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サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂から 歩いてすぐの サンタ・プラッセーデ教会へと移動します。<br />去年、前まで来たものの<br />開館時間を少し過ぎてしまい 入れなかった教会です。<br /><br />バジリカ・ディ・サンタ・プラッセーデ は、<br />780年に法王アドリアーノ一世によって建てられました。<br /><br />822年、法王パスクアーレ二世が教会を改築し現在の形となります。<br /><br />教会内の「聖ゼノの礼拝堂」は、法王パスクアーレの母テオドラの<br />墓所だそうです。<br /><br /><br />内部の モザイクが 楽しみです。<br /><br />

2010.1.3.ローマ、サンタ・プラッセーデ教会へ

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2009/12/30 - 2010/01/05

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41

ヴェラnonna

ヴェラnonnaさん

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂から 歩いてすぐの サンタ・プラッセーデ教会へと移動します。
去年、前まで来たものの
開館時間を少し過ぎてしまい 入れなかった教会です。

バジリカ・ディ・サンタ・プラッセーデ は、
780年に法王アドリアーノ一世によって建てられました。

822年、法王パスクアーレ二世が教会を改築し現在の形となります。

教会内の「聖ゼノの礼拝堂」は、法王パスクアーレの母テオドラの
墓所だそうです。


内部の モザイクが 楽しみです。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
旅行の手配内容
個別手配

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  • 去年、開館時間に間に合わず <br />外観を 見ただけの 教会です。 <br /><br />今年は しっかりと時間も把握して <br />午前中に見るべく マッジョーレ聖堂から <br />飛び込むように 駆けつけて、 <br />外観を カメラに収めるのも うっかり忘れてしまっていました。 <br /><br />これは去年の写真ですが <br />外目は こんな うらぶれた風な 教会です。

    去年、開館時間に間に合わず
    外観を 見ただけの 教会です。

    今年は しっかりと時間も把握して
    午前中に見るべく マッジョーレ聖堂から
    飛び込むように 駆けつけて、
    外観を カメラに収めるのも うっかり忘れてしまっていました。

    これは去年の写真ですが
    外目は こんな うらぶれた風な 教会です。

  • 開館時間<br />Mattino午前中は 7時から12時まで<br />Pomeriggio午後からは 15時から18時半。

    開館時間
    Mattino午前中は 7時から12時まで
    Pomeriggio午後からは 15時から18時半。

  • この扉から 入ります。

    この扉から 入ります。

  • 内部は 入ると直ぐ 右手に主祭壇。<br /><br />ホントに 小さな こじんまりとした教会です

    内部は 入ると直ぐ 右手に主祭壇。

    ホントに 小さな こじんまりとした教会です

  • 9世紀の創建当時の 祭壇のモザイク。<br />見事です。<br /><br />素朴で落ち着いた 聖人たちの姿に引きつけられます。<br />信者の 信仰心を高揚させる効果は 充分だったでしょうね。 

    9世紀の創建当時の 祭壇のモザイク。
    見事です。

    素朴で落ち着いた 聖人たちの姿に引きつけられます。
    信者の 信仰心を高揚させる効果は 充分だったでしょうね。 

  • 祭壇の手前の アーチは 勝利の門。<br />キリストを中心に 左右に聖人たちが 並んでいます。<br /><br />

    祭壇の手前の アーチは 勝利の門。
    キリストを中心に 左右に聖人たちが 並んでいます。

  • 後陣アプスに描かれた 巻物を持つキリスト の左側に<br />聖パウロ、聖女プラッセーデ、教会を持つ教皇パスカリス1世  

    後陣アプスに描かれた 巻物を持つキリスト の左側に
    聖パウロ、聖女プラッセーデ、教会を持つ教皇パスカリス1世  

  • 右側には 聖ペテロ、聖女プデンツィアーナ、<br />4世紀のヴェローナの司教・聖ゼノが 描かれています。

    右側には 聖ペテロ、聖女プデンツィアーナ、
    4世紀のヴェローナの司教・聖ゼノが 描かれています。

  • 本来の 正面入り口。実際には 祭壇横の扉から 出入りしました。 <br /><br />フレスコ画が 壁面に描かれています。<br /><br />灯り取りの窓といい、天井の木組の造りといい <br />なかなか 上品な 風格のある教会です。 <br /><br />床も コズマーティ様式の モザイク、  <br />サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂同様 美しい幾何柄です。 <br />

    本来の 正面入り口。実際には 祭壇横の扉から 出入りしました。

    フレスコ画が 壁面に描かれています。

    灯り取りの窓といい、天井の木組の造りといい
    なかなか 上品な 風格のある教会です。

    床も コズマーティ様式の モザイク、 
    サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂同様 美しい幾何柄です。

