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 滋賀県湖南市西寺にある常楽寺は天台宗の寺で阿星山常楽寺という。和銅年間(708年〜715年)元明天皇勅命により、良弁が開基した阿星寺五千坊の中心寺院として、また紫香楽宮(742年〜745年)の鬼門鎮護として栄えた。延暦年間(782年〜805年)に天台宗に改められたという。「西寺」と呼ばれている。<br /> 国宝の本堂は延文5年(1360年)に僧侶観慶によって再建され、本尊の千手観世音菩薩(重文)(秘仏)、本尊護法像の二十八部衆(重文)、風神・雷神立像(重文)等を安置している。しかし、二十八部衆のうち、2体は昭和56年(1981年)に盗難に合って今はない。風神・雷神立像を含め28体が並んである。国宝の三重塔は応永7年(1400年)頃に建立された。本堂の周りには三十三体の観音石仏が並ぶ。<br /> 草津線石部駅からコミュニティバスで向かった。湖南三山のうち、常楽寺と長寿寺は1km余りしか離れてはなく、歩ける距離である。<br /> 国宝伽藍のお寺で住職が別寺からの通いというのも変な話ではあるが、入山(拝観)は予約が必要であり、閉門時は境内には入れない。「セコムしてます」然でセキュリティを掛けているのは重文像の盗難があったためである。<br /> 最近は毎年、秋の湖南三山同時公開が行われ、この期間中は予約不要である。今年(2010年)の湖南三山めぐりは第6回となり、11月13日(土)〜11月30日(火)、午前9時〜午後4時に設定されている。期間中は滋賀バスの臨時バス運行がある。<br /> 本堂では私の他にはタクシーの運転手がお客さんを案内していた。足がないからだが、タクシーではどのくらいかかるのであろうか。Webで調べると、近江タクシーでは湖南三山めぐり「長寿寺、常楽寺、善水寺」と名うって、甲西駅〜長寿寺〜常楽寺〜善水寺〜甲西駅(Cコース、所要時間/約2.5時間)料金(お一人様あたり)9,150円から20,400円(Aコース、所要時間/約4時間)まであるようだ。湖南三山めぐりは電車とバスだけでは回りきれなかった。途中はタクシーで繋がないととても時間が足りなかった。<br />(表紙写真は常楽寺)

常楽寺-湖南三山国宝巡り

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2008/11/07 - 2008/11/07

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ドクターキムル

ドクターキムルさん

 滋賀県湖南市西寺にある常楽寺は天台宗の寺で阿星山常楽寺という。和銅年間(708年〜715年)元明天皇勅命により、良弁が開基した阿星寺五千坊の中心寺院として、また紫香楽宮(742年〜745年)の鬼門鎮護として栄えた。延暦年間(782年〜805年)に天台宗に改められたという。「西寺」と呼ばれている。
 国宝の本堂は延文5年(1360年)に僧侶観慶によって再建され、本尊の千手観世音菩薩(重文)(秘仏)、本尊護法像の二十八部衆(重文)、風神・雷神立像(重文)等を安置している。しかし、二十八部衆のうち、2体は昭和56年(1981年)に盗難に合って今はない。風神・雷神立像を含め28体が並んである。国宝の三重塔は応永7年(1400年)頃に建立された。本堂の周りには三十三体の観音石仏が並ぶ。
 草津線石部駅からコミュニティバスで向かった。湖南三山のうち、常楽寺と長寿寺は1km余りしか離れてはなく、歩ける距離である。
 国宝伽藍のお寺で住職が別寺からの通いというのも変な話ではあるが、入山(拝観)は予約が必要であり、閉門時は境内には入れない。「セコムしてます」然でセキュリティを掛けているのは重文像の盗難があったためである。
 最近は毎年、秋の湖南三山同時公開が行われ、この期間中は予約不要である。今年(2010年)の湖南三山めぐりは第6回となり、11月13日(土)〜11月30日(火)、午前9時〜午後4時に設定されている。期間中は滋賀バスの臨時バス運行がある。
 本堂では私の他にはタクシーの運転手がお客さんを案内していた。足がないからだが、タクシーではどのくらいかかるのであろうか。Webで調べると、近江タクシーでは湖南三山めぐり「長寿寺、常楽寺、善水寺」と名うって、甲西駅〜長寿寺〜常楽寺〜善水寺〜甲西駅(Cコース、所要時間/約2.5時間)料金(お一人様あたり)9,150円から20,400円(Aコース、所要時間/約4時間)まであるようだ。湖南三山めぐりは電車とバスだけでは回りきれなかった。途中はタクシーで繋がないととても時間が足りなかった。
(表紙写真は常楽寺)

交通手段
高速・路線バス 観光バス JRローカル

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  • 常楽寺山門前の阿星山西経寺本堂。

    常楽寺山門前の阿星山西経寺本堂。

  • 常楽寺山門。

    常楽寺山門。

  • 参道。田圃道だ。

    参道。田圃道だ。

  • 参道。

    参道。

  • 常楽寺山門前の阿星山西経寺本堂。

    常楽寺山門前の阿星山西経寺本堂。

  • 常楽寺前。閉門時。

    常楽寺前。閉門時。

  • 常楽寺。

    常楽寺。

  • 横の三聖権現神社拝殿。天台宗常楽寺の境内にあって寺の護法神であった。

    横の三聖権現神社拝殿。天台宗常楽寺の境内にあって寺の護法神であった。

  • 横の三聖権現神社本殿。

    横の三聖権現神社本殿。

  • 常楽寺。

    常楽寺。

  • 常楽寺横の塀(バリケード)。

    常楽寺横の塀(バリケード)。

  • 安楽寺三重塔。

    安楽寺三重塔。

  • 安楽寺横の池。

    安楽寺横の池。

  • 安楽寺横の池。

    安楽寺横の池。

  • 安楽寺三重塔。

    安楽寺三重塔。

  • 安楽寺三重塔遠望。

    安楽寺三重塔遠望。

  • 安楽寺三重塔遠望。

    安楽寺三重塔遠望。

  • 安楽寺三重塔遠望。

    安楽寺三重塔遠望。

  • 安楽寺三重塔遠望。

    安楽寺三重塔遠望。

  • 安楽寺三重塔遠望。

    安楽寺三重塔遠望。

  • 安楽寺の菊の花。

    安楽寺の菊の花。

  • 安楽寺鐘楼。

    安楽寺鐘楼。

  • 安楽寺鐘楼。

    安楽寺鐘楼。

  • 安楽寺本堂(国宝)。延文5年(1360年)に再建。

    安楽寺本堂(国宝)。延文5年(1360年)に再建。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺本堂。

    安楽寺本堂。

  • 安楽寺境内。

    安楽寺境内。

  • 境内の石仏。

    境内の石仏。

  • 安楽寺三重塔(国宝)。応永7年(1400年)頃に建立。

    安楽寺三重塔(国宝)。応永7年(1400年)頃に建立。

  • 安楽寺三重塔。

    安楽寺三重塔。

  • 安楽寺三重塔。

    安楽寺三重塔。

  • 安楽寺三重塔。

    安楽寺三重塔。

  • 安楽寺三重塔。

    安楽寺三重塔。

  • 安楽寺三重塔。

    安楽寺三重塔。

  • 安楽寺三重塔。

    安楽寺三重塔。

  • 安楽寺三重塔。

    安楽寺三重塔。

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