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 国東半島には、古い宗教文化が色濃く残っており、独特の雰囲気を今に伝えています。国の重要文化財に指定された磨崖仏や仏像も多く残され、天念寺の修正鬼会のように、国の重要無形文化財に指定されたものもあります。<br /> 私は日本の古き良き時代が今も生きているような国東半島が好きで、何度か訪れていますが、今回も友を案内して、天念寺、川中不動、両子寺、熊野磨崖仏に行ってきました。

☆国東半島の古寺と磨崖仏をたずねて!

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2010/04/04 - 2010/04/04

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 国東半島には、古い宗教文化が色濃く残っており、独特の雰囲気を今に伝えています。国の重要文化財に指定された磨崖仏や仏像も多く残され、天念寺の修正鬼会のように、国の重要無形文化財に指定されたものもあります。
 私は日本の古き良き時代が今も生きているような国東半島が好きで、何度か訪れていますが、今回も友を案内して、天念寺、川中不動、両子寺、熊野磨崖仏に行ってきました。

同行者
友人
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
自家用車

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  •  宇佐から国東半島に入り、豊後高田の天念寺にやって来ました。<br /> 見えているのは天念寺の背後に聳える岩峰で、「お山」と呼ばれている行場です。<br /> 今回は時間がなくて、「お山」にまでは登れませんでしたが、1999年NHKの「昼時日本列島」で紹介された後、問い合わせて、その年の11月14日に登った写真があるので、お見せします。

     宇佐から国東半島に入り、豊後高田の天念寺にやって来ました。
     見えているのは天念寺の背後に聳える岩峰で、「お山」と呼ばれている行場です。
     今回は時間がなくて、「お山」にまでは登れませんでしたが、1999年NHKの「昼時日本列島」で紹介された後、問い合わせて、その年の11月14日に登った写真があるので、お見せします。

  •  ここからの3枚が1999年の写真で、天念寺の裏山・天念寺耶馬の岩峰をよじ登る夫です。

     ここからの3枚が1999年の写真で、天念寺の裏山・天念寺耶馬の岩峰をよじ登る夫です。

  •  これは岩峰にかかる太鼓橋を渡る私です。距離は短いのですが、かなりな高度感があります。

     これは岩峰にかかる太鼓橋を渡る私です。距離は短いのですが、かなりな高度感があります。

  • 同じく天念寺耶馬の太鼓橋を渡る夫です。

    同じく天念寺耶馬の太鼓橋を渡る夫です。

  •  ここからは2010年4月4日の写真です。<br /> 天念寺は三度目ですが、今回行ったら、このような新しい建物が出来ていました。「天念寺」長岩屋伝統文化伝習施設・鬼会の里です。

     ここからは2010年4月4日の写真です。
     天念寺は三度目ですが、今回行ったら、このような新しい建物が出来ていました。「天念寺」長岩屋伝統文化伝習施設・鬼会の里です。

  •  「天念寺」長岩屋伝統文化伝習施設・鬼会の里の中にある大分県豊後高田市立「鬼会の里 歴史資料館」に入ります。入場料は大人200円です。

     「天念寺」長岩屋伝統文化伝習施設・鬼会の里の中にある大分県豊後高田市立「鬼会の里 歴史資料館」に入ります。入場料は大人200円です。

  •  「天念寺修正鬼会」は国東半島六郷満山に千年前から伝わる大宗教典儀で、毎年旧暦の正月七日に、国家安泰、身病息災、五穀豊穣を祈念して行われる行事で、国東半島ではそのとき鬼の火祭りが行われ、これらは国の重要無形民族文化財に指定されています。<br /> ここはその鬼の炎の舞が行われる場所です。

     「天念寺修正鬼会」は国東半島六郷満山に千年前から伝わる大宗教典儀で、毎年旧暦の正月七日に、国家安泰、身病息災、五穀豊穣を祈念して行われる行事で、国東半島ではそのとき鬼の火祭りが行われ、これらは国の重要無形民族文化財に指定されています。
     ここはその鬼の炎の舞が行われる場所です。

