てくてく散歩＠京都　建仁寺

2010/07/04 - 2010/07/04

京都には今まで数え切れないほど訪れているにもかかわらず、
ここ祇園のど真ん中にある建仁寺には本日初めての訪寺。

建仁寺は京都最古の禅寺で
開山の栄西禅師は「禅」だけではなく、「喫茶」の法を普及した茶祖でもあるそうです。

栄西さんの伝えた茶文化が、今のカフェ文化に繋がるんですね。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

境内に一歩足を踏み入れると、ここが祇園だということを全く忘れてしまうぐらいの静寂な空間と時間が流れています。

本坊
禅宗寺院の台所であった庫裏です。
こちらで、拝観料を払います。
禅宗寺院は写真撮影可能なところがわりと多くて、嬉しいな。

栄西禅師が説かれた
大いなる哉（かな）　心（しん）や
（人の心は本来自由で大らかである）

いきなり目に飛び込んできた色鮮やかな「風神雷神図屏風」
俵屋宗達　筆
複製ですが、そのダイナミックな構図と躍動的な動きに目を奪われました。

まさに天空の共演ですね。

風嚢（かざぶくろ）を持った風神

連鼓（れんこ）を背負った雷神

大雄苑（だいおうえん）
枯山水の方丈前庭
手前に広がる白砂の広さが印象的で、穏やかな波のようでした。

正面に法堂を望みながらしばし無心になろうと試みましたが、
蒸し暑すぎて・・・
邪念が多すぎるとダメですね。

方丈の本尊は十一面観音坐像です。
残念ながらお顔ははっきりと拝見出来ませんでした。

見えないとなると、ますます見たくなるのが心情・・・

どんなお顔されているか皆さんも気になるでしょう？＾＾

ということで、十一面観音様のお姿を本からちょっと拝借

うぅ〜ん、お美しい！！

横には栄西禅師の賭け軸

襖絵　
「生々流転」

「伯楽」

「深秋」

どの襖絵にも動きと奥行きを感じます。
絵心の全く無い私ですが、ベタベタと余計なものが書かれていない襖絵って
シンプルで素敵です。
シンプルな中にこそ意味があるんでしょうね。

方丈中庭
潮音庭（ちょうおんてい）
中央に三尊石を配しています。

回廊で囲まれていて四方から鑑賞出来るようになっているんです。

苔のお手入れ中でした。
ピンセットでそれはそれは丁寧に・・・
ご苦労様です。

暫く毛氈（もうせん）に座ってぼんやり眺めていました。
達磨和尚の前でいびきをかいて眠っている方も（笑）

皆さん、想い想いのスタイルでくつろいでおられました。

本坊の前にある不思議な「○△□の庭」
これって本当にまる三角四角って読むんですね。
○と□は判りましたが、△がわからない・・・

カンニングしちゃおうっと！！

えぇぇ〜そこに三角？
この三角はわからないなぁ〜＞＜

世の中はすべて○△□で成り立つ」という禅の教えだそうですが・・・
うぅぅ〜ん、難解！！

「大雄苑」　「○△□乃庭　」「潮音庭」と趣がどれも異なっていて非常に楽しめました。

三つのお庭の内、個人的に落ち着いたのが潮音庭です。
風神雷神図屏風を三尊石の向こうに望むこの場所
私にとってのお気に入りのお昼寝場となりました。


さ〜重いお尻をあげて、雲竜図と釈迦如来様に会いに行きましょう。

法堂（はっとう）へと向かいます。

法堂
現存する京五山の法堂としては、相国寺に次いで古いそうです。

一歩足を踏み入れると、そこには見事なまでの阿吽の龍が天井一杯に描かれていて、まさに龍ワールド！！
ものすごい迫力です。

暫く、あんぐり口を開けて見入ってしまいました。

阿形の龍は手に玉を持っていますが、何か意味があるのかなぁ？

この双龍は平成１４年、創建８００年を記念して小泉淳作画伯の筆によるものらしいです。

法堂内の広い天井の弥壇にはご本尊の釈迦如来さまがおられ、
脇時には釈迦の十大弟子の阿難（あなん）・迦葉（かしょう）尊者像

真近でお顔を拝見することは出来ませんでしたが、落ち着いた優しいお顔の雰囲気が伝わってきました。

さて、ここでも皆さんの熱烈なオファーにお答えするが為に？＾＾
ご本尊の釈迦如来様に本から出てきて頂きました。

あ〜ありがたや

三門
御所を望む楼閣という意味で「望闕楼（ぼうけつろう）」と名づけられたそうです。
風格があってとても立派です。

勅使門（ちょくしもん）
閉まってました。
後から、調べたらはばかって開かずの門としているお寺が多いそうです。
さて、はばかるとは？なんぞや。

さ〜お待ちかね(個人的に）
本日のメインイベント

今使っている御朱印帳が残すところわずかとなっていて、
以前雑誌で見た風神雷神と雲龍図の朱印帳に一目ぼれしてしまった私は、次の御朱印帳は建仁寺の物と決めていたんです。

ということで、ゲットした御朱印帳
う〜ん、素敵、かっこいい、しぶい！！
プチ自慢です。って、誰に自慢しよう（笑）

建仁時、厳しい禅寺であるにも関わらず、なんとも開放的な雰囲気でとても落ち着けるお寺でした。
皆さんも祇園散策に疲れたときは、是非こちらでお昼寝なんて如何でしょうか？（笑）

さ〜私は、お茶の開祖栄西さんにあやかって、禅的気分でちょっと一服して帰ることにしようかな。
スウィーツもついでに・・・＾＾

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2010/10/23 21:26:02

  はじめまして♪

  こんばんは〜〜み〜ちゃん様♪
  
  建仁寺の旅行記に遊びに来てます♪
  私も建仁寺は大好き。
  祇園のど真ん中にあるのに、あの静寂感はたまらないですよね〜
  それに、いろいろと趣向を凝らした庭園があるし、
  天井の龍の画も素晴らしい♪
  
  それにしても、素敵な御朱印帳ですね〜
  ほんと、渋いです！！
  ここでいっぱいいろいろな人に自慢してくださいね。
  
  また遊びに来ますね〜。
  これからも宜しくお願い致します。
  
  　　たらよろ

  み〜ちゃんさん からの返信 2010/10/24 21:45:25

  RE: はじめまして♪

  たらよろ様＾＾こんばんは♪
  そして、はじめまして〜
  建仁寺の旅行記においで頂き光栄ですぅ。嬉しいな！！
  そして、コメントまで頂き有難うございます。
  
  建仁寺、あんなに広いとは知りませんでした。
  おまけにとっても落ち着くお寺で、お昼寝にはもってこい＾＾
  見所も多いですよね〜
  
  御朱印帳、たらよろ様にわかって頂いて嬉しいです。
  私の周りの人は「ふぅ〜ん」って感じで、反応鈍くって（笑）
  
  京都、滋賀、奈良の神社仏閣を中心にした旅行記ですが、
  ぼちぼち更新していけたらなって思っています。
  又、気が向いたら遊びに来てくださいね〜♪
  
  こちらこそ、どうぞこれからも宜しくお願いいたします。