2009,12,31, ラヴェンナ・ガッラ・プラチーディア

2009/12/30 - 2010/01/05

サン・ヴィターレ教会と　同じ敷地内にある
ガッラ・プラチーディア廟を見学しました。

東西に　分裂する前の　最後のローマ帝国皇帝、
テオドシウス1世の娘　ガッラ・プラチディア。

兄ホノリウス帝と共に　ラヴェンナの基礎を築いた　プラチディアの とても　小さな霊廟です。

思っていたより　狭い空間にぎっしりと埋め込まれた
モザイク画は　圧巻です。

エリア ラベンナ(イタリア)

ガッラ・プラチディアの廟への　出口がわからず、回廊に立っていた　係の人に　プラチディア　は　どこですか？
と　尋ねると　こっちじゃ　ないよ。と
すぐさま無線で連絡、男性の係員が　迎えに
来てくれて　案内してくれました。

廟は　狭い空間の　２室に分かれていて
入ってすぐの　部屋の上部モザイクです。

室内は　暗く　明り取りの窓も小さいため
外からの光はない状態です。

デジカメで撮ったため　ざらついた写真になりました。

小窓と泉を飲む鳩を囲んで2組ずつの4人の聖人像が画かれています。

天井部は満天の星空のようです。
きっと　このモザイクが　制作されたころには
イタリアのどこからでも　星のまばゆい夜空が眺められたんでしょうね。

入ってすぐの正面に描かれた、『書物と十字架を持ったヒスパニア（スペイン）の殉教者聖ウィンケンティウス』　手前のヴォートル部の　幾何学文様のモザイクが　エキゾチックです。
東洋と西洋の文化が混合した感じ。

『書物と十字架を持ったヒスパニア（スペイン）の殉教者聖ウィンケンティウス』　

古代ギリシア以来、建築物や内装などの装飾のモチーフである　アカンサスの葉に包まれ泉の水を飲む鹿が画かれています。

奥の部屋には　殆ど太陽光も差しこまず　フラッシュ厳禁の撮影なので　移りは不鮮明ですが、

良き羊飼い　とも呼ばれる　モザイク画です

アーチの天井部の文様の　素晴らしい事。

ガッラ・プラチーディアから眺めた　サン・ヴィターレ教会。　八角形の聖堂です。

教会を支える　独特の柱から　見える鐘楼。

サン・ヴェターレを見終えて　すでに１６時前。
もう　他の　どこの教会にも見学は間に合いません・・・・