  •  ここは天念寺の前を流れる長岩屋川の中にある巨岩に不動三尊が刻まれている川中不動尊です。

     ここは天念寺の前を流れる長岩屋川の中にある巨岩に不動三尊が刻まれている川中不動尊です。

  •  これも川中不動尊です。

     これも川中不動尊です。

  •  天念寺の背後のお山には、いろいろな磨崖仏が彫られていますが、これもその一つです。

     天念寺の背後のお山には、いろいろな磨崖仏が彫られていますが、これもその一つです。

  •  ここは天念寺から両子寺に移動の途中で立ち寄ったダム湖畔です。桜祭りが行われており、たいそう盛り上がっていました。国東半島の桜、十二分に楽しみました。

    ここは天念寺から両子寺に移動の途中で立ち寄ったダム湖畔です。桜祭りが行われており、たいそう盛り上がっていました。国東半島の桜、十二分に楽しみました。

  •  これも国東半島の並石ダム湖畔の桜です。

     これも国東半島の並石ダム湖畔の桜です。

  •  並石ダム湖畔の桜と、その先に見えている昔は鬼が住んでいたという言い伝えがある鬼城岩峰です。鬼城岩峰は独特の雰囲気を漂わせている岩山で、大きな横穴が開いています。

     並石ダム湖畔の桜と、その先に見えている昔は鬼が住んでいたという言い伝えがある鬼城岩峰です。鬼城岩峰は独特の雰囲気を漂わせている岩山で、大きな横穴が開いています。

  •  豊後高田市から国東市に入り、国東半島の真ん中にある両子山720mの中腹にある両子寺にやって来ました。<br /> 両子寺は国東半島に点在する天台宗寺院を総括する寺院で、山岳修行の根本道場でもあります。 

     豊後高田市から国東市に入り、国東半島の真ん中にある両子山720mの中腹にある両子寺にやって来ました。
     両子寺は国東半島に点在する天台宗寺院を総括する寺院で、山岳修行の根本道場でもあります。 

  •  天台宗別格本山の両子寺です。奥に見えている山が、国東半島で一番高い両子山720mです。私は以前に登りましたが、電波アンテナなどが立つ頂上には、一等三角点がありました。

     天台宗別格本山の両子寺です。奥に見えている山が、国東半島で一番高い両子山720mです。私は以前に登りましたが、電波アンテナなどが立つ頂上には、一等三角点がありました。

  •  ここは天台宗別格本山の両子寺の護摩堂です。私達が参拝入口で、拝観料200円を支払いここまでやって来た時、「説明がありますのでお入りください。」と、ここに案内されました。<br /> 護摩堂の御本尊は大聖不動明王です。

     ここは天台宗別格本山の両子寺の護摩堂です。私達が参拝入口で、拝観料200円を支払いここまでやって来た時、「説明がありますのでお入りください。」と、ここに案内されました。
     護摩堂の御本尊は大聖不動明王です。

  •  見えているのは両子寺の書院・客殿です。

     見えているのは両子寺の書院・客殿です。

  •  これは両子寺の国東塔です。

     これは両子寺の国東塔です。

  •  両子寺の奥の院へと向かい、急な石段を登ります。

     両子寺の奥の院へと向かい、急な石段を登ります。

  •  両子寺の奥の院にやって来ました。奥の院は崖にへばり付くように建てられた懸崖造りのたてものです。 ここの御本尊は十一面千手観音です。

     両子寺の奥の院にやって来ました。奥の院は崖にへばり付くように建てられた懸崖造りのたてものです。 ここの御本尊は十一面千手観音です。

  •  両子寺の奥の院の裏の洞窟の中に染み出る霊水です。不老長寿の水と言われ、これを小さな柄杓でいただくだけで、長生きできるといわれています。

     両子寺の奥の院の裏の洞窟の中に染み出る霊水です。不老長寿の水と言われ、これを小さな柄杓でいただくだけで、長生きできるといわれています。

  •  両子寺を後にやってきたには豊後高田市の熊野磨崖仏です。<br /> 見えているお寺は胎蔵寺です。

     両子寺を後にやってきたには豊後高田市の熊野磨崖仏です。
     見えているお寺は胎蔵寺です。

  •  国指定史跡重要文化財の熊野磨崖仏に会うためには、胎蔵寺の下の駐車場の所にある拝観受付で200円の拝観料を支払い、この鬼が築いたという九十九段の石段を登らなければなりません。<br /> *余談ですが、鬼の築いた九十九段の石段は、なまはげの里・男鹿半島の真山でも聞きました。国東半島と、男鹿半島で同じ鬼の築いた九十九段の石段の話を聞くのもなんだかとても不思議な気がしました。

