2010/09/25 - 2010/09/25
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creusさん
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疲れた自分を癒すために向かった京都。
私にある時間は5時間半。
大好きな京都で癒されたいと選んだ場所は、和食のお店1件と1箇所のお寺。
この2箇所だけで、私は十分癒されるのでした。
その私のとっておきをご紹介します。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
京都の八坂神社のすぐ目の前にある「米料亭 八代目儀兵衛」さん。わたしが京都に来ると必ず立ち寄る場所です。
ランチタイムにお邪魔したのは初めて。料理長に「お昼は丼ものがお勧めです」と言われたので「天とじ丼」を注文しました。
お昼時の厨房は忙しいと聞いていたのですが、みなさんせっせと動かれていて活気があります。
それを眺めながら、お気に入りのお米のシャンパーニュを店長さんにお願いしました。
待つことしばし、出てきました!
お昼のメニューの「天とじ丼」です。
大きなお膳には、土瓶蒸しもついています。
夜は一品ずつなので、どこから手をつけてよいのやらわからず戸惑っていると料理長さんが「お米の上に乗せてしまうとご飯がごまかせてしまうので、まずはお米を味わっていただいて、あとはお好みで真ん中のお皿で混ぜてもよいいですし、お好きにどうぞ」と言ってくださいました。
それでは、手を合わせて押しいただきます。 -
まずは、もちろんご飯です。
ここ「八代目儀兵衛」さんは、本来お米やさんです。社長が長年をかけて開発した特注のお釜で炊かれるこのお米たちが主役なのです。
わたしは、このお釜で炊かれたご飯にフランスで会いました。そんなご縁で日本に戻ると必ず寄らせてもらっていますが、このお釜は本物です!
お米マイスターである社長、橋本さんがブレンドするお米たちは、このお釜でさらに磨きをかけられ、お椀の中でスターになるのです。
一粒一粒が「僕も見て!」「食べて!」と言っているようです。
まずは、一口。。。
米が立つということを口の中で感じることができ、さらには噛めば噛むほど甘みとうまみを味わうのです。
「おいしい♡」
と思う前に、ついつい顔がほころんでしまうのです。
このおいしいお米で、癒されている私がいるのでした。 -
さて、料理長がお勧めしてくれた「天とじ丼」。お米を味わった後は天とじをいただきます。
なんやらこの天とじよく見るときらきらと光っているのです。
最初は、半熟の卵なのかと思っていのですが、いざ口に運んでみると「あらっ、これは・・・」。
それは、とろみのついたお出汁でした。下には半熟の卵がふんわりと。そして、てんぷらをきらきらと光輝かせるお出汁がとろ〜りとかけられているのでした。
てんぷらは、もちろんサクサク!!
しっかりとしたいつものこのお出汁の味がわたしは大好き。
それぞれのパーツを味わったあとで、先ほどのご飯と一緒にいただきました。お米と卵、そしてお出汁のコンビネーションは私好みで、終始ニコニコしていました。
お漬物もあっさりとしていて、小さい器にもられてくるちりめん山椒や昆布などがいいアクセントです。
一緒に登場した土瓶蒸しは、きのこが入ったもの。小さなおちょこで味わいながらいただきました。
しつこいようですが、わたしはこの八代目儀兵衛さんのしっかりとしたお出汁が大好きなのです。 -
ここでお米のシャンパーニュの説明をしたいと思います。
これは、八代目儀兵衛さんでオリジナルボトルに入れられている発砲性の日本酒です。
白濁していて、少し甘みのあるお酒です。私は、初めて八代目儀兵衛にお邪魔して以来、このお酒が好きになりまして、毎回飲んでいます。
この日はランチタイムにお邪魔しましたが、いただきました。
フランスでは、「月の桂」を飲むことができるので数回飲んだことがありますが、同じタイプですね。
ぜひ、八代目儀兵衛でのお食事のおともに飲んでみてください。
特に、このお酒の名前が「誓」です。カップルやご夫婦にお勧めです!! -
再度、お米がでてきました。
お昼は「お代わりし放題」ということで、いただいてしまいました。
すると、おこげが乗ってくるではありませんか。
料理長さん曰く、「おせんべいの原型ですから、お塩をちょっとかけてお召しあがりください」とのこと。
これがおせんべいの原型なのですよ!!
八代目儀兵衛のお釜で炊かれたお米がかりっとしたおこげも作り出すのです。
わたしは、このおこげの大ファン!!
かりかりっと香ばしいおこげをいただきました。
通常の3倍近い量のお米を食べているのにもかかわらず食べられてしまう八代目儀兵衛のお米パワーには頭が下がります。
田中店長の話によると、どうやら他のお客さんも同じようなことをおっしゃるとのこと。
おいしいお米は、みんなの胃袋も大きくしてしまうのですね。
おいしいものは、人を癒し、幸せにします。
自然とほころぶその笑顔がなによりもその証拠です。
「おいしかった、ごちそうさま。」
と心から言えるのが、この米料亭八代目儀兵衛なのです。
そして、お米という私たち日本人の心を再認識させてくれる場所でもあると私は思います。
八代目儀兵衛は、「人と人とのご縁を大切にする」ことを一つのポリシーとしています。
「出会い」「一期一会」をテーマにしている私にとっても縁のある場所となっています。
京都に行かれたら、ちょっと贅沢して癒されてみませんか?
お昼の予算は、約1500円。
夜の予算は、4200円〜。
お昼は予約できません。現地で並んでくださいね。夜は、予約をお勧めします。 -
京都の数あるお寺の中で一番好きなお寺がここ「龍安寺」。観光客も多い京都有数の観光スポットではあるけれど、ここのお寺は私にとって思い入れのあるお寺なのです。
今回のテーマは「癒し」。自分がほっとする場所としてここを選びました。 -
門をくぐり、池を左に眺めながら歩いていくと、紅葉時期には真っ赤なもみじのトンネルになる龍安寺の階段が見えてきます。
私はこの階段が大好きで、いつも立ちどまってはしばらくこの階段の下から眺めます。
人が切れるのを待ち写真をとりながら、ゆっくりとまわりの青々とした雰囲気を楽しむのです。
紅葉の時期に日本にいないのが本当に悔しいと思ってしまうほど、ここの紅葉は本当にきれいなんです。 -
龍安寺は石庭として有名ですが、私のお目当ては正面にある石庭ではなく、裏にあるこの蹲なんです。
それは、わたしの実家にある蹲のもとになったもので、私にとっては見慣れたもの。
亡くなった祖父は庭師でしたので、この蹲をこの竜安寺で見て何かを思い、実家の庭を造った際に置いたのだと思います。
以前弟とこの龍安寺を訪れた際には、祖父の庭師としての思いをこの庭を見ながら語りありました。
「吾唯足知」(われ ただ たることを しる)
この言葉は我が家の家訓として、父もよく口にします。この蹲を見ていると自分の心中を整理して再度奮い立たせてくれるような気がするのです。
大きく一呼吸して「よし!頑張ろう!」という気持になるのでした。 -
もちろん、前庭の石庭(方丈庭園)も素晴らしいものです。
とくに、外国の人に好まれているこの庭園は、言葉ではなく国境、人種、宗教を超えて人に何か思うことを伝えるのでしょう。 -
竜安寺を楽しむには、朝一番に来ることが一番です。
人が少ない時間帯に、しっとりとした砂利や苔を見ながら朝の新鮮な空気をすっているだけで心が穏やかになります。
私の癒しは、これで完了しました。
さ!京都駅へもどりましょう。
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