろうか。


前には、たくさんの「おもらいさん」が立ち、あるいは座っているが、その姿には大聖堂と言う背景が、よく似合っているように感じる。

大聖堂が、不思議な雰囲気を発散しているためと思う。


しかしこれだけ偉大な存在なのに、眼前で全体を見ることに不自由を感じる。

それを眺めるポイントが対岸であったり、郊外であったり、付近に不足しているのが不思議だ。


この建物は1248年に着工し、1880年に完成した。

この期間中には長い休止を含んでいる。

だが、休止期間を含みつつも、現在の完成レベルまで漕ぎつけた執念は、人間の一つの可能性を示しており、同時に恐るべきと感じる。


数多くある世界遺産の中でも、傑出したものではないだろうか。


この記事の写真は「ソフィーさんのマイページ」（訪問56カ国、文章1,750件　写真8,000枚）、にあります。
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（片瀬貴文　2010.11.05）

エリア ケルン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

ケルン大聖堂前に立つ
仮装人

ケルン大聖堂前で
犬とともに魂の安息を与えてくれようとする人

ケルン大聖堂

ケルン大聖堂
広大なステンドグラスの一部

ケルン大聖堂に向かい
音楽を奏でる人びと