     国指定史跡重要文化財の熊野磨崖仏に会うためには、胎蔵寺の下の駐車場の所にある拝観受付で200円の拝観料を支払い、この鬼が築いたという九十九段の石段を登らなければなりません。
     *余談ですが、鬼の築いた九十九段の石段は、なまはげの里・男鹿半島の真山でも聞きました。国東半島と、男鹿半島で同じ鬼の築いた九十九段の石段の話を聞くのもなんだかとても不思議な気がしました。

  •  これが国指定重要文化財の熊野磨崖仏です。<br /> 岩壁に刻まれた熊野磨崖仏は、日本一雄大荘厳といわれているのも納得できる大きさで、向かって右手の大日如来像が6.8m、左手の不動明王像が約8mあります。

     これが国指定重要文化財の熊野磨崖仏です。
     岩壁に刻まれた熊野磨崖仏は、日本一雄大荘厳といわれているのも納得できる大きさで、向かって右手の大日如来像が6.8m、左手の不動明王像が約8mあります。

  •  熊野磨崖仏は平安時代の末、藤原末期に造られたと推定されているのだそうです。<br /> 私は熊野磨崖仏も三度目ですが、このどことなく愛嬌のある不動明王が好きです。

     熊野磨崖仏は平安時代の末、藤原末期に造られたと推定されているのだそうです。
     私は熊野磨崖仏も三度目ですが、このどことなく愛嬌のある不動明王が好きです。

  •  熊野磨崖仏と人との大きさを比べてみてください。その大きさがわかると思います。

     熊野磨崖仏と人との大きさを比べてみてください。その大きさがわかると思います。

  •  熊野磨崖仏の横から上にと続く石段を、もう少し頑張って登りきると、そこは奥の院です。

     熊野磨崖仏の横から上にと続く石段を、もう少し頑張って登りきると、そこは奥の院です。

  •  奥の院には、熊野神社が祀られています。<br /> なるほど、熊野権現の境内の一部に彫られている磨崖仏だから、熊野磨崖仏なのですね。

     奥の院には、熊野神社が祀られています。
     なるほど、熊野権現の境内の一部に彫られている磨崖仏だから、熊野磨崖仏なのですね。

  •  これは奥の院・熊野神社の裏手の様子です。ここにも薄くなって見難いですが、磨崖仏が彫られているようです。

     これは奥の院・熊野神社の裏手の様子です。ここにも薄くなって見難いですが、磨崖仏が彫られているようです。

  •  熊野磨崖仏からの下りです。鬼が一晩で築いたという自然石の石段は、登りより下りのほうがなかなか大変です。私は山姥?ですから大丈夫ですが、みんな苦労していたようです。(*^_^*)

     熊野磨崖仏からの下りです。鬼が一晩で築いたという自然石の石段は、登りより下りのほうがなかなか大変です。私は山姥?ですから大丈夫ですが、みんな苦労していたようです。(*^_^*)

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この旅行記へのコメント (6)

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  • ゆうこママさん 2011/05/08 09:23:12
    先にこれを読んでから行くべきだった
    こんにちは。
    つい先日、初めて国東半島に行ってきました。
    きちんとした調べをせずに訪問したのですが、行くところすべてが素晴らしく、今もその感動に浸っております。

    帰ってきて、旅行記を作る今になってあらためて皆さんの旅行記チェック。そうしたらこんなに素晴らしい旅行記があるではないですか。
    しまった!先にこれを読んでから行くべきだった!