  • 祭壇には 幼子イエスが 祭られています。<br /><br />この プラッセーデ教会、 <br />キリスト教が 迫害されていたころのローマで <br />最初に キリスト教に改宗した元老院議員プデンテ と、 <br />その娘プデンティアーナとプラッセーデの3人の聖人に <br />捧げられた教会、とされています、が <br /><br />1969年、ローマ教会は正式に <br />この二人の「聖女」が存在しなかったことを明言しました。 <br /><br />教会の名前としては二つとも 残ってはいますが <br />迫害されたキリスト教徒をかくまい、その後 殉死したとされる <br />プラッセーデと プデンツィアーナの姉妹は 実在しなかった、 <br />という事だそうです。 <br /><br />単なる伝説かどうか、は 別にして <br />モザイクは 見事です。

    祭壇には 幼子イエスが 祭られています。

    この プラッセーデ教会、
    キリスト教が 迫害されていたころのローマで
    最初に キリスト教に改宗した元老院議員プデンテ と、
    その娘プデンティアーナとプラッセーデの3人の聖人に
    捧げられた教会、とされています、が

    1969年、ローマ教会は正式に
    この二人の「聖女」が存在しなかったことを明言しました。

    教会の名前としては二つとも 残ってはいますが
    迫害されたキリスト教徒をかくまい、その後 殉死したとされる
    プラッセーデと プデンツィアーナの姉妹は 実在しなかった、
    という事だそうです。

    単なる伝説かどうか、は 別にして
    モザイクは 見事です。

  • 他にも 小さいながら素晴らしいモザイクの <br />礼拝堂が あります。 <br />

    他にも 小さいながら素晴らしいモザイクの
    礼拝堂が あります。

  • 遠目にみると アールヌーボー様式の 構図にも似ているので <br />れれ? と近づいて 良く見ると ここもやはり <br />モザイクで設えられた祭壇のある 9世紀に造られた礼拝堂だそうです。 <br /><br />

    遠目にみると アールヌーボー様式の 構図にも似ているので
    れれ? と近づいて 良く見ると ここもやはり
    モザイクで設えられた祭壇のある 9世紀に造られた礼拝堂だそうです。

  • フレスコ画の礼拝堂もあります。

    フレスコ画の礼拝堂もあります。

  •  <br /><br />



  • ステンドグラスの 美しい礼拝堂もあります。 <br /><br />

    ステンドグラスの 美しい礼拝堂もあります。

  • そして こんなの初めて見ました。 <br />動きのある プレゼンピオ。 <br /><br />人形たちに動きが あります。<br />

    そして こんなの初めて見ました。
    動きのある プレゼンピオ。

    人形たちに動きが あります。

  • 背景に エルサレムが 見えます。

    背景に エルサレムが 見えます。

  • 日が沈み 満天の星空が浮かびます。 <br /><br />

    日が沈み 満天の星空が浮かびます。

  • 流星が 夜空に 尾を引いて消えました。

    流星が 夜空に 尾を引いて消えました。

  • 日が登ってきて・・・・

    日が登ってきて・・・・

  • 虹がでると 別の空には 稲妻が光ります。<br /><br />ずーとカメラを 構えて 何枚も撮りましたが<br />上手く収められず 断念。

    虹がでると 別の空には 稲妻が光ります。

    ずーとカメラを 構えて 何枚も撮りましたが
    上手く収められず 断念。

  • そしてこの教会の 目玉というか 一番の見所が<br />ここ、「聖ゼノの礼拝堂」。<br /><br />822年に、法王パスクアーレ二世が教会を改築し <br />現在に至っています。 <br />教会内部に残るモザイクが美しい「聖ゼノの礼拝堂」は、 <br />法王パスクアーレの母テオドラの墓所なんだそうです。<br /><br />聖ゼノの礼拝堂入り口 上部のモザイク。 <br /><br />聖人たちが 一同に会しているようです。 <br />

    そしてこの教会の 目玉というか 一番の見所が
    ここ、「聖ゼノの礼拝堂」。

    822年に、法王パスクアーレ二世が教会を改築し
    現在に至っています。
    教会内部に残るモザイクが美しい「聖ゼノの礼拝堂」は、
    法王パスクアーレの母テオドラの墓所なんだそうです。

    聖ゼノの礼拝堂入り口 上部のモザイク。

    聖人たちが 一同に会しているようです。

  • 礼拝堂の正面には モザイクの聖母子像。

    礼拝堂の正面には モザイクの聖母子像。

  • 天井を見上げると ガイドブックで 見たまんまのモザイク。<br />黄金色に輝いて 何世紀にもわたって <br />見る者の 心を魅了してきたんでしょうね。<br /><br />美しい・・・月並みな 言葉しか浮かびません。<br /><br />面積にして どれくらいでしょうか、 <br />とにかく 小さい6畳あるかないか・・・その程度の礼拝堂ですが <br />ぎっしりとモザイク画で埋め尽くされています。 <br />

