2009/12/30 - 2010/01/05
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ヴェラnonnaさん
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サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂から 歩いてすぐの サンタ・プラッセーデ教会へと移動します。
去年、前まで来たものの
開館時間を少し過ぎてしまい 入れなかった教会です。
バジリカ・ディ・サンタ・プラッセーデ は、
780年に法王アドリアーノ一世によって建てられました。
822年、法王パスクアーレ二世が教会を改築し現在の形となります。
教会内の「聖ゼノの礼拝堂」は、法王パスクアーレの母テオドラの
墓所だそうです。
内部の モザイクが 楽しみです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
去年、開館時間に間に合わず
外観を 見ただけの 教会です。
今年は しっかりと時間も把握して
午前中に見るべく マッジョーレ聖堂から
飛び込むように 駆けつけて、
外観を カメラに収めるのも うっかり忘れてしまっていました。
これは去年の写真ですが
外目は こんな うらぶれた風な 教会です。 -
開館時間
Mattino午前中は 7時から12時まで
Pomeriggio午後からは 15時から18時半。 -
この扉から 入ります。
-
内部は 入ると直ぐ 右手に主祭壇。
ホントに 小さな こじんまりとした教会です -
9世紀の創建当時の 祭壇のモザイク。
見事です。
素朴で落ち着いた 聖人たちの姿に引きつけられます。
信者の 信仰心を高揚させる効果は 充分だったでしょうね。 -
祭壇の手前の アーチは 勝利の門。
キリストを中心に 左右に聖人たちが 並んでいます。 -
後陣アプスに描かれた 巻物を持つキリスト の左側に
聖パウロ、聖女プラッセーデ、教会を持つ教皇パスカリス1世 -
右側には 聖ペテロ、聖女プデンツィアーナ、
4世紀のヴェローナの司教・聖ゼノが 描かれています。 -
本来の 正面入り口。実際には 祭壇横の扉から 出入りしました。
フレスコ画が 壁面に描かれています。
灯り取りの窓といい、天井の木組の造りといい
なかなか 上品な 風格のある教会です。
床も コズマーティ様式の モザイク、
サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂同様 美しい幾何柄です。 -
祭壇には 幼子イエスが 祭られています。
この プラッセーデ教会、
キリスト教が 迫害されていたころのローマで
最初に キリスト教に改宗した元老院議員プデンテ と、
その娘プデンティアーナとプラッセーデの3人の聖人に
捧げられた教会、とされています、が
1969年、ローマ教会は正式に
この二人の「聖女」が存在しなかったことを明言しました。
教会の名前としては二つとも 残ってはいますが
迫害されたキリスト教徒をかくまい、その後 殉死したとされる
プラッセーデと プデンツィアーナの姉妹は 実在しなかった、
という事だそうです。
単なる伝説かどうか、は 別にして
モザイクは 見事です。 -
他にも 小さいながら素晴らしいモザイクの
礼拝堂が あります。 -
-
遠目にみると アールヌーボー様式の 構図にも似ているので
れれ? と近づいて 良く見ると ここもやはり
モザイクで設えられた祭壇のある 9世紀に造られた礼拝堂だそうです。 -
フレスコ画の礼拝堂もあります。
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ステンドグラスの 美しい礼拝堂もあります。
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そして こんなの初めて見ました。
動きのある プレゼンピオ。
人形たちに動きが あります。 -
背景に エルサレムが 見えます。
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日が沈み 満天の星空が浮かびます。
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流星が 夜空に 尾を引いて消えました。
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日が登ってきて・・・・
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虹がでると 別の空には 稲妻が光ります。
ずーとカメラを 構えて 何枚も撮りましたが
上手く収められず 断念。 -
そしてこの教会の 目玉というか 一番の見所が
ここ、「聖ゼノの礼拝堂」。
822年に、法王パスクアーレ二世が教会を改築し
現在に至っています。
教会内部に残るモザイクが美しい「聖ゼノの礼拝堂」は、
法王パスクアーレの母テオドラの墓所なんだそうです。
聖ゼノの礼拝堂入り口 上部のモザイク。
聖人たちが 一同に会しているようです。 -
礼拝堂の正面には モザイクの聖母子像。
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天井を見上げると ガイドブックで 見たまんまのモザイク。
黄金色に輝いて 何世紀にもわたって
見る者の 心を魅了してきたんでしょうね。
美しい・・・月並みな 言葉しか浮かびません。
面積にして どれくらいでしょうか、
とにかく 小さい6畳あるかないか・・・その程度の礼拝堂ですが
ぎっしりとモザイク画で埋め尽くされています。 -
と、いきなり 暗闇に・・・
今まで 灯りが付いていたのですが、突然 電気が消えました。
うろたえていると カチャっと音がして
また、灯りが付きました。
灯りがないと モザイクは 殆ど見えないので
今のうちにと 細部まで鑑賞していると また 暗転。 -
電気系統の故障かな、と思い
礼拝堂の隣にあるカードショップのオジさんに 尋ねよう、と
堂内から出てみて 解りました。
礼拝堂入り口 左側にある 機械、
そこに コインを入れると 灯りが付くシステムだったのです。
今まで、他の見学者が 入れたコインのお陰で
モザイクを堪能してたんですね。
ワンコインをいれて もう一度 サン・ゼノ礼拝堂に入ります。
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礼拝堂の小さな部屋に 何やら安置されています。
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何かの 柱の一部です。
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この柱、捕らえられたキリストが縛り付けられ、鞭打ちにされた
大理石の柱、コロンナの一部。
1223年にエルサレムから運ばれたそうですが
これを持ち帰ったのが 13世紀の枢機卿ジョヴァンニ・コロンナ
だそうです。
名前も コロンナ(柱の意)とは・・・
なんだか 疑わしいなぁ〜〜と じっくり観察させていただきました。 -
その場面のフレスコ画。
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そして これは 図録から移した写真ですが
ボストンミュージアム所蔵、ムリーリョ作『笞打ち後のキリスト』
エルサレムで 捕えられ 笞打たれたキリストの背景に
描かれた柱に注目!
バシリカ・ディ・サンタ・プラッセーデに 安置されている コロンナですね。 -
とても 小さな教会でしたが
見所満載、もう少し下調べをして もう一度訪れたい 教会です。
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プラッセーデ教会の 後陣。
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サンタ・プラッセーデ教会、後陣。
慎ましやかな 姿で ひっそりと佇んでいます。
この 外観からは 素晴らしい内部のモザイクなど
想像もできません。
次は サンタ・プデンツィアーナ教会へ。
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