    ナオ

    ナオさん からの返信 2011/05/10 20:22:59
    先にこれを読んでから行くべきだったなんて 嬉しいです!
    > ゆうこママさん 今晩は。
    > 旅行記、見て下って、ありがとうございます。ゆうこママさんのコメント、嬉しかったです。とても励まされました。
    >旅は好きで、たえず出かけている私ですが、PCには弱く、仕事と家庭を持っていることもあって、旅行記まではなかなか出来ないのが現実です。
    >昨年末から今年になっての旅行記も、まったく作れていません。
    >でも、今、なんだかとても作りたくなってきました。早速作ってみます。また時々見てやってください。私もゆうこママさんの旅行記、ときどき見せていただきます。
  • ゆっこさん 2010/04/11 17:29:40
    九州からお帰りなさ〜い
    ナオさん こんにちは!

    桜満開の九州もすてきですねぇ〜(^0^)
    私の訪れていないところも多くてとっても参考になりました。

    高千穂峡 いつ見ても神秘的で美しいですね。
    熊野磨崖仏では奥の院までしっかり登られて
    もうすっかりお元気そうで安心しました(^^)

    温泉にもいっぱい入られて いいなぁ〜
    壁湯温泉「福元屋」さんに泊まられたんですか?
    あそこの混浴はハードル高いけど入ってみたいです(*^^*)
    筌ノ口温泉の「山里の湯」も以前の旅行記で拝見してから
    ずーと頭にあるので次回訪問時には必ずと思っています。

    次の旅に向けて体調にお気をつけ下さいね。
    それでは また〜

    ナオ

    ナオさん からの返信 2010/04/12 02:21:07
    RE:ありがとうございます!
    > フラニーさん こんばんは!
    >
    > どうやら無事帰って来ました。桜満開の九州、いいでしょう!
    > 何度行っても九州は素敵で、飽きることはありませんね。
    > また6月に九重に行くつもりです。
    > 
    > 高千穂峡、今回はボートに乗れませんでしたが、上から見るだけでも素晴らしいですよ。
    > 熊野磨崖仏、なんとか奥の院まで登りました。もともと山女ですからね。
    > 山とか自然の中に出ると、私の体調はかなりよくなるのですよ。(^^)
    >
    > 壁湯温泉「福元屋」には泊っていません。日帰り入浴だけです。
    > 泊まったのは、内牧温泉の阿蘇プラザホテルと、友達のやっている筌ノ愚口温泉「山里の湯」だけです。
    > 壁湯温泉「福元屋」、泊り客にはバスタオルを貸し出して、それを巻いて混浴に入ってくださいと言っていました。私は混浴はチラッと覗いただけで、女湯に入りました。フラニーさん、どうぞ入ってください。

    > 筌ノ口温泉の「山里の湯」、高濃度炭酸泉で人気はあるけれど、泊まりは湯治客も受け入れている自炊の宿ですよ。でも行って見てください。私は九州に行くと、たいがい1泊はここに泊まります。友達のところですから。

    >
    > 今日、高知の朝市に行っていました。あまり写真撮っていませんが、またアルバム作ります。
    > それでは また〜
    >
  • ya-yaさん 2010/04/10 22:47:15
    こんにちは。
    先日は大阪城の件、お返事ありがとうございました。
    結局雨が降ってしまい大阪城には行かず…。
    せっかくだから行きたかったんですけどね。
    やっぱり子供連れだと自由が利きません。
    いつかリベンジしに行きます。

    磨崖仏!
    昨年九州行った際、よく調べもせず、なんとなく行きたいなぁと思い、国東半島めぐりの観光バスに乗った私。
    磨崖仏まであんなに厳しい道のりとは思ってもいませんでした。
    あんまり辛くて写真すら撮るのを忘れたあの石段でしたが、ナオさんの写真を見て、ちょっと懐かしくなりました。

    奥の院まで行かれたんですか?

    ナオ

    ナオさん からの返信 2010/04/12 02:36:45
    RE: こんばんは!
    > 大阪城、行けなくて残念でしたね。またの機会にぜひ行ってください。
    >
    > 磨崖仏!
    > 奥の院まで行きましたよ。国東半島の旅行記には説明を書き入れたので、もう一度見てやってください。
    > 私は一応百名山を登り終えている山女だから、あの位な石段なら大丈夫です。下りもトントンと、手すり無しで下りられます。結構あんなところが好きなのですよ。(^-^*)

    > 今日、高知に行っていました。遊ぶのが忙しくって、なかなかアルバムアップ出来ないのが悩みです。
    >
    > それでは また!

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