2010/08/01 - 2010/08/04
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スローライフ人さん
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3日目は、北穂高岳をベースに大キレットを往復。
朝には雲海が眼下に広がり、すばらしい風景を見ることができました。
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午前4時半。だんだんと空が明るくなってきました。写真は奥穂高岳、前穂高岳。
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テント場から歩いて15分、北穂高岳の山頂へ。山小屋宿泊のお客さんたちが集まっています。(小屋からは山頂まで徒歩1分)
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息をのむ美しさです!
夜明け前の山々は雲に包まれ、泰然と構えていました。
これを撮るのが今回の登山の目的です。
写真は、槍ヶ岳方面。 -
太陽が昇り、山々が照らし出されてきました。「モルゲンロート」とまではいかなくても美しい一瞬。
上高地から9時間の道のりを歩いてきた人だけが出会える風景です。 -
朝の北穂高小屋テラス。遠くに槍ヶ岳が見えます。これぞ、日本一のテラス席!
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大キレットを雲が流れていきます。雲の存在によって、山はさまざまな表情を見せてくれます。
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いよいよ大キレット往復に向け、出発です。キレットは漢字では「切戸」と書くようです。文字通り、切れています。
難所が多いルートなので「天気よし、体調よし、その他心配事項なし」の条件がそろったときのみ、「Go」の判断が可能となります。
今日はすべてそろっています。もちろん「Go」です。
そうでなければ自分のような一般登山者には危険すぎて通れません。
小屋を出発し、急な下りをしばらく歩きます。滑ると相当下まで落ちるので危険ですがこのあたりの恐怖感はそれほどではありません。
その後、まず最初にビビったのは長い下りの鎖場(写真は、下った後に下から見たところ)。太い鎖です。怖いのは、足場が悪いところ。ザレていて、歩くたびに小さな石がザラザラ滑り落ちていきます。 -
同じ場所で、帰りに撮影したもの。こちらは人が写っています。
人が多い場合は一人ずつ上り下りすることになるので相当時間がかかりそうです。 -
下って左側に見えてくるのは滝谷。こちらは、数百M下まで切れ落ちています。
この先、「飛騨泣き」が始まります。よくつけたネーミングです。怖くて泣きそうです。
一人、ペースの早い人が追い抜いていきました。コースがわかるので先導がいるとありがたいです。
でも早すぎてあっという間に見えなくなってしまいました。 -
この先はカメラもストックもザックにしまいます。カメラをぶら下げているといつでも写真が撮れていいのですが、岩場ではカメラが昇降の妨げになって危険です。
写真は飛騨泣きの始まりを振り返ったところ(写真は、余裕のできた帰り道に撮影したもの。行きはそれどころではありません。)
「ここは超高層アスレチック?」
そう思わせる場所です。恐怖でへっぴりごしになって進みました。 -
初めての難所は怖いもの。一人だと、恐怖感がさらに増します。このまま(今日の登山を)中止したい気にもなります。でも戻るのも怖い。
恐怖に支配されるとどっちにも進めなくなってしまうので、何も考えないようにして、できるだけ遠くのきれいな景色で気を紛らせて、続けます。
(なんで、こんな思いを自ら味わうのか?登っている最中はそんな気持ちです。)
左の小山が長谷川ピーク。ここを超えて右手奥の山を目指します。 -
飛騨泣き〜長谷川ピークが大キレットの真骨頂。右も左も切れ落ちていて、油断なりません。
「とにかく早く通り過ぎたい」という気持ちから自分の体の状態はうまく把握できていませんでしたが、心臓バクバクで、手足も震えていたと思います。
でも、過度の緊張は禁物。手の汗が原因で手が滑るなどもってのほか。体がこわばって硬くなりがちですが、「あのおばちゃんだって通っている」と思って気持ちを落ち着かせます。
