2010/09/10 - 2010/09/20
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funasanさん
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マチュピチュではワイナピチュ登山が人気であるが、インカ道を歩く「インティプンク遺跡」へのハイキングもいい。片道1時間程度で行けてマチュピチュ遺跡やワイナピチュを高所から見渡せる。また、もっと手軽にインカ道の凄さを体験できるのが「インカの橋」見学である。片道20分程度で絶壁に造られた「インカの橋」に着く。また、ここまでのインカ道も凄い。少しの距離ではあるが、これらのインカ道を歩くことによってインカ帝国のイメージが広がる。インカ帝国恐るべし!
写真:絶壁に造られた「インカの橋」
私のホームページ『第二の人生を豊かに―ライター舟橋栄二のホームページ―』に旅行記多数あり。
http://www.e-funahashi.jp/
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我々のマチュピチュ村での宿泊ホテルは駅のすぐ裏手にある3星ホテル「インティプンク」(写真)である。
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ごく普通のホテルで客室(写真)は狭い。バスルームのシャワーのお湯の出が悪く、バスタブはない。
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マチュピチュ村は山深い小さな村、4階の客室からの眺め(写真)が良いのが救いである。
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ホテル目の前にマチュピチュ駅があり、駅からのアクセス抜群!ただし、夕方から夜まで発着する列車の音がうるさい。しかし、毎日早朝出発が続いたので、夜9時には眠くなりベッドにもぐり込む。汽笛の音が子守唄に聞こえる‥‥。(熟睡)
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夜早く寝るので朝4時頃になると自然に目覚める。マチュピチュ村は遺跡見学や登山の基地なので朝が早い。朝食レストラン(写真)は朝5時からオープンする。
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早めにレストランに行き自分流の朝食メニュー(写真)を作る。種類はそれ程多くはないが、これで十分であろう。パンとコーヒーがイマイチ。それ以外はおいしい。
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朝7時、ホテル出発。この日は自由観光なのでバスチケット(往復12$)遺跡入場券(122ソル)を購入(合計約4700円)して再びマチュピチュ遺跡観光に出かける。写真:朝のサンクチュアリ・ロッジ
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昨日と同じコースであるが、雲がかかったワイナピチュ(写真)は幻想的で悪くはない。
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リャマとマチュピチュ遺跡(写真)
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見張り小屋の東側には広いテラス(写真)がある。今日は、このテラスの下についているインカ道を「インティプンク」へと歩く。
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「インティプンク」へのインカ道(写真)は非常に整備されており歩き易い。この道はマチュピチュから遥か彼方にあるインカ帝国の首都クスコまで続いている。
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インカ皇帝が1年に1回、この道を通ってクスコからマチュピチュまでやって来たという。皇帝の道の最後を飾るのが「インティプンク」から「マチュピチュ」までの道のりである。今日はここを歩く。
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眼下にサンクチュアリ・ロッジ(写真)が見える。広い芝生に面したテラス付の客室(マウンティンビュー・テラス付)に泊まれば極上のマチュピチュが体験できる?注:1泊3食10万〜12万円(2人分)
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「インティプンク」に至るまでに遺跡(写真)が2つある。最終目的地マチュピチュに入る前に、皇帝はここで一休みし儀式を執り行う。
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2つめの遺跡(写真)。インカ道の脇に作られたこの2つめの遺跡は結構しっかりできている。インカ皇帝は決して歩かず、どんなに険しい道でも従者にかつがせたという。
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クスコからはるばる山を越えてやってきた皇帝一行は「インティプンク」ではじめてマチュピチュと対面する。写真:インカ道に造られた遺跡
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皇帝一行はインティプンクで儀式をあげた後、至近距離のマチュピチュに至るまでに、更に2回も儀式を執り行う。写真:インカ道を修理する人
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この念の入れようは皇帝のマチュピチュへの思い入れの強さを表している気がする。やはりマチュピチュはインカ帝国の特別な聖地だったのでは?
写真:インカ道を修理する人達 -
急峻な山の登山道にもかかわらず、インカ道(写真)は非常に整備されている。不思議なことに、一般の庶民は川が流れる下の道を通り、皇帝や貴族など高貴な人達は山道(インカ道)を通ったという。
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正面にインティプンク遺跡が見える。ここにも急峻な斜面に段々畑が作られている。
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段々畑は深い谷底(写真)に落ちていく。段々畑は下方から作り上げてきたということだが、一体どうやって(手作業で)作ったのか?