    天井を見上げると ガイドブックで 見たまんまのモザイク。
    黄金色に輝いて 何世紀にもわたって 
    見る者の 心を魅了してきたんでしょうね。

    美しい・・・月並みな 言葉しか浮かびません。

    面積にして どれくらいでしょうか、
    とにかく 小さい6畳あるかないか・・・その程度の礼拝堂ですが
    ぎっしりとモザイク画で埋め尽くされています。

  • と、いきなり 暗闇に・・・ <br />今まで 灯りが付いていたのですが、突然 電気が消えました。 <br /><br />うろたえていると カチャっと音がして <br />また、灯りが付きました。<br /><br />灯りがないと モザイクは 殆ど見えないので<br />今のうちにと 細部まで鑑賞していると また 暗転。 <br /><br /><br />

    と、いきなり 暗闇に・・・
    今まで 灯りが付いていたのですが、突然 電気が消えました。

    うろたえていると カチャっと音がして
    また、灯りが付きました。

    灯りがないと モザイクは 殆ど見えないので
    今のうちにと 細部まで鑑賞していると また 暗転。


  • 電気系統の故障かな、と思い<br />礼拝堂の隣にあるカードショップのオジさんに 尋ねよう、と<br />堂内から出てみて 解りました。<br /><br />礼拝堂入り口 左側にある 機械、 <br />そこに コインを入れると 灯りが付くシステムだったのです。 <br /><br />今まで、他の見学者が 入れたコインのお陰で <br />モザイクを堪能してたんですね。 <br /><br />ワンコインをいれて もう一度 サン・ゼノ礼拝堂に入ります。 <br /> 

    電気系統の故障かな、と思い
    礼拝堂の隣にあるカードショップのオジさんに 尋ねよう、と
    堂内から出てみて 解りました。

    礼拝堂入り口 左側にある 機械、
    そこに コインを入れると 灯りが付くシステムだったのです。

    今まで、他の見学者が 入れたコインのお陰で
    モザイクを堪能してたんですね。

    ワンコインをいれて もう一度 サン・ゼノ礼拝堂に入ります。
     

  • 礼拝堂の小さな部屋に 何やら安置されています。

    礼拝堂の小さな部屋に 何やら安置されています。

  • 何かの 柱の一部です。

    何かの 柱の一部です。

  • この柱、捕らえられたキリストが縛り付けられ、鞭打ちにされた <br />大理石の柱、コロンナの一部。 <br /><br />1223年にエルサレムから運ばれたそうですが <br />これを持ち帰ったのが 13世紀の枢機卿ジョヴァンニ・コロンナ <br />だそうです。<br /><br />名前も コロンナ(柱の意)とは・・・  <br /><br />なんだか 疑わしいなぁ〜〜と じっくり観察させていただきました。

    この柱、捕らえられたキリストが縛り付けられ、鞭打ちにされた
    大理石の柱、コロンナの一部。

    1223年にエルサレムから運ばれたそうですが
    これを持ち帰ったのが 13世紀の枢機卿ジョヴァンニ・コロンナ
    だそうです。

    名前も コロンナ(柱の意)とは・・・ 

    なんだか 疑わしいなぁ〜〜と じっくり観察させていただきました。

  • その場面のフレスコ画。

    その場面のフレスコ画。

  • そして これは 図録から移した写真ですが<br />ボストンミュージアム所蔵、ムリーリョ作『笞打ち後のキリスト』<br /><br />エルサレムで 捕えられ 笞打たれたキリストの背景に <br />描かれた柱に注目!<br /><br />バシリカ・ディ・サンタ・プラッセーデに 安置されている コロンナですね。<br /><br />

    そして これは 図録から移した写真ですが
    ボストンミュージアム所蔵、ムリーリョ作『笞打ち後のキリスト』

    エルサレムで 捕えられ 笞打たれたキリストの背景に
    描かれた柱に注目!

    バシリカ・ディ・サンタ・プラッセーデに 安置されている コロンナですね。

  • とても 小さな教会でしたが<br />見所満載、もう少し下調べをして もう一度訪れたい 教会です。<br /><br />

    とても 小さな教会でしたが
    見所満載、もう少し下調べをして もう一度訪れたい 教会です。

  • プラッセーデ教会の 後陣。

    プラッセーデ教会の 後陣。

  • サンタ・プラッセーデ教会、後陣。 <br />慎ましやかな 姿で ひっそりと佇んでいます。<br /><br />この 外観からは 素晴らしい内部のモザイクなど <br />想像もできません。 <br /><br />次は サンタ・プデンツィアーナ教会へ。

    サンタ・プラッセーデ教会、後陣。
    慎ましやかな 姿で ひっそりと佇んでいます。

    この 外観からは 素晴らしい内部のモザイクなど
    想像もできません。

    次は サンタ・プデンツィアーナ教会へ。

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