2010/03/19 - 2010/03/19
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ゆうこママさん
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木津川沿いは、大好きな十一面観音の宝庫。
面白いことに、寺々の来歴を辿ると必ず奈良東大寺に突き当たる。そう、木津川沿いは、天平の昔から奈良の都と強いつながりがあったのだ。
ずっとこの地域に興味のあった私は、多くのトラベラーさんの旅行記を拝見し、居てもたってもいられなくなってしまった。
いつもは公共交通機関で旅する私だが、バスも電車も不便な地域ゆえ、大冒険の車で行くことに。それも独りで。
1泊2日でてんこもりの仏像に会ってきた。
全行程
1日目 島ヶ原正月堂(観菩提寺)、海住山寺、蟹満寺、寿宝寺、観音寺、西教寺
2日目 三井寺、醍醐寺
この旅行記は、その4
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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1時45分頃、蟹満寺を出発し、京田辺市の観音寺を目指した。比較的交通量の多い街中を10分ほど走っていて、交差点で赤信号停車。そのとき、何気なく右側を見ると路地の先に写真の石碑。
寿宝寺!
仏像大好きモデルのはなさんが著書のなかで紹介していたお寺だ。
大変!こんなところに寿宝寺が待っていたなんて。ハンドルを目いっぱい右に切って、即お寺へGO。 -
寿宝寺。
文武天皇704年の創建と伝えられています。
古くは「山本の大寺」として栄え、壮大な七堂伽藍を備えていたそうです。しかし、度重なる木津川の氾濫により、現在の地に移りました。
重要文化財の本尊、十一面千手千眼観音立像は、大阪河内の「葛井寺」と奈良「唐招提寺」の観音とともに、三大傑作の一つに上げられ、千の手と眼で人々を実際に救って下さるものと、言い伝えられています。
【京田辺市観光協会HPより】
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本堂。
この横の庫裏にて拝観を申し込んだ。何の予約もなしに来て果たして拝観させて下さるのか心配であったが、快く応じてくださった。
十一面千手千眼観音(重要文化財)は、本堂とは別棟のお堂にいらっしゃる。
千手観音は、実際には手が千本ないのが普通だが、こちらの千手は本当に1000本の手があるのだ。
そして、その一つひとつの手に眼が描かれ、千眼。
頭上には十一面。これ以上ないパワーを持つ観音だ。 -
案内の女性が開け放った扉のすぐ向こうには、あの千手が。平安時代、像高181センチ。
女性についてお堂に上がり、まずは般若心経。そのあと由来を伺った。春の陽の光のおかげで、手のひらに描かれた眼を何箇所か確認することができた。ありがたい。
唇には平安時代の彩色がはっきり残っている。
茅葺のお堂にいらした頃のことを語られ、灯りの具合で観音の表情が大きく変わることを説明してくださる。
実際にお堂の扉を閉め、真っ暗にして堂内に電灯を灯すと、表情が一変する。それまで、つまらなかった眼の表情が生きてくるのだ。不思議。
女性は、幾度か扉を開け閉めし、電灯をつけたり消したりしてくださった。 -
隣には「山本駅旧跡」の碑が建っています。
山本駅とは元明天皇が都を平城に遷した翌年の711年に交通の要所に交通事務を司る行政機関のひとつとして駅が置かれたところで、「山背国綴喜郡山本駅」(続日本紀)と記されています。
【京田辺市観光協会HPより】
思わぬ拾い物をした気分。ラッキー、今日はツイてる。
寿宝寺には3、40分滞在して、今度こそ観音寺を目指した。観音寺(普賢寺大御堂) 寺・神社・教会
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