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インティプンク到着。ここは標高2720mで、ワイナピチュの山頂(2690m)より高い。
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インティプンクから先、インカ道(写真)はどこまでも続く。3泊4日のインカ道トレッキングに参加すると、登山者は密集した植物に覆われた原野を抜け、ジャングルのような山や白く雪の積もる山を越えて、ここインティプンクに着く。
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そして、インティプンクの峠に立ってはじめてマチュピチュ(写真)と対面する。感激もひとしおであろう!
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インティプンクとは太陽の門を意味する。冬至と夏至の日の朝、ここの門を通った光がマチュピチュ遺跡の「太陽の神殿」の2つの窓から中に入り暗い神殿内を照らすという。この設計は古代エジプトのアブシンベル神殿における「太陽の奇跡」と同じ。詳しくは以下の私の旅行記参照。
http://4travel.jp/traveler/funasan/album/10434370/ -
インカ道トレッキング隊もインティプンクの手前で前夜のキャンプを張り、早朝、インティプンクに登る。そして、朝日がインティプンク(太陽の門)を通ってマチュピチュ遺跡(写真)を照らす瞬間を拝む。
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インカ皇帝が通った道を、自ら歩いてマチュピチュに行くインカ道トレッキングは人気が高い。古(いにしえ)のインカの時代に想いをはせながらインティプンクを後にする。
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マチュピチュ遺跡内にはトイレがない。よって、インティプンク・ハイキング終了後、一旦、遺跡を出てランチ・トイレ休憩をする。
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遺跡入り口付近にあるスナック・バー「エル・ミラドーア」に入る。各種サンドイッチ(写真)があるのでランチにいい。
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野菜サンドイッチ(20ソル、600円)を買う。アボカドが沢山入っている野菜サンドでそれ程うまくはない。営業時間は7:00〜16:00
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ランチの後、再び遺跡に入場し、見張り小屋付近のテラス(写真)で昼寝をする。これが実に気持ちいい。30分ばかり熟睡する。
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昼寝の後、「インカの橋」見学に出かける。
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インカ道は整備されて歩き易いが、断崖絶壁の小道なのでスリルがある。写真左の小道を20分ばかり進む。
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途中に段々畑(写真)が作ってある。これは「畑」ではなくて、土砂崩れ防止のためらしい。現代の砂防ダムのようであるが、断崖絶壁に作り上げるというのが凄い!
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左側はそそり立つ巨大な壁、右側は谷底まで切れ落ちた断崖、その真ん中にインカ道(写真)が作られている。
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垂直に切れ落ちた断崖に、石で積み上げた用壁(写真)が作ってある。どうやって下から石を積み上げていくのであろうか?
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石のガードレール(写真)も出来ているのに驚く。これがなかったら怖くて歩けないし、恐らく土砂崩れで道が崩壊していたであろう。
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よく見ると、石のガードレールの所々に穴があいている。豪雨の時の排水口の役目をすると思われる。
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いよいよクライマックス、「インカの橋」近し。
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写真中央に「インカの橋」が見える。
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ほぼ垂直な一枚岩の絶壁に石を組み、橋を架ける。橋には3本の丸太が架かっており、敵が侵入してきたら丸太を落とす。難攻不落のインカ道である。この先は進入禁止。
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「インカの橋」見学で私はかなり興奮した。気持ちを抑え(クールダウン)のために、見張り小屋(写真)付近の芝生で休憩する。
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目の前にマチュピチュ遺跡とワイナピチュの全貌が見える。恐らく、再びここに来ることはないので見飽きるまでこの風景を楽しむ。
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雨がパラパラしだしたので午後3時頃に下山し、マチュピチュ村(写真)に帰る。川に沿って高級そうなホテルが数件建っている。
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マチュピチュ村は小さく、それ程魅力的でもない。日本の山間に開けた温泉街という雰囲気である。
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今夜のディナーのレストランを探しに村をぶらぶらする。これが楽しい。旧アグアス・カリエンテス駅のホーム(写真)にはレストランが軒を並べる。
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人通りの多い通りに面したレストランに入り、屋外の席に座って今夜のディナーにする。ピザ(22ソル、660円)Good. マチュピチュ村にはピザ屋がやたらと多い。
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トラウトのムニエル(25ソル、750円)。トラウトが2枚重なっているので妻と1枚づつ食べる。Very Good. 2日間にわたってマチュピチュ遺跡を十分堪能したので安らかな気持ちになって眠りに入る。(午後9時就寝)
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