2010/10/08 - 2010/10/18
1628位(同エリア2525件中)
菊花さん
ベルリン2日目から、いきなり負の遺産。
日中はアンハルター駅に立ち寄った後、
ザクセンハウゼン強制収容所へ。
夜はオペラ「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
(このオペラもナチスとは因縁ありだな、そういえば。)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
★2日目
さあ、今日からベルリン探索ですよ。
ホテル最寄りのU2-Maerkisches Museum駅から5駅でPosdamer Platz駅。 -
そこから少し南に歩いて行くと・・・あ、熊。
-
また、熊。
-
そして着いたのがここ、アンハルターAnhalter駅。
駅舎は戦争で壊滅的な被害を受け、その後もなんとか使い続けたものの、とうとう1950年代にファサードを残して爆破された結果が、これ。
映画「ベルリン天使の詩」で刑事コロンボ(ピーター・フォーク)が「変な名前の駅、列車が止まるのでなく、駅が止まってる駅」と言っているのがこの場所。 -
現在のアンハルター駅は完全地下。
次の目的地に向かってS1でGO。 -
S1に約45分乗って、オラニエンブルクOranienburg駅に着く。
郊外と思いのほか駅で人が降りるので少しびっくり。
オラニエンブルク駅は、ベルリン鉄道圏Cゾーンのほぼ北限。
つまり、ウェルカムカードのABCゾーン券を持っていれば、新たに切符を買わずに行けるってことです。 -
駅前の通りは・・・おもいっきり全面的に工事中でした。
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ザクセンハウゼン強制収容所Gedenkstaette / Museum Sachsenhausenに行くにあたっては、事前に公式サイトから地図を印刷しておいたし、Google Mapの地図も印刷していたので道に不安はなかった。
それでもやっぱり大きな交差点にはちゃんと標識が出ているのは嬉しい。 -
オラニエンブルクのゆったりとした住宅街を、てくてく。
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紅葉がきれいだねー。もう10月だもんねー。
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TODESMARSCH(死の行進)
この記念碑があるということは、強制収容所はもう近い。 -
ずいぶん人が来てるなと思ったら、駐車場には団体バスがずらりと並んでいました。
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正面入り口。
駅から徒歩約30分で到着です。(私は歩くのがかなり早いと思う。)
入ってすぐの建物(図書館&アーカイブ)では英語のオーディオガイドも貸し出していたみたい。
ザクセンハウゼン強制収容所公式サイト
http://www.stiftung-bg.de/gums/index.htm -
収容所入り口までの壁には、写真展示解説あり。
1933年のナチス台頭から1950年のソビエト・キャンプまでの歴史が解説されていた(はず)。 -
博物館の展示物も興味深いものが多かった。
ただ、当然のことながら基本の解説はドイツ語だし、付属の英語の解説も適度に充実はしているのだが、いかんせんこちらに語学力が無いので、書かれていることの1割も理解できず。 -
いよいよ収容所の門。
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収容所入り口の扉にはArbeit Macht Frei(働いて自由に)の文字が。
すさまじい言葉を選んだもんだな、ナチスも。 -
中は、ぽっかーんと口が開いてしまうほど広くて、こんな場所でなかったらピクニックしたいくらい。
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当時の収容棟を改修して、中が展示室になっている。
一部、トイレやお風呂など、当時のまま残っている部屋もあった。
それらが当時も相当ボロかったのだろうけれど、その後の歳月の傷みも加わったのだろう、本当にすごいことに。 -
正直言って、きれい過ぎる展示室からは当時の何かを思い起こすことはできなかった。
展示されているものからの想像はできてもね。 -
でも、この空間に収容棟(というかバラック)が建ち並んで、そこに囚人服をまとい希望を失った人たちが、同胞の死体とともにひしめいていたというのは壮絶な光景だよね。
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監視塔の中には、証言と映像の資料が。
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ソ連時代の収容棟は窓がふさがれていた。
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ドイツの生徒たち(中学生くらいの年齢かな?)が、団体で来ていた。
真面目歴史に向かい合う、というよりも、みんなではしゃいでる雰囲気。
あー、でも、彼らにとっても、真面目に向き合うには重すぎて照れ隠しではしゃいでるんだろうか。
それとも、歴史教育にちょっと飽きてたりするのかな。
でも、どういう形であれ戦争の負の遺産に向き合う機会があることは、いいことだと思う。 -
炉の名残。
私が日本人で火葬文化に親しんでいるせいなのか、「遺体を焼く為の炉がある」というコトそのものに対する嫌悪感や恐怖感は、なかなか抱きにくい。
それでも、殺害された方々の遺体を連日連夜焼却処分し続けても処理しきれないというコトの異常さは、分かる。 -
積み上げられた薪。捨てられた遺体。
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有名な、シャワー室。
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ここで何がなされたのかは本からの知識として知っている。
それがドイツ的生真面目さから徹底的に行われてしまったらしいこともまた知っている。
その時代は、そうすることが善だった(らしい)ことも、分かる。
でも、どうして人はそこまで麻痺してしまえるのか分からない。
いや、麻痺してしまわないと為せない行為だった、ということか。 -
囚人服につけられた逆三角形、そのマークが描かれた記念碑。
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国別の慰霊碑の前にはたくさんの花が。
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フツーに門を出てふと目をやると、少しアートな慰霊碑が林の中に。
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立派な建物は勿論、SS達の建物です。
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何かが分かったような、分からないような。
とりあえずオラニエンブルク駅方面に戻りましょう。 -
ゆったりとした空間にほっと一息。
おや、こんな所にも空手教室が!と思ったら・・・漢字、裏返ってますけど!(笑) -
駅へ戻るべき角を曲がらず、そのまま真っ直ぐ道を進むと
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やがて川と橋が見えてきて
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あ、つまづきの石。
ここに当時ユダヤ人が住んでいて、そして強制収容所へ送られてしまったのだ。 -
その橋の対岸にあるのがオラニエンブルク城。
建物内部そのものはフツーだし、西洋絵画に興味が薄い私にはフーンな展示品が多かった。
が、一部のオリエンタルな壷や、黄金?の壷は興味深く。 -
そうこうしているうちに電車の時間。
慌ててオラニエンブルク駅に戻る。 -
いったんホテルに戻ってシャワーを浴び、軽く睡眠を取ってから夜の部スタート。
オペラだ、オペラだ、わーい。 -
U2-Stadtmitte駅で降りて、フリードリッヒシュトラーセFriedrichstr.を歩くと、あ、熊。
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道端にちょっと怖い人形があってびっくりしたり。
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観光馬車にであったり。
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さあ、ここが目的地。コーミッシェオーパーKomische Operですよ。
公式サイト
http://www.komische-oper-berlin.de/
外見は愛想の無い四角な建築物だけれど、 -
一歩入ると、中は素敵にできています。
やっぱオペラ劇場はこうじゃなくっちゃ。 -
写真はちょっと暗いけど、コーミッシェオーパーの客席の様子。
2階(1.Rang)正面から、左側客席を見る。 -
私が見たオペラ「ニュルンベクルクのマイスタージンガー」は、ホモキ演出の新制作。
客席の9割が埋まっていたのもうなずける、ブラボー!な出来でした。
幸せ、幸せ。
(写真は、3階(2.Rang)客席後方の飾り)
そんなこんなで今日もおしまい。
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