写真は、長谷川ピークを北側の下のほうから見上げたもの(帰りに撮影)。上にいる人たちは「滝谷」の写真を撮っています。 -
前述「長谷川ピーク」から見た滝谷。このピークはめまいでも起こそうものならそのまま前によろめいても後ろによろめいても下まで落っこちてしまうので、カメラを取り出すのも緊張します。もちろん帰路に撮影。
確かに、滝谷の絶壁を撮影する絶好のポイントかとも思いますが、何もこんなに危険な場所で撮らなくても・・・。と自分は思います。
自分の場合はシャッターを押すのに精一杯で、構図やら露出やらを調整する余裕はありませんでした。ただ、シャッターを押すのみ。 -
高さ10Mほどの壁。先に降りてくる人を待ちます。「落ちても10M」だと、相対的にたいして怖くない場所になってしまいます。
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長谷川ピークを過ぎれば、しばらく安全な道。やっと景色を楽しむ余裕が出てきます。歩き始めて1時間20分。
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2時間ほど歩き、南岳に近づいてきました。北穂高岳から下ってきて、平坦な道を歩いて、最後にまた登ります。ここは獅子鼻へのとりつきの岩場。
こちらも鎖、はしごがたくさんありますが、北穂高岳側(飛騨泣き)に比べれば、恐怖感はたいしたことありません。
油断は禁物ですが、「楽勝」の気分でした。 -
出発2時間半でようやく1つ目の目的地「南岳小屋」に到着。水を購入し(といっても雨水そのまま200円/L)、しばらく休憩。
この後、もと来た道を引き返します。みんなに「往復?すごいですね。」と言われるが、片道であっても(みんなのように)重い荷物で縦走するほうが自分にとっては大変。非常用装備だけの軽い荷物なら、と思っての今回の往復。
槍ヶ岳方面から韓国人集団が降りてきました。一緒のスタートはイヤなので、彼らが出発する前に出発。 -
南岳から北穂高岳に向けて縦走する登山客への警告メッセージ。
「今からもと来た道を戻るよ。」
1回通った分だけ、少しだけ気持ちは落ち着いています。 -
獅子鼻付近からみた北穂高岳。今から左端の頂上を目指します。
威圧するような山容です。 -
最初の大きな下り。勝手を知っていれば気は楽です。
でも油断は禁物。 -
1時間半ほどで長谷川ピークに。ここからまたあのイヤな難所が続きます。
この鎖場を伝って慎重に降りていきます。 -
北穂側からみた長谷川ピーク。たくさんの人が歩いています。
こんな場所でも年配の方が結構たくさんいます。動きは(年齢の影響で)明らかに自分よりぎこちないのに、こんなこわい場所を通るおばちゃんたちはすごい!こわくないのかな? -
まだまだ険しい道は続きます。
途中、おしりが冷たいのに気がつきます。
「恐怖のあまりもらしたか?」
イヤ、違う。汗かもしれない。でもこんなにかいたかな・・・?
ザックを開けて原因が判明。なんと、水筒のふたが緩んで水が半分以下に!南岳小屋で買った命の水が・・・。
こんな小さなことで、またこの先の難所への不安が増幅します。 -
3時間後(本日の登山開始後5時間半後)、ようやくスタート地点の北穂高小屋に到着。
行きに通った飛騨泣きはもちろん通りましたが、「こんな場所通ったっけ?」が多数。
たぶん行きは「とにかくはやく通り過ぎたい」で数々の恐怖記憶に埋もれてしまったのでしょう。
昼食メニュー。なんという安堵感! -
牛丼900円。のどが渇いていたので味噌汁がありがたい。別に水ももってきてもらって、のどをうるおしました。
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雲が増えてきましたが、見晴らし抜群の絶景ランチです。
ほーっ。。。。
今日の行程はこれでおしまい。 -
北穂高小屋の売店。ここでテントの受付もします。
予報では、今日の午後は雨か雷雨。雨ならまだしも雷雨はこわい。稜線上のテント場なので落雷の可能性と、あとは何かあったときに小屋まで歩いて15分もかかること。
夕方まで待って判断することに・・・。
幸い、小1時間雨が降った程度で雷の心配はなさそう。雨が上がって、こちらでテントの受付(親切なおねえさんでした)。
その後夜までずっと曇、霧。
でも時々晴れ間ものぞいたので明日の天気に期待!
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